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第四章 円卓の影
二章-3
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3
日が落ちてからしばらくして、俺たちはティレスさんの家に入った。
追っ手から逃れるためにかなり大回りをしたのと、食料品の買い出しをしたために、到着は予定よりも遅くなってしまった。
また屋根裏部屋まで登ってから、台所の近くにあるドアを開けた。
今は窓のない居間に燭台を灯して、クリス嬢とエイヴが食事をしている。俺だけはトラウマに起因する諸々の事情で、廊下で飯を食べている。
……正直、ちょっとばかり物悲しい気分になってくるが、こればかりは仕方がないのである。
ドアを開けると、家のどこから光が漏れるかわからない。俺は隙間から微かに漏れる光を頼りに、パンやソーセージを口に運んだ。
ほぼ食べ終えたころ、ドアの向こう側からクリス嬢が声を話しかけてきた。
「トト。明日からどうするか、考えていまして?」
「そうですね……相手のことが、ほとんどなにも分かってないんですよね」
「推測とかはしているのでしょう?」
期待を込めたクリス嬢の問いに、俺は溜息交じりに答えた。
「まあ、少しだけなら。ティレスさんたちを襲ったとき、オークに憑かれていた三人の他に、何人かの仲間がいたみたいなんですよね。それに加えて、馬車を所有しているとなれば、ある程度の権力を持ってるか、富を持っているか――それか、両方あるかですね。
俺たちを狙ったのは、計画を邪魔する存在と認識されたか……オークが封印された黒曜石を手に入れたからだと思います」
「ええっと……つまり、難敵――ということですか?」
「有り体に言えば。実際、俺たちだけでは、手に余りますし。応援を呼びたいところです」
「応援――って、クレストン?」
怪訝な声を出すクリス嬢に、俺は「いいえ」と短く否定した。
クレストンも悪くはないが、ドラグルヘッド以外では決め手に欠ける。主に、権力を利用できるか出来ないか、という点だけど。
俺はもったいぶらずに、さっさと正解を告げた。
「居るじゃないですか。国家権力にコネのありそうな、マーカスって人材が。クリス嬢は前にカラガンドの街で、マーカスさんと連絡を取れる人に伝言を頼んだんですよね? 明日、エイヴとカラガンドへ行って、マーカスさんに連絡をして下さい」
「来てくれると……思いますか?」
「来させますよ。念のため、魔法の言葉も教えておきます」
俺がマーカスさんの弱点と言えなくもない言葉を告げると、クリス嬢のクスクスという笑い声が聞こえてきた。
「確かに、効果は覿面かもしれませんわね。でも、トトは一緒に……来てはくれないのですか?」
「全員が、ここから離れるわけにもいきませんし。マーカスさんが来るまで、俺は情報を集めてみます。誰が内通者か、オークが言った石の山の意味とか……」
コトコトと居間から音がしたと思ったら、ドアの隙間から漏れる光が弱くなった。なにかしたのか――と思っていると、クリス嬢が俺の名を呼んできた。
「トト、こちらに来ませんか?」
「あ、いや――でも」
「灯りなら大丈夫ですから――ね?」
少し甘えるような声に、俺は恐る恐るドアを開けた。居間の中は相変わらず明るいが、燭台は見えない。エイヴは床の上に敷いたシーツの上で、早くも寝息を立てていた。
「間接照明……みたいなことをしてみましたの。これなら、トトも平気だと思って」
室内を見回せば、灯りは荷物で壁を作った奥にあるようだ。直に炎が見えなければクリス嬢の言うとおり、俺でも平気だ。
ドアを閉めてから椅子に座ろうとした俺に、クリス嬢は床に敷いたシーツの上で手招きした。
少し躊躇いながら俺がシーツの上に座ると、クリス嬢は肩を寄せてきた。
「えっと……」
「いいじゃありませんか。だって、あのとき以来……キスすら、して頂けてませんもの」
「あ、いえ、それはその……」
「わかってます。照れてるだけですわよね?」
まったくの図星である。
以前、幻獣のティアマトが暴走気味に行った、子どもの魂を召喚する儀式を止めたんだけど……その日、俺はクリス嬢と口づけを交わした。
その日以来、なんか妙に照れてしまって……俺からは、なにもしていなかったわけである。
根性無しと言われようと、前世のときから、そういうのに慣れてないんだから仕方ない。
「これから、危険なことをしますから」
『誰が』と、クリス嬢は言わない。多分だけど『二人が』、そういう場に身を置くことを理解しているはずだ。
前回、ティアマトと戦ったときは、二人とも死ぬ寸前まで追い詰められた。クリス嬢が不安を抱くのは、当然だ。
クリス嬢は、俺の胴に手を回してきた。
俺は――顔が赤くなるのを感じながら――クリス嬢の身体を引き寄せて、少々強引に唇を重ねた。正直、そこに『ぶきっちょ』も入ると思うが、慣れてないから仕方が無い。
唇を離してから、俺はクリス嬢を抱きしめた。
「言っておきますけど、これで最後にするつもりはありませんから」
「もちろんです。その……できれば、もっと積極的にお願いしたいです」
「……はい」
言い返すとか、取り繕うとか……そういう考えは、すでに放棄しているわけで。顔を赤くした俺は、ただ素直に返事をするしかなかった。
そろそろ身体を離さないと、俺の理性がヤバイ――とか考え始めたころ。玄関のほうでガチャガチャと音がし始めた。
「灯りを消して下さい。荷物なんかはテーブルの下に」
俺とクリス嬢は、手分けして作業をした。寝ていたエイヴも起こして、事情を説明した。可哀想だけど、寝言や寝ぼけて大声を出されるよりはマシだ。
俺たちもテーブルの下に身を潜めると、息を殺して玄関からの音を聞いていた。椅子がテーブルに収められなくなったが、こればかりは仕方が無い。
やがて玄関のドアが開く音がして、誰かが入ってくる足音が聞こえてきた。
「こんなことが知られたら、懲罰ではすまないですから」
「警備隊の責務はわかっている。内部に潜んでいないか、軽く調べるだけでいい」
――内通者は警備隊かっ!
俺は声を覚えようと意識を集中させながら、ここに入って来るなと祈り続けた。
居間の中には、先ほどまで灯していた蝋燭の臭いが残っている。鼻が馬鹿になって居ない限り、居間に誰かがいたことが知られてしまう。
しかし、俺の祈りも虚しく、居間のドアが開いた。
「どうだ?」
「誰もいないと思いますよ」
燭台を持った若い男が、居間の中を見回した。警備隊の制服ではなく、平服だ。癖っ毛の金髪の警備隊の青年は、背後の男に首を振った。
「臭いとかは? 誰かいれば、蝋燭の臭いや食い物の臭いとかするだろう」
「いや……わたしも蝋燭を持ってますから、臭いが混ざってしまって……。大体、あの――トラストって人を捕まえて、どうしようっていうんです。なにかしたんですか?」
「我々は、命を受けているだけだ。捕獲したあとのことまでは、関知しない」
「……はあ。そうですか。それじゃあ、とりあえず二階もざっと見てみますから」
「頼む」
警備隊の青年と男は、居間のドアを閉めた。廊下を進む足音が徐々に小さくなると、俺たちはテーブルの下で安堵の息を吐いた。
「あの二人が家から出るまで、ここで大人しく待機ですね。でも、色々と喋ってくれて助かりましたよ。話を聞く相手も絞れましたしね」
「トト……無茶はしないで下さいね?」
「もちろん……っと、静かに」
俺たちが黙ると、再び足音が大きく聞こえてきた。なにかをぼそぼそと喋っている二人が家から出て行くと、最後に鍵が閉まる音がした。
「……もう大丈夫?」
不安そうに顔を上げるエイヴに、俺は頷きかけたが、部屋が真っ暗なことを思い出し、慌てて「ああ」と答えた。
「さて。これで一晩は安全だと思います。明日は日の出前に家を出て、駅に向かいましょうか。そこまでは、送っていきます」
「……ええ」
クレア嬢が頷く気配がした。
俺は《暗視》で燭台と火口箱を準備すると、クレア嬢に燭台を灯して貰った。また間接照明っぽくして貰ってから、シーツの上で眠ることにした。
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本作を読んで頂き、誠にありがとうございます!
わたなべ ゆたか です。
前回、普段よりも多くの人に読んで頂いたみたいで、ビックリしました。
本当に、ありがとうございます。
……という感謝と共に、「なにがあったし」と思ったのは内緒です。
次回は……土曜日くらいになると思います。残業DAYが……。
少しでも楽しんで頂けたら幸いです。
次回もよろしくお願いします!
日が落ちてからしばらくして、俺たちはティレスさんの家に入った。
追っ手から逃れるためにかなり大回りをしたのと、食料品の買い出しをしたために、到着は予定よりも遅くなってしまった。
また屋根裏部屋まで登ってから、台所の近くにあるドアを開けた。
今は窓のない居間に燭台を灯して、クリス嬢とエイヴが食事をしている。俺だけはトラウマに起因する諸々の事情で、廊下で飯を食べている。
……正直、ちょっとばかり物悲しい気分になってくるが、こればかりは仕方がないのである。
ドアを開けると、家のどこから光が漏れるかわからない。俺は隙間から微かに漏れる光を頼りに、パンやソーセージを口に運んだ。
ほぼ食べ終えたころ、ドアの向こう側からクリス嬢が声を話しかけてきた。
「トト。明日からどうするか、考えていまして?」
「そうですね……相手のことが、ほとんどなにも分かってないんですよね」
「推測とかはしているのでしょう?」
期待を込めたクリス嬢の問いに、俺は溜息交じりに答えた。
「まあ、少しだけなら。ティレスさんたちを襲ったとき、オークに憑かれていた三人の他に、何人かの仲間がいたみたいなんですよね。それに加えて、馬車を所有しているとなれば、ある程度の権力を持ってるか、富を持っているか――それか、両方あるかですね。
俺たちを狙ったのは、計画を邪魔する存在と認識されたか……オークが封印された黒曜石を手に入れたからだと思います」
「ええっと……つまり、難敵――ということですか?」
「有り体に言えば。実際、俺たちだけでは、手に余りますし。応援を呼びたいところです」
「応援――って、クレストン?」
怪訝な声を出すクリス嬢に、俺は「いいえ」と短く否定した。
クレストンも悪くはないが、ドラグルヘッド以外では決め手に欠ける。主に、権力を利用できるか出来ないか、という点だけど。
俺はもったいぶらずに、さっさと正解を告げた。
「居るじゃないですか。国家権力にコネのありそうな、マーカスって人材が。クリス嬢は前にカラガンドの街で、マーカスさんと連絡を取れる人に伝言を頼んだんですよね? 明日、エイヴとカラガンドへ行って、マーカスさんに連絡をして下さい」
「来てくれると……思いますか?」
「来させますよ。念のため、魔法の言葉も教えておきます」
俺がマーカスさんの弱点と言えなくもない言葉を告げると、クリス嬢のクスクスという笑い声が聞こえてきた。
「確かに、効果は覿面かもしれませんわね。でも、トトは一緒に……来てはくれないのですか?」
「全員が、ここから離れるわけにもいきませんし。マーカスさんが来るまで、俺は情報を集めてみます。誰が内通者か、オークが言った石の山の意味とか……」
コトコトと居間から音がしたと思ったら、ドアの隙間から漏れる光が弱くなった。なにかしたのか――と思っていると、クリス嬢が俺の名を呼んできた。
「トト、こちらに来ませんか?」
「あ、いや――でも」
「灯りなら大丈夫ですから――ね?」
少し甘えるような声に、俺は恐る恐るドアを開けた。居間の中は相変わらず明るいが、燭台は見えない。エイヴは床の上に敷いたシーツの上で、早くも寝息を立てていた。
「間接照明……みたいなことをしてみましたの。これなら、トトも平気だと思って」
室内を見回せば、灯りは荷物で壁を作った奥にあるようだ。直に炎が見えなければクリス嬢の言うとおり、俺でも平気だ。
ドアを閉めてから椅子に座ろうとした俺に、クリス嬢は床に敷いたシーツの上で手招きした。
少し躊躇いながら俺がシーツの上に座ると、クリス嬢は肩を寄せてきた。
「えっと……」
「いいじゃありませんか。だって、あのとき以来……キスすら、して頂けてませんもの」
「あ、いえ、それはその……」
「わかってます。照れてるだけですわよね?」
まったくの図星である。
以前、幻獣のティアマトが暴走気味に行った、子どもの魂を召喚する儀式を止めたんだけど……その日、俺はクリス嬢と口づけを交わした。
その日以来、なんか妙に照れてしまって……俺からは、なにもしていなかったわけである。
根性無しと言われようと、前世のときから、そういうのに慣れてないんだから仕方ない。
「これから、危険なことをしますから」
『誰が』と、クリス嬢は言わない。多分だけど『二人が』、そういう場に身を置くことを理解しているはずだ。
前回、ティアマトと戦ったときは、二人とも死ぬ寸前まで追い詰められた。クリス嬢が不安を抱くのは、当然だ。
クリス嬢は、俺の胴に手を回してきた。
俺は――顔が赤くなるのを感じながら――クリス嬢の身体を引き寄せて、少々強引に唇を重ねた。正直、そこに『ぶきっちょ』も入ると思うが、慣れてないから仕方が無い。
唇を離してから、俺はクリス嬢を抱きしめた。
「言っておきますけど、これで最後にするつもりはありませんから」
「もちろんです。その……できれば、もっと積極的にお願いしたいです」
「……はい」
言い返すとか、取り繕うとか……そういう考えは、すでに放棄しているわけで。顔を赤くした俺は、ただ素直に返事をするしかなかった。
そろそろ身体を離さないと、俺の理性がヤバイ――とか考え始めたころ。玄関のほうでガチャガチャと音がし始めた。
「灯りを消して下さい。荷物なんかはテーブルの下に」
俺とクリス嬢は、手分けして作業をした。寝ていたエイヴも起こして、事情を説明した。可哀想だけど、寝言や寝ぼけて大声を出されるよりはマシだ。
俺たちもテーブルの下に身を潜めると、息を殺して玄関からの音を聞いていた。椅子がテーブルに収められなくなったが、こればかりは仕方が無い。
やがて玄関のドアが開く音がして、誰かが入ってくる足音が聞こえてきた。
「こんなことが知られたら、懲罰ではすまないですから」
「警備隊の責務はわかっている。内部に潜んでいないか、軽く調べるだけでいい」
――内通者は警備隊かっ!
俺は声を覚えようと意識を集中させながら、ここに入って来るなと祈り続けた。
居間の中には、先ほどまで灯していた蝋燭の臭いが残っている。鼻が馬鹿になって居ない限り、居間に誰かがいたことが知られてしまう。
しかし、俺の祈りも虚しく、居間のドアが開いた。
「どうだ?」
「誰もいないと思いますよ」
燭台を持った若い男が、居間の中を見回した。警備隊の制服ではなく、平服だ。癖っ毛の金髪の警備隊の青年は、背後の男に首を振った。
「臭いとかは? 誰かいれば、蝋燭の臭いや食い物の臭いとかするだろう」
「いや……わたしも蝋燭を持ってますから、臭いが混ざってしまって……。大体、あの――トラストって人を捕まえて、どうしようっていうんです。なにかしたんですか?」
「我々は、命を受けているだけだ。捕獲したあとのことまでは、関知しない」
「……はあ。そうですか。それじゃあ、とりあえず二階もざっと見てみますから」
「頼む」
警備隊の青年と男は、居間のドアを閉めた。廊下を進む足音が徐々に小さくなると、俺たちはテーブルの下で安堵の息を吐いた。
「あの二人が家から出るまで、ここで大人しく待機ですね。でも、色々と喋ってくれて助かりましたよ。話を聞く相手も絞れましたしね」
「トト……無茶はしないで下さいね?」
「もちろん……っと、静かに」
俺たちが黙ると、再び足音が大きく聞こえてきた。なにかをぼそぼそと喋っている二人が家から出て行くと、最後に鍵が閉まる音がした。
「……もう大丈夫?」
不安そうに顔を上げるエイヴに、俺は頷きかけたが、部屋が真っ暗なことを思い出し、慌てて「ああ」と答えた。
「さて。これで一晩は安全だと思います。明日は日の出前に家を出て、駅に向かいましょうか。そこまでは、送っていきます」
「……ええ」
クレア嬢が頷く気配がした。
俺は《暗視》で燭台と火口箱を準備すると、クレア嬢に燭台を灯して貰った。また間接照明っぽくして貰ってから、シーツの上で眠ることにした。
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本作を読んで頂き、誠にありがとうございます!
わたなべ ゆたか です。
前回、普段よりも多くの人に読んで頂いたみたいで、ビックリしました。
本当に、ありがとうございます。
……という感謝と共に、「なにがあったし」と思ったのは内緒です。
次回は……土曜日くらいになると思います。残業DAYが……。
少しでも楽しんで頂けたら幸いです。
次回もよろしくお願いします!
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