遊び人ロイはハーレムスキル

烏帽子 博

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転移魔法と鉱山

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いつものように、朝食時は賑やかだ

「結局昨日も5周したな、一人増えて少しは分散すると思ったが」
「ロイは、やっぱりロリ好物だったよね」
「ミーナのしっぽより、あの呪文がきいたにゃん」
「えー? 私呪文とか使って無いですよ」
「クリネの次にもうすぐ自分の番だと思ってたのに、あの一言で連チャンになったの分からんのか?」
「魔性だにゃん」
「次の次の次だった私のことも少しは考えた?
クリネの所で毎回二回は、順番的にきついわぁ」

「えーごめんなさい。身に覚えはないんだけど 私なんて言ってたんですか?」

ラビ、ミーナ、エリが声をそろえて
「もう らめぇ~」

「ぶっ😁💨💨」俺は飲みかけのスープを吹いてしまった

「やーねー マハリクマハリタ」
俺が汚してしまった所がきれいになった

「エリ クリーンじゃないの」
「いいでしょ、だいたいの魔法は、もう呪文いらないから、でも、何か言った方が可愛いでしょ」


居心地のいい、エルフの里にいつまでも居るわけにはいかないので、まず麓の村迄戻り、それからギルドのある町に戻ることにした。

「クリネ 君の転移が使えるかな?」

「麓の村へは私の転移が使えるのら。一度でも行ったことのある場所かこのキーを持った人の所に飛べるのら。」

「何か話し方変わった? で、キーは、何個あるの?」

「私はらめぇ路線でいくのらぁ キーは、ひとつだけなのら」

「そうか。キーを持ってる人の方から呼び出すことはできるの。」

「できるのら キーを持って願えばいいのら クリネのハートにビビってくるのら」

「クリネの方からは、いつでもこれちゃうの、機能OFFとかは」

「OFFは無いのら~ どこにいても、行けるのら
ママが、心に決めた人に持たせるのよ。って言ってたのら」

浮気現場に踏み込むには、最強ツールだな。

キーは、俺が持たされたが、コピースキルでもう1つ作りまずミーナに渡した。

麓の村へは、皆で手を繋いでクリネの転移で移動した。
ラビが働いていたイイダの町へは、一番の俊足のミーナに走ってもらい。ミーナの合図で転移した。

普通なら一ヶ月は少なくともかかる距離を、ミーナの超人スピードもあって、昼飯前にイイダの町に着いた。
ミーナは、それほど疲れてないと言ってたが、クリネが回復をかけて、元気いっぱいだ。

ギルドでクリネの冒険者登録とパーティーメンバーへの登録も済ませた。
職業は精霊使いだ

ギルドでの依頼のなかに、エナ山のあたりの鉱山で大量にでた魔物の討伐だ
パーティーレベルは問わないとなってる

エナ山と言えば俺が最初にこの世界に来てミーナとも出会ったキソの森の近くだ
もしかしたら、ライたち獣人とも会えるかも知れない。
この依頼を受けることにした。

依頼を受注する際に、聞いた話だと
これまでBランクのパーティー2組が失敗して、逃げて帰って来たそうで、ゴールデンゴーレムが大量にいるようだ

今回は慎重に探索するため、ホウキに乗ったエリが上空から見ながら、ミーナが偵察して進んで行く。

エリが降りて来てミーナがゴールデンゴーレムと交戦中の知らせだ

エリに案内されてミーナのところに着くと、ゴールデンゴーレムの攻撃をミーナはひょいひょいと避けて遊んでるようだ。

「こいつ固いのにゃ、ミーナの爪で壊せないのにゃ」

「ミーナもできる筈だがなぁ
ちょっと代わるから、見てなよ」

そう言うと、ラビがたちあがって、すぐ座った ように見えた
ゴールデンゴーレムの片方の腕が、切り落とされていた。
俺には何が起きたのか、全くわからなかった。

「ラビ凄~い わかったにゃん やってみるにゃん」

ゴールデンゴーレムがあっという間に、バラバラいや粉々になった

「なに?この人たちの強さは!規格外だら」

「まだ「ら」言葉へたにゃ~クリネちゃん「だら」は……にゃいにゃあ」

「ねぇロイ 私も見つけたらやっていいでしょう❤️」エリも見張りだけは退屈なようだ

「いいけど いつかみたいに、森ごと無くすとか無しだよ、あとミーナや俺たちのいる場所を注意して、ピンポイントで頼む」

「はぁ~い」エリが飛び去ろうとすると

「エリちゃん、お茶とおやつ、置いてってくれない」ラビは遠足気分のようだ

「ラビ、所で今のは、何がどうなったんだ?」

「なに、簡単なことよ、剣に魔力をまとわせて見せたの。
そしたらミーナが、すぐまねをしただけよ」

時々、進行方向で雷が光ってる。
進んで行くと
丸焦げになったゴールデンゴーレムがあちこちで転がってた。


さっきから
ピコンピコン
クリネのレベルアップを知らせる音と魔物の落とすコインの音が何度も鳴ってうるさいくらいだ

やっと鉱山の入口に着いた。

「終わったわよ。もう魔物は居ないわ。」

「一人で全部終わらせたのかにゃ?
ミーナの分は?」

「宝箱とか、隠し部屋とかは見てないから、探してみる?」

「落盤とかしないかにゃ?」

「そんときは、ドーンってやれば、バーンでしょ。お耳に灯り点けてあげるから、入ってきたら」

「はーいヽ( ・∀・)ノ ラビも行くかにゃ?」

「あたしは、いいよ。どうせすぐ終わるだろ。」

「いってきまーす」

ミーナが坑道に入って3分位で、爆発が起きて、土埃がもうもうと坑道から出てきた。
続けざまに、大爆発が起きて、山の半分が吹き飛んだ。
噴石が降ってきて、大惨事の様相だ

俺は鉄のシェルターを瞬時に作って、クリネと退避した

「みんなは大丈夫かしら? 心配なのら」

「大丈夫、みんな気が充実してるよ。
感じないかい。クリネもレベルアップしたから、そろそろ分かるようになると思うよ」

あたりの土埃が収まると、ミーナが戻って来た。
「エリきれいきれいして欲しいにゃん」

「クリーン!  で 何かあったの?」

「宝箱が2つあって、ひとつは、この杖が入ってたにゃん。もうひとつはミミックで、なにか言おうとしたから、バーンて打ったら、周りがくずれちゃったにゃん。それで、上に出た方が早いと思って、エリに言われたようにドーンとやってバーンとなったにゃん」

「その杖は!ちょっと、貸してくださいなのら。」

「OKにゃ」

クリネは、杖を手に取ると
「間違いないのら、これは、
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