中学生スパイ『小鳩 芽郁』〜スパイ少女活動記録〜

第二章

第二章Chapter2〜自由学習〜小鳩芽郁視点

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　～自由学習にて～
6時間目の自由学習にて、私はあの組織について調べていた。
私達の学校の自由学習は、本当に自由で教師が学習と認めるのなら、何をしてもよい事になっている。
だから、私が敵国だった組織について調べていても、むしろ褒められるし、
反対されても｢仕事スパイ活動｣だといえば、黙らせられるから大丈夫(ややあぶない思考回路)。
私とみのりちゃんに逆らうことは国家反逆罪になりうる可能性があるからね。
だからといって、教師が中学生に逆らえないってのはやばいよね。
、、、、まぁ、私が言えたことじゃないけれど。

そんなわけで、あの組織について私は調べてるんだけど、やっぱり普通の検索サイトだと外面しか出てこないのよね。
ええっと、期間専用検索エンジンなら、出てくるかもだしそっちに切り替えますか。

、、、数秒後
とりあえず、切り替えてみたけど、出てくるかな。、、、あっ出た。
う～ん、やっぱり普通の検索サイトととあんまり変わんないな～。

、、、ってあれ？これなんだろう？適当に画面操作してたら変なファイルが出てきたな。
とりあえずクリックして、、、と。
？？？なんか別の検索サイトが出てきたんだけど？？？どゆこと？

！まっまぁ、それはいいとして。とりあえず検索してみるか。
あっすごい！このサイトよくわかんないけど、組織についてちゃんとしたことが出てくる。
、、、うん。私のことも書いてるみたいだし、あの組織の中が書いてあるね。
あっみのりちゃんもいた！
、、、みんな、懐かしいなぁ。もうみんな何してるんだろうなぁ。また会いたいな、みんなに。

さて、と。とりあえずレポートは適当に終わらせたから、あとは自由に調べてますか。
、、、この謎なサイトがなにかは機関に送っとけばやってくれるでしょ。
そんな事を考えながら、私はMKMを呼び出す。
私の中のS-CPUとMKMは連携してるから、私がそっちで指示をすれば、MKMがやってくれる。
さすがに、テスト中にしたらずるい気がするからそれはしないよ?もちろん。
みんなも、脳内にS-CPUを埋められても、テストは正々堂々解こうね。私との約束だよ。

というか、そんな事考えつつ、このサイトで機関のこと調べてたんだけど、想像以上に真っ黒なんだね。
私の知らなかったことがいっぱい出てくる。
特に、Eさんが実はめっちゃ位が上の五深淵将の一人だったことはびっくりしたなぁ。
五深淵将っていうのは、あの国で帝の次くらいには偉い人で、
一人で数千人を相手にできるくらい強い人たちのことをまとめていうの。
私達の国はもともと七英神界将軍とかだっけ？みのりちゃんはその一番上なんだ。
、、、え、私？私は戦闘はそこまで得意じゃないから。ただの機関トップスパイ(七英神界将軍と同じ爵位)です。
というか、私に戦闘能力がみのりちゃんくらいあったら、この小説のタイトル変わっちゃよ、、、。

ええっとあと他には、、、、へぇ～あの機関の重鎮たちの名前と顔写真もあるじゃん。覚えとこ。
そういえば、あの機関で改造された私やみのりちゃんみたいな人があとこの世界に数人いるみたい。