仲間

ノピコ

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第1章 入部

ミーティング

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ある日、ミーティングと言うものがあった。
私は休みがちで部活に出てない事が多かった。
1年生は山本沙也加と瑠花だけで
先輩の神原琉歌、白川真琴、水川亜矢だ。
特に、水川亜矢・神原琉歌が苦手だった。
水川は、なぜか自己中。
神原は、静かで何を考えているかわからないひとだった。
唯一心を開けたのが白川真琴。
真琴と聞いて、男だと思うがれっきとした女だ。

ミーティングが始まるととりあえず
水川からこっぴどなく言われた。
「声小さい・下手くそ。ちゃんと覚えてっていったよな?なんで覚えてないん?」
「無断欠席しやんといて。」
など、私に向けて思っている事をバンバン言われた。
正直、泣きそうになった。
怖くて怖くて震えて…。
だがおかまいなしに言ってくる。
逃げ出したい。
私の頭の中にずっとずっとある。
今でも忘れる事は出来ないと思うんだ。

ミーティングが終わり、沙也加も終わっていたので練習を続けた。
目から雫が降ってきた。
ポロポロと小雨が降るみたいに。
静かに、音を立てずに…。
誰もきずいていない、こうやって1人で泣くのは慣れていた。
怖い思いも。全部……。
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