Magic WAR

メイベリン

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第1章

唐突に

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全てのチュートリアルが終わりMagic  WARの世界へと降り立った俺だがまさか大罪人のせいで街の外からスタートとは思わなかったよ

「さてどうしますかな」

考えているとモンスターが近ずいて来た
今度は小さい普通のウサギのようなやつだ

「よいしょっと」

突進してくるウサギに対して四連撃を与えるとウサギは赤いポリゴンを出しながら倒れていった

ースキルレベルがアップしましたー

初めてのアイテムは  スモールラビットの皮だった

「このウサギ、スモールラビットっていうのか」

「それにしても街の外だとモンスターいっぱいいるな」

「まあ、まずは街の中に入らないとな」

入り方わかんないけど

街の入り口を目指して歩いているとスモールラビットに何回か出会ったが全てノーダメージでたおしきれた
そのときに気がついていなかったがレベルアップしていたようだ

街の入り口についたが 、

「おい止まれ、この街になんのようだ」

「旅だ」

「身分が証明できるものはあるか」

「ないです」

「そうか、なら1000ぺリル払ってもらうことになるが」

「わかりました」 

お金のことはぺリルというらしいチュートリアルをクリアすると10000ぺリルもらえる

「よし行っていいぞ」



街の中に入って十分ほど歩いただろうか街はとても活気にあふれており
プレイヤーもちらほらと見受けられる

「すごい、綺麗だ」

プレイヤーの中にはパーティーを作るプレイヤーもいれば友達を探しているプレイヤーもいる

「君、うちのパーティーに入らないか?」

「すいませんソロでやって行くつもりなんで」

「そうかい、すまなかったね」

俺はしっかり断れる大人なのだ

「しっかしどうするかなー、まずはギルドにでも行ってみるか」

そこらへんにいる NPCノンプレイヤーキャラクターにギルドの道を尋ねていると

ーーログイン割合が98%を超えましたこれより中央広場へと転送いたしますーー

システムの声が聞こえると俺はまた転送された

「転送されるの何回めだよ」


「なんだこれ」

「なんのイベントかなー」

のんきな声が聞こえてくる

転送されて10秒ほど経ったときおれの目の前に青いウインドウが現れた

<諸君、この世界へようこそ、この世界は今から第二の現実となる、この世界からの脱出をするならば、この世界を解放クリアしてみせよ!>

おいおい、まじかよ 
これはやばいんじゃないか

「おい、ログアウトができねえぞ!」

「本当かよ!」

周りでは怒声やショックのあまり泣き出してしまう人もいる

これはこれは、運営も大胆なことをしますね
俺はこの後どうするかな
しかし解放クリアとはいったいなんなんだ?
この世界は地球の50倍ほどの大きさがあるらしいが
全てのマップを解放する?
それともボスを倒す?
果たしてなんだろう

いや今は考えてもしょうがない一旦物を揃えてフィールドに出よう

俺はこの人が集まっているうちに、職人を探し出す

「おーい、どこかに職人はいないか!」

近くにいるプレイヤーがいきなり声を張り上げた俺に何事かと視線を向ける

「わ、私、鍛治士です」
「よかったら何かおつくりしましょうきゃ」

ん、いま噛んだよなこの人
しかしまさか名乗り上げてくれるとは

「あ、鍛治士さんですか、この素材で剣作れますか?」

「えっと、詳しいことは工房で聞いてもいいですか」
「ここは人の目が多いので」

「あ、はい」

少し雰囲気が変わった鍛治士に押され俺は工房へと向かった

「ここが工房か」

「そうよ、買うの大変だったんだから」

「しかしこの短期間のうちに工房を買えるなんてもしかしてベータテスターですか?」

「ええ、そうよ」

「まあそんなことは置いといて、あなたが持っている素材を見せて」

俺はインベントリから可視化させたスモールラビットの皮を机に出す

「へー、スモールラビットの皮ね、もう南門に行ったのね」

「うーん、これで作れる物となると何かしら」

「ごめんなさい、この素材だけでは装備は作れないわ」

「そうか、なら違うものを今度持ってくる」

「ごめんなさい、また今度お待ちしてるわ」

「ああ、でわ」

「刀鍛治もできるからねー」

彼女はどうやら刀も作れるようだ今度来てみるか




「さてさて、このポーションいくら?」

「あ?、ああ、そのポーションは一本100ぺリルだ」

「じゃ、10本くれ」

「毎度ー」

その後いろいろ買った

「えーと南は、ああこっちか」

南門ってこれか、来た時はあんまり見なかったけど立派だな
さ、さっさと行きますか、いやーしかし死ねないのは辛いね

おっと第1モンスター発見

見たことないモンスターだな、
なんだろう
猪?

まあ、倒せばわかる

「しゃあ!!」

近づいて来た猪?を抜刀と同時に二度と斬りつける

「硬いな、スモールラビットとは大違いだ」

この刀ではすぐに限界が来そうだな

猪?はそんなことを考えているとこっちに突進をして来た

「スモールラビットと攻撃モーションはあんまり変わらないな、回避は楽そうだな」

ひらりと回避をして止まりきれていない猪?に三度斬りつける

「これで1割か、硬すぎだろ」

猪?は少し怒ったかのように見える

「うお!、こいつ速くなったぞ」

いきなり動きが速くなったせいで少し回避が遅れ

「おいおい、掠っただけで4割も持っていかれるのかよ、正面から当たったら一撃じゃないか」

早めに決着をつけるか

千花流せんかりゅう     五連斬ごれんざん

俺は昔使っていた剣術の技を使う

五連撃が全て猪?の首に当たる

クリティカル!!
クリティカル!!
クリティカル!!
クリティカル!!
クリティカル!!

どうやら全ての攻撃はクリティカルになったようだ

「ふう、これで残り6割か」

どうやら首がクリティカルポイントみたいだな
クリティカルのおかげかスタンとなった猪?に

『千花流   翠深すいしん

こちらも千花流の技だ

怒涛の十三連撃

クリティカル!!
クリティカル!!
クリティカル!!
クリティカル!!
クリティカル!!
クリティカル!!
クリティカル!!
クリティカル!!
クリティカル!!
クリティカル!!
クリティカル!!


惜しくも十一回しかクリティカルにならなかったが
猪?のHPは全て消し飛んだ

「いよっしゃーーー!!!!」
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