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プロローグ
砂漠へ
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村の南には大きな砂漠が広がっていて、そこを渡るには何日もかかる。
この村にくる途中で遭難してしまう人も多く、この村の人でさえ遭難することもあるそうだ。
「モニカ 魔法を使えるのようになる為のきっかけ
それを見つける準備は、もう終わりました。
あとは自分しだいなの
明日あなたを砂漠の中まで連れて行きます。
私とはそこで別れて、一人でオアシスを目指しなさい。
生きてたどり着くことを考えなさい。
たぶんその中で、きっかけが見つかると思うわ。
それから、オアシスで水を汲みそれを家まで持って帰って来なさい。
そこまですれば、きっと何かつかめるはずよ。
誰かに連れてきてもらってはダメよ。アドバイスや情報はいくら人からもらってもいいけど、助けてもらうのは、ダメ。
このあたりには、砂漠を行き来する人が居るから、聞き込みをしなさい。
頑張らないと、魔法覚える前に死ぬわよ。
いいわね。生きて帰って来るのよ。」
おーい お母様!まだ10歳の娘を、砂漠の中に置いてけぼり宣言
いきなりハードモード過ぎませんか?
「お母様、私 もう少し大きくなってからの方が良くないですか」
「あら?あなた早く魔法使いたいんでしょ。
成人の儀式まで待ちたくないんでしょ。
わたしだって、辛いのよ
我が子を千尋の谷に突き落とすライオンの気持ちよ。
我が子の成長のために、心を鬼にしてるのよ。」
それ!子どもにそのまんま言うか?
腹くくるしかなさそうね。
「お金を渡すから、自分で考えて情報収集がてら必要な物を用意しなさい。」
水嚢、保存食、短剣、シート、麻紐、スコップ、銀の器
本当は魔石も持って行きたかったけど、魔道具系は、禁止されてた
10歳の娘が持てる荷物は、この程度が限界だろう。
40手前のOLの知識も総動員して、ここは生き残らなくては!
これまでに聞き出した話では、オアシスは、村から南南西方向に大人の足で歩いて10日程かかるそうだ。
昼間は40度以上夜は0度位まで気温は上下する。
砂漠と言っても、所々サボテンが生えているし 少しは樹木も有る。巨大な蟻塚が有ったりと、サバンナに近いようだ。
オアシスまで水場は無いが、明け方には朝霧がでるそうだ。
生き物は爬虫類と小型の動物もいるらしい。
毒蛇もいるが、人を襲うと言う話はなかったので、やはり、環境自体が過酷と言うことね。
大人が5日の行程を方向間違えずに進めればオアシスに着く計算だ!子どもの私なら7日位か。
道工屋にコンパスはなかったので、方向は太陽と星が頼りね。
翌朝母はボードセイリングのような船をレンタルした
風魔法を船に纏わせ帆に風を送るとスルスルと船は動き出した。
「お母様は、水属性ですよね。こんなこともできるんですか」
「この船には魔石が仕込んで有って、ちょっと魔力を注げば浮かせられるの。
進む位の風は、属性が違っても起こせるわ。
風属性の人なら、鳥が飛ぶ位のスピードが出せるかも知れないけど、私ができるのはこの程度よ。」
目的の場所へは船を使っても2日かかった
その間は、食べ物も休むところも全て母が用意してくれた。
昼間の一番暑い時間と明け方の寒い時間は、テントで休憩した
母が魔法で作った霧と風で、暑さを感じずに昼寝ができたし、夜も火の魔法で寒くはなかった。
「この辺でいいわね。水嚢を出しなさい。いっぱいにしてあげるわ。あとこれも持って行きなさい。」
母は自分がかけているネックレスをはずすと、私の首にかけた。
「よし。じゃあ頑張るのよ」
母は私を船から降ろすと直ぐにUターンして戻って行った。
母の姿はどんどん小さくなり、やがて見えなくなった。
わたしは急に恐くなった
「お母様! お母様!」
今更声を張り上げても届かないのはわかっているけど、しばらく母のことを呼び続けた。
「我が子の成長のために、心を鬼にしてるのよ」母の言葉がよみがえった。
この村にくる途中で遭難してしまう人も多く、この村の人でさえ遭難することもあるそうだ。
「モニカ 魔法を使えるのようになる為のきっかけ
それを見つける準備は、もう終わりました。
あとは自分しだいなの
明日あなたを砂漠の中まで連れて行きます。
私とはそこで別れて、一人でオアシスを目指しなさい。
生きてたどり着くことを考えなさい。
たぶんその中で、きっかけが見つかると思うわ。
それから、オアシスで水を汲みそれを家まで持って帰って来なさい。
そこまですれば、きっと何かつかめるはずよ。
誰かに連れてきてもらってはダメよ。アドバイスや情報はいくら人からもらってもいいけど、助けてもらうのは、ダメ。
このあたりには、砂漠を行き来する人が居るから、聞き込みをしなさい。
頑張らないと、魔法覚える前に死ぬわよ。
いいわね。生きて帰って来るのよ。」
おーい お母様!まだ10歳の娘を、砂漠の中に置いてけぼり宣言
いきなりハードモード過ぎませんか?
「お母様、私 もう少し大きくなってからの方が良くないですか」
「あら?あなた早く魔法使いたいんでしょ。
成人の儀式まで待ちたくないんでしょ。
わたしだって、辛いのよ
我が子を千尋の谷に突き落とすライオンの気持ちよ。
我が子の成長のために、心を鬼にしてるのよ。」
それ!子どもにそのまんま言うか?
腹くくるしかなさそうね。
「お金を渡すから、自分で考えて情報収集がてら必要な物を用意しなさい。」
水嚢、保存食、短剣、シート、麻紐、スコップ、銀の器
本当は魔石も持って行きたかったけど、魔道具系は、禁止されてた
10歳の娘が持てる荷物は、この程度が限界だろう。
40手前のOLの知識も総動員して、ここは生き残らなくては!
これまでに聞き出した話では、オアシスは、村から南南西方向に大人の足で歩いて10日程かかるそうだ。
昼間は40度以上夜は0度位まで気温は上下する。
砂漠と言っても、所々サボテンが生えているし 少しは樹木も有る。巨大な蟻塚が有ったりと、サバンナに近いようだ。
オアシスまで水場は無いが、明け方には朝霧がでるそうだ。
生き物は爬虫類と小型の動物もいるらしい。
毒蛇もいるが、人を襲うと言う話はなかったので、やはり、環境自体が過酷と言うことね。
大人が5日の行程を方向間違えずに進めればオアシスに着く計算だ!子どもの私なら7日位か。
道工屋にコンパスはなかったので、方向は太陽と星が頼りね。
翌朝母はボードセイリングのような船をレンタルした
風魔法を船に纏わせ帆に風を送るとスルスルと船は動き出した。
「お母様は、水属性ですよね。こんなこともできるんですか」
「この船には魔石が仕込んで有って、ちょっと魔力を注げば浮かせられるの。
進む位の風は、属性が違っても起こせるわ。
風属性の人なら、鳥が飛ぶ位のスピードが出せるかも知れないけど、私ができるのはこの程度よ。」
目的の場所へは船を使っても2日かかった
その間は、食べ物も休むところも全て母が用意してくれた。
昼間の一番暑い時間と明け方の寒い時間は、テントで休憩した
母が魔法で作った霧と風で、暑さを感じずに昼寝ができたし、夜も火の魔法で寒くはなかった。
「この辺でいいわね。水嚢を出しなさい。いっぱいにしてあげるわ。あとこれも持って行きなさい。」
母は自分がかけているネックレスをはずすと、私の首にかけた。
「よし。じゃあ頑張るのよ」
母は私を船から降ろすと直ぐにUターンして戻って行った。
母の姿はどんどん小さくなり、やがて見えなくなった。
わたしは急に恐くなった
「お母様! お母様!」
今更声を張り上げても届かないのはわかっているけど、しばらく母のことを呼び続けた。
「我が子の成長のために、心を鬼にしてるのよ」母の言葉がよみがえった。
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