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女子社員寮へようこそ
しおりを挟む「それでは、中村結衣さん。これから三か月間、こちらの社員寮で生活していただきます。」
研修担当の女性がそう言って、VR世界の案内画面を開いた。
バーチャルとはいえ、リアルとほとんど変わらない精巧な世界。目の前には、清潔感のある白い建物がそびえ立っていた。これが——女子社員寮。
「えっ……まさか、ここに住むんですか?」
「はい。研修の一環ですので。」
健一——いや、**結衣**は思わず息をのんだ。確かに、ここは仮想世界。しかし、体験する感覚はリアルそのもの。女子寮での生活という未知の環境に、彼の心は落ち着かない。
寮の自動ドアが開くと、中には数名の女性社員が談笑していた。
「新入社員の子?」
「うわっ、可愛い!よろしくね、中村さん!」
「な、な、なんでこんなにフレンドリーなんだ……?」
普段の自分なら考えられないほどの距離感。女性同士だからこそなのか、自然と近づいてくる彼女たちに、結衣は戸惑うばかりだった。
「あなたの部屋は二階の203号室です。ルームメイトの子もいるので、すぐ仲良くなれますよ。」
「ルームメイト……⁉」
その言葉に、結衣の脳内は警報を鳴らした。VRとはいえ、誰かと共同生活をするのか? しかも、それが**女性**だなんて……!
「ほら、案内するわ。」
先輩社員の一人が優しく手を引く。結衣は何とか落ち着きを取り戻しながら、覚悟を決めて寮の奥へと足を踏み入れた。
ここから始まる、新しい生活——。果たして、無事に三か月を乗り切ることができるのか?
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