超時空スキルを貰って、幼馴染の女の子と一緒に冒険者します。

烏帽子 博

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第1章

こじらせ幼馴染

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「ほんとに来ちゃったわね。」

「久しぶりだ。」

「ララ もうぼくから離れていいんだよ
 ふたりとも瞬間移動のせいで気持ち悪いとか無い」

「大丈夫よ。全然ok」
ララは、クリスから手を離して、つまらなさそうに地面を蹴ってる。

「俺も問題ない」

「で、魔物狩り始めますか」

「いや、少し待て、先ず剣に慣れろ。木刀と剣では、重さもバランスも違うし、いなした感じも違う。
 お前らのやってる流水剣は、その流れるような動きが肝だ。分かるな。
 相手になってやるから、かかってこい。
 最初はクリスだ。ただし『瀑布』は無しだ」

 クリスが打ち込んでも、跳ね返される。
 マインと戦った時は、受け流されてバランスを崩す場面があったが、ベイルからは、跳ね返されてバランスが崩れる。
 それを恐れながら打ち込むと今度は受け流される

(これが『剣豪』スキルなんだ。圧倒的な強さだな。)

「どうだクリス」

「まるで刃が立ちません」

「当たり前だ。お前らの流水剣の師匠マインのそのまた師匠のガルドと俺は何年も組んでたんだ。
 流水剣はいやってほど見てきてる。
 じゃあ次はララと交代だ」

 ララと対戦して直ぐにベイルは、驚いた。
(こいつ流水剣に俺の剛剣を混ぜて来やがる。
 今さっき少し見ただけだろ。もう覚えたのかよ)

「わかった、もういい。」

「えっ、もういいんですか。」

「剣が手に馴染めばいいだけだ。
 戦いは、魔物と楽しめ」

「はーい。
 でも、もう少し見たかったなぁー」

(そんな簡単に会得されてたまるか)

「お前たち、探知は使えるか」

「私使えます。」

「範囲はどのくらいだ」

「半径2km位です。」

「ほう、そこも優秀だな。
 作戦だ魔物を見つけたら矢を撃ち込んでおびき寄せて、剣で狩る。
 いいな。」

「はーい。
 じゃあ撃ちます。」

 ララは、矢を放った。

「相手は、数は、距離は、」

「ゴブリンが5匹、じゃなくて4匹。
 1匹矢で倒しちゃいました。1km位先です。」

「こっちに向かって来てるか」

「はい、来てます」

「やっぱりララは凄いや、ぼくは全然わからない」

「だから、私たちいつも一緒にいなけりゃいけないのよ。」

「いちゃついてる暇は無い。こっちからも迎えに行くぞ。
 クリス4匹全部任せていいか。」

「了解しました」

「ララは、引き続き探知で、他の魔物に注意だ」

 クリス、ララ、ベイルの順の隊列で、先程ララが矢を放った方向に進んで行く。

 少しすると「ウギャウギャ」と声が聞こえてくる。

「相変わらず馬鹿な奴らだ。わざわざ居場所を教えてくれる」

「声を出してるのは、真っ直ぐ向かって来る2匹だけです。
 他の2匹は、声を出さずに左右に別れて回り込んで来るようです。」

「なにっ バカは俺の方かハハハ
 ララ ありがとうな
 作戦変更だ、正面の2匹は、クリス。
 残りはララだ。左のやつは、でてくる前に矢で倒せ、はずしたら俺がやる。右のやつは剣でな」

 正面の2匹が見えた。
 クリスが突っこむ。

 ララが矢を放つ
「左クリア」

 正面のゴブリン 2匹は剣を持っていた。
 クリスが間合いに入った途端にゴブリンの剣が消えて次の瞬間2匹の首が飛んだ。

 右から飛び出してきた奴がララに剣を突き出す。
 ララはそれを絡め取るように受けながら、そのままゴブリンの喉に剣を差し込んだ。
「右もクリア」


「あっけねえな。
お前ら本当にルーキーかよ。
それはそうとクリス、ゴブリンの持った剣が突然消えたように見えたが、あれもスキルか」

「はい、収納しました。これです。」

クリスは、錆びた剣を2本足下に出して見せた。

「はぁー そうか。
俺を含めて武器を持って戦うやつは、クリスには絶対勝てないな。
相手の身に着けてる鎧兜もそうやって奪えるんだろ。」

「ええまぁ。」

「女を裸にできるか。」

「できても、しませんよ。そんなこと」

「だめよ。絶対。やめてよ。」

ララは胸を隠すように腕を組んでる。

「アハハハ オッサンの冗談だよ」

「ベイルさんは、ゲスだってわかってるわよ
クレアさんもそう思ってたんじゃない」

「うっ ララ 
ずるいぞクレアを引き合いにだすのは」

「クリスに変な入れ知恵しないでください」

「わかった。わかった。ピュアなクリスは、ララのものだよ」

「      」ララは、真っ赤になってうつむいてしまった。

「ぼ ぼくは、ぼくです。誰のものでもないですよ。」

「おい、クリスちょっと来い。男同士の話だ。ララは、ちょっと外してくれ。」

「また変なことクリスに教えないで下さいよ」

「心配するな。ちょっと確認するだけだ。」







「クリス、お前
ちゃんとララに告白したのか」

「告白ですか」

「好きなんだろ。ララのこと」

「ぼくたちただの幼馴染ですよ」

「バカ言え。恥ずかしがるんじゃねえよ。
態度を見てたら、分かりすぎるくらいだ。
お前らお互いにな。
ララは、お前からの告白を絶対待ってるぞ
安心させてやれよ」

「告白ってどうすればいいかわからないです。」

「バカヤロー、そんなこと自分で考えろよ。
自分のララに対する思いを素直にぶつければいいんだよ。
その時相手の好きな物をプレゼントするのを忘れずにな」


「もういいかしらー
アークバッファローがこっちに来てるけど」

「この剣なら斬れるかなぁ」

「魔力を剣に纏わせれば、切れないこともないが、腹側の皮膚が柔らかい所を攻めた方が楽だな。」

「試してみよう。良いよねララ」 

走ってくるアークバッファローが当然消えたように見えた。
よく見るとアークバッファローは背中を出して地面に埋まっていた。

「切れるかなぁー」

まるで緊張感無くクリスは近寄って行き。剣に魔力を纏わせる。
「このくらいでどうかなぁ」

クリスは、ブスっと剣を突き刺した。

「あっ 切れた」

「クリス、わたしにもやらせて」

「いいよ。ララ仕留めて。」

「ありがとう。クリス」

ララの剣もアークバッファローの皮膚を軽々と突き破った。



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ここまでお読みいただき感謝いたします。
皆様の応援心から御礼致します。
あと少しで、hot男性部門でベストテン入りになりました。
これからもよろしくお願いします。
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