バイトで冒険者始めたら最強だったっていう話

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魔剣争奪戦編

第92話 天才のスキルと妖精の魔法

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 レオンがその姿を見るのは初めてのことだった。
 いつも着ている羽織りよりも少し丈が長い状態の黒衣。
 そして、大小二本の刀に鋭く纏われた魔力。
 ――二天一竜ニテンイチリュウ――
 かの剣豪の剣術と同じ名のスキル。

(とても静かなスキルだ……)

 レオンは他のSランクのスキルを思い出す。
 アリスは禍々しく。
 アキラは荒々しく。
 シャルルは優しく。
 ランは騒がしく。
 それぞれ特徴ある雰囲気を感じた。
 だが、今のムサシは何も感じない。
 本当にこれが脅威なのか、それすら怪しくなるほどだ。

「……いきますよ」

 ムサシは静かに口を開くと同時に動き出そうとしていた。
 そしてレオンは頭を切り替える。
 決して油断はしない。
 見た目や雰囲気で判断するほど、レオンは落ちぶれてはいなかった。
 それにムサシはレオンを追い詰めると言ったのだ。
 先ほどより強力な攻撃を仕掛けるのは明らかだろう。
 ならばやることは一つ。

(視線、状況、予備動作から次の攻撃を予測する――)

 ステータスの低いレオンではムサシに力負けしてしまう。
 だからこそ、レオンはあらゆる行動から攻撃を予測し対処するのだ。

 やることは変わらない。
 いつものように、見極めるのみ――だが。



「――遅いぜ、レオンさん」


「――なっ!?」
「うそっ!?」

 レオンとアルバートが目を見開く。
 レオンは断じて油断はしていなかった。
 瞬きもせず、視線も追っていた。
 行動を抑制するために幾重にも罠を仕掛けていた。

 にも拘らず、その刃はレオン首筋にあてられていた。
 あとはムサシが首を斬れば、勝負は終わる。

 ……だが、ムサシは一向に刀を振るおうとはしなかった。

「……なぜ、斬らないのです?」

 依然として命を握られているレオンが問う。
 すると、ムサシは首筋にあてていた刀を退いた。

「瞬殺じゃつまらないじゃないですか。
 ――それに、『追い詰める』と言ったでしょ?」
「……まったく……嘗められたものだ!」
「強すぎだよムサシっち!」

 その言葉を聞いたレオンは傲慢の魔剣ルシファーを下から斬り上げた。
 ムサシは「おっと!」と後ろへジャンプして躱す。
 それも、全ての罠を斬り伏せながら。

(あくまで謎解きのゲーム感覚……遊び感覚だというのですか)

 ムサシを見てそう思った。
 そもそも、この男は基本的に本気で戦わない。
 それは本気を出せば一瞬で終わってしまうという強者ならではの理由である。
 相手の実力と同等になるように自分に制限をかけ、戦闘を楽しむのがムサシ流の戦い方なのだ。

「やれやれ、そこまで余裕でいられると……心が折れそうになりますよ」
「ははは……そんなことないですよ。僕にスキルを使わせたのは大したものじゃないですか」
「どうだか」
「さて、と。レオンさん……これくらいで遊びは終わりです」
「ええ……でしょうね」

 レオンの言葉を皮切りに、ムサシは先ほどと同様に動き出そうとする。
 そして、次は寸止めでは終わらせてくれないであろう視線をレオンにぶつけた。

「――次は斬るよ」

 もう一度、ムサシは駆け出そうとしていた。
 その瞬間、レオンはその頭脳をフル回転させる。

(先ほどより明らかにスピードが上昇している。
 攻撃までは分からないが、おそらくステータス上昇系スキルと仮定してもいいだろう……――)

 能力の全貌は解明できなくとも、ある程度まで絞り込めば対処できるかもしれない。
 そう考え、何度も何度も、何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も……頭の中でシミュレーションをした。

 そして、出た結論は……
 "今のレオンでは対処するのは不可能"
 ということだった。

(やれやれ、本当に厄介な相手だ――)

 思わず笑みがこぼれた。
 巧みな戦術、卓越した技術、神がかり的な頭脳。
 それら全てを無にするほどの、圧倒的な"力"。
 神々しさすら感じるその力に、どう足掻いても今のレオンでは足元にすら及ばないのだ。

 そう、なら――

(仕方ないですね――)

 そのとき、レオンの赤い瞳が、白く輝いた。

「レオンちゃん気を付けて!」
「えぇ……もちろんです」

「じゃ、行きますよ」

 小さな言葉共にムサシは駆け出した。
 もちろんその間に罠も作動している。
 しかし、目にも止まらぬ速さで憤怒の魔剣サタンで斬り伏せ、罠を無効化。
 タマコの音速移動ソニックすら凌駕する速さで、レオンまで迫ったのだ。

(終わりだ!)

 下から斬り上げるように振るわれる憤怒の魔剣サタン
 レオンの真横から放たれた一撃であった。
 刃はそのままレオンの横腹を斬り裂こうとしていた――

「――これでもギリギリですねぇッ!」

 だが、刃から感じたのは人体を斬る感触ではなく、刃を受け止められた感触だった。

「っ! 凄いなぁ、もう対処したのか!」

 ムサシの目に映るのは、憤怒の魔剣サタンの一撃を受け止める傲慢の魔剣ルシファーの姿。
 レオンは、その豪速に見事対応して見せたのだ。

(いや、まだだ!)

 結果として回避には成功した。
 けれど、レオンの言うようにまだ安心はできない。

「一刀を受け止めたくらいじゃダメだよ」

 ムサシは一撃を受け止められるや否や、すぐさま次の追撃の一刀を振るう。
 その速さは、先ほどと同等のものだ。

「容赦がないですね!」

 レオンはそれでも対応していた。
 身を躱し、時には傲慢の魔剣ルシファーで防御する。
 そうした中で、やはりと言うか、予想していたことが当たった。

(やはりスピードだけではないか!)

 スキルの発動前より、明らかに攻撃力も上昇しているのだ。
 レオンは魔剣の魔力操作で身体能力を可能な限りアップさせているが、それですらギリギリ対応可能というレベルであった。

(スキルを発動しても、やはりダメか――)

 そう、レオンはこの時スキルを発動していた。
 その名は<強化五感スーパーセンス>。
 視覚、嗅覚、聴覚、味覚、触覚の感覚を上昇させる能力である。
 強化された動体視力で予備動作を。
 聴覚で僅かな足音を。
 触覚で空気の流れを。
 それぞれの情報からムサシの動きを分析し、対応していたのだ。

 一つだけ誤算があったとするならば、
 ムサシの動きは、スキルを使っても完璧に対処できなかった点であろう。

「ぐっ!」
「残念だったねレオンさん!」

 高速戦闘のなかで、ついにレオンの傲慢の魔剣ルシファーをムサシが弾いた。
 そのまま狙うのは、レオンの右肩だ。

(マズイ!)

 迫る切っ先に、レオンは苦渋の決断をとる。

(右腕を犠牲にして、生き残るしかないですね――)

 ルール上、命をとれないこの戦闘。
 ムサシがとる行動は、右肩に刀を貫通させ、地面へ磔にし無力化を図ることだろう。
 その場合、レオンは強制転移を余儀なくされる。

(だが、ここで去るわけにはいかないんですよ!)

 レオンは何としてもやられるわけにはいかなかった。
 ならばと、右腕を切断させ、その隙に横へ飛び退き態勢を整えることが最善。
 そう考え、ムサシの一手を受け入れようとする。
 ――しかし

「レオンちゃん!」

 アルバートは咄嗟に手を翳した。
 その瞬間、ムサシの足元にが出現する。

「これは!?」

 突然出現した落とし穴。
 底の見えない奈落に、無情にもムサシは落下していく。

「――はははっ、そうか……アルバートの能力はそういうことだったのか!」

 落とし穴に落ちたことで、ムサシは答えに辿り着いた。
 そして落下中、壁に魔剣を突き刺すと、ムサシは何とか50メートルほど落下した地点で静止に成功。
 すぐさま穴を上っていった。


 一方、地上ではアルバートがレオンに申し訳なさそうに謝罪している。

「ごめんね、レオンちゃん……勝手なことを」

 落ち込むアルバートだが、レオンは首を振った。

「いえ、おかげで腕を落とされずに済みました」
「けど……」
「えぇ……アルバートの魔法はバレたでしょうね」

 可能であるならば、それは秘密にしておきたかったことだった。
 ハザードですら知らない、アルバートの魔法を。

「ですが、バレたのなら、それはそれで結構。
 そのうえで、次なる作戦を考えましょう」
「……うん、そうだね!」

 アルバートが決意を固めると同時に、ムサシが穴から這い上がってきた。
 謎が解け、スッキリした表情を浮かべて。

「……アルバートの能力は何かと思ったけど……そういうことだったんだね」

 首をコキコキと鳴らし、ムサシは言った。

「罠を仕掛けていたのは……アルバートの方だったのか」
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