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第37話 終章
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名君と呼ばれ民に慕われた王 玲真にはかつて異色の経歴で召上げた妃が一人いた。
妃の名前は 李 琳明。
庶民の出にも関わらず彼女は13歳の時ではなく16歳の時に後宮に召し上げられた。王都では珍しい銀色の美しい髪を持った妃だったそうだ。
彼女が妃として後宮にいたのはわずか一年。
後宮に召し上げられたにも関わらず、たった一年で後宮を去る妃は多い。
妃として、長く後宮にとどまっていたとしても、子を産まない限り名が人知れず忘れ去られることが多い。
そんな中で、たった一年で後宮を去ったにも関わらず琳明の名が残ったのはなぜなのかというと、彼女が女ながらにして有能な薬師だったこととが関係していると言われている。
王によって家臣の一人に褒美として下賜されたにも関わらず、その後も他の妃とは違い琳明との後宮と王の縁は潰えなかったからだ。
後宮は恐ろしいところだ、どれほどの名君が国を治めていても世の中には不満に思う輩が必ず現れるし。
王に自分の娘を妃にと望むやからも際限なく出てくる。
後宮には美しい顔をしたやからが幾度となく厄介事を持ちこんだそうだ。
その時に詳細は明らかにされていないが、李 琳明が後宮を妃としての立場を終え出たにも関わらず、立場を変え後宮へと入り厄介事をいくつも解決したというのだから以下に異例なことだったかわかるだろう。
なぜ、今そんなかつての名君の一妃である琳明の名が巷で出てきているかというと。
琳明と同じ見事な銀髪で気の強くしたたかなまさに『あの琳明』の生き写しと呼ばれる者が琳明が亡くなってから産まれ年頃の娘に育ってしまったのだ。
銀の髪に商魂たくましく気の強い娘が16歳の時に事件は起こった、とっくに亡くなった『お前の先祖の琳明と話が付いているからお前は後宮に入らねばならない』とお達しが来たからさぁ大変。
でも、それはまた別のお話。
妃の名前は 李 琳明。
庶民の出にも関わらず彼女は13歳の時ではなく16歳の時に後宮に召し上げられた。王都では珍しい銀色の美しい髪を持った妃だったそうだ。
彼女が妃として後宮にいたのはわずか一年。
後宮に召し上げられたにも関わらず、たった一年で後宮を去る妃は多い。
妃として、長く後宮にとどまっていたとしても、子を産まない限り名が人知れず忘れ去られることが多い。
そんな中で、たった一年で後宮を去ったにも関わらず琳明の名が残ったのはなぜなのかというと、彼女が女ながらにして有能な薬師だったこととが関係していると言われている。
王によって家臣の一人に褒美として下賜されたにも関わらず、その後も他の妃とは違い琳明との後宮と王の縁は潰えなかったからだ。
後宮は恐ろしいところだ、どれほどの名君が国を治めていても世の中には不満に思う輩が必ず現れるし。
王に自分の娘を妃にと望むやからも際限なく出てくる。
後宮には美しい顔をしたやからが幾度となく厄介事を持ちこんだそうだ。
その時に詳細は明らかにされていないが、李 琳明が後宮を妃としての立場を終え出たにも関わらず、立場を変え後宮へと入り厄介事をいくつも解決したというのだから以下に異例なことだったかわかるだろう。
なぜ、今そんなかつての名君の一妃である琳明の名が巷で出てきているかというと。
琳明と同じ見事な銀髪で気の強くしたたかなまさに『あの琳明』の生き写しと呼ばれる者が琳明が亡くなってから産まれ年頃の娘に育ってしまったのだ。
銀の髪に商魂たくましく気の強い娘が16歳の時に事件は起こった、とっくに亡くなった『お前の先祖の琳明と話が付いているからお前は後宮に入らねばならない』とお達しが来たからさぁ大変。
でも、それはまた別のお話。
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面白かったです!王の強かさにすごく腹立ちはしましたが、ハッピーエンドでホッとしました!
初めまして。大変楽しく読ませて頂きました。
商売勝負という異色な始まりから、後宮に召し上げられそこでの事件を解決していく…というストーリーがとても面白かったです。
主人公である琳明のしたたかで頭の切れる性格がストーリーにマッチしていてとても良かったです。彼女でなければこのようには修羅場をくぐり抜けなかったでしょう。
対する王とはいえ食えない性格の玲真との駆け引きはドキドキ感や時には後味の悪さもあったりしましたが、最後の賭けは綺麗に収まって気持ちが良かったです。最後は本当にどうなる事かとひやひやしましたが、無事向俊と一緒になれて、琳明が幸せそうで安心致しました。
清々しい読了感でした。面白い作品をありがとうございました。それでは拙文失礼致しました。
感想ありがとうございます°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°
楽しく読んでいただけて良かったです。
沢山の感想ありがとうございます。励みになります。
キャラクターを作る際に、毎回行動理由を一つ作るようにしておりまして。
玲真の行動理由は、玉座に座るということだったのです。
なので、玲真の中では、一番大切なことはいかに後宮の厄介ごとを解決して、本来自分が座るべき玉座に戻れるかを基準に行動を決めるので。
約束をするときは、最初から自分の思う通りにことを運ばせることが一番なので守る気がないという感じでございました。
中華ファンタジーたのしかったので、また機会があれば違う作品をかければいいなと思います!
完結おめでとうございます。
向俊、よく頑張った❗
そして玲真様も、引いてくれて良かった。琳明が女官に褒美を渡すのは、誠実な人柄があらわれていますね。
その後も琳明が呼び出されるのは予想がつきましたが、子孫が後宮に…というのは、約束しない気がします。誰かの企みでしょうか?この後の話が気になります。
出来たらこの先のお話が読みたいです。
最後までお付き合いありがとうございますヾ(*´∀`*)ノ
最後ちゃんと向俊の出番がありました。
引かないという選択肢もあったのでしょうが、玲真が今優先すべきは色恋沙汰ではなく、王としての役割ということで引いたのでありました。
次回の続きを書くとしたら、そういう因縁と策略がって次は王様と恋に落ちれたら面白いなと思います。