愛犬は、ウサ耳ロリ獣人に転生してチートスキル持ち

烏帽子 博

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第3章

心配性

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ブルースにとっては、予定外だったが、考えてた銭湯ではなく、アミューズメント施設を運営する事業者になることになった。
アレス王子のお墨付き効果は、絶大で、連日盛況だった。

商人のベッキオの後押しも有り。
ベスボラス王都に2店舗
他の主要都市にも店舗展開を順次おこなっていった。

「はぁ~こんなに忙しいなんて、やってられないよ。」

「ブルース、乗りかかった船よ、落ち着くまでは頑張るしかないでしょ」

「もうすぐ、兄と決闘した日から一年が経つだろ。
喪があけたら結婚と思ってたんだけど、何も準備が出来てないよね。
店が増えるのは嬉しいけど、建設費用とかで、莫大な借金持ちになってしまったし。」

「そうね、今のボウリングブームなら、返済は順調に進むとおもうけど、借金はやっぱり良い気はしないわよね。」

「ブームは、必ず消える時が来るんだよ。
引き時を間違えると、借金だけが残るんだ。
かと言って、臆病になり過ぎると折角のチャンスを失うことになる。
今はまだまだチャンス時だから、仕掛けるべきなんだろうけど、突っ走り通しでちょっと疲れたなぁと思ってさ。」

「ブルース キャロは、ベッキオさんに相談すればいいと思うわ。」

「そうだな。キャロ、えらいぞ」

「エヘヘ~ ブルース大好き」

「僕もキャロが好きだよ」

ブルースは、キャロの頭を撫でた。

「ねぇブルース。私がいい意見言った時も、それやってくれる。
毎度見せつけられるとダメージ蓄積するんだけど」

「そうか、ごめんよ気が利かなくて。クレアもえらいぞ。」

「エヘヘ ブルース大好き」

「僕もクレアが好きだよ」

ブルースがクレアの頭を撫でようとすると、クレアはそれをするっと掻い潜り

「やっぱり、やらなくていいわ。恥ずかし過ぎるわ。」

「ぼくは、クレアも大好きだよ」

「わかった。わかったから。
ふぅ~ふぅ~
なんかこの部屋暑いわ。」

クレアは、真っ赤な顔をして

「さぁ行きましょ、ベッキオさんの所に」

クレアは席を立って、ドアへとさっさと歩き出した。


□□□□□


「ブルースさん、久しぶりです。お稼ぎですね。
笑いが止まらないんじゃないですか。」

「それがですね。色々と忙し過ぎて疲れちゃったんです。
かと言って、ここまで来て放り出す訳にもいきませんし。
なんか、精神病みそうで、ベッキオさんに相談にきたんです。」

「え~~ そうなんですか。
それは大変です。
でも、相談に来てくれてよかった。
力になりますよ。
これは、ブルースさんだけじゃなくて、働き者の人によく起きることです。
まず、仕事の事は一旦全て忘れて休むのが一番ですね。」

「はぁ~、それができればいいんですが。僕が居ないと」

「アハハハ 働き者は皆そう言うんですよ。
本人が居なくても、意外となんとかなるもんですよ。」

「そうなんですか。でも何かあったら」

「各店舗の支配人を信用しましょう。
皆様ブルースさんのスキルでチェックした上で採用された優秀な方たちですよね。
方針を伝えて、各店舗の目標を設定したら、各自に任せた方が、自主性も責任感も伸ばせます。
事業がこのスケールまできたら、いかに優秀な人材を上手に使うかが大事なポイントです。
私など、自分より才能のある部下たちに助けられてここまでこれたようなものです。」

「またまた、ご謙遜を」

「いやいや。本当に1人で出来ることは限られますよ。
私の方で定期的に店舗の収支などを監査しましょうか。
それなら安心して休めますよね」

「そんなこと、お願いしてもいいんですか。」

「ハハハ、タダでは有りませんよ。」

「もちろん、費用はお支払いしますから、是非お願いします。」

「やっと休む気になってくれたようですね。
クレアさんキャロさん良かったですね。
お二人もお疲れでしょう。
この際一緒にのんびりされたらいかがですか。」

ブルースは、各店舗の支配人を集めて今後の計画についての会議を開くことにした。

「プロボウリング協会の設立
プロボウラー資格認定試験(プロテスト)の実施
ドラフト会議
都市対抗ボウル
アレス殿下杯
プロボウラーグッズ販売
スポンサー契約管理

これらを順次実施したいと思っている。
細かな内容は、僕からの指示ではなく、君たちで煮詰めてくれ。
ベッキオ商会と監査契約をした。月次毎の収支のチェックをしてもらいます。
金銭や在庫に不正があれば、厳重に対応します。
以上 質問有りますか。」

「ドラフト会議とは、どんな会議ですか。」

「プロテストに合格した選手の所属を決める会議です。
実力の高い選手や人気者をどこの球場でも欲しいでしょう。
競り合いで際限なく契約金がつり上がるのを防ぎます。
その選手を欲しい球場が名乗りをあげて、重複した際には、クジで決めます。
会議にあげられた選手にはプロテクトがかかり、会議で決まった球場以外とは契約出来ません。
選手の本意でない球場に指名された場合、契約拒否して翌年のドラフト会議で希望球場に運よく選ばれるしか道は有りません。」


こうしてブルースは、各支配人の権限をベッキオのアドバイスにしたがって大きくし、自分は、自由な時間を手に入れた。


そうこうして一週間

「暇だぁ~」

「何もしなくていい時間が欲しかったんでしょ。」

「まあ そうなんだけどね」

「ブルース、クレア キャロとお散歩行こうよ。お散歩。」

キャロは、シルバーウルフの子どもに変身して、リードを咥えてブルースに擦り寄る。

ここの所キャロとの散歩が日課になっている。

「喪があけたら、王都ベスボラスに行こう。
そこで冒険者活動再開しょう。」

「結婚式はどうするの」

「もちろんするけど、キャロがせめて13歳の『スキルの儀』が過ぎてからにしたいんだ。」
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