61 / 61
闇の世界
永遠に?
しおりを挟む
ヨシヒコは、そのまま王宮に運ばれ、モニカと一つのベッドに寝かされた。
「あなたたち、出会ってからはいつも一緒だったでしょ。
しばらく離れていたから、寂しかったでしょ。
もう大丈夫よ」
動かない二人に、ジェリーは声を掛けた。
宮廷は、ヨシヒコ王子の帰還で大騒ぎになったが、王子が仮死状態ということで、少し沈静化した。
既に国政の実権は第一王子のダンゾ-が握っている。
ダンゾ-王子は「ヨシヒコが蘇ったら、全ての権利をを譲る」と宣言して、周囲を驚かせた。
~~~~
モニカの意識はヨシヒコの体の中でヨシヒコの「核」を包み続けていた。
自分の体が、手の届く所に有ることも、分からなかった。
「核」の中のヨシヒコは、膝を抱えてうずくまっているようだ。
もうどのくらいの時間こうしているのか分からない。
私はずっとヨシヒコを包み続けている。
「まだ寒いの?」
ヨシヒコは首を横に振った。
「こっちに来ない?」
「モニカがこっちに来てよ」
「私のことを幸せにしてくれる」
「大切にするよ。今までだって大切に思ってきた」
「大切になんて言ってないわ、幸せにって言ってるのよ」
「ぼくには幸せが、分からない」
「それならあなたが、こっちに来なさいよ、二人で掴むのよ!幸せを」
「嫌だ!ぼくはここから出たくない」
「それなら、あなたがそこから出たくなるまで、私はあなたを包み続けて、待っているわ」
~~~~
それからまた、いくつかの季節が過ぎた。
闇の範囲はますます狭くなり、グリム国とチャイ国の交易も闇を迂回して再開された。
ジェリーとミトがその日も二人してモニカとヨシヒコの元にきた。
二人の姿は、見つけた時のままだ
「闇はもうほとんど無くなったわよ、戻ってらっしゃい」
「この二人は、全然歳取らないのかしら?
生き返ったら、急にフケたりしてね
ねぇ、この二人手を繋がせてみない?何か反応が有るかも」
二人の手を繋がせると、一瞬モニカの指輪が光ったように思えたが、二人に変化はなかった。
~~~~
モニカは、明るい光に照らされてるような気がした。
光は、ヨシヒコにも届いた。
ヨシヒコは、眩しそうに光を手で遮ろうとした。
モニカは、その手を掴んだ。
「ヨシヒコ光の中に来て
私が一緒に居るから、大丈夫」
モニカはヨシヒコの手をおもいっきり引っ張った。
「核」の中から出たヨシヒコの意識を抱き締めた。
~~~~
ジェリーとミトが見舞いを終えて部屋から出ようとした時、突然部屋の中が光輝いた。
二人が振り返ると、光はヨシヒコの胸のあたりから発せられている。
光源は最初は小さな点だったが、次第に大きくなりヨシヒコとモニカの体を包み込んだ。
暖かな光だ
しばらくすると、光は二つに分かれヨシヒコ、モニカの二人が指にはめてる指輪に集束した。
ジェリーとミトは、モニカたちの元に駆け寄った。
モニカも、ヨシヒコも、顔に赤みがさしてきた。
「ミト!二人に回復魔法!」
ジェリーの声が聞こえる。
「モニカ!」
私が目を開けると、ミトとジェリーが飛び付いてきた
「苦しいから、離して!」
「離さないわよ、どれだけ待たせたと思ってるの。」
「モニカ、ありがとう。ぼくももう大丈夫だ!」ヨシヒコが口を開いた。
気が付くと私とヨシヒコの手がスカーフで縛られていた。
「あ、それ!今ほどくから、ちょっと待って」
「ミト、このままでいいわ」
私はヨシヒコにキスをした。
〰️〰️〰️〰️〰️〰️〰️〰️〰️〰️
この話しはここで終わりです。
この先の二人が、どうなるか、
想像していただけたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
「あなたたち、出会ってからはいつも一緒だったでしょ。
しばらく離れていたから、寂しかったでしょ。
もう大丈夫よ」
動かない二人に、ジェリーは声を掛けた。
宮廷は、ヨシヒコ王子の帰還で大騒ぎになったが、王子が仮死状態ということで、少し沈静化した。
既に国政の実権は第一王子のダンゾ-が握っている。
ダンゾ-王子は「ヨシヒコが蘇ったら、全ての権利をを譲る」と宣言して、周囲を驚かせた。
~~~~
モニカの意識はヨシヒコの体の中でヨシヒコの「核」を包み続けていた。
自分の体が、手の届く所に有ることも、分からなかった。
「核」の中のヨシヒコは、膝を抱えてうずくまっているようだ。
もうどのくらいの時間こうしているのか分からない。
私はずっとヨシヒコを包み続けている。
「まだ寒いの?」
ヨシヒコは首を横に振った。
「こっちに来ない?」
「モニカがこっちに来てよ」
「私のことを幸せにしてくれる」
「大切にするよ。今までだって大切に思ってきた」
「大切になんて言ってないわ、幸せにって言ってるのよ」
「ぼくには幸せが、分からない」
「それならあなたが、こっちに来なさいよ、二人で掴むのよ!幸せを」
「嫌だ!ぼくはここから出たくない」
「それなら、あなたがそこから出たくなるまで、私はあなたを包み続けて、待っているわ」
~~~~
それからまた、いくつかの季節が過ぎた。
闇の範囲はますます狭くなり、グリム国とチャイ国の交易も闇を迂回して再開された。
ジェリーとミトがその日も二人してモニカとヨシヒコの元にきた。
二人の姿は、見つけた時のままだ
「闇はもうほとんど無くなったわよ、戻ってらっしゃい」
「この二人は、全然歳取らないのかしら?
生き返ったら、急にフケたりしてね
ねぇ、この二人手を繋がせてみない?何か反応が有るかも」
二人の手を繋がせると、一瞬モニカの指輪が光ったように思えたが、二人に変化はなかった。
~~~~
モニカは、明るい光に照らされてるような気がした。
光は、ヨシヒコにも届いた。
ヨシヒコは、眩しそうに光を手で遮ろうとした。
モニカは、その手を掴んだ。
「ヨシヒコ光の中に来て
私が一緒に居るから、大丈夫」
モニカはヨシヒコの手をおもいっきり引っ張った。
「核」の中から出たヨシヒコの意識を抱き締めた。
~~~~
ジェリーとミトが見舞いを終えて部屋から出ようとした時、突然部屋の中が光輝いた。
二人が振り返ると、光はヨシヒコの胸のあたりから発せられている。
光源は最初は小さな点だったが、次第に大きくなりヨシヒコとモニカの体を包み込んだ。
暖かな光だ
しばらくすると、光は二つに分かれヨシヒコ、モニカの二人が指にはめてる指輪に集束した。
ジェリーとミトは、モニカたちの元に駆け寄った。
モニカも、ヨシヒコも、顔に赤みがさしてきた。
「ミト!二人に回復魔法!」
ジェリーの声が聞こえる。
「モニカ!」
私が目を開けると、ミトとジェリーが飛び付いてきた
「苦しいから、離して!」
「離さないわよ、どれだけ待たせたと思ってるの。」
「モニカ、ありがとう。ぼくももう大丈夫だ!」ヨシヒコが口を開いた。
気が付くと私とヨシヒコの手がスカーフで縛られていた。
「あ、それ!今ほどくから、ちょっと待って」
「ミト、このままでいいわ」
私はヨシヒコにキスをした。
〰️〰️〰️〰️〰️〰️〰️〰️〰️〰️
この話しはここで終わりです。
この先の二人が、どうなるか、
想像していただけたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
0
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(4件)
あなたにおすすめの小説
はじめまして、私の知らない婚約者様
有木珠乃@『ヒロ弟』コミカライズ配信中
ファンタジー
ミルドレッド・カーマイン公爵令嬢は突然、学園の食堂で話しかけられる。
見覚えのない男性。傍らには豊満な体型の女性がいる。
けれどその女性から発せられた男性の名前には、聞き覚えがあった。
ミルドレッドの婚約者であるブルーノ王子であることを。
けれどミルドレッドの反応は薄い。なぜなら彼女は……。
この世界を乙女ゲームだと知った人々による、悪役令嬢とヒロイン、魔女の入れ替え話です。
悪役令嬢を救いたかったはずなのに、どうしてこんなことに?
※他サイトにも掲載しています。
【完結】憧れのスローライフを異世界で?
さくらもち
ファンタジー
アラフォー独身女子 雪菜は最近ではネット小説しか楽しみが無い寂しく会社と自宅を往復するだけの生活をしていたが、仕事中に突然目眩がして気がつくと転生したようで幼女だった。
日々成長しつつネット小説テンプレキターと転生先でのんびりスローライフをするための地盤堅めに邁進する。
美男美女の同僚のおまけとして異世界召喚された私、ゴミ無能扱いされ王城から叩き出されるも、才能を見出してくれた隣国の王子様とスローライフ
さら
恋愛
会社では地味で目立たない、ただの事務員だった私。
ある日突然、美男美女の同僚二人のおまけとして、異世界に召喚されてしまった。
けれど、測定された“能力値”は最低。
「無能」「お荷物」「役立たず」と王たちに笑われ、王城を追い出されて――私は一人、行くあてもなく途方に暮れていた。
そんな私を拾ってくれたのは、隣国の第二王子・レオン。
優しく、誠実で、誰よりも人の心を見てくれる人だった。
彼に導かれ、私は“癒しの力”を持つことを知る。
人の心を穏やかにし、傷を癒す――それは“無能”と呼ばれた私だけが持っていた奇跡だった。
やがて、王子と共に過ごす穏やかな日々の中で芽生える、恋の予感。
不器用だけど優しい彼の言葉に、心が少しずつ満たされていく。
大根令嬢の雑学無双、王弟殿下を添えて。~ 前世を思い出したので、許婚をほったらかして人助けしまくります!!
古森真朝
恋愛
気弱な伯爵令嬢のカレンは、自分勝手な婚約者レナートに振り回されていた。耐え続けていたある日、舞踏会で何者かに突き飛ばされ、階段から落ちてしまう。
その傷が元で儚く……なるかと思いきや。衝撃で前世を思い出したカレンは一転、かの『ド根性大根』みたいな超・ポジティブ人間になっていた。
『モラハラ婚約者の思惑なんぞ知るか!! 今度こそ好きなことやって、目いっぱい幸せに長生きするんだから!!!』
昔ひたすら読書に耽って身に着けた『雑学』を武器に、うっかり採れ過ぎた作物や、開墾しようとすると不幸に見舞われる土地、不治の病にかかった王族、等々の問題をどんどん解決。
領地の内外で心強い友人が出来たり、いつの間にかものすごく有名になっていたり、何かと協力してくれる王弟ヴィクトルから好意を寄せられたり(注:気付いてない)する中、温かい家族と共に仕事に励んでいく。
一方、前世から因縁のある人々もまた、こちらに転生していて――
【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました
佐倉穂波
恋愛
転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。
確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。
(そんな……死にたくないっ!)
乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。
2023.9.3 投稿分の改稿終了。
2023.9.4 表紙を作ってみました。
2023.9.15 完結。
2023.9.23 後日談を投稿しました。
転生後はゆっくりと
衣更月
ファンタジー
貧しい集落で生まれたリリは、生まれた瞬間から前世の記憶があった。
日本人特有の”配慮”に徹した赤ん坊を演じていたことで、両親から距離を置かれた挙句、村人からも「不気味な子」として敬遠されることに…。
そして、5才の誕生日に遠くの町に捨てられた。
でも、リリは悲観しない。
前世の知識チートは出来ないけど、大人メンタルで堅実に。
目指すは憧れのスローライフが出来るほど、ほどほどの守銭奴としてリリは異世界人として順応していく。
全25話(予定)
私と母のサバイバル
だましだまし
ファンタジー
侯爵家の庶子だが唯一の直系の子として育てられた令嬢シェリー。
しかしある日、母と共に魔物が出る森に捨てられてしまった。
希望を諦めず森を進もう。
そう決意するシェリーに異変が起きた。
「私、別世界の前世があるみたい」
前世の知識を駆使し、二人は無事森を抜けられるのだろうか…?
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
退会済ユーザのコメントです
ありがとうございます。
励みになります
お気に入りに登録しました~
嬉しいです。
励みになります
作品登録しときました!
ありがとうございます。
励みになります。