百合神によって異世界に転生させられたのでいちゃいちゃ百合百合しながら生きていきます

甘照

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 到着しました!

 休みを抜いても半日以上馬車に揺られてようやく到着しました。

「着いたー!!」

 ここは王都までの中継地点の街、名前はあるんだろうけど知らない。王都に比べたら全然田舎らしいが、今までの村と比べるまでもない広さと活気があった。

「うわー!!すっごい広い!すごい!ひっろい!すっごい広いよ!!」

 フィリアが壊れたロボットみたいに「すごい」と「広い」しか言えなくなっている。それくらい田舎の村と比べて広い。

 前世で言うとどれくらいかな…ビルとかマンションみたいな高い建物はないけど、普通に小さい区とか市くらいはあると思うね、多分。

 え?分かりにくいって?いいだろ別に。とにかくすっごい広いんだってば。田舎と比べて。

「いやー、でもやっぱり馬車移動は肩とか腰にクるわねー。ここを出る前にマッサージとかマッサージとか行きたいわね」

「あー分かります。私も大分キてます」

「えー?私は結構元気だけどなぁ。寝てたし」

 ぐるぐる元気に腕を回しているフィリアを見て、私もリアさんもお口あんぐり。リアさんはまだしも、なんで体年齢は若返ったはずの私まで?

 やっぱり精神的な問題なのか?そうなのか?

「とにかく今日一日は宿をとって、軽く服とか見ながら時間を潰す?」

「そうね。ついでに良さそうなマッサージ店も探そうかしら」

「これってもしかしてデート!?やったぁ!!アカリ!手、繋ご!!」

 フィリアさんテンション爆上がり。

 この愛らしいのを見ると旅の疲れも癒やされるってもんですわ。

 私とフィリアは恋人繋ぎをして、腕までしっかりと絡める。フィリアはそれはもう満面の笑みで、空いている手で頭を撫でていると、その手を掴まれる。

 見れば、膨れっ面のリアさんがそこにいた。

「フィリアだけズルいわ!私だってアカリちゃんとデートしたい!!」

「はいはい。皆で一緒にデートしましょうね」

 リアさんとも恋人繋ぎで腕をがっちり絡められ、文字通り両手に花となった。

 両側からものすっごい柔らかい感触が腕に当たってとても幸せ。だけどとっても歩き難い。これが等価交換ってやつ?

 三位一体となりながら飲食店とか服飾店とかを巡り、途中でリアさんは過去に通っていたらしいマッサージ店を見つけたらしく、

「ここの指圧が良かったのよね~。あ、フィリア、お金預かっていてくれる?」

「へ?う、うん、いいけど…」

 リアはフィリアに全財産の入った財布を渡し、アカリたちを置いて店内に吸い込まれていってしまった。

 取り残された私とフィリアは近くのカフェにてソファに並び、飲み物を飲みながらゆったりとした時間を過ごしていた。

 手は変わらずしっかりと繋がれていて、終始フィリアはにっこり笑顔だった。

「アカリ、大好き」

 大胆な告白は女の子の特権。

 突然可愛いこと言い出すから、可愛すぎて心臓止まるかと思ったわ。

「私も大好きだよ、フィリア」

 私も女の子だから大胆に返してもいいのである。

 これ、自然の摂理ね?

 私たちは人目も憚らず唇を重ね、なんならちょっとだけ舌も絡める。

 そうしている内にフィリアの目がとろんとしてきて、あまりの可愛さに思わずスカートの中に手を突っ込み下着越しに愛撫を加える。一応上にひざ掛けを置き、周囲からは見えないように隠す。

「んぅっ♡あ、アカリ…?こんなところで、流石にそれは…ん♡」

「あ、店員さーん!オーダーお願いしまーす!」

 口元を押さえてどうにか喘ぎ声が出ないようにしているフィリアを一切気にする様子もなく、アカリは店員を呼び出す。

「はーい、ご注文は?」

「えーとですね―――」

 アカリは注文しようとしていたものを探すフリをしながら、フィリアの下着の中に手を入れ、「くちゅくちゅ♡」と膣内に指の出し入れを始める。

「ん゛ぅぅっ!?♡」

「あれ?お客様どうされましたか?何だか顔色が優れないようですが…」

「あぁ。昨日夜更かししてしまっただけで、全然大丈夫ですよー。ね、フィリア?」

「う、うん…んぅ♡」

 店員は「なるほど?」と首を傾げつつも納得の色を示し、アカリの注文を待つ。

 「ずちゅ♡じゅぷじゅぷ♡ぐちゅぐちゅ♡」と、気持ちのいい所が刺激される度にフィリアは顔を机に伏せたままビクビクと全身を震わせる。

「あ、これですこれ。ふわとろパンケーキが二つと、あとオレンジジュースも二つ、お願いします」

「はい…かしこまりました。では、ご注文を確認します―――」

 店員がオーダーの復唱を行っている間にアカリは意図的に指の速度を速め、絶頂を促すように、特に反応のいい所を重点的に責め立てる。

 フィリアはそれまで何とか我慢していたが、急に気持ちのいい箇所を徹底的に刺激されることでオーガズムまでの距離が急激に縮まり、更に店の中、店員の前で隠れて行っているという背徳感も合わさり、興奮が一気に頂点に辿り着く。

 ガクガクッ♡とフィリアは大きく下半身を痙攣させ、えっちな汁が下着の中で大量に噴出される。

「―――以上でよろしいでしょうか?」

「はい、間違いないです」

「ありがとうございます。それでは少々お待ちくださいませ。失礼いたします」

 そう言って、店員は一瞬フィリアの方に怪訝な目を向けてから、カウンターの方へ戻って行った。

「フィリア♡店員さんはもういないよ♡」

 耳元で囁くとフィリアは顔を上げ、目には涙を滲ませていた。

 アカリはあやすようにおまんこをぐちゅぐちゅかき混ぜながら、

「がんばったね♡綺麗にしてあげるから、一緒にトイレ行こうね♡」

 フラフラなフィリアに肩を貸しつつトイレに向かい、もう二、三度イかせ、下着を交換してから満足して席に戻った。

 フィリアはすっかり体力を使い果たしたように荒い息を吐いていたが、パンケーキが届くと目を輝かせて飛びついていた。

 食べ物に目がない所も可愛いと思う。



 パンケーキを食べて軽く雑談を交えてから、二人は店を出た。

「ママ、そろそろマッサージ終わったかなぁ。そろそろ宿探さないとだけど、私たちだけじゃ分かんないし」

「確かに。最悪適当なとこでもいいけど、どうせならリアさんの一押しのとこ泊まりたいしね。じゃあ、ちょっと店まで様子見に行く?」

「うん!」

 なんだかんだ二時間くらい経っているため、そろそろマッサージも終わる読みで迎えに行くことにする。

 マッサージ店に向かっている最中、何やら人混みが目に入る。

「あれ?ここ、こんなに人いたっけ?」

「ホントだ。何かあるのかな?」

 こんな街中で百人くらいはいそうな人だかり。バーゲンセールでもしてるのかな。

 人ごみに巻き込まれたらはぐれてしまいそうだが、

「ま、手繋いでるから大丈夫だよね!」

「うん!ついでに何の人だかりかも見てみよ!」



 はぐれました。

 なぜ?

 まさか、私がフラグみたいなことを言ってしまったから?

 いやいやでもさ、考えてもみてくださいよ。

 人だかりの原因が何だろうと覗いて見たら美味しそうなスイーツが目に入って、「美味しそう!!」と、涎を拭おうとフィリアが一瞬、ほんの一瞬だけ繋いでいた手を離して、そんな刹那の出来事だけではぐれるとは思わなくない?

 フィリアがお金持ってるから私スイーツ買えないし、人だかりが解消されたらフィリアいなくなっちゃってるし。

 踏んだり蹴ったりです。

「フィリア…どこ行っちゃったんだろ」

 もしかしたら、私を探してどっか行ってしまったのかもしれない。

 出来ればその場で待ってて欲しかったけど、こういう広い街に初めて来ると不安になって歩き回っちゃうのはとても分かる。

「…とりあえずリアさんを回収しようかな」

 誘拐とか怖いけど、流石にこんな街の中心で犯行に及ばないだろうと言う推測の元、ひとまずリアさんと合流することに決めた。流石にリアさんまではぐれるとかない…よね?



「え、いない?」

「ウン。さっきたくさんの人に連れられてどっか行っちゃったネ。ワタシは最近ここに来たから知らないケド、何だか有名人だったみたいネ」

「因みにどこに行ったとか…」

「分からないネ。ワタシ、そこまで見てないヨ」

「ですよね…」

 何てこった。
 リアさんともはぐれてしまった。

 リアさんは隠したがっていたけど、冒険者として結構有名人らしい。

 話を聞いてたら何となくそうなのかなーくらいには思ってたけど、そんな群がるほど有名人だったなんて…いや、この店行きつけっぽかったし、特に名前が知られてたのかな。

 ということは、居酒屋とかバーとかに行った可能性高いなー。

 道には強い自信あるけど、流石に全く知らない所はどうしようもないし、エスパーでもないからこんな広い街で二人の人間を探し出すなんて不可能に近い。

 とは言え、お金は全部フィリアに預けてしまってるし、まだ昼過ぎくらいだが、早めに見つけないとご飯も食べられなければ宿にも泊まれなくなってしまう。

「でも、とにかく見つけないと…!!」

 その後、次の日の昼過ぎになるまで二人を探し続け、目撃情報は何件か得られたもののどこへ行っても二人の姿は見つからなくて、街の端っこにある森の入り口付近でアカリは力尽きて倒れるのであった。
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