架空戦国伝

佐村孫千(サムラ マゴセン)

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第7章 天下分け目の大決戦編

01.各国の状況

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将軍 三浦継晴が就任し、各国では様々な変化があったようである。
主な国の状況は次の通り。

・三浦将軍家(青丸)
拠点→三浦宮御所
将軍→三浦継晴
家臣→黒松義政、黒松義成
上納金の支払いが困難となった為に幕府の直轄地として国を差し出さざるを得なかった大名家が相次ぎ、領土を大幅に拡大する事に成功。
なお、黒松家においては現在も義政が当主の座に就いている。
家督相続に関しては義政の甥にあたる義成(よしなり)を世継として任命することで一旦は決着した。

・志太家(赤丸)
拠点→志天城
大名→志太祐藤
家臣→吉江貞勝、九条信常、志太祐宗(扇山城主)、志太祐永(黒子城主)
幕府直轄地となる事を頑なに拒み続け、現在も独立して大名家として存在。
主要家臣を一大名家として独立させる事で上納金の税率を軽減させるという掟破りと言っても良い対策を実施した。
なお、各大名家は独立したとは言えども志太家との主従関係は存在している状態である。

・口羽家(黄丸)
拠点→志栄城
大名→口羽崇数
家臣→口羽崇冬(米村山城主)、大村義道(細野城主)、羽村貞道、平塚元阿弥(徳葉城主)、宮本宗重
祐藤は志栄島全土を口羽家の領地として認めさせ、大名の崇数は志栄城を拠点として政務を執り行っている。
現在の志太家に次ぐ国力を持っている。

・大月家(紫丸)
拠点→桐丘城
大名→大月長包
元々の拠点であった桐丘島全土を大月家の領地として独立。
遠戚という事もあってか、幕府からの風当たりは他家に比べると比較的穏やかであったと言われている。

・神内家(灰丸)
拠点→竹呉館
大名→神内実重
忍びを束ねる竹呉島自治衆頭領であった神内実重は、この機会に大名家として独立。
主に忍びに特化した政務が行われていたという。

・郷田家(橙丸)
拠点→立天野城
大名→郷田直胤
家臣→郷田秀胤
志太家より郷田家として独立。
領土である立天野山での鉱物資源は、今もなお豊富に存在しており、志太家による採取が度々行われているという。

・秋庭家(白丸)
拠点→海原城
大名→秋庭家春
家臣→今村晴正、秋庭貞千代
海原城を拠点として独立。
翌年、家春の嫡男である貞千代(さだちよ)が誕生。
秋庭家次期当主としての期待を受けている。

・蛭間家(黒丸)
拠点→柳城
大名→蛭間玄名
家臣→大野道嶺、杉康龍(幼名:幸龍丸)
柳幸盛、柊晴清といった大名による悪政から解放されたものの、領民たちが受けた心の傷は未だ癒えきっていなかった。
そこで祐藤は柳城を拠点に蛭間玄名を大名として独立させ、領民たちを救済する事に重きを置いた政務に当たらせた。
また、杉康虎の嫡男である杉幸龍丸がこの期間の間に元服。
名を康龍(やすたつ)とし、蛭間家の家臣となった。



など、各国の大名家は皆が思い思いの政務を行い、来たるべき時に備えて国力を蓄えようと躍起になっていた。
そして間もなく期限の十年を迎えようとしている。

どうやら本当の泰平の世が訪れるのは、まだまだ先の事になりそうである…
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