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第一章
ギルドの訓練2
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アッコーが選んだ武器が一人一人に渡された。
アイラとぼくには両刃の長剣と盾
エスメラルダには反りの有る片刃の剣、つまり日本刀だ。
そしてシンディに渡されたのは短槍だった。
全ての武器は刃引きがされているが、当たれば当然痛いはずだ。
ぼくとアイラは、同じ武器構成だからかひたすら2人で模擬戦をするように言われた。
エスメラルダは、居合斬りを練習させられている。
アッコー曰く魔法使いが剣で攻撃出来るとは普通思わない。その上目にも止まらぬ速さで剣を振り抜けば、格上の相手をも倒せるそうだ。
シンディは、突きの練習だ
相手がこちらの突きを避けるとか、いなした時に懐に飛び込まれたら一巻の終わり。
いかに素早く突き素早く引くかでこちら有利の間合いを維持するのが重要だそうだ。
「私も剣がよかったなぁ」シンディは嘆いてた。
ぼくとアイラだけどやっぱりロングソードは重い
とてもじゃないけどカンカン打ち合うなんてできない。
午前中の疲れも有るけど、空振りとかしたら体制立て直すのも大変なんだ。剣同士がぶつかっても手に痺れるような衝撃が来る。盾ももちろん同様だ。
30分も戦うと剣も盾も持っているのがやっとだ。
「もう少しやれるかと思ったけど、2人とも武器があってないわね。
アイラちゃんは、盾無しでレイピアにします。
エディちゃんは、大盾で剣無しよ。」
「アッコーさん、ぼくは盾だけで攻撃は出来ないんですか。」
「そんなことないわよ。あなた『突進』のスキル持ってたわよね。それを使うとか考えてみなさい。強いディフェンスが居れば、負けそうで撤退するのにもいいわ。もちろん味方が攻撃するチャンスを作ってあげるのも盾役が重要よ。
さて、それじゃあ、私がいいって言うまでアイラちゃんは、ひたすらエディちゃんを攻撃。エディちゃんは、それを全部防いで。避けても弾いてもいいから。」
戦い始めてみるとアイラの動きは、あきらかにさっき迄とは違う。こちらを翻弄するように回り込みながら色んな角度で突き込んで来る。
「エディちゃん、アイラちゃんに回り込まれちゃだめよ。後ろの味方の方には行かせないのが盾役の仕事よ。護るのは自分だけじゃないわよ。わかる。」
そうか、横から回り込まれてもダメなんだ。
ならば
時々『突進』を織り交ぜてアイラを弾き飛ばしてガードをした。
「だいぶ見れるようになったわね。攻め手を増やすわよ。
シンディちゃんもアイラちゃんと一緒にエディちゃんに攻撃しなさい。
さぁみんな頑張って。」
2人からの攻撃もサイドステップを使って後ろに抜かれないように頑張った。
シンディの攻撃は一発一発が重く、アイラの攻撃は手数が多いが何とか受け止めきれた。
一瞬攻撃が止み。2人を見てみると何か相談しているようだ。
再び2人がこちらを攻撃始める。
シンディの重い一発を盾で受け止めると、アイラが空中に舞い上がって上から攻撃してきた。
それを受け止めようと盾を上に向けると下のわずかな隙間からシンディの槍で足を払われた。
転びながら足の痛みに耐えようとしたが
「チェックメイト」
アイラのレイピアが首元に来ていた。
「いい攻撃だったわよ。2人のコンビネーションの勝利ね。
エディもよく耐えてたわ。大盾持つのも初めてなのよね、これから鍛錬すればどんどん良くなるからね。」
ぼくはそれでも悔しくて、さっきのケースの対処方をアッコーに聞いた。
「相手との距離を維持するには、バックステップが一番ね。だけど直ぐ近く、真後ろとかに味方が居たらこの方法はだめよね。わかるでしょ。」
「味方を巻き込んで転ぶ」
「そうね。だから味方が少し離れて居れば有効な手よ。
もう一つはシンディに突進して押し倒すのね。
アイラは後衛の味方に任せるのよ。
でもね、一番いいのはあの上下2面攻撃をさせないようにするのよ。
2人そろって体制充分でなかったら連係も取れないわ、常に相手にするのは一人だけになる様に突進を上手く使えばいいのよ。
仲間の可愛い女の子だからエディちゃん無意識に遠慮があったんじゃないの。」
「エディさん私たちに手加減してたんですか」
「えー やだな。そうなの」
アイラとシンディが詰め寄ってきた。
「わわわかんないよ。ただ正直な気持ちぼくの手で君たちを傷つけたくないと思ってはいた」
ザシュ 風の斬撃が飛んできた。
探知で殺気が上がるのを感じて咄嗟に避けたが、さっき迄エディが居た所の地面がえぐれていた。
「何で私だけ一人ぼっちで鍛錬しなきゃいけないのよ」
「ちょっと待ってよエスメラルダ。訓練メニューを決めてるのはアッコーさんでぼくじゃ無いよ。ぼくに向かって今斬撃飛ばしたよね。」
「だってーアイラとシンディが羨ましかったんだもん」
エスメラルダは泣きながらぼくの胸に飛び込んできて、ぼくの胸をドンドンと叩いている。
「今日の訓練はここまでにするわ。
ゆっくり休みなさい。次は4日後よあなたたち絶対来なさいよ。」
4人はふらつく足に鞭打ってヨロヨロとビッグママイッコーの宿に戻った。
アイラとぼくには両刃の長剣と盾
エスメラルダには反りの有る片刃の剣、つまり日本刀だ。
そしてシンディに渡されたのは短槍だった。
全ての武器は刃引きがされているが、当たれば当然痛いはずだ。
ぼくとアイラは、同じ武器構成だからかひたすら2人で模擬戦をするように言われた。
エスメラルダは、居合斬りを練習させられている。
アッコー曰く魔法使いが剣で攻撃出来るとは普通思わない。その上目にも止まらぬ速さで剣を振り抜けば、格上の相手をも倒せるそうだ。
シンディは、突きの練習だ
相手がこちらの突きを避けるとか、いなした時に懐に飛び込まれたら一巻の終わり。
いかに素早く突き素早く引くかでこちら有利の間合いを維持するのが重要だそうだ。
「私も剣がよかったなぁ」シンディは嘆いてた。
ぼくとアイラだけどやっぱりロングソードは重い
とてもじゃないけどカンカン打ち合うなんてできない。
午前中の疲れも有るけど、空振りとかしたら体制立て直すのも大変なんだ。剣同士がぶつかっても手に痺れるような衝撃が来る。盾ももちろん同様だ。
30分も戦うと剣も盾も持っているのがやっとだ。
「もう少しやれるかと思ったけど、2人とも武器があってないわね。
アイラちゃんは、盾無しでレイピアにします。
エディちゃんは、大盾で剣無しよ。」
「アッコーさん、ぼくは盾だけで攻撃は出来ないんですか。」
「そんなことないわよ。あなた『突進』のスキル持ってたわよね。それを使うとか考えてみなさい。強いディフェンスが居れば、負けそうで撤退するのにもいいわ。もちろん味方が攻撃するチャンスを作ってあげるのも盾役が重要よ。
さて、それじゃあ、私がいいって言うまでアイラちゃんは、ひたすらエディちゃんを攻撃。エディちゃんは、それを全部防いで。避けても弾いてもいいから。」
戦い始めてみるとアイラの動きは、あきらかにさっき迄とは違う。こちらを翻弄するように回り込みながら色んな角度で突き込んで来る。
「エディちゃん、アイラちゃんに回り込まれちゃだめよ。後ろの味方の方には行かせないのが盾役の仕事よ。護るのは自分だけじゃないわよ。わかる。」
そうか、横から回り込まれてもダメなんだ。
ならば
時々『突進』を織り交ぜてアイラを弾き飛ばしてガードをした。
「だいぶ見れるようになったわね。攻め手を増やすわよ。
シンディちゃんもアイラちゃんと一緒にエディちゃんに攻撃しなさい。
さぁみんな頑張って。」
2人からの攻撃もサイドステップを使って後ろに抜かれないように頑張った。
シンディの攻撃は一発一発が重く、アイラの攻撃は手数が多いが何とか受け止めきれた。
一瞬攻撃が止み。2人を見てみると何か相談しているようだ。
再び2人がこちらを攻撃始める。
シンディの重い一発を盾で受け止めると、アイラが空中に舞い上がって上から攻撃してきた。
それを受け止めようと盾を上に向けると下のわずかな隙間からシンディの槍で足を払われた。
転びながら足の痛みに耐えようとしたが
「チェックメイト」
アイラのレイピアが首元に来ていた。
「いい攻撃だったわよ。2人のコンビネーションの勝利ね。
エディもよく耐えてたわ。大盾持つのも初めてなのよね、これから鍛錬すればどんどん良くなるからね。」
ぼくはそれでも悔しくて、さっきのケースの対処方をアッコーに聞いた。
「相手との距離を維持するには、バックステップが一番ね。だけど直ぐ近く、真後ろとかに味方が居たらこの方法はだめよね。わかるでしょ。」
「味方を巻き込んで転ぶ」
「そうね。だから味方が少し離れて居れば有効な手よ。
もう一つはシンディに突進して押し倒すのね。
アイラは後衛の味方に任せるのよ。
でもね、一番いいのはあの上下2面攻撃をさせないようにするのよ。
2人そろって体制充分でなかったら連係も取れないわ、常に相手にするのは一人だけになる様に突進を上手く使えばいいのよ。
仲間の可愛い女の子だからエディちゃん無意識に遠慮があったんじゃないの。」
「エディさん私たちに手加減してたんですか」
「えー やだな。そうなの」
アイラとシンディが詰め寄ってきた。
「わわわかんないよ。ただ正直な気持ちぼくの手で君たちを傷つけたくないと思ってはいた」
ザシュ 風の斬撃が飛んできた。
探知で殺気が上がるのを感じて咄嗟に避けたが、さっき迄エディが居た所の地面がえぐれていた。
「何で私だけ一人ぼっちで鍛錬しなきゃいけないのよ」
「ちょっと待ってよエスメラルダ。訓練メニューを決めてるのはアッコーさんでぼくじゃ無いよ。ぼくに向かって今斬撃飛ばしたよね。」
「だってーアイラとシンディが羨ましかったんだもん」
エスメラルダは泣きながらぼくの胸に飛び込んできて、ぼくの胸をドンドンと叩いている。
「今日の訓練はここまでにするわ。
ゆっくり休みなさい。次は4日後よあなたたち絶対来なさいよ。」
4人はふらつく足に鞭打ってヨロヨロとビッグママイッコーの宿に戻った。
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