49 / 61
ムー大陸
帰国
しおりを挟む
私たちに会いたいとおっしゃるお客様の部屋に入ると
「やっと見つけた!」
そこに居たのは、トムとジェリーだった!
ジェリーは駆け寄ってきて、私をハグした。
トムもそばに来たけど、手持ちぶさただ。
気を効かしたのか、ヨシヒコが握手した。
「なんで?どうしたの?」
嬉しい反面 なんか、いやな予感がした。
「至急国に帰って欲しいの!
その為にあなたたちの捜索隊を私たち買って出たのよ」
「国に何か有ったの?」
「ついに跡目争いが始まったの
最近王様の体調が優れなくなって、そしたら王子同士がギクシャクしてきて、貴族たちがどっちにつくかでもめてるのよ。
今はグレンデル伯爵が中立の立場で何とかバランスをとってるけど、いつ戦いが始まってもおかしくない状況なの」
「そんな時に俺たちが帰ったら余計もめないか?」
ヨシヒコが口をきった。
「二人の王子が気にしてるのは、グレンデル伯爵の戦力より、あなたたちよ。
この国に来た頃、刺客が来たでしょ。それ、王立魔法学院の後輩よ。どっちの王子か分からないけど、あなたたちの力を見たかったみたい。」
「それで、トムとジェリーはどっち派なの?」
「どっちでもないわ。
決まってるじゃない 第三王子派よ」
「帰りましょう。ヨシヒコ!
今から私 あなたへの命令権は放棄するわ。
あなたの決めたことに従うわ、ヨシヒコ王子」
「わかった。国に帰ろう。
兄たちには、元々野心なんて無いはずだ、取り巻きに踊らされてるんだと思う」
「モニカ ぼくから最初の命令だ。
気のおけない人たちといる時は、今まで通り「ヨシヒコ」と呼び捨てにしてくれ」
「わかったわ、ヨシヒコ」
「トムとジェリーは、国に帰るのにどの位時間かかるの?」
「そうね、5日って所かな」
「わかった。それじゃあ5日後に、グレンデル伯爵邸で会いましょう。」
女将に私たちは、すぐにこの国を離れ、たぶんもう戻らないことを話した。
家に戻って、荷をまとめた。
「ところでモニカ、あなたたち国に帰るのに、何日かかるの?」
「3日よ」
「相変わらず、ぶっ飛んでるのね」
私はヨシヒコの背中に密着して、マルハチの布で二人を包んだ。
「トム ジェリー お先に!
向こうで待ってるから」
空飛ぶ靴で舞い上がって、ジェット水流で発進した。
「この体勢でずっとは、身動きできなくて辛い」
とヨシヒコが言うので、アンダーアーマー国でホバーボートを買った。
「今日は徹夜で飛んで、海越えよ、明日はチャイ国の港町で宿に泊まりましょ。今回は一晩だけよ」
翌日の夕方、予定通りチャイ国の港町に着いた。
以前と同じ宿屋に泊まることにしたが、あの時ヨシヒコが助けた娘は、一年前に嫁にいって、もう子どもも産まれたそうだ。
「残念だったわね、ヨシヒコ
でも彼女幸せになってるみたいでよかったじゃない」
「ぼくと一緒にならなくて、よかったんだよ。
ぼくが自由でいられるのも、今夜で終わりだなぁ」
そうだ、向こうに着けば、彼は伯爵家預りの第三王子としての生活が待ってるんだ。
そして私も。
「ヨシヒコ、今夜はナンパしに出掛けてもいいのよ。」
「いや、この先ぼくがやりたい事をモニカと相談したい」
「やっと見つけた!」
そこに居たのは、トムとジェリーだった!
ジェリーは駆け寄ってきて、私をハグした。
トムもそばに来たけど、手持ちぶさただ。
気を効かしたのか、ヨシヒコが握手した。
「なんで?どうしたの?」
嬉しい反面 なんか、いやな予感がした。
「至急国に帰って欲しいの!
その為にあなたたちの捜索隊を私たち買って出たのよ」
「国に何か有ったの?」
「ついに跡目争いが始まったの
最近王様の体調が優れなくなって、そしたら王子同士がギクシャクしてきて、貴族たちがどっちにつくかでもめてるのよ。
今はグレンデル伯爵が中立の立場で何とかバランスをとってるけど、いつ戦いが始まってもおかしくない状況なの」
「そんな時に俺たちが帰ったら余計もめないか?」
ヨシヒコが口をきった。
「二人の王子が気にしてるのは、グレンデル伯爵の戦力より、あなたたちよ。
この国に来た頃、刺客が来たでしょ。それ、王立魔法学院の後輩よ。どっちの王子か分からないけど、あなたたちの力を見たかったみたい。」
「それで、トムとジェリーはどっち派なの?」
「どっちでもないわ。
決まってるじゃない 第三王子派よ」
「帰りましょう。ヨシヒコ!
今から私 あなたへの命令権は放棄するわ。
あなたの決めたことに従うわ、ヨシヒコ王子」
「わかった。国に帰ろう。
兄たちには、元々野心なんて無いはずだ、取り巻きに踊らされてるんだと思う」
「モニカ ぼくから最初の命令だ。
気のおけない人たちといる時は、今まで通り「ヨシヒコ」と呼び捨てにしてくれ」
「わかったわ、ヨシヒコ」
「トムとジェリーは、国に帰るのにどの位時間かかるの?」
「そうね、5日って所かな」
「わかった。それじゃあ5日後に、グレンデル伯爵邸で会いましょう。」
女将に私たちは、すぐにこの国を離れ、たぶんもう戻らないことを話した。
家に戻って、荷をまとめた。
「ところでモニカ、あなたたち国に帰るのに、何日かかるの?」
「3日よ」
「相変わらず、ぶっ飛んでるのね」
私はヨシヒコの背中に密着して、マルハチの布で二人を包んだ。
「トム ジェリー お先に!
向こうで待ってるから」
空飛ぶ靴で舞い上がって、ジェット水流で発進した。
「この体勢でずっとは、身動きできなくて辛い」
とヨシヒコが言うので、アンダーアーマー国でホバーボートを買った。
「今日は徹夜で飛んで、海越えよ、明日はチャイ国の港町で宿に泊まりましょ。今回は一晩だけよ」
翌日の夕方、予定通りチャイ国の港町に着いた。
以前と同じ宿屋に泊まることにしたが、あの時ヨシヒコが助けた娘は、一年前に嫁にいって、もう子どもも産まれたそうだ。
「残念だったわね、ヨシヒコ
でも彼女幸せになってるみたいでよかったじゃない」
「ぼくと一緒にならなくて、よかったんだよ。
ぼくが自由でいられるのも、今夜で終わりだなぁ」
そうだ、向こうに着けば、彼は伯爵家預りの第三王子としての生活が待ってるんだ。
そして私も。
「ヨシヒコ、今夜はナンパしに出掛けてもいいのよ。」
「いや、この先ぼくがやりたい事をモニカと相談したい」
0
あなたにおすすめの小説
はじめまして、私の知らない婚約者様
有木珠乃@『ヒロ弟』コミカライズ配信中
ファンタジー
ミルドレッド・カーマイン公爵令嬢は突然、学園の食堂で話しかけられる。
見覚えのない男性。傍らには豊満な体型の女性がいる。
けれどその女性から発せられた男性の名前には、聞き覚えがあった。
ミルドレッドの婚約者であるブルーノ王子であることを。
けれどミルドレッドの反応は薄い。なぜなら彼女は……。
この世界を乙女ゲームだと知った人々による、悪役令嬢とヒロイン、魔女の入れ替え話です。
悪役令嬢を救いたかったはずなのに、どうしてこんなことに?
※他サイトにも掲載しています。
【完結】憧れのスローライフを異世界で?
さくらもち
ファンタジー
アラフォー独身女子 雪菜は最近ではネット小説しか楽しみが無い寂しく会社と自宅を往復するだけの生活をしていたが、仕事中に突然目眩がして気がつくと転生したようで幼女だった。
日々成長しつつネット小説テンプレキターと転生先でのんびりスローライフをするための地盤堅めに邁進する。
大根令嬢の雑学無双、王弟殿下を添えて。~ 前世を思い出したので、許婚をほったらかして人助けしまくります!!
古森真朝
恋愛
気弱な伯爵令嬢のカレンは、自分勝手な婚約者レナートに振り回されていた。耐え続けていたある日、舞踏会で何者かに突き飛ばされ、階段から落ちてしまう。
その傷が元で儚く……なるかと思いきや。衝撃で前世を思い出したカレンは一転、かの『ド根性大根』みたいな超・ポジティブ人間になっていた。
『モラハラ婚約者の思惑なんぞ知るか!! 今度こそ好きなことやって、目いっぱい幸せに長生きするんだから!!!』
昔ひたすら読書に耽って身に着けた『雑学』を武器に、うっかり採れ過ぎた作物や、開墾しようとすると不幸に見舞われる土地、不治の病にかかった王族、等々の問題をどんどん解決。
領地の内外で心強い友人が出来たり、いつの間にかものすごく有名になっていたり、何かと協力してくれる王弟ヴィクトルから好意を寄せられたり(注:気付いてない)する中、温かい家族と共に仕事に励んでいく。
一方、前世から因縁のある人々もまた、こちらに転生していて――
【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました
佐倉穂波
恋愛
転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。
確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。
(そんな……死にたくないっ!)
乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。
2023.9.3 投稿分の改稿終了。
2023.9.4 表紙を作ってみました。
2023.9.15 完結。
2023.9.23 後日談を投稿しました。
私と母のサバイバル
だましだまし
ファンタジー
侯爵家の庶子だが唯一の直系の子として育てられた令嬢シェリー。
しかしある日、母と共に魔物が出る森に捨てられてしまった。
希望を諦めず森を進もう。
そう決意するシェリーに異変が起きた。
「私、別世界の前世があるみたい」
前世の知識を駆使し、二人は無事森を抜けられるのだろうか…?
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。
3歳で捨てられた件
玲羅
恋愛
前世の記憶を持つ者が1000人に1人は居る時代。
それゆえに変わった子供扱いをされ、疎まれて捨てられた少女、キャプシーヌ。拾ったのは宰相を務めるフェルナー侯爵。
キャプシーヌの運命が再度変わったのは貴族学院入学後だった。
転生してチートを手に入れました!!生まれた時から精霊王に囲まれてます…やだ
如月花恋
ファンタジー
…目の前がめっちゃ明るくなったと思ったら今度は…真っ白?
「え~…大丈夫?」
…大丈夫じゃないです
というかあなた誰?
「神。ごめんね~?合コンしてたら死んじゃってた~」
…合…コン
私の死因…神様の合コン…
…かない
「てことで…好きな所に転生していいよ!!」
好きな所…転生
じゃ異世界で
「異世界ってそんな子供みたいな…」
子供だし
小2
「まっいっか。分かった。知り合いのところ送るね」
よろです
魔法使えるところがいいな
「更に注文!?」
…神様のせいで死んだのに…
「あぁ!!分かりました!!」
やたね
「君…結構策士だな」
そう?
作戦とかは楽しいけど…
「う~ん…だったらあそこでも大丈夫かな。ちょうど人が足りないって言ってたし」
…あそこ?
「…うん。君ならやれるよ。頑張って」
…んな他人事みたいな…
「あ。爵位は結構高めだからね」
しゃくい…?
「じゃ!!」
え?
ちょ…しゃくいの説明ぃぃぃぃ!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる