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ミリアムのドキドキ大作戦☆
新事実にびっくりです!? 2
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シヴァは沙良を腕に抱きかかえたまま、彼女の赤く染まった頬を見下ろした。
「気分は?」
「んん……、大丈夫です。ふわふわして、頭がぐるぐるしますけど、吐きそうとかそんなことはありません」
「ほかにおかしなところは?」
沙良はぼんやりと目を開けて、小さく首を振った。
「ないです」
シヴァはホッと息を吐きだした。
「それならいい。あまり強いものではなさそうだったから、微熱が出る程度ですんだか……」
シヴァは沙良を抱えたままゆっくりと立ち上がる。
沙良のぼんやしした視界がとらえたシヴァの顔は、ひどく怖かった。
「シヴァ様、なにか、怒ってます?」
「これが怒らずにいられるか」
吐き捨てるように言われて、沙良は首をすくめた。
怯えさせたと気づいたのか、シヴァがほんの少しだけ笑って見せる。
「お前に怒っているのではない。気分がそれほど悪くないなら、このまま移動するぞ」
こくり、と沙良がうなずくのを見て、シヴァは四阿から見える沙良の部屋の窓を睨んだ。
「あの馬鹿どもが、今度ばかりは許さんぞ」
「気分は?」
「んん……、大丈夫です。ふわふわして、頭がぐるぐるしますけど、吐きそうとかそんなことはありません」
「ほかにおかしなところは?」
沙良はぼんやりと目を開けて、小さく首を振った。
「ないです」
シヴァはホッと息を吐きだした。
「それならいい。あまり強いものではなさそうだったから、微熱が出る程度ですんだか……」
シヴァは沙良を抱えたままゆっくりと立ち上がる。
沙良のぼんやしした視界がとらえたシヴァの顔は、ひどく怖かった。
「シヴァ様、なにか、怒ってます?」
「これが怒らずにいられるか」
吐き捨てるように言われて、沙良は首をすくめた。
怯えさせたと気づいたのか、シヴァがほんの少しだけ笑って見せる。
「お前に怒っているのではない。気分がそれほど悪くないなら、このまま移動するぞ」
こくり、と沙良がうなずくのを見て、シヴァは四阿から見える沙良の部屋の窓を睨んだ。
「あの馬鹿どもが、今度ばかりは許さんぞ」
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