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置いてけぼり
回想②
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次の日、嫌な予感がした僕はいつもより早い時間に散歩に行きたいと
お姉ちゃんに伝えた。
リードを咥えて取ってくるのが散歩の合図だ。
散歩をしてる最中に地面が大きく揺れた。
中には崩れて瓦礫になる家もあった。
僕の家は大丈夫かな?……
家に帰ると僕たちの家はなんとか家の様相は保ってるものの、崩れかけていた。
「♨┷▽▽♦✖~」
お父さんの声が聞こえる。
「仝[ ฅ=+^=__☆‼」
お姉ちゃんもそれに応える。
「✖♦♨♣▪☎©」
お母さんも安心しているようだ。
「♠✖ฅ/♠£」
「♣♨」
「♦^‼✖]+_▪」
「!?$¥↩↗◀④」
色々話し合ったあとみんなが僕を見る。
僕は首を傾げる。
お姉ちゃんが僕の方に向かって来た。
「△△△△」っと言って撫でてきた。
これも良く聞く言葉だからなんとなく解る。
僕にぶつかってしまった時とか僕にご飯を持ってくるのを忘れてしまった時、夜にみんなが騒いで僕が起きちゃった時に申し訳なさそうに言う言葉だ。
でも今回は申し訳なさと悲しみが含まれているようだった。
お姉ちゃんとお母さんは何度も何度も
「△△△△」「△△△△」と言って撫でてくる。
お父さんは車を出してきた。
「◀♦♣♨☎!」
お父さんがみんなに呼びかける。
やったぁ! みんなでお出かけするのかな?
僕は尻尾をぶんぶん振る。
僕が車に乗ろうとすると
お姉ちゃんは僕を抱き抱えて車から下ろしてまた、
「△△△△」と言う。
その後に
「♣£‼♨‼££♦☎+$」と悲しそうに言った。
なんで下ろされるんだろう?僕は後に乗ればいいのかな?
みんなが車に乗った後にもう一度乗ろうとすると
「□□!」っと言われた。
これも知ってる。
ご飯を出された後によく言われる。
僕はいつも通りその合図に従った。
みんなが車の扉を閉める。
そして車は僕から遠ざかっていった。
お姉ちゃんに伝えた。
リードを咥えて取ってくるのが散歩の合図だ。
散歩をしてる最中に地面が大きく揺れた。
中には崩れて瓦礫になる家もあった。
僕の家は大丈夫かな?……
家に帰ると僕たちの家はなんとか家の様相は保ってるものの、崩れかけていた。
「♨┷▽▽♦✖~」
お父さんの声が聞こえる。
「仝[ ฅ=+^=__☆‼」
お姉ちゃんもそれに応える。
「✖♦♨♣▪☎©」
お母さんも安心しているようだ。
「♠✖ฅ/♠£」
「♣♨」
「♦^‼✖]+_▪」
「!?$¥↩↗◀④」
色々話し合ったあとみんなが僕を見る。
僕は首を傾げる。
お姉ちゃんが僕の方に向かって来た。
「△△△△」っと言って撫でてきた。
これも良く聞く言葉だからなんとなく解る。
僕にぶつかってしまった時とか僕にご飯を持ってくるのを忘れてしまった時、夜にみんなが騒いで僕が起きちゃった時に申し訳なさそうに言う言葉だ。
でも今回は申し訳なさと悲しみが含まれているようだった。
お姉ちゃんとお母さんは何度も何度も
「△△△△」「△△△△」と言って撫でてくる。
お父さんは車を出してきた。
「◀♦♣♨☎!」
お父さんがみんなに呼びかける。
やったぁ! みんなでお出かけするのかな?
僕は尻尾をぶんぶん振る。
僕が車に乗ろうとすると
お姉ちゃんは僕を抱き抱えて車から下ろしてまた、
「△△△△」と言う。
その後に
「♣£‼♨‼££♦☎+$」と悲しそうに言った。
なんで下ろされるんだろう?僕は後に乗ればいいのかな?
みんなが車に乗った後にもう一度乗ろうとすると
「□□!」っと言われた。
これも知ってる。
ご飯を出された後によく言われる。
僕はいつも通りその合図に従った。
みんなが車の扉を閉める。
そして車は僕から遠ざかっていった。
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