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本当の自分
俺って
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ラビとミーナは先生
クリネは保険の先生
エリは生徒
俺一人 暇人だ
クリネの幻術世界の中とはいえ、何日も何日も、睡眠も取らず、食事もせずに、ひたすら戦い、何度も殺され、何度も彼女たちを抱いた。
「気」を鍛える緊張を常に強いられ、ストレスが限界だ。
今は、サラリーマン時代の
会社と家の往復と
女房の「つまらない人ね」と愚痴を浴びせられる日々が懐かしい。
あの頃の俺に今の生活を話したら、「何を贅沢な」って言うだろうな。
四人ものタイプの違う美女に囲まれたハーレム。
冒険家としての日々
遊ぶ気になれば、博打運も有る。
もっと女を口説きたければ、ウインク一発で落とせる。
強くなりたいと思った。
でも、その先に何がある?
わからない わからない
俺はこれから何をしたいんだ?
何か満たされない。
何が足りないか、わからない。
俺は、シラカワの町から高い山を目指して一人出かけることにした。
「気」を使って飛んで行けば、直ぐに着くはずた。
でも、今はあえて歩いて行きたい。
「しばらく旅に出ます。探さないで下さい。」
ドラマでよくある この置き手紙
一度やってみたかった。
山といっても、登山道が整備されてるわけでもないので、獣道を分けいってゆく。
ミーナなら直ぐにいいルート見つけるだろうな
藪の深い所にきた
ラビなら、剣撃飛ばして道を作るかも
エリだったら飛んで行くよな
クリネなら、誰かに先行してもらって、転移だろうな
折角一人になったのに、彼女たちのことを考えてるとは
野暮だなぁ
自分の中で、ちょっと反則技と思いながらも「気」で行く手を切り開いて進んだ。
「気」を自然と使っているから、疲れもない。
試しに「気」をOFFにして、歩いてみるか。
何だか久しぶりに人間に戻った気がする。
鳥や虫の声を聞く、
時折吹く風が心地いい
草や腐葉土の薫りが風にのってくる
岩場に手を着きながら登って行くと少し息がきれて、汗ばんだ
少し開けた所に出た
「ハア ハア」少し休んで息を整えていると。
「ロイ 大丈夫? 苦しそうなのら」クリネが目の前にいて、俺を覗き込むようにしている。
「キュアするね」
「探さないでって、手紙かいたろ!」
「ロイ 怪我は無い?」
「ロイ 本当に大丈夫なの?
「ロイ ミーナ 怖かった~」
「何で、みんなくるんだよ!」
ラビから平手打ちを食らった。
「心配させるからでしょ!」
「手紙は、みんなで見たのら。
何日我慢できるか、相談したのら。
ラビが、「3日目頃には通りすがりのイケメンを襲いそうになる」って言ったのら」
「手紙を見て、エリやミーナは「すぐ探しに行く!」って言ったけど、ラビが、「3日でいいから我慢してみよう」って!
それから「みんなロイの「気」は感じられるだろ。離れていても、繋がりは感じるよな。心配しなくていい」って
その時は、みんな納得したんだけど。
さっきロイの「気」が消えて、みんなびっくりして、パニックになって、私キーで飛んできたのら」
「クリネが私たちおいて、転移して行っちゃったから
クリネの「気」を追って私たち来たのよ」
「どうして「気」を消したのよ。
心配するじゃない!」とエリが言った。
「エリもみんなも「気」を消して一緒に歩いてみないか?」
「疲れるじゃない」
「汗かくな」
「息があがるのら」
「ミーナはやってみるにゃあ」
「どこに行くんにゃ?」
「とりあえずそこの高台まで」
「先に行ってるぞ」ラビとエリとクリネは飛んで行った。
「ふうー やっとついた」
「ちょっと疲れたにゃん 風が気持ちいいにゃん」
「何でわざわざ疲れることしたいんだ?」
「この方が達成感が有るんだ。」
「ミーナは子どもの頃から、森の中走ってたにゃん。
走るの楽しいのにゃあ」
「みんな、学校はいいのかい?」
「追い返す気!」ラビが言うと
「ランチBBQしましょうよ」とエリは言うと、魔法の袋からテントやらコンロなど道具を出し始める。
「ミーナお肉採ってくる」
「アオカン 楽しみなのら」
まったく クリネは……
結局その日は、みんなでテント泊となった。
翌朝「今日明日の一泊二日でいいから、一人で山に登りたい」とみんなを説得した。
最後までミーナは「ミーナも!行くの!」と言って困らせたが、
「ロイが好きなら、ロイの為だと思って我慢しろ」とラビに言われ。
「クリネの泡姫テクマクマヤコン」を皆で見ようとのエリの提案で、ミーナも折れた。
二日目の昼頃、俺は山頂にいた。
360度見渡せる景色に、足下の雲海、少し薄い空気に、強い日射し、自分も自然の中の一つの生き物なんだと感じる。
ここに登る時も、彼女たちのことばかり考えていた。
足りない物なんか無い
俺も、もう逃れられないな
でも、これでいいと、心に決めた。
クリネは保険の先生
エリは生徒
俺一人 暇人だ
クリネの幻術世界の中とはいえ、何日も何日も、睡眠も取らず、食事もせずに、ひたすら戦い、何度も殺され、何度も彼女たちを抱いた。
「気」を鍛える緊張を常に強いられ、ストレスが限界だ。
今は、サラリーマン時代の
会社と家の往復と
女房の「つまらない人ね」と愚痴を浴びせられる日々が懐かしい。
あの頃の俺に今の生活を話したら、「何を贅沢な」って言うだろうな。
四人ものタイプの違う美女に囲まれたハーレム。
冒険家としての日々
遊ぶ気になれば、博打運も有る。
もっと女を口説きたければ、ウインク一発で落とせる。
強くなりたいと思った。
でも、その先に何がある?
わからない わからない
俺はこれから何をしたいんだ?
何か満たされない。
何が足りないか、わからない。
俺は、シラカワの町から高い山を目指して一人出かけることにした。
「気」を使って飛んで行けば、直ぐに着くはずた。
でも、今はあえて歩いて行きたい。
「しばらく旅に出ます。探さないで下さい。」
ドラマでよくある この置き手紙
一度やってみたかった。
山といっても、登山道が整備されてるわけでもないので、獣道を分けいってゆく。
ミーナなら直ぐにいいルート見つけるだろうな
藪の深い所にきた
ラビなら、剣撃飛ばして道を作るかも
エリだったら飛んで行くよな
クリネなら、誰かに先行してもらって、転移だろうな
折角一人になったのに、彼女たちのことを考えてるとは
野暮だなぁ
自分の中で、ちょっと反則技と思いながらも「気」で行く手を切り開いて進んだ。
「気」を自然と使っているから、疲れもない。
試しに「気」をOFFにして、歩いてみるか。
何だか久しぶりに人間に戻った気がする。
鳥や虫の声を聞く、
時折吹く風が心地いい
草や腐葉土の薫りが風にのってくる
岩場に手を着きながら登って行くと少し息がきれて、汗ばんだ
少し開けた所に出た
「ハア ハア」少し休んで息を整えていると。
「ロイ 大丈夫? 苦しそうなのら」クリネが目の前にいて、俺を覗き込むようにしている。
「キュアするね」
「探さないでって、手紙かいたろ!」
「ロイ 怪我は無い?」
「ロイ 本当に大丈夫なの?
「ロイ ミーナ 怖かった~」
「何で、みんなくるんだよ!」
ラビから平手打ちを食らった。
「心配させるからでしょ!」
「手紙は、みんなで見たのら。
何日我慢できるか、相談したのら。
ラビが、「3日目頃には通りすがりのイケメンを襲いそうになる」って言ったのら」
「手紙を見て、エリやミーナは「すぐ探しに行く!」って言ったけど、ラビが、「3日でいいから我慢してみよう」って!
それから「みんなロイの「気」は感じられるだろ。離れていても、繋がりは感じるよな。心配しなくていい」って
その時は、みんな納得したんだけど。
さっきロイの「気」が消えて、みんなびっくりして、パニックになって、私キーで飛んできたのら」
「クリネが私たちおいて、転移して行っちゃったから
クリネの「気」を追って私たち来たのよ」
「どうして「気」を消したのよ。
心配するじゃない!」とエリが言った。
「エリもみんなも「気」を消して一緒に歩いてみないか?」
「疲れるじゃない」
「汗かくな」
「息があがるのら」
「ミーナはやってみるにゃあ」
「どこに行くんにゃ?」
「とりあえずそこの高台まで」
「先に行ってるぞ」ラビとエリとクリネは飛んで行った。
「ふうー やっとついた」
「ちょっと疲れたにゃん 風が気持ちいいにゃん」
「何でわざわざ疲れることしたいんだ?」
「この方が達成感が有るんだ。」
「ミーナは子どもの頃から、森の中走ってたにゃん。
走るの楽しいのにゃあ」
「みんな、学校はいいのかい?」
「追い返す気!」ラビが言うと
「ランチBBQしましょうよ」とエリは言うと、魔法の袋からテントやらコンロなど道具を出し始める。
「ミーナお肉採ってくる」
「アオカン 楽しみなのら」
まったく クリネは……
結局その日は、みんなでテント泊となった。
翌朝「今日明日の一泊二日でいいから、一人で山に登りたい」とみんなを説得した。
最後までミーナは「ミーナも!行くの!」と言って困らせたが、
「ロイが好きなら、ロイの為だと思って我慢しろ」とラビに言われ。
「クリネの泡姫テクマクマヤコン」を皆で見ようとのエリの提案で、ミーナも折れた。
二日目の昼頃、俺は山頂にいた。
360度見渡せる景色に、足下の雲海、少し薄い空気に、強い日射し、自分も自然の中の一つの生き物なんだと感じる。
ここに登る時も、彼女たちのことばかり考えていた。
足りない物なんか無い
俺も、もう逃れられないな
でも、これでいいと、心に決めた。
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