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旅は道連れ
勇者なら魔獣退治せよ
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どうにかケンを助けたタランたちはオダン城から見て西の農村カサラに到着した。
ひとまず休息し、ケンの旅について話し合おうということで意見が一致したのであった。
タランはまず村長の家に向かった。村長は小柄な老人であった。タランは事情を手短に説明し、少し休ませてくれと頼んだ。すると村長はうなずいたが、どこか晴れない顔であった。
「……いやまあ、勇者を目指す旅ということであれば大いに歓待したいのですが少々困った事態になっておりまして。誰かが助けてくれれば村も明るくなるのですが」
村長はそこまで話すと咳き込み、タランの顔をじっと見て涙を一粒流した。
勘のいいタランは助けてくれと言われていることに気付き、村長に説明を求めた。
「いやあ! 助けてくださるか。ちょっと畑を見てくだされ。害獣のせいで作物が全滅の危機なのですよ。ええっ? 害獣を退治してくださる? なんとまあありがたい!」
タランが畑を見る前に村長は頭を下げ、大粒の涙をぽろぽろとこぼした。
タランは村長が用意した宿に行って仲間を集めた。そこでミストとライナに成り行きを説明した。その間、旅のリーダーであるケンはすやすやと寝ていた。そこでライナが言った。
「害獣退治ねえ、まあいいけど畑を見てから考えよう。おいケン起きろ! 行くぞ。一応オダン棒持ってけよ。オダン王家秘伝の武具なんだからな」
ケンたちが畑に案内されたのは夕方であった。見ると、畑の作物が半分ほど食い荒らされていた。畑を見るのが初めてのケンはぽかんと畑を見ていたが、タランに小声でささやかれた。
「王子、苦しむ村人のために害獣退治というのは勇者っぽくていいでしょう。やりましょう」
ケンはよく考えずにうなずいた。そして害獣が出るという夜まで待った。
夜になると畑の近くに大きなネズミの影が映った。それは人間の三倍ほどの大きさであった。
「皆さん! あれが魔獣モモルです! 気を付けないと、あの口で丸飲みにされますよ!」
ひとまず休息し、ケンの旅について話し合おうということで意見が一致したのであった。
タランはまず村長の家に向かった。村長は小柄な老人であった。タランは事情を手短に説明し、少し休ませてくれと頼んだ。すると村長はうなずいたが、どこか晴れない顔であった。
「……いやまあ、勇者を目指す旅ということであれば大いに歓待したいのですが少々困った事態になっておりまして。誰かが助けてくれれば村も明るくなるのですが」
村長はそこまで話すと咳き込み、タランの顔をじっと見て涙を一粒流した。
勘のいいタランは助けてくれと言われていることに気付き、村長に説明を求めた。
「いやあ! 助けてくださるか。ちょっと畑を見てくだされ。害獣のせいで作物が全滅の危機なのですよ。ええっ? 害獣を退治してくださる? なんとまあありがたい!」
タランが畑を見る前に村長は頭を下げ、大粒の涙をぽろぽろとこぼした。
タランは村長が用意した宿に行って仲間を集めた。そこでミストとライナに成り行きを説明した。その間、旅のリーダーであるケンはすやすやと寝ていた。そこでライナが言った。
「害獣退治ねえ、まあいいけど畑を見てから考えよう。おいケン起きろ! 行くぞ。一応オダン棒持ってけよ。オダン王家秘伝の武具なんだからな」
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夜になると畑の近くに大きなネズミの影が映った。それは人間の三倍ほどの大きさであった。
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