46 / 47
終章 瓦礫の国の王
二
しおりを挟む
遠くの方で歌が聞こえ、徐々にではあるが、歌声は近づいてくる。歌声は、女、男、子供、老人、様々である。だが、共通して云えるのは、彼等の歌声は澄明であるということ。戦乱に喘ぐ、現世にはない幸福が満ち満ちていた。
歌声は一語一句聞き取れるほどに明瞭に響き渡る。
蔽芾たる甘棠
翦る勿れ伐る勿れ
召伯 のやどりし所 蔽芾たる甘棠
翦る勿れ敗る勿れ 召伯の憩ひし所
こんもりと茂った甘棠の木
枝が茂り過ぎ邪魔になるから、切り払ってしまおうか
いやいや、枝を剪らないでおくれ。幹を伐らないでおくれ
召伯様がやどられた思い出の木だから
清籟が頬を撫ぜた。
気が付くと、立っていたのは、緑の大地の上だった。 穏やかな風が吹くと茂る草花が揺れる。何処からともなく聞こえる歌声に合わせて踊っているかのように見える。姫平は辺りを四顧する。本能で彼岸の地に立っていることが分かる。
誘われるように、なだらかな丘を歩んでいく。丘の頂上に、白い花を咲かせた大木が見える。
樹の下に、銀色の翁が立っていた。純白の衣を纏った、翁の体毛は睫毛に至るまでくすみのない銀色であった。杖をつき、眼許に優しい笑みを刻む、翁の姿は羽化登仙を果たした仙人のようであった。
「此処に来るにはちと早いのう」
翁の声音からは、祖父が愛する孫に語りかけるような親しみを感じる。
「貴方は…」
翁が破顔する。笑むと太い白眉に、目が隠れた。
「この程度で死んでもらっては困る。其方にはまだまだやるべきことが残されておる」
老人の表情が峻烈なものに変わった。銀色の霊異が横溢する。
「俺のやるべきこと…」
銀の気魄に気圧されながらも、渇いた声を絞り出した。
「其れは其方が一番、理解しておるはずじゃが」
彼岸に堕ちるまでの断片的な記憶が蘇ってくる。
凶刃に斃れていく仲間達。そして、狂気に染まった黒き軍勢によって、残破した祖国。何もかもこの手から零れて落ちて行った。国も失い、仲間は悉く散華した。大切な弟ですら、守ってやることができなかった。内戦の騒擾に乗じて、祖国を灰燼と帰した、斉は憎い。だが、それ以上に何一つ成し遂げることのできなかった、己が憎い。
「俺にはもう何一つ残されていません」
握りしめた拳に、涙が滴る。
「莫迦なことを申すでない」
翁は霊異をおさめ、杖をつきながら、ゆっくりと歩み寄ってくる。
「民がおる。国を創るのは君主でも文官でも武官でもない。国の根幹―。即ち其れは民よ」
老人が眼の前に立ち止まり、真摯な眼差しで、姫平を見つめる。
「己の為ではなく、民の為に生きよ。其方は絶望に淵に立っても、再び己の足で立ち上がることのできる強さを持っておる。故にわしが祈りを込めて鍛えた剣は、其方を選んだ」
翁が杖の持っていない方の手を払った。すると、白い粒子が集約し、一振りの剣の形を成した。
「護国の剣―」
剣は引力の影響を受けず、蒲公英の種のようにふわふわ宙に浮いている。
「亦の名を白夜―」
白夜。姫平は胸の裡で、その剣の名を反芻した。夜を太陽の炎によって払う剣―。
「わしと白夜は、百年も其方が現れるのを待っていた」
翁が杖で軽く地を打つ。宙に浮いたままの護国の剣が、ゆっくりと姫平の許へ。
「ほれ」
と顎で促され、剣を手に執る。
剣格にある蒼と黒の玉、そして、錆を纏った刃が白く輝く。
「聖水玉は君主の慈愛の心を。神鉄玉は君主としての素養に必要な彊力を看破する」
当然、剣把がたまらないほどに熱くなる。刃から白い火焔が吹く。
「燃え盛る焔は、この国の安寧を願い逝った者達の想いじゃ」
翁の言葉を噛み締める。
この白い火焔は、ずっと己が危機に瀕した時に現れた。火焔はまやかしではない。己以外の者が触れれば、その身を灰へと変える。だが、霊妙な火焔を怖ろしいとは思ったことは、不思議となかった。
「この剣は俺を、ずっと守ろうとしてくれていたのか」
焔が一際強く燃え盛る。まるで、問いかけに応えるように。
「幾星霜という時の中で紡がれてきた人の想いは強い。正しき心の持ち主が、剣に触れれば神気となるが、邪悪な心を持つ者が剣は魔気へと変わる。ましてや、子之という男は、剣の守り手である姞氏とも違う。故に子之は妖気に蝕まれ、己の業にのまれてしまったのじゃ」
確かに子之の眼は、もう人のものではなかった。妖気に取り込まれていたというのなら、腹落ちする。たとえそうであっても、彼の行いを許すことはできないが。
だが、子之という歪んだ人間を生んだのは、この燕という国だ。生きる為に、悪意に染まらざる負えなかった人々が、歪んだ人間を生んでいく。そして、歪んだ人間から生まれるものはー。子之のような一国を滅ぼすほどの巨大な悪意を秘めた者達。君主、公族、貴族達は、ひずみから目を背け続けてきた。悪意の元を断ち斬らねばならない。
己が見る景色が豁然と拡がっていく感じがした。多くの死の連鎖で打ち砕かれた心が、光の糸で繋がっていく。
「よい面構えになったのう」
ふぉふぉと翁は喉を鳴らして笑った。
「やるべきことが視えた気がします」
姫平の声に生気が満ち、焔を纏っていた護国の剣が、手許から粒子となり消える。
「見よ。平」
翁に倣って、天を仰ぐ。
抜けるような蒼空が拡がっている。
「あれはー」
西の方角から、凄まじい速さで迫る巨大な影がある。
翼の長さは千里を超え、羽搏けば烈風を地上に巻き起こす。大地を覆い尽すほどの巨大な影が地上を覆った。
大鵬―。
青冥を隠した伝説上の大鳥の羽毛は、空の如く清明な蒼だった。
「何れ巡り合うことになろう。其方を望む世界へと飛翔させる、大鵬を宿した勇者が」
翁の銀の髪が風に揺れる。頑健な姫平ですら、巻き起こる突風に飛ばされないよう踏ん張っているのに、翁は涼しい表情で大鵬を見上げている。
「さて、そろそろお別れの刻じゃのう」
鷹揚に告げ、視線を風にあおられる姫平に向ける。
足許に風が逆巻く。熟れた果実の甘い香りがする。姫平はこの風の香りとあたたかみを知っている。
(まさか)
躰が宙に浮く。轟音と共に、遥か彼方へ大鵬が翔び去っていく。
ひらかれた空。老人が好々爺を思わせる、優しい笑貌を向けた。
「待ってくれ!もしかして貴方の名はー」
「平。其れは無粋というものよ」
杖が地に触れた。
一瞬の内に、姫平の躰が空高く舞い上がった。姫平は地上に向い、見守り続けてくれた、始祖の名を叫んだ。
歌声は一語一句聞き取れるほどに明瞭に響き渡る。
蔽芾たる甘棠
翦る勿れ伐る勿れ
召伯 のやどりし所 蔽芾たる甘棠
翦る勿れ敗る勿れ 召伯の憩ひし所
こんもりと茂った甘棠の木
枝が茂り過ぎ邪魔になるから、切り払ってしまおうか
いやいや、枝を剪らないでおくれ。幹を伐らないでおくれ
召伯様がやどられた思い出の木だから
清籟が頬を撫ぜた。
気が付くと、立っていたのは、緑の大地の上だった。 穏やかな風が吹くと茂る草花が揺れる。何処からともなく聞こえる歌声に合わせて踊っているかのように見える。姫平は辺りを四顧する。本能で彼岸の地に立っていることが分かる。
誘われるように、なだらかな丘を歩んでいく。丘の頂上に、白い花を咲かせた大木が見える。
樹の下に、銀色の翁が立っていた。純白の衣を纏った、翁の体毛は睫毛に至るまでくすみのない銀色であった。杖をつき、眼許に優しい笑みを刻む、翁の姿は羽化登仙を果たした仙人のようであった。
「此処に来るにはちと早いのう」
翁の声音からは、祖父が愛する孫に語りかけるような親しみを感じる。
「貴方は…」
翁が破顔する。笑むと太い白眉に、目が隠れた。
「この程度で死んでもらっては困る。其方にはまだまだやるべきことが残されておる」
老人の表情が峻烈なものに変わった。銀色の霊異が横溢する。
「俺のやるべきこと…」
銀の気魄に気圧されながらも、渇いた声を絞り出した。
「其れは其方が一番、理解しておるはずじゃが」
彼岸に堕ちるまでの断片的な記憶が蘇ってくる。
凶刃に斃れていく仲間達。そして、狂気に染まった黒き軍勢によって、残破した祖国。何もかもこの手から零れて落ちて行った。国も失い、仲間は悉く散華した。大切な弟ですら、守ってやることができなかった。内戦の騒擾に乗じて、祖国を灰燼と帰した、斉は憎い。だが、それ以上に何一つ成し遂げることのできなかった、己が憎い。
「俺にはもう何一つ残されていません」
握りしめた拳に、涙が滴る。
「莫迦なことを申すでない」
翁は霊異をおさめ、杖をつきながら、ゆっくりと歩み寄ってくる。
「民がおる。国を創るのは君主でも文官でも武官でもない。国の根幹―。即ち其れは民よ」
老人が眼の前に立ち止まり、真摯な眼差しで、姫平を見つめる。
「己の為ではなく、民の為に生きよ。其方は絶望に淵に立っても、再び己の足で立ち上がることのできる強さを持っておる。故にわしが祈りを込めて鍛えた剣は、其方を選んだ」
翁が杖の持っていない方の手を払った。すると、白い粒子が集約し、一振りの剣の形を成した。
「護国の剣―」
剣は引力の影響を受けず、蒲公英の種のようにふわふわ宙に浮いている。
「亦の名を白夜―」
白夜。姫平は胸の裡で、その剣の名を反芻した。夜を太陽の炎によって払う剣―。
「わしと白夜は、百年も其方が現れるのを待っていた」
翁が杖で軽く地を打つ。宙に浮いたままの護国の剣が、ゆっくりと姫平の許へ。
「ほれ」
と顎で促され、剣を手に執る。
剣格にある蒼と黒の玉、そして、錆を纏った刃が白く輝く。
「聖水玉は君主の慈愛の心を。神鉄玉は君主としての素養に必要な彊力を看破する」
当然、剣把がたまらないほどに熱くなる。刃から白い火焔が吹く。
「燃え盛る焔は、この国の安寧を願い逝った者達の想いじゃ」
翁の言葉を噛み締める。
この白い火焔は、ずっと己が危機に瀕した時に現れた。火焔はまやかしではない。己以外の者が触れれば、その身を灰へと変える。だが、霊妙な火焔を怖ろしいとは思ったことは、不思議となかった。
「この剣は俺を、ずっと守ろうとしてくれていたのか」
焔が一際強く燃え盛る。まるで、問いかけに応えるように。
「幾星霜という時の中で紡がれてきた人の想いは強い。正しき心の持ち主が、剣に触れれば神気となるが、邪悪な心を持つ者が剣は魔気へと変わる。ましてや、子之という男は、剣の守り手である姞氏とも違う。故に子之は妖気に蝕まれ、己の業にのまれてしまったのじゃ」
確かに子之の眼は、もう人のものではなかった。妖気に取り込まれていたというのなら、腹落ちする。たとえそうであっても、彼の行いを許すことはできないが。
だが、子之という歪んだ人間を生んだのは、この燕という国だ。生きる為に、悪意に染まらざる負えなかった人々が、歪んだ人間を生んでいく。そして、歪んだ人間から生まれるものはー。子之のような一国を滅ぼすほどの巨大な悪意を秘めた者達。君主、公族、貴族達は、ひずみから目を背け続けてきた。悪意の元を断ち斬らねばならない。
己が見る景色が豁然と拡がっていく感じがした。多くの死の連鎖で打ち砕かれた心が、光の糸で繋がっていく。
「よい面構えになったのう」
ふぉふぉと翁は喉を鳴らして笑った。
「やるべきことが視えた気がします」
姫平の声に生気が満ち、焔を纏っていた護国の剣が、手許から粒子となり消える。
「見よ。平」
翁に倣って、天を仰ぐ。
抜けるような蒼空が拡がっている。
「あれはー」
西の方角から、凄まじい速さで迫る巨大な影がある。
翼の長さは千里を超え、羽搏けば烈風を地上に巻き起こす。大地を覆い尽すほどの巨大な影が地上を覆った。
大鵬―。
青冥を隠した伝説上の大鳥の羽毛は、空の如く清明な蒼だった。
「何れ巡り合うことになろう。其方を望む世界へと飛翔させる、大鵬を宿した勇者が」
翁の銀の髪が風に揺れる。頑健な姫平ですら、巻き起こる突風に飛ばされないよう踏ん張っているのに、翁は涼しい表情で大鵬を見上げている。
「さて、そろそろお別れの刻じゃのう」
鷹揚に告げ、視線を風にあおられる姫平に向ける。
足許に風が逆巻く。熟れた果実の甘い香りがする。姫平はこの風の香りとあたたかみを知っている。
(まさか)
躰が宙に浮く。轟音と共に、遥か彼方へ大鵬が翔び去っていく。
ひらかれた空。老人が好々爺を思わせる、優しい笑貌を向けた。
「待ってくれ!もしかして貴方の名はー」
「平。其れは無粋というものよ」
杖が地に触れた。
一瞬の内に、姫平の躰が空高く舞い上がった。姫平は地上に向い、見守り続けてくれた、始祖の名を叫んだ。
0
あなたにおすすめの小説
滝川家の人びと
卯花月影
歴史・時代
勝利のために走るのではない。
生きるために走る者は、
傷を負いながらも、歩みを止めない。
戦国という時代の只中で、
彼らは何を失い、
走り続けたのか。
滝川一益と、その郎党。
これは、勝者の物語ではない。
生き延びた者たちの記録である。
与兵衛長屋つれあい帖 お江戸ふたり暮らし
かずえ
歴史・時代
旧題:ふたり暮らし
長屋シリーズ一作目。
第八回歴史・時代小説大賞で優秀短編賞を頂きました。応援してくださった皆様、ありがとうございます。
十歳のみつは、十日前に一人親の母を亡くしたばかり。幸い、母の蓄えがあり、自分の裁縫の腕の良さもあって、何とか今まで通り長屋で暮らしていけそうだ。
頼まれた繕い物を届けた帰り、くすんだ着物で座り込んでいる男の子を拾う。
一人で寂しかったみつは、拾った男の子と二人で暮らし始めた。
織田信長IF… 天下統一再び!!
華瑠羅
歴史・時代
日本の歴史上最も有名な『本能寺の変』の当日から物語は足早に流れて行く展開です。
この作品は「もし」という概念で物語が進行していきます。
主人公【織田信長】が死んで、若返って蘇り再び活躍するという作品です。
※この物語はフィクションです。
剣客居酒屋草間 江戸本所料理人始末
松風勇水(松 勇)
歴史・時代
旧題:剣客居酒屋 草間の陰
第9回歴史・時代小説大賞「読めばお腹がすく江戸グルメ賞」受賞作。
本作は『剣客居酒屋 草間の陰』から『剣客居酒屋草間 江戸本所料理人始末』と改題いたしました。
2025年11月28書籍刊行。
なお、レンタル部分は修正した書籍と同様のものとなっておりますが、一部の描写が割愛されたため、後続の話とは繋がりが悪くなっております。ご了承ください。
酒と肴と剣と闇
江戸情緒を添えて
江戸は本所にある居酒屋『草間』。
美味い肴が食えるということで有名なこの店の主人は、絶世の色男にして、無双の剣客でもある。
自分のことをほとんど話さないこの男、冬吉には実は隠された壮絶な過去があった。
多くの江戸の人々と関わり、その舌を満足させながら、剣の腕でも人々を救う。
その慌し日々の中で、己の過去と江戸の闇に巣食う者たちとの浅からぬ因縁に気付いていく。
店の奉公人や常連客と共に江戸を救う、包丁人にして剣客、冬吉の物語。
天竜川で逢いましょう 〜日本史教師が石田三成とか無理なので平和な世界を目指します〜
岩 大志
歴史・時代
ごくありふれた高校教師津久見裕太は、ひょんなことから頭を打ち、気を失う。
けたたましい轟音に気付き目を覚ますと多数の軍旗。
髭もじゃの男に「いよいよですな。」と、言われ混乱する津久見。
戦国時代の大きな分かれ道のド真ん中に転生した津久見はどうするのか!!???
そもそも現代人が生首とか無理なので、平和な世の中を目指そうと思います。
猿の内政官 ~天下統一のお助けのお助け~
橋本洋一
歴史・時代
この世が乱れ、国同士が戦う、戦国乱世。
記憶を失くした優しいだけの少年、雲之介(くものすけ)と元今川家の陪々臣(ばいばいしん)で浪人の木下藤吉郎が出会い、二人は尾張の大うつけ、織田信長の元へと足を運ぶ。織田家に仕官した雲之介はやがて内政の才を発揮し、二人の主君にとって無くてはならぬ存在へとなる。
これは、優しさを武器に二人の主君を天下人へと導いた少年の物語
※架空戦記です。史実で死ぬはずの人物が生存したり、歴史が早く進む可能性があります
戦国終わらず ~家康、夏の陣で討死~
川野遥
歴史・時代
長きに渡る戦国時代も大坂・夏の陣をもって終わりを告げる
…はずだった。
まさかの大逆転、豊臣勢が真田の活躍もありまさかの逆襲で徳川家康と秀忠を討ち果たし、大坂の陣の勝者に。果たして彼らは新たな秩序を作ることができるのか?
敗北した徳川勢も何とか巻き返しを図ろうとするが、徳川に臣従したはずの大名達が新たな野心を抱き始める。
文治系藩主は頼りなし?
暴れん坊藩主がまさかの活躍?
参考情報一切なし、全てゼロから切り開く戦国ifストーリーが始まる。
更新は週5~6予定です。
※ノベルアップ+とカクヨムにも掲載しています。
織田信長 -尾州払暁-
藪から犬
歴史・時代
織田信長は、戦国の世における天下統一の先駆者として一般に強くイメージされますが、当然ながら、生まれついてそうであるわけはありません。
守護代・織田大和守家の家来(傍流)である弾正忠家の家督を継承してから、およそ14年間を尾張(現・愛知県西部)の平定に費やしています。そして、そのほとんどが一族間での骨肉の争いであり、一歩踏み外せば死に直結するような、四面楚歌の道のりでした。
織田信長という人間を考えるとき、この彼の青春時代というのは非常に色濃く映ります。
そこで、本作では、天文16年(1547年)~永禄3年(1560年)までの13年間の織田信長の足跡を小説としてじっくりとなぞってみようと思いたった次第です。
毎週の月曜日00:00に次話公開を目指しています。
スローペースの拙稿ではありますが、お付き合いいただければ嬉しいです。
(2022.04.04)
※信長公記を下地としていますが諸出来事の年次比定を含め随所に著者の創作および定説ではない解釈等がありますのでご承知置きください。
※アルファポリスの仕様上、「HOTランキング用ジャンル選択」欄を「男性向け」に設定していますが、区別する意図はとくにありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる