遊び人ロイはハーレムスキル

烏帽子 博

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気のせい

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ラビが、また厄介な課題を増やしてきた。

「ロイ 今からは、空中浮遊と身体強化の他に、ミーナとの戦闘で使った「気」を体に纏うのも追加だ
早速ベッドの無いベッドルームでな!」

「みんなお願い。」
ミーナが訴えた
「今夜は私に一番を譲って!
それと最初の一回だけでいいから、二人だけにして欲しいの。
お願い、こんなワガママもう言わないから」

「しょうがないな。ミーナが「にゃん言葉」も使わずに頼んできたんじゃあな」

「エリは、次の夜に私にも同じ権利をくれれば、いいわ」

「ここは、私の幻術の中なのら
幻術を解いたあとの、最初の夜は、私にその権利をくれ!なのら!」

「あ!私も条件つければよかった
そうね、エリの次の夜に、権利を行使させて」

「ロイ、ミーナをちゃんとエスコートしろよ」

クリネがウインクすると、ミーナがウェディングドレス姿になった。ただしスカート丈は超ミニだ。

ミーナが俺の首に手を回し
俺は宙に浮いたまま彼女をお姫様抱っこした
体の回りを覆っている「気」を広げて、ミーナも一緒に包んだ。

「ほう」とラビが呟いた
「ヒューヒュー」とエリが冷やかす
「「気」よりも紐で縛ればもっとよいのら」
クリネは、ぶれない娘だなぁ

俺はミーナを抱いてベッドのあったルームに入った。

ミーナの背中のジッパーをゆっくり下ろしていると
「ねぇロイ 四人の中で、一番好きなのは誰なの」

キター 究極の選択!
「そりゃ 決まってるじゃないか」

「やっぱり! ラビね。
いつも、ラビのおっぱい見てるわよね。スカートの時は、パンチラ見逃したことないでしょ」

「そ そうかなぁ、確かに魅力的な女性だとは思ってるよ」

「えー、違うの?じゃあエリエールちゃん?
彼女の制服姿、見た時直ぐに、ニヤニヤしたわよね。」

「似合ってて、可愛いなって思っただけだよ」

「クリネちゃんかあ~~
ロリータで変態はレア物よね~~」

「純粋にあの娘を可愛いとは思ってるよ」

「ミーナは?」
「もちろん大好きさ」

俺は、ミーナの猫耳としっぽを愛撫した。

「ずるい」ミーナは一言いって、身を委ねてきた。

あぶねぇー 究極の質問と誘導尋問耐えきった🎵



「朝~~」

「今日はロイ対エリ ラビ対ミーナよ」

「やっぱりその組み合わせなのね」
エリはその言葉をいい終わると同時に、地面から複数の槍と雷撃を浴びせてきた。

纏っていた「気」と身体強化のおかげで、最初の攻撃は しのいだ。

「ドラグスレイブ!」

やっぱりそれか。体に纏う「気」の強度を最大にして、まともに受け止めた。

「やっぱり、効かないわよね。
ロイの魔力をもらって、魔力を増やした私の魔法だもん。」

「一ついいことを教えてあげる。
魔法を使う時、「気」がいるの、
「気」がおさえこまれたりして、使えなかったら、どんな凄い魔法も使えないわ。」

「じゃあ。時間もあるし練習してみましよ」

エリエールは、そう言うと、箒を掴んで舞い上がった。

雷、炎の槍、石つぶて、色々なものが飛んでくる。
纏っている「気」と身体強化のおかげで、ダメージは無い。

術者の持つ「気」自体に干渉するには、どうすればいい。

エリは、目まぐるしく動き回りながら、攻撃をしてくる。

エリは、ミーナのように「気」をぶつけてきたり、爆発させたりはしない、爆弾の信管のように「気」は魔法発動のきっかけなんだ。

エリの「気」自体は、ミーナ同様の強さも、絶対量も有る。
彼女の持ってる「気」は、愛し合う時も、俺を癒してくれる。

エリの「気」をこの世の中で一番知ってるのは俺だ!

自分を覆っている「気」のベールをエリに向けて伸ばした。

エリの「気」と俺の「気」がぶつかる。
引っ張るとあがらう。
押すと押し返してくる。
包んでみたら、攻撃が止んだ。
俺の「気」の波長をエリの「気」に合わせた。
二人の「気」は融合した状態で、互いの体の中をめぐった。

エリの目から、一筋 涙がこぼれた。


その夜は、やはりあの質問がきた
「ねぇ ロイの一番好きなのは誰?」
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