小説家由依千歳の徒然妖奇譚

杏西モジコ

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寂しがり屋の悪戯妖怪

1.

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 少年は暗い石畳の広がる山の中でぽつんと立っていた。目の前には小さな祠が建っているだけ。他に何かがあるわけでもない。
『オレの大事なものを返してくれれば許してあげるよ』
『大丈夫、ウソじゃない。それさえ返ってくれば、オレは何もしないから……』
 脳に直接語りかけてくる声は聞き覚えがあり、少し高めの子どもの甘ったれた声だった。そして、この祠にも見覚えがある。
 これは………。


 うるさい程の着信音で目が覚めた。根津は枕元に置いていたスマホに腕を伸ばし画面を見ると、上司の兼田の名前が表示されていた。遅刻でもしたのかと焦って部屋の時計を確認したが、何時もの起床時間よりも三十分程早い事がわかった。
「……お疲れ様です……。なんスか。こんな朝っぱらから」
 欠伸を交えながら通話に応じる。寝起き一番に聞く声が会社の上司なんて目覚めも悪い。
「朝早くに悪いが今日は先生の家に直行してほしい。もう印刷所が待ってくれそうにないんだ……!代行の作家も一応いるが、売り上げはやっぱり」
「わかりました、殴ってでも原稿奪ってきます」
 根津はわざとらしく大きな溜息をしながら、兼田の声に被せて返事をした。
「まぁ、君ぐらいしか彼に強く言えないから任せるが……とりあえず状況の確認が取れ次第連絡してくれ」
 それだけ伝えると兼田は電話を切った。根津は起き上がると切られたスマホをベッドに放り投げ、舌打ちをした。切羽詰まった挙句の電話なのだろう。昨日もきっと徹夜で作業をしていたのかもしれない。そしてそれは、編集側だけの話ではないだろうが。そう思うと気の毒だが、モーニングコールはまた別問題だった。


 かの有名な小説家、由依千歳はもう間も無く差し迫る締め切りに対して匙を投げた。というか、すでに投げていた、が正しい。早朝に様子を見に彼のやらたらと大きくて広い平屋に足を運ぶと、案の定だった訳だ。仕事場である書斎はもぬけの殻。茶の間のテレビは付けっ放し。洗濯物はいつ干したか分からないぐらいカラカラに乾いていた。根津が洗濯物を取り込みに庭の物干し竿の前へ立つと、おおっぴらに開いた雨戸から台所のヤカンがヒューヒューと湯が沸いた音が聞こえた。
 縁側に取り込んだ洗濯を山積みにし、台所へ向かうと、大事に育てている白い文鳥を頭に乗せてヤカンからお湯をカップ麺に注ぐ由依が立っていた。
「由依センセー。そろそろ書いてくれやしませんかねぇ」
 ボサボサの頭を見ると、起き抜けなのはわかった。竜胆色の着流しに紺色のどてらを羽織り、モコモコしたピンクのスリッパを履いている。生活力のない彼は長くて綺麗な髪を硬く髪留めで結い上げ、無意識に痛めつけていた。
「あぁ、来ていたんですか。申し訳ないですが、たった今起きたところなんですよ」
「んなの見りゃ分かる」
「でも、丁度良かった。これ、やってもらえますか?」
 由依はカップ麺についていた火薬や粉末スープの袋を根津に渡した。
「作り方ぐらい見りゃいいだろ」
「肇くん、私は貴方の手作りを欲しているんですけど?」
「これは手作りって言わねぇだろーが」
 根津は大きく溜息を吐きながら、作りかけのカップ麺を受け取った。
 つーか、なんで先にお湯だけ入れるんだよ……。
 彼の中でカップ麺は「お湯を注ぐだけ」という知識しか無かったようで、付属の火薬や液体スープはフィルムと一緒に放り出されている。根津は小さな舌打ちをし、説明書の順番に火薬をカップへ投入した。
「で、いつ書き上がるんだ?」
 根津は腕時計の秒針をじっと見ながら、戸棚からお茶っ葉を取り出すと、片手間に急須に入れ、ヤカンに残ったお湯を注ぐ。
「そうですねぇ。差し支えなければ明日……いや、明後日ぐらいまでになら、ってところでしょうか」
「全然じゃねぇか。タイムオーバーだよ」
 急須から湯のみにお茶を淹れると、根津は由依に茶の間へ行くように言った。由依はにこにこと軽く返事をすると、頭の上に乗せている文鳥を、鳥籠へ戻しに行く。お茶とカップ麺、そして由依の箸をお盆に乗せて根津は茶の間へ移動した。
「何が何でも今日書き上げろよ」
 こたつの電源を入れて、由依と根津は向かい合わせに座った。カップ麺を由依の前に置くと、蓋を開けようとするので、根津は片手で由依から少しカップ麺を離す。
「あと一分」
「根津っちは細かいですね」
「その根津っちってのやめろ」
 ふふふ、と由依は笑う。根津は溜め息をつくと、付けっ放しのテレビを消した。
「アンタに依頼がきてたんだよ」
 すすっとカップ麺を由依の前に戻す。お湯を注いでから三分経ったらしい。
「おや、一分ってのは嘘ですか?」
「センセーも細かいですね」
 蓋を開けて、箸で麺をほぐすやいなや、由依は「そうだ、アレを入れましょう」と言って冷蔵庫へと駆けていく。何を持って来るのだろうと見ていると、彼はマヨネーズを持ち再びこたつへ足を入れた。
「待て待て、それは無い」
 口の中を想像して根津は顔を引き攣らせた。
「肇くんは世間知らずですね。これビックリするぐらい美味しいんですよ」
「世間知らずはアンタだろうがっ」
 肇は由依マヨネーズを取り上げて、背中へ隠す。
「あ、ちょっと!意地悪しないでくださいよっ」
「こういうことは、俺が居ない時にやってくれ」
「せっかく美味しい食べ方を伝授して差し上げようと思っていたのに……」
「そんな世話いらねぇから」
 しょんぼりと肩を落とす由依を目の前に、根津は小さな茶封筒をスーツの内ポケットから取り出した。
「さっきも言ったが、依頼がきてる。ホームページのメールもそうだが、郵便受けぐらい確認しろ」
 根津はこの部屋に上がる前、新聞と郵便で溢れ返ったポストをこじ開けてきた。
「新連載でしたらお断りを」
「郵便受けに入ってた分は脱稿後の方が気楽にできるものだ。問題はこっちだ。先週末にメールが来ていた」
 根津は郵便受けに入っていた封筒を内ポケットに仕舞い込み、持ってきた方を由依の方へ突き出した。しかし、由依は封筒には目もくれず、箸で持ち上げた麺に息を吹きかけ、ズズッとカップ麺を啜る音が茶の間に響いた。
「肇くん」
「なんスか」
「食事中は静かにお願いします」
「……へいへい」
 先程淹れたお茶を啜り、頬杖をつきながら由依がカップ麺を美味しそうに頬張る姿をぼうっと眺めた。
でかいリスかよ……。
 膨れた頬を見て呆れつつ、編集部へ由依の原稿進捗を伝えようと、スマホをジャケットの胸ポケットから取り出すと、掛け時計の時間とスマホの画面に表示される時間が違うことに気がついた。よくよく見ると、数分ズレではなく数時間はズレている。
「あぁ、あれですか。この間悪戯されちゃったんです」
 根津の視線に気がついた由依が、さらっと答えた。
「誰にだよ」
「さぁ?」
 由依は肩を少しだけあげて、困ったような仕草をしたが、わざとらしくて鼻で笑った。
 そんなことはお構い無しにスープまでゆっくりと堪能している彼は、どうやら締め切りというものの理解がないらしい。仕方なしに、名残惜しくもこたつから足を出して縁側に座り込み編集部へ連絡を入れた。スマホを耳に付けたのを見た由依はひらひらと手を振りながら「明後日まで延ばしてくださいね~」と呑気に言う。再び小さな舌打ちが漏れ、眉間に一層深くシワが寄った。


 電話で由依が全く仕事を進めていないことを上司の兼田に伝えると、盛大に溜息をつかれた。どうにかして原稿をもらってこい、なんならコラムでもいい。明日の午後までは時間をくれてやる。彼は鼻息荒く捲し立てるようにそれだけ言うと、一方的に根津の電話を切ってしまった。
 縁側から居間を覗くと、由依がこたつに潜り込んですやすやと寝息を立てていた。
「ざっけんな、起きろよ」
 舌打ちとともに乱暴な言葉を吐いても、由依は目を閉じたまま起きようとしない。先程、今起きたばかりだと言っていたがあれば嘘に違いない。一体、原稿も進めずに夜通し何をしていたのだろうか。付けっ放しのテレビはお昼のニュースが映っていて、ここ最近器用な手口の空き巣が流行っていると報道している。偶然にもこの偉大な由依千歳先生の住む近所からその被害が多数出ているらしい。
 まぁ……留守になることのが珍しいか。
一瞬、この家の心配をしたが、根津はそれをすぐに覆す。金目の物を探そうにもこの家は広くて、変なガラクタが多い。そして何よりこの家主だ。骨董品でさえも綺麗に扱っている試しなどないだろう。
「ったく……見ないなら消せってーの」
 聞こえてるのか分からないが、小言を言いながら根津はテレビを消した。カップ麺も先程淹れたお茶も一気に飲み込んだようで、空っぽの容器だけがこたつの上に置いてある。
 食べてすぐ眠るなんて……。
 目を離したのはほんの数分というところだろう。小説家というのは締め切りに自ら追われにいく難儀な生き物だと思った。本当に一文字も書いていないのかも疑わしく、根津は離れにある彼の書斎へ向かった。

 外から差し込む日射しは障子紙に反射してやたらと眩しく目が眩む。広い平屋は廊下がやたら長く、離れの書斎は先程までいた茶の間からだいぶ遠く感じた。軋む廊下を歩いた先の書斎のドアを開けると、くしゃくしゃに丸まった原稿用紙がいたるところに散らばり、足の踏み場も無い状態になっていた。朝方まで頑張ってはいたが……ってところだろう。机を覗き込むと、綺麗な字が並んだ数十枚の原稿用紙が綴り紐できちんと括られたものが置いてあった。見た感じからして、書き終えている状態だ。いつも綴り紐で括ったこの束の状態で原稿を回収する。後で入れようとしていたであろう茶封筒も、すぐそばに用意されていた。
「出来てんじゃねーか」
 原稿用紙の束をパラパラとめくる。きっちり由依の綺麗な字が敷き詰められているように見えた。
「それ、未完成なんですよ」
 後ろを振り向くと、くわっと大きな欠伸をしながら由依がドアに寄りかかっていた。いつから後ろにいたのかまったく分からない。
「未完成って、どこが」
「真ん中から……というか、ちょこっと盗まれちゃったんですよねぇ」
 由依は呑気にもう一度大きな欠伸をした。
「どういうことだよ」
「見れば分かりますよ」
 根津は言われるまま、原稿用紙の束をもう一度パラパラとめくった。由依が言った真ん中のページを確認すると、不自然な程綺麗にそのページから疎らに一部の文字だけが消えている。
「自分で消したんじゃ無いのか?」
「まさか。仕事熱心な私がそんなふざけたことをするわけが無いでしょう」
 眉を寄せて心外だと言うような表情を見せる。根津はあながち間違いではないと思っていたが、今時珍しい手書き原稿を扱う由依は数文字だけを消すなどという、面倒なことは確かにしない。
「言ったでしょう。盗まれたって」
「どう見たってお前の編集者に対する反抗心から生まれた悪戯だろ」
「こう見えて私、売れっ子作家なものですから、私が書いた文字……もしくは中身が大変気に入ったとも考えられます。ちなみに、そこさえきちんと戻れば原稿は完成です」
「はぁ……。なら思い出す限りで良いから、ページの抜けた部分を埋めればいいだろう」
「それもそうなんですけど、埋められないんです」
「…………は?」
「その原稿用紙と同じ原稿用紙は二つとして存在しないんですよ。何度も書き直そうとしました。でも、ダメなんです。同じ文章を写そうにも写せない」
 由依は足元に散らばった原稿用紙を拾い集め、根津に数枚手渡した。
「よく見てください。手始めにこのページを再度書き直そうとしたんです」
手渡された原稿用紙を見ると、文章の抜けた原稿とそっくり同じ場所だけが消えていた。
「手の込んだサボり方だな」
「根津っちは意地悪しか言いませんね」
「その根津っちって呼び方はやめろ」
 由依はふふふっと笑って、机の椅子に腰掛けた。
「盗まれたのは登場人物です。言い方を変えれば……これは誘拐ですね」
 背もたれに体重をかけ、天井を見上げながらくるくると回っている。
「……そう言えば、数日前からおかしいんですよね、この家」
「アンタのまわりはいつもおかしなことしか起きてないだろ」
「肇くん、私にきている依頼って何か窃盗的な話でしょうか」
 由依の問いを聞いて根津はぴくりと片方の眉を動かした。その表情をみて、由依は「ふぅっ」と深呼吸をする。
「窃盗というか、気がついたら何か消えていたり、動いていたり……悪戯にしては奇妙なことが立て続けに起こっているってやつが沢山いるんだとよ。それも丁度この家の近所でだ。依頼主はこの近辺の中学生。大事なゲーム機や漫画、冷蔵庫に入れていたプリンや炊いたばかりの白米、母親の帽子や父親の長靴が盗まれたってよ。全部つい数時間前まで使っていた物で、全部一気に消えたんだと。誰も部屋に入った形跡もない。炊いたばかりの白米なんて、炊飯器の音がして数分のことらしい。盗んだ物も、ゲーム機はさておき、金目のものも殆どない。どう考えても人の仕業に見えないからここへ連絡したと書いてあった。さっきテレビでも空き巣被害がどうのって報道もあったし……やっぱ偶然にしたらおかしな話だと思ったわ」
「あぁ、そうでしたか」
「そうでしたかって、おまえな」
「差出人のお名前は」
「いつも通り匿名だった」
「そうですか……。困りました。今から別の原稿を書く気力はありませんし、脱稿するにはその依頼の解決が必須ですねぇ」
「もったいぶると暴れるぞ」
 由依は溜息をつき、肩をすくめる仕草をすると、椅子を回転させながらゆっくり話し始めた。
「これは依頼人のおっしゃる通り、妖、つまり人の仕業ではありません」
 得意げに話す由依を目の前に、大して驚くこともなく根津は足元に散らばった原稿用紙を屑篭に入れ始めた。
「想定内なんだろ、アンタも」
「肇くん、こういう時はもう少し驚くのが礼儀ですよ」
「うわぁ、妖とか、まじこえぇ」
「うんうん。安心したまえ、肇くん。その涙を拭いて私と一緒に解決への道を見つけようではありませんか!」
「泣いてねぇよ」
 根津は拾った原稿用紙を音が立つようにグシャリと握った。
「おふざけはこの辺にしましょう」
 くすりと笑って由依は机の引き出しから蝋燭を一本取り出し、根津の背中にある本棚に置いていた使い古された蝋燭立てに立てる。火が飛ぶからといって、未完成の原稿を乱暴に根津へ投げつけ、どこから取り出したのか、紫色の怪しい箱からマッチを取り出し、火をつけた。
まだ昼間だというのにゆらゆらと燻れる小さな火は赤く伸びて淡い光を放っている。
 由依はその火に出来るだけ両手を近づけて火の中心に視点を集中させた。
「カーテン閉めるか?」
「お願いします」
 根津は火が消えないように由依の後ろを通り、窓の外から光を遮断した。蝋燭に灯った淡い光に何が映るのかは根津には分からないが、由依がやるのだから何かしら意味があるのだと思っていた。

 この男、由依千歳は幼少期より不思議な力を持っていた。人には視えない『何か』と話をすることや不思議なことが起きた現場の過去を覗くことができる。 昔は周りが気味悪がっていたために、あまりその奇々怪々とした力を使うことは無かったが、とある事件をきっかけに人のために、妖のためになるのであればと考え方を変え、インターネット上で妖相談所なるものを設立したのだ。依頼方法は簡単で、匿名でも記名でも良いのだが、根津が管理するホームページの依頼項目からメールを送るだけ。内容やその事件の発生場所などの情報を細かく記載する。もしくは同じく依頼内容を記載し、茶封筒に入れて由依千歳の自宅へと郵送する、それだけだ。今時自宅の住所を公開することは危険だと散々根津に怒られたのだが、妖相談所の主人が『由依千歳』であることは非公表だから大丈夫だというゆるゆるのリテラシーを振りかざし、由依は根津の忠告に聞く耳を持たずそのまま大っぴらにしている。
 そして基本的にこの家のポストを確認するのは決まって自身ではなく根津。この手の仕事の管理も自分の連載を数年前から受け持ってくれている出版社の担当の根津を勝手に付け、現在に至る。嫌々と文句を言いながらも事務仕事をこなしてくれる彼には由依も感謝していた。
「何か見えたのか?」
 先程、赤く淡い光が伸びていたはずの炎にはだんだんと青く色を変えていく。
「ええ。これは、うちの近く……三軒先の中村さんのお宅ですかねぇ……」
「はぁ?」
「ええ、きっとそうです。この近辺でお庭に犬小屋があるのは中村さんの家ぐらいですから……」
 由依は手を引っ込めると同時に根津の顔を見上げる。自信満々な表情に根津は溜息をついた。
「いい加減にしろよ。おちょくってんのか?」
「私は真面目です。おかしいんですよ、中村さんのお家って可愛いワンコくんがいるじゃないですか」
「あぁ、よくお前に吠えるやつな」
「吠えてるのではなく、あれは彼なりの愛情表現です」
「あーそうかよ。で、その犬がどうした」
「えぇ、そのワンコくんが何もないところに向かって吠えているんです」
「それも愛情表現ってやつなんだろ」
「違うんですよ。私には向けないような、恐怖を訴える……そんな鳴き方なんですよね」
 由依の言う中村さんの家には、さっきから会話に出てくる犬が一匹と、老人夫婦が住んでいる。時々孫の男の子が遊びに来ているようだが、ごく普通のよく聞くような家庭で、まったく不思議なところなど何もない。たしかにあの犬の由依に対しての反応は近所でも有名なぐらいではあるが、あの老夫婦や孫には懐いていて何もない時に吠えることはまずない。
 由依は蝋燭の火を静かに吹き消すと、根津の腕を取った。
「確認しに行きましょう。引っかかって昼寝もできません」
「ったく……」
 手に持っていた未完成の原稿を机に戻すと、根津は由依に引っ張られるまま、書斎を後にした。
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