9 / 69
第一章
再会
しおりを挟む
結婚式は1ヶ月後に挙げることにした。
一週間以内に戻る約束をして、それぞれ旅にでた。
私は風魔法で飛び上がった。
ここの所駆けだしてばかりだったので、空を飛ぶのが新鮮な気がした。
飛ぶのは気持ちいい
夕方には、懐かしい場所に着いた。
理由はともかく、逃げ出したんだから、最初はお詫びね。
玄関に出てきたメイドさんは、私の顔を見てびっくりしている
「そのせつは、大変お世話になりました。
ご無沙汰してすみません。
旦那さんとロジャーさんにお会いしたいんですが」
「今更何しにきたのよ。あなたが居なくなって大変だったんだから。」
そりゃそうだろう。売り飛ばす予定の娘が逃げだしちゃったんだから。
「申し訳有りません。ご迷惑おかけしました。
取り次いではいただけませんか?お願いします。」
メイドさんは、ブツブツ何か言いながら、私を応接間に通してくれた。
しばらくして、ケントさんが、来た。
「フウリンか?心配してたんだぞ、元気そうでよかった。」
何か拍子抜けした。
ロジャーがバタバタと走って来た。
私の顔を見るなり。手を広げてハグしようとした。
私はそれを拒絶するように、頭を下げた。
「ご無沙汰してました。こちらの皆さんの御恩は忘れていません。本当にありがとうございました。後ろ足で砂を掛けるように逃げ出してすみませんでした。どうかお許しください。」
「それで、急に戻って来て、何かあったのかな」
「はい 私、結婚することになりました。相手は同じ冒険者でジンという人です。お世話になった方々にちゃんとご報告しなければと、ご挨拶に来ました」
「そうなんだ。おめでとう。実はぼくも婚約したんだ。メアリーって娘で隣町の商人の家の娘なんだ。
でも政略結婚じゃ無いからね。彼女とっても可愛いんだよ」
「あら、ごちそうさま。幸せそうでよかった。」
「今日は家に泊まって行くだろ。ね、いいよね父さん」
「もちろんだ、あれからどうしてたかとか、旦那さんになる人との馴れそめも聞かないとな」
話をした感じでは、ケントさんは、悪い人には思えない。私を奴隷に売ろうとしてたとは、ロジャーの思い違いじゃなかったのか?
私は、両親が埋葬されてる教会に行くと言って外出した。
教会で祈りを捧げたあと、両親の墓に花を置き、結婚の報告をした。
ー ジンは、とってもいい人よ、私は幸せになるから ー
届かないとわかってる念話を両親に送った。
ケント邸に戻る前に昔住んでた場所に向かった。
そこには、私達が住んでた家より、もっと大きな家があった。
その家の近くに行き、中の様子をうかがった。
聴覚に魔力を集めてみたら、男たちの会話が聞こえてきた。
「それにしても、あのオッサン 俺たち以上のワルだよなぁ」
「いったい何の話ですか?」
「ああ、お前は最近仲間になったばかりだから知らねぇか。
ここはよお 街からちょっとばかし離れてるから、さらってきた娘を隠すのにちょうどいい場所だろ。
それで、火事に見せかけて、ここに住んでたヤツを殺して、ここを手に入れたんだよ。」
「ヘェ~、ひどいことするんですね」
「その上、この家の生き残った娘を奴隷に売ろうとしたんたぜ」
「そりゃ、本物のワルですね」
「ところが、何故かその娘が、逃げちゃったんだよ。」
「なんで逃げたんですか」
「そこはよくわからないんだよ。 でさ その娘が結婚の報告とかで自分から戻ってきたんだとよ」
「ヘェ~ そりゃバカですね
売り飛ばされるのに、戻ってきたんですか」
「それで今夜は、その娘を捕まえて来るのが、今夜の仕事だ。今のうちにちょっと寝とけ」
ロジャーの話は本当だった。
信じたくないけど、ケントさんは、本当に私を奴隷に売るつもりだったんだ。
その上、火事も事故じゃなくて、両親は殺されたんだ。
首謀者は、ケントさんだ。
私は、何事もなかったふりをしてお屋敷に戻った。
夕食の時には、話を適当に繕いながら、試しにロジャーに念話を送ってみた。
ー ロジャーわかる?私のこと。できれば声をださないで、返事をしてー
ー フウリン、なに?凄いね。どんな魔法?頭の中にフウリンの声がするよ ー
ー 私はあなたのお父さんの悪事を、知ってるの。
これからそれをあばいてゆく所よ
あなたにとっては辛いかも知れないけど、私 やるから ー
ー フウリン 僕なら大丈夫だよ、父の悪い噂はそれとなく聞いているよ、ヤバそうな奴らとも付き合いが有ることも知ってる
それで、どうするつもりなの ー
ー あなたは、味方でいてくれてたら、それだけでいいから、巻き込むつもりは無いから、何も知らないふりをしててね ー
一週間以内に戻る約束をして、それぞれ旅にでた。
私は風魔法で飛び上がった。
ここの所駆けだしてばかりだったので、空を飛ぶのが新鮮な気がした。
飛ぶのは気持ちいい
夕方には、懐かしい場所に着いた。
理由はともかく、逃げ出したんだから、最初はお詫びね。
玄関に出てきたメイドさんは、私の顔を見てびっくりしている
「そのせつは、大変お世話になりました。
ご無沙汰してすみません。
旦那さんとロジャーさんにお会いしたいんですが」
「今更何しにきたのよ。あなたが居なくなって大変だったんだから。」
そりゃそうだろう。売り飛ばす予定の娘が逃げだしちゃったんだから。
「申し訳有りません。ご迷惑おかけしました。
取り次いではいただけませんか?お願いします。」
メイドさんは、ブツブツ何か言いながら、私を応接間に通してくれた。
しばらくして、ケントさんが、来た。
「フウリンか?心配してたんだぞ、元気そうでよかった。」
何か拍子抜けした。
ロジャーがバタバタと走って来た。
私の顔を見るなり。手を広げてハグしようとした。
私はそれを拒絶するように、頭を下げた。
「ご無沙汰してました。こちらの皆さんの御恩は忘れていません。本当にありがとうございました。後ろ足で砂を掛けるように逃げ出してすみませんでした。どうかお許しください。」
「それで、急に戻って来て、何かあったのかな」
「はい 私、結婚することになりました。相手は同じ冒険者でジンという人です。お世話になった方々にちゃんとご報告しなければと、ご挨拶に来ました」
「そうなんだ。おめでとう。実はぼくも婚約したんだ。メアリーって娘で隣町の商人の家の娘なんだ。
でも政略結婚じゃ無いからね。彼女とっても可愛いんだよ」
「あら、ごちそうさま。幸せそうでよかった。」
「今日は家に泊まって行くだろ。ね、いいよね父さん」
「もちろんだ、あれからどうしてたかとか、旦那さんになる人との馴れそめも聞かないとな」
話をした感じでは、ケントさんは、悪い人には思えない。私を奴隷に売ろうとしてたとは、ロジャーの思い違いじゃなかったのか?
私は、両親が埋葬されてる教会に行くと言って外出した。
教会で祈りを捧げたあと、両親の墓に花を置き、結婚の報告をした。
ー ジンは、とってもいい人よ、私は幸せになるから ー
届かないとわかってる念話を両親に送った。
ケント邸に戻る前に昔住んでた場所に向かった。
そこには、私達が住んでた家より、もっと大きな家があった。
その家の近くに行き、中の様子をうかがった。
聴覚に魔力を集めてみたら、男たちの会話が聞こえてきた。
「それにしても、あのオッサン 俺たち以上のワルだよなぁ」
「いったい何の話ですか?」
「ああ、お前は最近仲間になったばかりだから知らねぇか。
ここはよお 街からちょっとばかし離れてるから、さらってきた娘を隠すのにちょうどいい場所だろ。
それで、火事に見せかけて、ここに住んでたヤツを殺して、ここを手に入れたんだよ。」
「ヘェ~、ひどいことするんですね」
「その上、この家の生き残った娘を奴隷に売ろうとしたんたぜ」
「そりゃ、本物のワルですね」
「ところが、何故かその娘が、逃げちゃったんだよ。」
「なんで逃げたんですか」
「そこはよくわからないんだよ。 でさ その娘が結婚の報告とかで自分から戻ってきたんだとよ」
「ヘェ~ そりゃバカですね
売り飛ばされるのに、戻ってきたんですか」
「それで今夜は、その娘を捕まえて来るのが、今夜の仕事だ。今のうちにちょっと寝とけ」
ロジャーの話は本当だった。
信じたくないけど、ケントさんは、本当に私を奴隷に売るつもりだったんだ。
その上、火事も事故じゃなくて、両親は殺されたんだ。
首謀者は、ケントさんだ。
私は、何事もなかったふりをしてお屋敷に戻った。
夕食の時には、話を適当に繕いながら、試しにロジャーに念話を送ってみた。
ー ロジャーわかる?私のこと。できれば声をださないで、返事をしてー
ー フウリン、なに?凄いね。どんな魔法?頭の中にフウリンの声がするよ ー
ー 私はあなたのお父さんの悪事を、知ってるの。
これからそれをあばいてゆく所よ
あなたにとっては辛いかも知れないけど、私 やるから ー
ー フウリン 僕なら大丈夫だよ、父の悪い噂はそれとなく聞いているよ、ヤバそうな奴らとも付き合いが有ることも知ってる
それで、どうするつもりなの ー
ー あなたは、味方でいてくれてたら、それだけでいいから、巻き込むつもりは無いから、何も知らないふりをしててね ー
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
ギルドの片隅で飲んだくれてるおっさん冒険者
哀上
ファンタジー
チートを貰い転生した。
何も成し遂げることなく35年……
ついに前世の年齢を超えた。
※ 第5回次世代ファンタジーカップにて“超個性的キャラクター賞”を受賞。
※この小説は他サイトにも投稿しています。
転生貴族の領地経営〜現代日本の知識で異世界を豊かにする
初
ファンタジー
ローラシア王国の北のエルラント辺境伯家には天才的な少年、リーゼンしかしその少年は現代日本から転生してきた転生者だった。
リーゼンが洗礼をしたさい、圧倒的な量の加護やスキルが与えられた。その力を見込んだ父の辺境伯は12歳のリーゼンを辺境伯家の領地の北を治める代官とした。
これはそんなリーゼンが異世界の領地を経営し、豊かにしていく物語である。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
家ごと異世界転移〜異世界来ちゃったけど快適に暮らします〜
奥野細道
ファンタジー
都内の2LDKマンションで暮らす30代独身の会社員、田中健太はある夜突然家ごと広大な森と異世界の空が広がるファンタジー世界へと転移してしまう。
パニックに陥りながらも、彼は自身の平凡なマンションが異世界においてとんでもないチート能力を発揮することを発見する。冷蔵庫は地球上のあらゆる食材を無限に生成し、最高の鮮度を保つ「無限の食料庫」となり、リビングのテレビは異世界の情報をリアルタイムで受信・翻訳する「異世界情報端末」として機能。さらに、お風呂の湯はどんな傷も癒す「万能治癒の湯」となり、ベランダは瞬時に植物を成長させる「魔力活性化菜園」に。
健太はこれらの能力を駆使して、食料や情報を確保し、異世界の人たちを助けながら安全な拠点を築いていく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる