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闇の世界
心の世界に
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「ヨシヒコ あなたは逃げるのが上手ね。どうして急に消えたり出たり出きるの」
「ぼくは闇の魔王だよ、闇のある所ならどこへでも行けるさ」
「闇から闇へね、体はその度に作ったり壊したりして、精神的生命体が「核」の正体なのね」
「さすがだね、理解が早くてたすかるよ」
「私なりに同化方法考えたわ
体を合わせるだけじゃダメよね、その先にあなたの求めるものがあるか、それとも私の願いが叶うか、やってみないと分からないけど、試してみる?」
「どうするつもりだ?」
私は、自分の体を置き去りにして、すべての意識を自分の「核」に注いだ。
自分の体が倒れるのを感じた。
死ぬのかも知れない。
私はヨシヒコとの繋がりをたどってヨシヒコの意識の元に私の意識を全て送り込んだ。
「ヨシヒコ、これで同化出来たと思わない?
私の魔力を欲しいだけ吸い取って使えるんじゃない?」
「モニカ、君の魔力はやはり暖かいな。」
私はヨシヒコが欲するだけ以上の魔力を与え続けた。
~~~
「モニカ モニカ しっかりしてよ」
ジェリーは、倒れたモニカに必死に声をかけた。
モニカは呼吸もしてないし鼓動もない、それでも死んだとは思いたくなかった。
「もう死んでるよ」トムはジェリーの肩を抱いた。
「モニカは、死んでないわ、きっと戻って来る。
この体は誰にも触らせない」
ジェリーはトムを睨みながら泣いている。
~~~
それから数日が過ぎた。
モニカの体は、王宮に運ばれ、ベッドに寝かされていた。
通常では考えられない事だが、全く顔色が変わることもなく、腐敗もしなかった。
「モニカは、目覚めの時を待っているだけよ」
ジェリーは、頑としてモニカの死を認めなかった。
~~~
闇に飲まれたゾーンが少し狭くなってるとの情報が王宮にきた。
ジェリーは、ミトにも声をかけて、闇へ乗り込んだ。
「ミト 私たちにも出来ることをしましょう。モニカはきっとあの闇の中で、戦ってるはずよ」
~~~
ヨシヒコは、私から吸いとった魔力を全く展開していなかった。
むしろ、流れ込む力にあがらえず飲み込まれていた。
ヨシヒコの作り出した闇の世界は、少しずつ狭くなって行く。
魔物の中には、異変を感じて異様な動きを始める者も居る
ジェリー一行は、闇に突入して、魔物を駆逐しはじめた。
自分たちの居る場所から少し離れた場所で火をおこし、集まって来たところを一気にたたくスタイルだ。
「核」迄消滅させないと、魔物は復活するのが厄介だが、次第に要領が良くなった。
ある時ジェリーたちの攻撃から逃げようと、闇の外に飛び出した魔物がいた。
魔物は眩しそうに太陽を見上げると、背中の羽が消え、爬虫類のような顔が、人の顔になった。
気のせいか、一瞬微笑んだ様に見えた。
彼の体は、砂が崩れる様に粉々になって消えて行った。
「魔物は元人間なんだ……
なんてことなの?
魔物狩りと思っていたのに、人殺ししてたの?私たち」
ジェリーが小さく呟いた
「そんなこと無いわ。彼らは魔物よ。
元がどうこう言う必要は無いわ。私たちは、彼らを苦しみから解放したのよ。
でも、今の人を見ると、日の光の元で成仏させた方が、もっと良さそうね。」
「ミト、ありがとう。
でも、どちらにしても、もう魔物狩りは止めましょう。」
ジェリーたちは、闇から出てきた。
闇は、確実に徐々に縮んでいる。
一行は王宮に戻った。
「モニカ!あなたは、今どうしてるの。戻って来るんでしょ」
モニカの体からは何の反応もない。
それから何日も過ぎた、何度目かの春を迎えた。
ジェリーはベッドで寝ているモニカの元に、毎日通って、毎回手を握り声を掛けた。
「モニカ、また闇が小さくなったそうよ。
もう少しであなたの勝ちよ、終わったら、私たちの所に必ず戻って来るのよ」
闇の範囲が小さくなったので、再びジェリーを中心に調査隊が編成された。
闇の中には、魔物がまだ居るものの、以前と比べるとずっと数が減っていた。
砂の上を数隻のホバーボートが滑るように進んで行く。
灯りをつけられないので、魔法で前方を確認しながら進んで行く。
数時間進んだ所で、建物にたどり着いた。
教会のように、中は大きな空間がある。
「灯り」
魔法であたりが明るくなると、奥で、うずくまっている人を見つけた。
「ヨシヒコさん!」
ヨシヒコは、モニカと同じように仮死状態のようだ。
呼吸も心拍も無い。
「彼を連れ出しましょう」
建物の中には、他にこれといった物はなく。調査はそこで終了して、戻ることになった。
帰り道は、魔物に襲われることもなく、無事に光の差す世界に戻った。
ヨシヒコの体は光の下でも、変化はなかった。
「ぼくは闇の魔王だよ、闇のある所ならどこへでも行けるさ」
「闇から闇へね、体はその度に作ったり壊したりして、精神的生命体が「核」の正体なのね」
「さすがだね、理解が早くてたすかるよ」
「私なりに同化方法考えたわ
体を合わせるだけじゃダメよね、その先にあなたの求めるものがあるか、それとも私の願いが叶うか、やってみないと分からないけど、試してみる?」
「どうするつもりだ?」
私は、自分の体を置き去りにして、すべての意識を自分の「核」に注いだ。
自分の体が倒れるのを感じた。
死ぬのかも知れない。
私はヨシヒコとの繋がりをたどってヨシヒコの意識の元に私の意識を全て送り込んだ。
「ヨシヒコ、これで同化出来たと思わない?
私の魔力を欲しいだけ吸い取って使えるんじゃない?」
「モニカ、君の魔力はやはり暖かいな。」
私はヨシヒコが欲するだけ以上の魔力を与え続けた。
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「モニカ モニカ しっかりしてよ」
ジェリーは、倒れたモニカに必死に声をかけた。
モニカは呼吸もしてないし鼓動もない、それでも死んだとは思いたくなかった。
「もう死んでるよ」トムはジェリーの肩を抱いた。
「モニカは、死んでないわ、きっと戻って来る。
この体は誰にも触らせない」
ジェリーはトムを睨みながら泣いている。
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それから数日が過ぎた。
モニカの体は、王宮に運ばれ、ベッドに寝かされていた。
通常では考えられない事だが、全く顔色が変わることもなく、腐敗もしなかった。
「モニカは、目覚めの時を待っているだけよ」
ジェリーは、頑としてモニカの死を認めなかった。
~~~
闇に飲まれたゾーンが少し狭くなってるとの情報が王宮にきた。
ジェリーは、ミトにも声をかけて、闇へ乗り込んだ。
「ミト 私たちにも出来ることをしましょう。モニカはきっとあの闇の中で、戦ってるはずよ」
~~~
ヨシヒコは、私から吸いとった魔力を全く展開していなかった。
むしろ、流れ込む力にあがらえず飲み込まれていた。
ヨシヒコの作り出した闇の世界は、少しずつ狭くなって行く。
魔物の中には、異変を感じて異様な動きを始める者も居る
ジェリー一行は、闇に突入して、魔物を駆逐しはじめた。
自分たちの居る場所から少し離れた場所で火をおこし、集まって来たところを一気にたたくスタイルだ。
「核」迄消滅させないと、魔物は復活するのが厄介だが、次第に要領が良くなった。
ある時ジェリーたちの攻撃から逃げようと、闇の外に飛び出した魔物がいた。
魔物は眩しそうに太陽を見上げると、背中の羽が消え、爬虫類のような顔が、人の顔になった。
気のせいか、一瞬微笑んだ様に見えた。
彼の体は、砂が崩れる様に粉々になって消えて行った。
「魔物は元人間なんだ……
なんてことなの?
魔物狩りと思っていたのに、人殺ししてたの?私たち」
ジェリーが小さく呟いた
「そんなこと無いわ。彼らは魔物よ。
元がどうこう言う必要は無いわ。私たちは、彼らを苦しみから解放したのよ。
でも、今の人を見ると、日の光の元で成仏させた方が、もっと良さそうね。」
「ミト、ありがとう。
でも、どちらにしても、もう魔物狩りは止めましょう。」
ジェリーたちは、闇から出てきた。
闇は、確実に徐々に縮んでいる。
一行は王宮に戻った。
「モニカ!あなたは、今どうしてるの。戻って来るんでしょ」
モニカの体からは何の反応もない。
それから何日も過ぎた、何度目かの春を迎えた。
ジェリーはベッドで寝ているモニカの元に、毎日通って、毎回手を握り声を掛けた。
「モニカ、また闇が小さくなったそうよ。
もう少しであなたの勝ちよ、終わったら、私たちの所に必ず戻って来るのよ」
闇の範囲が小さくなったので、再びジェリーを中心に調査隊が編成された。
闇の中には、魔物がまだ居るものの、以前と比べるとずっと数が減っていた。
砂の上を数隻のホバーボートが滑るように進んで行く。
灯りをつけられないので、魔法で前方を確認しながら進んで行く。
数時間進んだ所で、建物にたどり着いた。
教会のように、中は大きな空間がある。
「灯り」
魔法であたりが明るくなると、奥で、うずくまっている人を見つけた。
「ヨシヒコさん!」
ヨシヒコは、モニカと同じように仮死状態のようだ。
呼吸も心拍も無い。
「彼を連れ出しましょう」
建物の中には、他にこれといった物はなく。調査はそこで終了して、戻ることになった。
帰り道は、魔物に襲われることもなく、無事に光の差す世界に戻った。
ヨシヒコの体は光の下でも、変化はなかった。
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