超時空スキルを貰って、幼馴染の女の子と一緒に冒険者します。

烏帽子 博

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第1章

マインさん

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「ルーさん これってやり過ぎでしょうか」

「そうですね。新人2人で初日に4区間処理したのは過去にもそうそう居ませんね。
知られると目立ちますね。
もちろん私は誰にも言いませんが、報告書を見た人の口止めはできません。」

「今日は、2区画だけやって、明日又2区画やった事にできませんか」

「私に嘘の報告書を書けと言うのですか
それは絶対できませんよ。バレたら私の首が飛びますし、あなたがたにも資格剥奪などの罰則が適用されますよ。」

「わかりました。ありのままで報告書はお願いします。」


冒険者ギルドに戻ると、まだ時間が早いのかそれ程混んではいなかった。

依頼を受けた時同様に、マインさんのところに行って、クエスト完了の書類をクリスが出した。

マインさんは、書類を見て目をカッと見開いて口に手をあてた。
一目見て驚いてる表情だとわかる。

ララと二人で申し訳無さそうにしてると。マインさんは、恐い顔して

「ちょっと あなたたち コッチに来なさい」

周りからも注目を集めてしまった。

「なんだ、なんだ」

「新人だろ。依頼先からクレームでも来たんじゃねえか」

「あの子ちょっと可愛いよな、戻ってきたら慰めてやろうかな」

「お前はアホか 隣りに男がいたじゃねぇか。
お前 女しか見えて無いだろ」

マインさんがカウンターの端を上げて入る用に促す。

ララが振り返って「お騒がせしてすみませんでした」と言って頭を下げた。
ぼくも慌てて「すみませんでした」と言って頭を下げてから、カウンターをくぐった。

「あなたたち、以外としっかりしてるのね」

マインさんは一言そう言うと「ついてきなさい」と言って奥へと歩いて行った。

マスター室と書かれた部屋の前に連れてこられた。
マインさんが、ドアをノックして声を掛ける
「マスター失礼します」
彼女は返事も待たずにドアを開けて中に入った。

マスターは、いかにもって感じのガタイの大きな男の人で目を通していた書類からゆっくりと視線をクリスとララ移してきた。

「マスター この二人今日の昼近くに登録したばかりの新人のクリスさんとララさんです」

「はじめまして クリスです」
「はじめまして ララです。」

「あ おう 俺はここのギルトマスターをやってるガルドだ。
で、マイン この ど新人 が何したんだ」

「『どぶさらい案件』です。この二人で昼に出かけて4区間処理して、もうこの時間に帰って来たんです。」

「ほう そりゃあなかなかやるなぁ
逸材ってことだな
悪い虫が寄ってきそうだ。」

「そうなんです。それでなんですが、私に彼らの指導係をさせて下さい。このままだと心配です。」

「そうだな。(少し間を置いて考えてる)それがいいだろう。
良かったなお前たち。マインなら安心だ。」

「でも、ぼくたち指導料とか払うお金ありませんけど」

「ハハハ、金の心配はいらねえよ。
指導係と言っても、これはマインのおせっかいだ。無料でマイン姉さんが世話を焼いてくれるってことだ。」

「おせっかいだなんて~ひどいわね
わたしはただ、あなたたちに死んで欲しくないし、騙される所を見たくないし、攫われたり、無理やり奴隷にされたりも嫌なだけよ」

「エエエ~~~そんなに冒険者って危ない仕事なんですか?」

「坊主たち いいか 冒険者が危ないんじゃねぇ。お前達が危なっかしいからマインが気にしてるんだ。
そんだけの仕事がいきなり出来るってことは、お前たちが特別だってことだ。
特別なやつは目立つし、目をつけられる。
悪い奴が利用しようとよって来る。
マインを信用して隠し事なく何でも話せ。
いいな」

ガルドさんはそう言うとニカッと笑って茶色い歯を見せた。

「マインさん よろしくお願いします」
ララが手を差し出した。
「よろしくお願いします」
クリスも同じように手を差し出す。

マインさんは僕たちと手を繋いで
「一緒に頑張りましょうね」と言ってくれた。

3人で受付に戻って、マインさんにクエスト完了の手続きをしてもらった。

「4区画だから報酬は28000Gよ それぞれ14000Gずつね。
半分に分けといたから。
私は6の鐘迄仕事だから、それまで宿舎でくつろいでて。仕事が終わったら宿舎の食堂に私も行くから、そこで又会いましょう」


ギルド併設の宿舎は、一階に食堂とミーティングルーム。二階は男性宿舎。三階は女性宿舎と女子職員宿舎だ。
因みに三階は、男性立入禁止となっている。


「クリス 起きて マインさんと待ち合わせの時間よ」

思ったより疲れていたようだ。知らない内に寝入っていたみたいだ。

二人で食堂に入ると、既にマインが居て手を振っている。

「先に食事にしましょう。この食堂は、好きなものが食べ放題よ。大皿の料理を自分で取るのよ。大事なルールは自分の皿に取ったら残さないこと。おかわりもできるから、最初から欲張らないこと。いいわね。
じゃあ料理を取りに行きましょう。」


パンにパスタ、肉も焼いたのや煮込みが何種もある。スープも2つの鍋があって、野菜がいっぱい入ってる。

「こ これ全部、好きなだけ食べてもいいんですか」

「凄~い こんな料理 夢見たい」

「もう一度言うけど、食べ切れる分だけとるのよ」



「ふわーーお腹いっぱいだぁ~」

「もう苦しい、食べれないわ~」

「あんたたち、そんなに食べてお腹壊すわよ。
って もう ダメそうね。
食器片付けてミーティングルームに移動するわよ」

「マインさん、少し待って。ゲフッ お腹いっぱいで、今動いたら吐きそうです。」

「わたしも~ ゲフッ」

「まったく。今日が特別メニューってことじゃ無いのよ。明日も明後日も食べ放題なのよ。
これからはキャパオーバーに食べない事」

15分程休んでから、3人はミーティングルームに移動した。

「あなたたちの話を聞く前に、私のことを話すわね」
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