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1章1節 始まりの魔探偵
1-1,2 (1,2話)
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今の世の中。
日々変わり続ける犯罪。
毎日数件から数十件。
専門家や政治家などの人が検証しているシーンはニュースでよく見る光景だ。
ニュースにはデモなんて流れたりしてもダメなのだ。
ちゃんとした事を話さなければいけないのだから。
ネットでのデマはいくらでもあるが、新聞やニュース番組はしっかりとした情報がいる。
一言一句事細かに、正確に、そしてわかりやすく言わなければいけない。
しかし、犯人はこんなことを言い始める。
「自分がやったんじゃない。悪魔に頼んだらやってくれたんだ」と。
すべての犯罪者がそう自供(じきょう)している。
こんな事を言われても精神的な問題があるのではないかと疑う者が多い。
でも、これは本当に起きている。
見えない中で何かしらの犯行がされているのだとしたらどうなるのだろうか。
誰も捕まらなければ手段(しゅだん)がない。
人の欲が生み出した何かが犯罪につながっていることは確かなのだ。
七つの大罪は絶対に存在する。
これは絶対なのだ。
そうでなければ犯罪は成立しないのだから。
だが、こんな犯罪を成立させられる者がいる。
警察でも解決できない事件を瞬時(しゅんじ)に解決し、犯人を特定する。
そこにいる悪魔と名乗るものを退治・捕獲をして自供させる。
特殊な武器を装備し、見えない悪魔も見えてしまう。
とんでもない集団がいた。
警察にも認められていない場所だが、いずれ認めなければいけない。
協力という策を妨げられることになるのだから。
これから話す話はまだ警察からも世間からも認められていなかった時の話。
噂でしか聞かない事務所の名前。
その名も「魔探偵探偵事務所」。
認められた人間のみしか入れない特殊な場所。
どのように選別されているかはわからないが、選別されて認められた人間は魔探偵になる資格を与えられる。
それを放棄(ほうき)すれば、二度と魔探偵になることはできない。
そして、また選別される。
それの繰り返しなのだ。
認められた者が魔探偵になると決めた場合、その時点で魔探偵として扱われる。
だが、研修生という立場で魔探偵になるのだ。
それから数年経って初めて魔探偵という名誉(めいよ)がもらえるのだ。
魔探偵が他人を勧誘(かんゆう)した場合、受諾(じゅだく)したと認めた場合は同じく魔探偵として行動をすることができる。
ただし、責任は問わない。
そんな噂が一部の警察官の中で広まっていた。
新聞にもニュースにもならない。
ネットでしか噂にならない珍しい事務所なのだ。
そんな魔探偵を目指している少年がある事件に巻き込まれていく話である。
静かな朝。
爽やかな青空。
雲一つない快晴(かいせい)。
洗濯物を干すにはもってこいの天気だ。
時間の針がカチッカチッと動いていく。
そして、耳障(みみざわ)りな音がやってくる。
ジリジリと目覚まし時計がなる。
時間は6時半。
時計を止めてゆっくりと起き上がる。
背伸びをして深呼吸を深くする。
さあ、1日の始まりだ。
「おーい、ご飯だよ。早く下に降りてきな」
コンコンと扉をノックする男。
決して扉を開けはしなかった。
急用の時にしか開けないようにしていた。
足音が少しずつ小さくなっていく。
階段を降りていく音。
床に足をつけた。
ちょっとひんやりしている。
フローリングだから冷たくて当たり前。
でも、夏はいい感じの冷たさになる。
カーペットも敷いていない。
周りは机と本棚とベッドだけ。
意外にも殺風景(さっぷうけい)な感じの部屋にやっている。
カーテンを開けて日の光を浴びる。
これで少しは目が覚める。
ボサボサな髪をガリガリとかいた。
扉を開けると男のいる1階に降りる。
いい匂いが2階に漏れている。
1階もその香りが充満(じゅうまん)している。
その香りのする部屋に入る。
テーブルにイスが4つ。
朝ご飯と思われる物が2つ。
「おはよう、シン君」
「おはよう、叔父(おじ)さん。今日は何だかいい匂いだね」
水色の髪の少年の名前は金城 シン。
現在小学校3年生の8歳。
3年前の梅雨の日。
母親を癌で亡くし、父親から叔父に引き取られた少年。
父親の事は何も話してはくれないが、興味のあることにはとことん興味をもつ不思議な少年だった。
友達もいないわけではないが、周りは変な目で見られていた。
それでも気にせず学校には行っていた。
「気づいてくれたかい?今日はオニオンスープを作ってみたのさ。それに合うようにパンもクロワッサンにしてみたけど・・・大丈夫かな?」
片一 直也。
23歳の独身でシンの父親の叔父にあたる存在。
家事全般をするのが得意で、趣味はアロマ。
仕事はしてはいるみたいだが、何をしているかは分からない。
毎日シンの体調管理をしてくれている頼もしい叔父。
叱ったこともないくらいにとにかく優しい人柄(ひとがら)なのだ。
「大丈夫だよ。心配しなくても」
イスに深く座ったシン。
テーブルにはクロワッサン3つにオニオンスープ。
朝食にしては少ない量だ。
でも、食べていかなければ脳は動かない。
シンは何事もなかったかのように朝食を食べた。
直也はそれを眺めながらリビングから少し先の部屋を確認していた。
シンの他にももう1人いる。
4つ下の妹、菜々香。
よく体調不良になることが多く1日の半分はこの家にいる。
人を見るだけでおびえるというのを保育園の先生から聞いたそう。
恐怖心が何らかの不調を訴えているのではないかと。
それもそのはず。
彼女はここの子ではない。
養子としてもらった子供なのだ。
母親からの育児放棄(いくじほうき)がきっかけで保護された子供なのだ。
そして去年の冬、菜々香を引き取った。
シン1人にさせるのも心細いということで養子縁組(ようしえんぐみ)に行ったのだ。
「菜々香のこと心配?」
「そりゃそうだろ。体が弱いんだから」
「まあ、わからないことはないよ。こんなことになるなんて誰もわからないんだから」
彼女には彼女なりの何かがある。
でも、それを聞いても仕方がない。
わかるわけがないのだから。
小さな子供にこんなことを聞いても答えは返ってこない。
わかっていても直也には心配なことなのだ。
「それより早く食べて学校の準備するんだよ」
「昨日の夜には全部準備した。持ち物も全部確認したから大丈夫だよ」
「早いな。だったら・・・」
直也は腕を組んで何かを考え始めた。
シンはキョトンとした顔で直也の顔を見た。
ひらめいたように直也はシンにこんなことを言い出した。
「世紀の大泥棒、ルパン三世。それの名称は・・」
「アルセーヌ・ルパン」
あっさりと答えられた。
考えた挙句(あげく)の結果。
それに対抗するように直也は次々とシンに問題を出していく。
だが、ことごとく答えられてしまう。
直也とシンの間ではよくこんな問題を時間があればよくしていた。
お互いの知識をぶつけ合うことでお互いに知れるのだが、シンは何でも知っていた。
直也では太刀打ちできないくらいのレベルに。
これには直也もギブアップ。
イスにもたれかかってしまった。
一息ついて参ったというような顔をしていた。
「よく知ってるな・・・。叔父さん参るよ」
「本に詳しく載ってたから」
いろいろな本があるシンの部屋にはどれも子供じゃあわからないものだらけだが、シンにとっては分かるのだろう。
これは親に似てきたのだろうか。
何だか似た者同士みたいだ。
「なあ、シン君。まだ魔探偵になるって決めているのかい?」
その質問にコクッと頷(うなず)いた。
やはり父親の事が原因なのだろうかと考えてしまう。
でも、子供のころからの夢を簡単に捨てきれていないというのも素晴らしい。
あれこれやってみたいと思う子供や何かの経験でなりたいという子供が多いのに、シンは魔探偵1本に集中している。
直也も少し安堵(あんど)の顔をしていた。
それとは別に対立という立場も考えていた。
あの事で父親の事を恨む気持ちはわかる。
だけど、それを抱えてまでやろうとするのはシンにとっては重荷(おもに)になるのかもしれない。
「ゴメン、叔父さん。着替えなきゃ。友達待ってるし」
直也は時間を確認した。
もう8時前。
こんな時間だったのか。
わかったと頷いた直也は食べ終えたお皿をキッチンに持っていった。
その間にシンは2階に上がって身支度を済ませる。
まだ少し肌寒い。
少し長い服を着て上着を着よう。
体温調節も大事だから。
着替えが終わってランドセルを持ったシンは1階に降りて玄関に向かった。
「忘れ物はないかい?」
「うん、大丈夫。じゃあ、行ってきます」
そう言って玄関の扉を開けて学校へと向かった。
見送りも終わった直也はリビングに戻って洗い物をしようと戻っていった。
そんな中、ある場所では重要な会議が行われていた。
シンも直也も知らない重大な会議が。
日々変わり続ける犯罪。
毎日数件から数十件。
専門家や政治家などの人が検証しているシーンはニュースでよく見る光景だ。
ニュースにはデモなんて流れたりしてもダメなのだ。
ちゃんとした事を話さなければいけないのだから。
ネットでのデマはいくらでもあるが、新聞やニュース番組はしっかりとした情報がいる。
一言一句事細かに、正確に、そしてわかりやすく言わなければいけない。
しかし、犯人はこんなことを言い始める。
「自分がやったんじゃない。悪魔に頼んだらやってくれたんだ」と。
すべての犯罪者がそう自供(じきょう)している。
こんな事を言われても精神的な問題があるのではないかと疑う者が多い。
でも、これは本当に起きている。
見えない中で何かしらの犯行がされているのだとしたらどうなるのだろうか。
誰も捕まらなければ手段(しゅだん)がない。
人の欲が生み出した何かが犯罪につながっていることは確かなのだ。
七つの大罪は絶対に存在する。
これは絶対なのだ。
そうでなければ犯罪は成立しないのだから。
だが、こんな犯罪を成立させられる者がいる。
警察でも解決できない事件を瞬時(しゅんじ)に解決し、犯人を特定する。
そこにいる悪魔と名乗るものを退治・捕獲をして自供させる。
特殊な武器を装備し、見えない悪魔も見えてしまう。
とんでもない集団がいた。
警察にも認められていない場所だが、いずれ認めなければいけない。
協力という策を妨げられることになるのだから。
これから話す話はまだ警察からも世間からも認められていなかった時の話。
噂でしか聞かない事務所の名前。
その名も「魔探偵探偵事務所」。
認められた人間のみしか入れない特殊な場所。
どのように選別されているかはわからないが、選別されて認められた人間は魔探偵になる資格を与えられる。
それを放棄(ほうき)すれば、二度と魔探偵になることはできない。
そして、また選別される。
それの繰り返しなのだ。
認められた者が魔探偵になると決めた場合、その時点で魔探偵として扱われる。
だが、研修生という立場で魔探偵になるのだ。
それから数年経って初めて魔探偵という名誉(めいよ)がもらえるのだ。
魔探偵が他人を勧誘(かんゆう)した場合、受諾(じゅだく)したと認めた場合は同じく魔探偵として行動をすることができる。
ただし、責任は問わない。
そんな噂が一部の警察官の中で広まっていた。
新聞にもニュースにもならない。
ネットでしか噂にならない珍しい事務所なのだ。
そんな魔探偵を目指している少年がある事件に巻き込まれていく話である。
静かな朝。
爽やかな青空。
雲一つない快晴(かいせい)。
洗濯物を干すにはもってこいの天気だ。
時間の針がカチッカチッと動いていく。
そして、耳障(みみざわ)りな音がやってくる。
ジリジリと目覚まし時計がなる。
時間は6時半。
時計を止めてゆっくりと起き上がる。
背伸びをして深呼吸を深くする。
さあ、1日の始まりだ。
「おーい、ご飯だよ。早く下に降りてきな」
コンコンと扉をノックする男。
決して扉を開けはしなかった。
急用の時にしか開けないようにしていた。
足音が少しずつ小さくなっていく。
階段を降りていく音。
床に足をつけた。
ちょっとひんやりしている。
フローリングだから冷たくて当たり前。
でも、夏はいい感じの冷たさになる。
カーペットも敷いていない。
周りは机と本棚とベッドだけ。
意外にも殺風景(さっぷうけい)な感じの部屋にやっている。
カーテンを開けて日の光を浴びる。
これで少しは目が覚める。
ボサボサな髪をガリガリとかいた。
扉を開けると男のいる1階に降りる。
いい匂いが2階に漏れている。
1階もその香りが充満(じゅうまん)している。
その香りのする部屋に入る。
テーブルにイスが4つ。
朝ご飯と思われる物が2つ。
「おはよう、シン君」
「おはよう、叔父(おじ)さん。今日は何だかいい匂いだね」
水色の髪の少年の名前は金城 シン。
現在小学校3年生の8歳。
3年前の梅雨の日。
母親を癌で亡くし、父親から叔父に引き取られた少年。
父親の事は何も話してはくれないが、興味のあることにはとことん興味をもつ不思議な少年だった。
友達もいないわけではないが、周りは変な目で見られていた。
それでも気にせず学校には行っていた。
「気づいてくれたかい?今日はオニオンスープを作ってみたのさ。それに合うようにパンもクロワッサンにしてみたけど・・・大丈夫かな?」
片一 直也。
23歳の独身でシンの父親の叔父にあたる存在。
家事全般をするのが得意で、趣味はアロマ。
仕事はしてはいるみたいだが、何をしているかは分からない。
毎日シンの体調管理をしてくれている頼もしい叔父。
叱ったこともないくらいにとにかく優しい人柄(ひとがら)なのだ。
「大丈夫だよ。心配しなくても」
イスに深く座ったシン。
テーブルにはクロワッサン3つにオニオンスープ。
朝食にしては少ない量だ。
でも、食べていかなければ脳は動かない。
シンは何事もなかったかのように朝食を食べた。
直也はそれを眺めながらリビングから少し先の部屋を確認していた。
シンの他にももう1人いる。
4つ下の妹、菜々香。
よく体調不良になることが多く1日の半分はこの家にいる。
人を見るだけでおびえるというのを保育園の先生から聞いたそう。
恐怖心が何らかの不調を訴えているのではないかと。
それもそのはず。
彼女はここの子ではない。
養子としてもらった子供なのだ。
母親からの育児放棄(いくじほうき)がきっかけで保護された子供なのだ。
そして去年の冬、菜々香を引き取った。
シン1人にさせるのも心細いということで養子縁組(ようしえんぐみ)に行ったのだ。
「菜々香のこと心配?」
「そりゃそうだろ。体が弱いんだから」
「まあ、わからないことはないよ。こんなことになるなんて誰もわからないんだから」
彼女には彼女なりの何かがある。
でも、それを聞いても仕方がない。
わかるわけがないのだから。
小さな子供にこんなことを聞いても答えは返ってこない。
わかっていても直也には心配なことなのだ。
「それより早く食べて学校の準備するんだよ」
「昨日の夜には全部準備した。持ち物も全部確認したから大丈夫だよ」
「早いな。だったら・・・」
直也は腕を組んで何かを考え始めた。
シンはキョトンとした顔で直也の顔を見た。
ひらめいたように直也はシンにこんなことを言い出した。
「世紀の大泥棒、ルパン三世。それの名称は・・」
「アルセーヌ・ルパン」
あっさりと答えられた。
考えた挙句(あげく)の結果。
それに対抗するように直也は次々とシンに問題を出していく。
だが、ことごとく答えられてしまう。
直也とシンの間ではよくこんな問題を時間があればよくしていた。
お互いの知識をぶつけ合うことでお互いに知れるのだが、シンは何でも知っていた。
直也では太刀打ちできないくらいのレベルに。
これには直也もギブアップ。
イスにもたれかかってしまった。
一息ついて参ったというような顔をしていた。
「よく知ってるな・・・。叔父さん参るよ」
「本に詳しく載ってたから」
いろいろな本があるシンの部屋にはどれも子供じゃあわからないものだらけだが、シンにとっては分かるのだろう。
これは親に似てきたのだろうか。
何だか似た者同士みたいだ。
「なあ、シン君。まだ魔探偵になるって決めているのかい?」
その質問にコクッと頷(うなず)いた。
やはり父親の事が原因なのだろうかと考えてしまう。
でも、子供のころからの夢を簡単に捨てきれていないというのも素晴らしい。
あれこれやってみたいと思う子供や何かの経験でなりたいという子供が多いのに、シンは魔探偵1本に集中している。
直也も少し安堵(あんど)の顔をしていた。
それとは別に対立という立場も考えていた。
あの事で父親の事を恨む気持ちはわかる。
だけど、それを抱えてまでやろうとするのはシンにとっては重荷(おもに)になるのかもしれない。
「ゴメン、叔父さん。着替えなきゃ。友達待ってるし」
直也は時間を確認した。
もう8時前。
こんな時間だったのか。
わかったと頷いた直也は食べ終えたお皿をキッチンに持っていった。
その間にシンは2階に上がって身支度を済ませる。
まだ少し肌寒い。
少し長い服を着て上着を着よう。
体温調節も大事だから。
着替えが終わってランドセルを持ったシンは1階に降りて玄関に向かった。
「忘れ物はないかい?」
「うん、大丈夫。じゃあ、行ってきます」
そう言って玄関の扉を開けて学校へと向かった。
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