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29 新たな関係
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「アラン」
「う、うん」
「もうあなたに……誰にもこんなつらい思いはさせないからね」
ラグラの解毒薬はいくつか予備がある。
今後量産していくことも可能だ。
しかし治療だけでは、根本的な被害を減らせない。
「私はアランに粗悪品の惚れ薬を飲ませたクルーラのことを、このまま野放しにしておくつもりなんてないの」
「クルーラが僕に惚れ薬を?」
アランはミスティナの断言に驚きつつも、過去の記憶を辿るように思案した。
「でも確かに。僕の不調は、クルーラの婚約者候補になってからだったな」
その時期、アランとクルーラはお茶の席を設けることが多くなっていた。
彼女が画策すれば、食べ物に惚れ薬を混入させるのも難しくない。
(クルーラの目的はわからないけれど、こんなことを繰り返されるわけにいかないわ)
ミスティナは密書で呼び出されたとき、馬車にクルーラからの手紙――レイナルトに渡すようにと自分の髪を入れた粗悪な惚れ薬が封入されたもの――があった話をする。
「見くびられたものだな。そんなもので俺の心がティナから離れると思われているのか」
ミスティナの肩には、今も励ますようにレイナルトの手が置かれている。
彼女はその手に触れた。
「大丈夫よ。レイの心は私が守るわ」
「どうした、急に」
「急じゃないわ。あなたに会ってから、ずっとそう決めてたの」
「奇遇だな。それは俺もだ」
見つめあうふたりを前に、アランはつまらなさそうに口を尖らせた。
「……姉上、レイナルトとずいぶん親しくなったんだね。今までは僕より仲良しな男なんていなかったのに」
(あっ、そうだったわ)
ミスティナは重大な目的を思い出した。
(私とレイが仲良しなところを見てもらって、アランに婚約パーティーの提案に賛成してもらう計画だったのよね)
しかしミスティナは相変わらず、恋愛ごとがさっぱりだった。
(ど、どうすれば婚約を控えた男女のように、仲睦まじくみえるのかしら)
ミスティナは難問に硬直していると、肩に置かれていたレイナルトの手は彼女を励ますように引き寄せる。
「ティナ、大丈夫。上手くいくから」
「本当?」
「ああ。約束する」
ミスティナがレイナルトの言葉にほっとする様子を見て、アランは苦笑した。
「あーあ。僕もフレデリカに会いたくなってきたな」
「……えっ!?」
思惑通りアランの話題がフレデリカに移ったため、ミスティナは驚きの声を上げた。
「アラン、今の流れでどうしてそんな風に気持ちが動いたの? 話の流れが急すぎる気がするけれど……」
「急ではないよ。恋人に会いたいと思うのは自然なことでしょ」
「恋人?」
「……姉上、まだ気づいていなかったんだ」
まったく気づいていなかった。
しかしフレデリカの恋を応援するミスティナとしては、願ってもいない誤算だ。
ミスティナはガーデンパーティーのときにファオネア辺境伯と会い、そのとき頼んでおいた婚約パーティーについて説明する。
そしてクルーラはもちろん、ヴィートン公爵夫妻のローレット王国の私物化を止める算段について話した。
アランははじめは真剣に、次第に嬉しそうに笑いながら、ミスティナの提案を快諾する。
その後、アランの容態を見に来たファオネア辺境伯がやってきた。
ミスティナは彼にアランの治癒が完了したこと、そして先ほど話のまとまった婚約パーティーの挙行について正式に相談した。
ファオネア辺境伯は喜ばしい驚きのあまり、ミスティナから渡された胃薬をさっそく飲む。
そして「では早急に準備しますね!」と軽やかな足取りで立ち去り、婚約パーティーの話はあっという間に動きはじめた。
「楽しみだな。その日になれば、僕もフレデリカに会えるんだね」
「そうよ。アランのことすごく心配していたんだから。安心させてあげて」
「わかってるよ。でも姉上のほうこそ、本当にレイナルトでいいの? 愛情重すぎない?」
「おいアラン。妙なことを吹き込んで、俺の婚約者を惑わすな」
「はははっ。だってレイナルト、姉上のこと独占しようとするからさぁ」
軽口を叩き合うふたりに、ミスティナはおずおずと告げる。
「あの。私、まだレイの婚約者では……」
「婚約者だろう?」
レイナルトに顔を覗き込まれ、ミスティナは目をしばたいた。
(……そういえば)
アランは無事に見つかっている。
そして先ほど相談した婚約パーティーでは、彼が次期ローレット国王としての立場を表明することを確認した。
ミスティナがレイナルトの求婚を受ける条件は揃っている。
「そうでした」
ミスティナが同意するのを確認して、レイナルトは許しを得たように彼女を抱きしめた。
「っ、レイ?」
「ティナ、大切にするよ」
本心だと伝わるやさしい声色に、ミスティナは彼の婚約者になったのだと実感する。
「もう十分、大切にしてもらっているわ」
ミスティナは彼の温かい両腕の中に包まれたまま、自分を包み込むその人を抱きしめ返した。
「でも私だって、レイのこと大切にするからね!」
「かわいすぎないか……? 俺の理性が瓦礫になりそうだが」
「レイナルト、姉上を困らせるようなことは絶対にダメだからね!」
アランに笑顔で見送られ、ふたりは転移魔術で古城へ戻った。
そしてレイナルトはホールに使用人たちを呼び集めると、ミスティナを婚約者として紹介する。
古城内は盛大な祝福の言葉に包まれ、晩餐は急遽祝いの席となった。
「う、うん」
「もうあなたに……誰にもこんなつらい思いはさせないからね」
ラグラの解毒薬はいくつか予備がある。
今後量産していくことも可能だ。
しかし治療だけでは、根本的な被害を減らせない。
「私はアランに粗悪品の惚れ薬を飲ませたクルーラのことを、このまま野放しにしておくつもりなんてないの」
「クルーラが僕に惚れ薬を?」
アランはミスティナの断言に驚きつつも、過去の記憶を辿るように思案した。
「でも確かに。僕の不調は、クルーラの婚約者候補になってからだったな」
その時期、アランとクルーラはお茶の席を設けることが多くなっていた。
彼女が画策すれば、食べ物に惚れ薬を混入させるのも難しくない。
(クルーラの目的はわからないけれど、こんなことを繰り返されるわけにいかないわ)
ミスティナは密書で呼び出されたとき、馬車にクルーラからの手紙――レイナルトに渡すようにと自分の髪を入れた粗悪な惚れ薬が封入されたもの――があった話をする。
「見くびられたものだな。そんなもので俺の心がティナから離れると思われているのか」
ミスティナの肩には、今も励ますようにレイナルトの手が置かれている。
彼女はその手に触れた。
「大丈夫よ。レイの心は私が守るわ」
「どうした、急に」
「急じゃないわ。あなたに会ってから、ずっとそう決めてたの」
「奇遇だな。それは俺もだ」
見つめあうふたりを前に、アランはつまらなさそうに口を尖らせた。
「……姉上、レイナルトとずいぶん親しくなったんだね。今までは僕より仲良しな男なんていなかったのに」
(あっ、そうだったわ)
ミスティナは重大な目的を思い出した。
(私とレイが仲良しなところを見てもらって、アランに婚約パーティーの提案に賛成してもらう計画だったのよね)
しかしミスティナは相変わらず、恋愛ごとがさっぱりだった。
(ど、どうすれば婚約を控えた男女のように、仲睦まじくみえるのかしら)
ミスティナは難問に硬直していると、肩に置かれていたレイナルトの手は彼女を励ますように引き寄せる。
「ティナ、大丈夫。上手くいくから」
「本当?」
「ああ。約束する」
ミスティナがレイナルトの言葉にほっとする様子を見て、アランは苦笑した。
「あーあ。僕もフレデリカに会いたくなってきたな」
「……えっ!?」
思惑通りアランの話題がフレデリカに移ったため、ミスティナは驚きの声を上げた。
「アラン、今の流れでどうしてそんな風に気持ちが動いたの? 話の流れが急すぎる気がするけれど……」
「急ではないよ。恋人に会いたいと思うのは自然なことでしょ」
「恋人?」
「……姉上、まだ気づいていなかったんだ」
まったく気づいていなかった。
しかしフレデリカの恋を応援するミスティナとしては、願ってもいない誤算だ。
ミスティナはガーデンパーティーのときにファオネア辺境伯と会い、そのとき頼んでおいた婚約パーティーについて説明する。
そしてクルーラはもちろん、ヴィートン公爵夫妻のローレット王国の私物化を止める算段について話した。
アランははじめは真剣に、次第に嬉しそうに笑いながら、ミスティナの提案を快諾する。
その後、アランの容態を見に来たファオネア辺境伯がやってきた。
ミスティナは彼にアランの治癒が完了したこと、そして先ほど話のまとまった婚約パーティーの挙行について正式に相談した。
ファオネア辺境伯は喜ばしい驚きのあまり、ミスティナから渡された胃薬をさっそく飲む。
そして「では早急に準備しますね!」と軽やかな足取りで立ち去り、婚約パーティーの話はあっという間に動きはじめた。
「楽しみだな。その日になれば、僕もフレデリカに会えるんだね」
「そうよ。アランのことすごく心配していたんだから。安心させてあげて」
「わかってるよ。でも姉上のほうこそ、本当にレイナルトでいいの? 愛情重すぎない?」
「おいアラン。妙なことを吹き込んで、俺の婚約者を惑わすな」
「はははっ。だってレイナルト、姉上のこと独占しようとするからさぁ」
軽口を叩き合うふたりに、ミスティナはおずおずと告げる。
「あの。私、まだレイの婚約者では……」
「婚約者だろう?」
レイナルトに顔を覗き込まれ、ミスティナは目をしばたいた。
(……そういえば)
アランは無事に見つかっている。
そして先ほど相談した婚約パーティーでは、彼が次期ローレット国王としての立場を表明することを確認した。
ミスティナがレイナルトの求婚を受ける条件は揃っている。
「そうでした」
ミスティナが同意するのを確認して、レイナルトは許しを得たように彼女を抱きしめた。
「っ、レイ?」
「ティナ、大切にするよ」
本心だと伝わるやさしい声色に、ミスティナは彼の婚約者になったのだと実感する。
「もう十分、大切にしてもらっているわ」
ミスティナは彼の温かい両腕の中に包まれたまま、自分を包み込むその人を抱きしめ返した。
「でも私だって、レイのこと大切にするからね!」
「かわいすぎないか……? 俺の理性が瓦礫になりそうだが」
「レイナルト、姉上を困らせるようなことは絶対にダメだからね!」
アランに笑顔で見送られ、ふたりは転移魔術で古城へ戻った。
そしてレイナルトはホールに使用人たちを呼び集めると、ミスティナを婚約者として紹介する。
古城内は盛大な祝福の言葉に包まれ、晩餐は急遽祝いの席となった。
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