魔探偵探偵事務所

カクカラ

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1章3節 欲まみれの浸食

2-4 (53話)

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翌日、再び事件が起きた現場に向かった。
さすがに捜査をすることを言っていないので人が入っている。
まだ午前11時すぎ。
取引されている時間帯でもある。
邪魔じゃまをするわけにはいかない。
でも、これは捜査なのだから許可を取ってくるしかない。

「岩城、お前が言ってこい」
「はい。ってえーっ!!」

このことは予想していたみたいだが、何か岩城にも反論はんろんがありそうな返事だった。
1歩踏み出してそのセリフはまさかの意外なことだった。
西崎を見て泣き顔のふりをする岩城。
それを返すように変顔へんがお対応たいおうする。
この2人の対応を見ていたシンはあきれた顔をしていた。
いい年をした大人がこんなことをしていていいものか。
しかも、警察がそんなことをしているなんて知ったら警察のメンツもガタ落ちになっても仕方ない。

「あの・・・こんな道中みちなかで止めてもらえます?恥ずかしいと思いません?あなたたちは警察という市民を守る職なんですよ。バカみたいにふざけないでください」

周りを見るとクスクス笑っている人たちが横切っていく。
それを見て慌てて冷静れいせいになった。

「2人で行ったらいいじゃないですか。もめることなくことが進むんで」

そう言われて2人で銀行内に入って調査ができるかどうかの確認を取った。
仲がいいのか悪いのかわからない2人だからこそできるのかもしれない。
シンは2人の姿を見てこう思った。
まるで親熊と小熊みたいな感じだと。
そんなことを思っているとクスッときてしまった。

「何笑ってんだ?」
「なんだか熊の親子を見てる感じがしてつい・・・」

そう言って銀行内に入っていった。
西崎は熊だと言われたことに少し腹が立った。
しかも、あの岩城と一緒にされるのが嫌だった。

「てめっ・・・俺は熊じゃねーっての!!岩城と一緒にするんじゃねぇ!!」

シンに向かって大声を出した西崎も銀行内に入って調査を進めた。
非常ベルが設置されている場所を聞いた3人はそれぞれの場所に散らばって非常ベルの確認をしていた。
取引されている場所にシン、カウンター越しの非常扉の横にあるベルを西崎が、2階の金庫室には岩城が配備はいびした。
何か変ったものがないかをくまなく調べていく。
なんでもこの非常ベルはどこかが鳴れば一斉にすべての非常ベルが鳴る仕組みになっている。
壊れても鳴るようにも設定せっていされている。
つまりどこかが壊れれば一斉にすべての非常ベルが作動さどうするような状態になっていたことになる。
3人はすべての非常ベルの調査をした結果、1つだけ気になることを聞いたという。
それはシンのいた場所だった。
前回直してもらったときにあるものが見つかったというのを女性の銀行員から聞いたというのだ。
一体何が見つかったというのだろうか。
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