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姉の初体験
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翔太は最近、「性転換バスパウダー」という奇妙な入浴剤を愛用していた。外では絶対に言えないが、湯船に入るだけで女性に変身できるその効果に、翔太はすっかり魅了されていた。彼は一人暮らしではなく、姉の麻衣と二人で暮らしていたが、性転換入浴剤の存在は絶対に知られないように、慎重に扱っていた。
ある日、仕事で疲れた翔太は、久しぶりに「香織」に変身してリラックスしようと入浴剤を購入して帰宅した。自分専用のバスパウダーをこっそりとバスルームの棚に置き、翌日使う予定にしていた。その夜は普通に過ごし、早めに寝ることにした。
次の日、翔太は昼近くまで寝ていた。昨日の疲れが残っていて、体をゆっくり休めていた。だが、リビングから姉の声が聞こえてきた。
「翔太、ちょっと来て!!」
その声には、明らかな動揺が混じっていた。何事かと寝ぼけ眼のままリビングに向かうと、そこには見知らぬ男性が腰にタオルを巻いて立っていた。いや、見知らぬというよりも、どこか見覚えがある顔。よく見ると、その男性は――姉の麻衣だった。
「何これ?どうなってるの!?私、男になってるんだけど!!」麻衣はパニック状態だった。
翔太は驚きのあまり言葉を失ったが、すぐに状況を理解した。「まさか…昨日買っておいたバスパウダーを…」
「もしかして、これってあんたの仕業?!」麻衣は腰に巻いたタオルを取り全裸になって鋭く問い詰めた。
「いや、違う!違うっていうか、その…それは俺のだけど、そんなつもりはなかったんだ!」翔太は必死に弁解しながら、どうやってこの状況を説明するべきか頭をフル回転させた。
「説明して!なんで私が男になってんのよ!」麻衣は混乱しながらも、怒りを抑えて話を聞こうとしていた。
翔太は深いため息をつき、とうとう全てを打ち明けるしかないと覚悟した。
「その入浴剤、実は…性転換する効果があるんだ。俺が使ってるんだけど、まさか麻衣が知らずに使うとは思わなかったんだよ!」
麻衣は呆然としながらも、鏡を見て自分の男らしい姿を確認した。短髪、広い肩幅、筋肉質な体つき――完全に自分とは別人の男性の体になっていた。
「信じられない…こんなこと、本当にあるの?」麻衣はため息をつき、手で自分の顔を触りながら信じられない様子だった。
「本当だよ。でも、そんなに慌てなくてもいいんだ。効果は一晩で元に戻るから。だから、今日はその姿のままで過ごすしかないけど、明日には元に戻るから安心してくれ」
麻衣は翔太の言葉を聞いても、まだ半信半疑の様子だったが、とりあえず一旦落ち着くことにした。
「分かった…でも、これどうやって隠してたのよ?あんたが女になったりしてたなんて、全然気づかなかったわ」
翔太は苦笑しながら、「まあ、夜とかにこっそりやってたから。日常のストレスから逃げたいときとか、女性になってリラックスするのが意外と楽でさ…小さい頃から姉ちゃん見たいになりたいと思っていたんだ。」と話した。
麻衣は翔太のその言葉に少し驚いたが、同時に「なるほど」と納得する部分もあった。
「確かに…そういう発想もあるのね。男になってみて、ちょっと楽かもしれないって思ったし…でも、やっぱり違和感がすごいわ」
その日は、麻衣は仕方なく男の姿のままで一日を過ごすことになった。最初はどうしても気持ちが落ち着かなかったが、時間が経つにつれ、少しずつこの新しい体に慣れてきた。
夕方になると、麻衣はふと「これって、男になったらどんな感じなんだろう」と興味を抱き始めた。いつもとは違う体力や力強さ、そして男性ならではの視点で見る世界に少しだけ新鮮さを感じていた。
「翔太、ちょっと外に出かけてみない?」麻衣は急に提案した。
翔太は驚きながらも、「え、本当に?このままの姿で?」と聞き返した。
「うん、せっかくだからこの体を少し試してみたいのよ。それに、外の世界がどう見えるか気になるし」
翔太は一瞬躊躇したが、麻衣の提案に興味を持ち、翔太の服を借りて二人で外に出かけることにした。
街を歩いていると、麻衣は普段とは全く違う視線を感じた。男性としての視点で見る世界は、新鮮でありながらも、少し窮屈な部分も感じた。
「なるほど、男ってこういう風に見られるんだ…」麻衣は感心しながらも、どこか違和感を抱いていた。
結局、麻衣はその一日を男性として過ごし、様々な新しい体験をした。その夜、二人は家に帰り、再び元の姿に戻ることを待ちながら話し合った。
「翔太、これからはちゃんと使う前に教えてよね。もうこんな驚きは勘弁だわ」麻衣は笑いながら言った。
「もちろんさ、次はちゃんと気をつけるよ。でも、少しは楽しめたみたいだね」
「まあね。たまには、こんな変わった体験も悪くないかも。でも、やっぱり私は女のままでいいわ」
翔太は苦笑しながら、二人で過ごした奇妙な一日を思い返した。翌朝、麻衣は無事に元の姿に戻り、日常が再び始まったが、二人にとっては忘れられない一日となった。
ある日、仕事で疲れた翔太は、久しぶりに「香織」に変身してリラックスしようと入浴剤を購入して帰宅した。自分専用のバスパウダーをこっそりとバスルームの棚に置き、翌日使う予定にしていた。その夜は普通に過ごし、早めに寝ることにした。
次の日、翔太は昼近くまで寝ていた。昨日の疲れが残っていて、体をゆっくり休めていた。だが、リビングから姉の声が聞こえてきた。
「翔太、ちょっと来て!!」
その声には、明らかな動揺が混じっていた。何事かと寝ぼけ眼のままリビングに向かうと、そこには見知らぬ男性が腰にタオルを巻いて立っていた。いや、見知らぬというよりも、どこか見覚えがある顔。よく見ると、その男性は――姉の麻衣だった。
「何これ?どうなってるの!?私、男になってるんだけど!!」麻衣はパニック状態だった。
翔太は驚きのあまり言葉を失ったが、すぐに状況を理解した。「まさか…昨日買っておいたバスパウダーを…」
「もしかして、これってあんたの仕業?!」麻衣は腰に巻いたタオルを取り全裸になって鋭く問い詰めた。
「いや、違う!違うっていうか、その…それは俺のだけど、そんなつもりはなかったんだ!」翔太は必死に弁解しながら、どうやってこの状況を説明するべきか頭をフル回転させた。
「説明して!なんで私が男になってんのよ!」麻衣は混乱しながらも、怒りを抑えて話を聞こうとしていた。
翔太は深いため息をつき、とうとう全てを打ち明けるしかないと覚悟した。
「その入浴剤、実は…性転換する効果があるんだ。俺が使ってるんだけど、まさか麻衣が知らずに使うとは思わなかったんだよ!」
麻衣は呆然としながらも、鏡を見て自分の男らしい姿を確認した。短髪、広い肩幅、筋肉質な体つき――完全に自分とは別人の男性の体になっていた。
「信じられない…こんなこと、本当にあるの?」麻衣はため息をつき、手で自分の顔を触りながら信じられない様子だった。
「本当だよ。でも、そんなに慌てなくてもいいんだ。効果は一晩で元に戻るから。だから、今日はその姿のままで過ごすしかないけど、明日には元に戻るから安心してくれ」
麻衣は翔太の言葉を聞いても、まだ半信半疑の様子だったが、とりあえず一旦落ち着くことにした。
「分かった…でも、これどうやって隠してたのよ?あんたが女になったりしてたなんて、全然気づかなかったわ」
翔太は苦笑しながら、「まあ、夜とかにこっそりやってたから。日常のストレスから逃げたいときとか、女性になってリラックスするのが意外と楽でさ…小さい頃から姉ちゃん見たいになりたいと思っていたんだ。」と話した。
麻衣は翔太のその言葉に少し驚いたが、同時に「なるほど」と納得する部分もあった。
「確かに…そういう発想もあるのね。男になってみて、ちょっと楽かもしれないって思ったし…でも、やっぱり違和感がすごいわ」
その日は、麻衣は仕方なく男の姿のままで一日を過ごすことになった。最初はどうしても気持ちが落ち着かなかったが、時間が経つにつれ、少しずつこの新しい体に慣れてきた。
夕方になると、麻衣はふと「これって、男になったらどんな感じなんだろう」と興味を抱き始めた。いつもとは違う体力や力強さ、そして男性ならではの視点で見る世界に少しだけ新鮮さを感じていた。
「翔太、ちょっと外に出かけてみない?」麻衣は急に提案した。
翔太は驚きながらも、「え、本当に?このままの姿で?」と聞き返した。
「うん、せっかくだからこの体を少し試してみたいのよ。それに、外の世界がどう見えるか気になるし」
翔太は一瞬躊躇したが、麻衣の提案に興味を持ち、翔太の服を借りて二人で外に出かけることにした。
街を歩いていると、麻衣は普段とは全く違う視線を感じた。男性としての視点で見る世界は、新鮮でありながらも、少し窮屈な部分も感じた。
「なるほど、男ってこういう風に見られるんだ…」麻衣は感心しながらも、どこか違和感を抱いていた。
結局、麻衣はその一日を男性として過ごし、様々な新しい体験をした。その夜、二人は家に帰り、再び元の姿に戻ることを待ちながら話し合った。
「翔太、これからはちゃんと使う前に教えてよね。もうこんな驚きは勘弁だわ」麻衣は笑いながら言った。
「もちろんさ、次はちゃんと気をつけるよ。でも、少しは楽しめたみたいだね」
「まあね。たまには、こんな変わった体験も悪くないかも。でも、やっぱり私は女のままでいいわ」
翔太は苦笑しながら、二人で過ごした奇妙な一日を思い返した。翌朝、麻衣は無事に元の姿に戻り、日常が再び始まったが、二人にとっては忘れられない一日となった。
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