神怪三姉妹の日常

神怪紫朱姫

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第一章

京都編・第六話 再会

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翌日の朝、朱雀さんが私たちの部屋にやって来た。

「準備できた?」

「ええ」

こうして私たちは京都駅へと向かった。

七時半、私たちは京都駅に着いた。

「ちょっと時間あるし喫茶店で時間つぶさへん?」

「いいわね」

そして私たちは近くの喫茶店で集合時間まで待つことにした。

「紫姫さんはどんな車できはるんやろ?」

「桃太郎さんのことだから多分物凄いので来ると思うわ」

「何でわかるん?」

「学校に入れなかったとき姉さんに助けを求めたの、そして姉さんと一緒に学校に戻るときに桃太郎さんに送ってもらったんだけどそのときの車がベンツだったの」

「マジかいな!」

「ええ」

私たちはそんな会話をしながら時間をつぶしていた。

そして集合時間の五分前になった。

私たちは集合場所に向かった。

そこには残りのメンバーも来ていた。

そこにとんでもない車がやって来た!

「待たせたのう」

「まさか、リムジンで来るとは思わんかったわ!」

ベンツの次はリムジン、この人外車どれだけ持っているのかしら?

車を走らせること約三時間、海に着いた。

海で遊ぶ前に醍醐君の予約してくれたホテルに向かった。

私たちは醍醐君のチェックインが済むまで待っていると、太秦さんが女性の二人組合に声をかけられていた。


「もし、少しいいかしら?」

「はい、何でしょう?」

わたくし私たちのこと覚えてません?」

あの二人は太秦さんの知り合いかしら?

私は太秦さんに聞いてみた。

「知り合い?」

「何処であったのかはわからないわ」

私は聞いてみた。

「太秦さんとは何処で会ったんですか?」

「二年前、京都に鬼が現れたときに助けてもらいましたわ」

京都でそんなことこがあんたの!

「そういえば自己紹介がまだでしたわね」

「私は今川義乃といいますわ」

「私は徳川康奈といいます」

「私は太秦天子です」

「私は神怪神姫です」

私たちは自己紹介を終えると話の続きを始めた。


確か京都で助けられた話だったわね。

「京都に現れた鬼の名前ってわかりますか?」

太秦さんがそう聞くと義乃さんは答えた。

「確か、赤鬼せききと青鬼せいきでしたわ」

「思い出したわ!」

「弓矢と杖を持ってたましたよね?」

「そうですわ」

その時に鬼を宿したのね。

私たちが話していると、醍醐君が戻ってきた。

「私たちはそろそろ失礼しますわ」

「はい」

そして私たちは義乃さんたちと別れた。

「部屋は四つ俺と闘次、京・魔突莉・天子、三姉妹、朱雀とあと二人だ」

「あと二人って?」

私は醍醐君にそう聞いた。

私の問に醍醐君は答えた。

「姉の桜と妹の紅葉だ」

「後からくるの?」

「ああ、今生徒会の用事だ」

「夏休みなのに?」

「副会長と書記だから仕方がない」

副会長と書記それは夏休みでも忙しいのわかるわ。

私たちは各部屋に荷物を置き、少し休憩してから海に向かった。

「なあ、神姫さんあの岩まで競争せえへん?」

「いいわよ」

こうして私と朱雀さんは泳ぎで競争することになった

「元気じゃのう、若いっていいのう詩朱香」

「なんかお婆さんみたいになってますよ」

確かにお婆さんみたい。
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