屑スキルが覚醒したら追放されたので、手伝い屋を営みながら、のんびりしてたのに~なんか色々たいへんです(完結)

わたなべ ゆたか

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第九部『天涯地角なれど、緊密なる心』

三章-6

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   6

 朝早く目が覚めた瑠胡は、ベッドから上半身を起こした。神糸の振り袖は、着たままだ。帯が邪魔になるし重みもあるため、普段は神糸の襦袢だけでベッドに入るのだが、ここはキングーの宮殿だ。
 用心を怠ることができぬため、振り袖を脱ぐことができない。帯の形状を変えて、あまり身体に負担のかからないようにしているが、やはり寝起きに腰や肩に痺れが残っていた。
 溜息を吐いた瑠胡は、懐から指輪が収められた小箱を取り出した。
 約束の日まで、あと八日。
 それまでに、ランドが助けに来てくれると信じている――しかし、同時にそれが願望であることも、心のどこかで理解していた。


(ランドに会いたい)


 その想いが、刻が過ぎるごとに強くなっていた。
 抱かれながら体温を感じることで、得られる多幸感。声を聞き、見つめられることで心が安らぐ――その記憶を思い出すことだけが、今の瑠胡にできるすべてだ。
 小箱を抱きしめたとき、ドアの外から軽い足音が聞こえてきた。瑠胡が小箱を懐へとしまっていると、足音は隣の部屋へと入っていった。
 ドアを施錠する音、そして部屋の横にあるドアが解錠されて開かれると、小さな影が部屋に入ってきた。


「おひいさま!」


 ムシュフシュは部屋に入ってくるなり、瑠胡へと駆け寄った。
 まだ出会ってから二日しか経ってないというのに、距離感が近すぎる。そのことに苦笑を漏らした瑠胡は、飛び込んできたムシュフシュを抱きとめた。


「この二日で、御主の癖にも慣れてしもうたではないか。このような早朝から、火急の報せでもあったかえ?」


「はい! 竜神・ラハブ様と竜神・安仁羅様の会話を聞いたのです!」


「なんと――」


 驚く瑠胡に、ムシュフシュは会話の内容を瑠胡に伝えた。
 竜神・安仁羅の名が出たことで、瑠胡は状況が好転するのではという期待を抱いた。しかし話が進むにつれて、それも失望に変わった。


「十日も様子見……それでは、間に合わぬ」


「……はい。あ、でもでも、ランド様が、この神界に来るための手段を探しているらしいです!」


「ランドが……」


「はい! これは別口から聞いたことですが、地竜族の神界にて託宣を受けたとか……」


「託宣……ああ」


 地竜族の神界内にいる鬼神のことを思いだし、瑠胡は小さく頷いた。
 あの託宣を受けたのなら、打開策を授かったのかもしれない――そう思うと、瑠胡は心が少しだけ軽くなった気がした。


(ランド……信じて、待っていますから。だから……必ず助けに来て下さい)


 心の中でランドに告げると、瑠胡はムシュフシュに微笑みかけた。


「御主のお陰で、僅かだが希望が持てた。礼を言わせておくれ」


「でもでも、十日は様子見をさせると、竜神・安仁羅様が仰有っておられましたし……これ以上は、もう無理ではないでしょうか?」


「心配は要らぬ。その程度のことで、ランドが諦めるはずはない。すべての障害を退けながら、この神界に向かう手段を探し続けておるだろう」


 絶対の信頼を含んだ瑠胡の発言に、ムシュフシュは瞳を輝かせた。両手を胸の前で組みながら、笑顔になった。


「おひいさまは、ランド様を信じておられるのですね! お二人が素敵な関係を築いておらっしゃると知って、感激しました。それに、おひいさまが初めて、わたしに笑顔を見せて下さったことも嬉しいです」


「別段、初めての笑みではなかろう? 御主の言動に、笑みを浮かべたこともあろうに」


「でも苦笑とかではなく、心からの笑顔は初めてですから。とても嬉しいです」


 瑠胡はムシュフシュの言葉に内心、舌を巻いていた。
 あどけなさが目立つムシュフシュだが、表情の機微に気付いていたことに、瑠胡は正直に驚いていた。


「そうか……心配をかけてすまぬな」


「いえ。あ、ランドさんに鱗で『元気です』って報せを送ったらどうでしょう?」


「それなら、もうやっておる。しかし、返事が返ってこぬところを見るに、鱗は届いて折らぬのかもしれぬ」


「あ、そっか。この宮殿は今、少し特殊な結界に覆われておりますから。鱗で言葉を伝えるのは、できないかもです。その辺りも調べて参りますので、少しお待ち下さい」


 そう言って瑠胡と別れたムシュフシュは、キングーの宮殿を出ると、開いていた空間の歪みを通って、草木の茂るところへと出た。


「ムシュフシュ、瑠胡姫はどうでした?」


「ムンム様。ええ、ランド様のことを聞いたら、笑顔を見せて下さいました。でも、鱗の便りが使えないみたいで……」


「あらあら。あの子ったら、そこまでやるなんて」


 ムンムは弟の行いに呆れつつ、「んー」と考える素振りを見せた。


「お父様やキングーに知られないよう、細工をするのは無理ねえ。鱗を飛ばすのは、無理だと伝えるしかないわ。あとは、マナサーさんから連絡して貰った、老ギランドに頼るしかないかしらねぇ」


「……あのう、そのドラゴンさんで、瑠胡姫様とランド様の手助けができるのでしょうか?」


「そうね。助言くらいはできるでしょうけど……でも、それで充分だと思うわ。ランドさんの意志の強さは、この前のときに理解しましたから。きっと期日までに、この瑠胡姫様を助けに現れるでしょう」


 ムンムはそう言いながら、笑顔でポンと手を打った。

   *

 俺とリリンが老ギランドの住む山に到着したのは、夜明け前のことだった。
 うっすらと白くなってきた空を振り返ってから、俺は洞窟の中に入った。ここに来るのは、もう久しぶりのことになる。
 松明を手に進んでいくと、財宝に覆われた空洞に出た。


〝よく来たな、ランド〟


 財宝の中央で鎮座していた赤銅色のドラゴン――老ギランドが、俺に首を向けた。
 このドラゴンと俺、それに瑠胡やセラは、何度か会ったことがある。その都度、情報を教えてくれたり頼みごとをしてきたりと、持ちつ持たれつな間柄となっていた。
 俺が松明を手に近づくと、老ギランドは頭部を寄せて来た。


〝マナサーから、瑠胡姫の状況は聞いたか?〟


「はい。瑠胡は無事だけど、監禁されていると」


〝うむ。我もマナサーから鱗による連絡を受けた。そこで、我も古い友人に鱗を送ったのだ。どうやら、瑠胡姫は海竜族の神界にある、キングーの宮殿に監禁されておるらしい〟


「やっぱり、ヤツのところか」


「そうだ。そして、それらの情報をくれたのが、我とマナサーの古き友人――海竜族の姫君だ」


 老ギランドの言葉に、俺は目を見広げた。海竜族はすでに、俺の中では敵という扱いだった。だからこそ、先ほどの発言には驚かされた。
 そんな俺の様子に、老ギランドは僅かに歯を剥いた。どうやら、ニヤッと笑ったらしい。


〝ランドよ。海竜族には、良い感情を抱いておらぬようだが、彼らのすべてがキングーに賛同しておるわけではない。おまえたちの味方になる海竜族もおる。神界では、彼女らの手助けも受けられるはずだ〟


 少しだけど、俺の中に希望が生まれた。
 海竜族の神界に行けさえすれば、瑠胡を取り戻せる可能性が見えてきた。しかし――次の言葉が、そんな俺の気持ちを打ち消した。


〝それとランドが地竜族の神界を出たのと入れ違いになったが、竜神・安仁羅からの通達があったようだ。海竜族との協議で、十日は様子を見るとな。それまで、手出しはせぬようにというお達しだ〟


 俺は、この報せに動揺した。竜神・安仁羅様は天竜族を統べる存在であると同時に、瑠胡の父だ。
 その存在から様子を見よという通達が出た以上、迂闊に動けない――。
 天竜族の神界には、沙羅が行っていたはずだ。沙羅の報告を受けてなお、そんな判断をするとは、微塵にも思っていなかった。
 それだけに、俺の動揺は大きかった。
 唖然とした俺の目を覗き込むように、老ギランドは目を見開いた。


〝さて、ランド・コール。どうするつもりだ? 大人しく期日まで様子をみるか――〟


 先ほどの動揺は抜けていない俺は、この問いに一瞬だけ迷いが生じた。瑠胡を助け出そうとすると、竜神・安仁羅の命に背くことになる。
 だが――頭の中に瑠胡の顔が蘇ると、俺は迷いを捨てた。


「……そんなの決まってる。俺は、瑠胡のところへ行く手段を探します。託宣でも、不可能とは言われてませんから。その程度・・・・のことで諦めません」


 俺の決意を聞いた老ギランドは、なにかを思い出すように目を細めた。


〝――良い答えだ。昔を思い出す。愛する者を救うために、魔物に挑んだ若者がいた。最後は欲に呑まれ、身を滅ぼしたがな! 今のおまえの目は、魔物を斃す手段を探していたころの、その若者に似ている〟


「……その彼は、人間なんですか?」


〝そうだ。もう数百年は前のことになるか――偶然に我のところへと来てな。魔物を斃すための武具を、貸し与えたことがある〟


 老ギランドの話を聞いているうちに、俺はなにかを思い出しかけ、乱暴に頭を掻いた。
 どこかで似たような話を見聞きしたのに、薄皮一枚のところで思い出せない――あのもどかしさに似た感覚だ。
 記憶を弄っていると頭の中で少しずつ、記憶が像を成していく。もうすぐで、はっきりとした形を結ぶと思ったとき、いきなり俺の視界が赤茶色の砂嵐に覆われた。


「なんだ――!? リリン、大丈夫か」


 リリンの使い魔が止まっていた右肩を見たが、そこにはなにもいなかった。なにか、おかしい――と周囲を見回した俺へ、天空から紫電が降り注いできた。
 紫電に貫かれたが、痛みはない。


〝手を貸してやろう〟


 どこか金属質な声が聞こえた瞬間――。


〝ランドさん!〟


 俺はリリンの声で我に返った。
 辺りを見回せば、老ギランドの住まいである洞穴の中だ。周囲を岩肌で囲まれた中では、財宝が松明に灯りに照らされて煌めいていた。
 あの赤茶色の砂嵐が吹き荒れた形跡は、どこにもない。


〝どうした、ランド〟


「あ、いや……なんでしょうね。夢とも違うし……」


 俺が頭を振っていると、老ギランドは鼻から大きく息を吹き出した。


〝おおかた、ろくに寝ておらぬのだろう? 一瞬、眠ってしまったのではないか?〟


 ……そうかもしれない。
 今も欠伸こそ出てこないが、思考は泥土のように形を成すのが困難だ。


〝まずは村に帰り、ゆっくりと休むことだ。万全の体勢で挑まねば、瑠胡姫を取り戻すことは叶わぬぞ〟


「そうですね。そうします」


 俺は老ギランドに別れを告げると、外へ向かうべく洞窟を歩き始めた。


 ――瑠胡に、会いたい。

 俺は胸元に入れてある櫛に触れると、瑠胡との再会を願った。


〝ランドに会いたい――〟


 不意に耳の奥に蘇った瑠胡の声に、俺はビクッと顔を上げた。
 大きく息を吐くと、右肩のリリンの使い魔が、小首を傾げた。


〝ランドさん、どうしたんですか?〟


「いや……なんでもない」


 寝不足による疲弊で、とうとう幻聴まで聞こえてきたようだ。
 俺は足早に洞窟を出ると、そのままドラゴンの翼で飛び上がった。



 ランドたちが去ったあと、老ギランドは山と積まれた財宝を尻尾で掻き分けた。
 しばらくすると、金貨や宝石の隙間から、漆黒の金属片が露出した。緩く湾曲した金属板の先端は、鋭利に尖っており、表面には複雑な紋様と魔術的な文字が刻まれていた。
 漆黒の金属片を眺めていた老ギランドは、蒸気を含んだ息を吐いた。


〝まったく、お節介が過ぎるな――御主は〟


 話しかけるが、当然の如く返答はない。老ギランドは再び尻尾で財宝を撫でるように、金属片を埋めてしまった。

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本作を読んで頂き、誠にありがとう御座います!

わたなべ ゆたか です。

メイオール村に戻ったところで、残り七日。このカウントダウンは、中の人のメモ代わりも兼ねてます。プロットだけだと、忘れそうで(汗

三章も終盤となり、そろそろ引きの回収をしなきゃと思う中の人です。地味に増えてる気がしますが、きっと気のせいです。

少しでも楽しんで頂けたら幸いです。

次回もよろしくお願いします!
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