愛犬は、ウサ耳ロリ獣人に転生してチートスキル持ち

烏帽子 博

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第2章 隣町へ

盗賊退治

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『ベス 何で泥水いっぱい収納しているんだい。』

『狼狩りの準備よ』

『狼狩り?この辺に狼が居るのかい?』

『それは分からないけど、いつ出くわしてもいいようにしたいのよ。』

『何で狼特定なんだい?』

『だって、狼は、ウェルシュ・コーギーとおなじイヌ科でしょ。
スライムじゃ無くて、可愛い犬に成りたいのよ。』

合成獣キメラでも創るつもりかい。』

『ウェルシュ・コーギーだって、人間の都合で創られた犬種よ。
野菜も、花もそう。
品種改良なんて合成獣作りと一緒よ』

『相変わらず俺の愛犬は、博識だな』

『もういいわ。行きましょ』

ベスが戻って来て、俺のポケットにスポット入ってきた。

「それにしても不思議だよなぁ~
ベスの収納には、あんだけの泥水やら岩とか倒した魔物とか色々入ってるのに、全然重くならないんだよな。」

『そうね。私も不思議。まだまだ余裕で収納できるわよ。』

ブルースとベスは、他愛のない会話をしながら街道を歩いている。

「ピー」

「プップッ」

「ブルブルブルブル」


『ベス さっきから何やってるんだい。変な音出してるけど、魔物でも呼び寄せてるのかい』


『違うわよ。このスライムの身体でも、ブルースと話が出来たらいいなぁ~と思って練習してるのよ』

「そうだなぁ~さっきのだと、『ピー』はイエスで『ブルブル』はノーとかどうかな。
それに出会った時みたいにジャンプしたり、ベチャッとなったりしたら、俺以外の人ともコミュニケーションとれるよな。
ベスが普通に会話したら、返って気持ち悪がられるかも知れないし。」


『ちょっと緊急事態!
ブルース!この先で人が戦ってるみたい。』


『行ってみよう。すぐに追い付くからベスは先に行って。』


「ピー」

ベスは小鳥に変身して飛んで行った。
ブルースも走ってそのあとを追った。

ベスが現場に着いた時には、馬車から執事風の人が引きずり出されて、胸を剣で一突きされて、崩れるように倒れ、馬車からは女性の悲鳴が聞こえた。

まだ間に合うかも知れない!

ベスは、スライムポーションを倒れた人の胸に掛けて、口にも含ませた。
馬車の周りを岩石で囲い、周囲の盗賊風の男たちわを石礫で攻撃した。

数人が倒れたが、何人かは、盾や魔法でこれを防いだ。

『ブルース、馬車が盗賊に襲われてるの。
何人か石礫で倒したけど、強そうな数人には効かなかったわ。』

『手練だろうな。危険な奴らだ。』

『ブルース、来ちゃダメ!あなたも勝てないかも知れないわ。』

『分かった。
その代わり作戦を言うよ。
ベス 盗賊の頭上に岩を出せる?
盗賊が気づかなかったら岩を落とす。
盗賊が気付いて上に注意がいったら、足下の土を収納して穴に落とすんだ。』

『ピー』

ベスは、
すぐにブルースの作戦を実行した。

「うわっ」「ぶべっ」

また数人を倒すことが出来たが、落とし穴の中から脱出しようと、魔法を使う者が2人いた。

『元気なこの人たちには、もっとサービスするわね』

ベスは落とし穴に泥水を流し込んみ岩でフタをした。

しばらくすると、落とし穴の中からは魔力も生命反応もしなくなった。

『ブルース、もう出て来ていいわよ。危険そうな盗賊は、全部死んだわ』

『ベスのその言い方だと、まだ生かしてある盗賊も居るのかな?』

『そうよ。生きててもみんな重症だけどね。
生き残りが居ないとアジトの場所探すの面倒だからね。
アジトも潰してお宝貰って、盗賊と繋がりのある黒幕のことも調べないといけないでしよ。』


盗賊退治は、組織壊滅状態までか。
似たようなことを遠足の時の先生が言ってたなぁ。


『この人でいいかな?』

ベスは矢印の形に体を変形させて一人の盗賊を指定して、念話してきた。

ブルースが、その盗賊の近くまで行くと

「ゲフ 早く殺せよ。」

盗賊は、チラッとブルースを見て、血を吐きながら言った。

「虫の息だな。
少し回復させてやるよ。
アジトを教えてくれたら、情状酌量もあるぞ」

ブルースは、そう言いながら、蔦で盗賊の手を縛った。

ブルースがウインクすると、蜂になったベスが、男に針を刺した。

『スライムポーションを注入したわ』



「つぅ~~


 あれっ?


 苦しく無い。


息が普通に出来るぞ」



盗賊の男相手に、ブルースが向き直って
「アジトに案内してもらおうか!」


「拒否したら?」


「どうなると思う?」


「質問を質問で返すのかよ!」


顔色を変えたブルースは、盗賊の腹に一角ウサギの槍を突き刺した。

「グェッ」

倒れて刺された腹を押さえてる盗賊をブルースは蹴飛ばして

「まじで死にたいみたいだね。他の人に案内頼もうかな?」

盗賊は、口から血を吐きながら

「御案内させていただきます。」


「因みにさぁ~ この先トラップとかぁだまし討ちとかぁ有ったら。全部君のせいにするからね。
この意味わかるよね。」


『今、ブルース 凄い悪人顔してるわよ』

『ベス からかわないでよ
盗賊相手に交渉してるんだからさ。』

「早く 頼むよ。手あてしてくれ」

『ベス 悪いけど動ける程度回復させてやって』

「ピー」

ベスはまた蜂に変身して、盗賊に針を挿してスライムポーションを注入した。

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