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大ピンチ! 魔力が切れた三姉妹
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「まずいよ姉さん! 私の魔力がもたない。姉さんの火炎であいつをやっつけて!」
マリーは叫ぶようにメリーに頼んだが、メリーはうなだれて首を振った。
「すまないねえマリー。酒が足りないんだよ。この島に酒はあるかねえ?」
元気のないメリーの表情を見たマリーはミリーに向かって叫んだ。
「ミリー! ミリーの電流であいつを撃ち落として! フルパワーでお願い!」
マリーの叫びに驚いたミリーは体中から電気を発生させ、魔法少女に指先を向けた。
「可愛い服の魔法少女さん、ごめんね。ミリーのフルパワーだよ!」
ミリーの放った渾身の電撃はパイパーに直撃したが、パイパーは光輝いたのちにその光を急速に収束させて高らかに笑った。
「キャハハ! 電源ありがとう! これで箒のモスちゃんがフルパワーになったよ!」
パイパーが機械の箒をぺんぺんと叩くと箒は轟音を立て、急加速で空を旋回した。
「しまった! 機械の箒にそんな機能があるなんて。ミリー、もう電撃はダメよ!」
喜び勇んで飛び回るパイパーを見ながら途方に暮れたマリーは思わず祈った。
「……こんな魔法少女にやられる前にもう一度王子さまに会いたい。もう一度だけ」
そのとき、何かに気付いたパイパーが飛び回るのをやめて遠くを見た。
「……こらたまげた! やっぱウチがおらんと熟女どもはアカンなあ!」
メリーたちの後方から飛んできたのは真っ黒な翼を生やした天使だった。
「ほなダイヤさま、悪いんですけどあの力で熟女たちを助けてやってくださいな」
舞い降りた天使が魔王子ダイヤをメリーたちに寄せるとダイヤの全身が金色に光った。
「マリーさん、ボクを強く抱いてください。あなたの魔力を回復します」
ダイヤに言われたマリーはきょとんとしたが、嬉し涙を流しながらダイヤを抱きしめた。
「……ああ王子さま。夢のようです。魔力が体中から湧いてきます。もう死んでもいい」
マリーの体から青い炎のように魔力が湧き立ち、マリーは上空のパイパーをにらんだ。
「機械は水に弱いって体で覚えてね、お嬢さん!」
マリーの指先から細く鋭い水流が発射され、直撃を受けたパイパーは感電して落下した。
「……ほなウチはダイヤさまを連れてジェットさんとこに帰るで。冒険頼むわ」
黒い天使と化していたモモはダイヤを抱いて島から飛び去っていった。
マリーは叫ぶようにメリーに頼んだが、メリーはうなだれて首を振った。
「すまないねえマリー。酒が足りないんだよ。この島に酒はあるかねえ?」
元気のないメリーの表情を見たマリーはミリーに向かって叫んだ。
「ミリー! ミリーの電流であいつを撃ち落として! フルパワーでお願い!」
マリーの叫びに驚いたミリーは体中から電気を発生させ、魔法少女に指先を向けた。
「可愛い服の魔法少女さん、ごめんね。ミリーのフルパワーだよ!」
ミリーの放った渾身の電撃はパイパーに直撃したが、パイパーは光輝いたのちにその光を急速に収束させて高らかに笑った。
「キャハハ! 電源ありがとう! これで箒のモスちゃんがフルパワーになったよ!」
パイパーが機械の箒をぺんぺんと叩くと箒は轟音を立て、急加速で空を旋回した。
「しまった! 機械の箒にそんな機能があるなんて。ミリー、もう電撃はダメよ!」
喜び勇んで飛び回るパイパーを見ながら途方に暮れたマリーは思わず祈った。
「……こんな魔法少女にやられる前にもう一度王子さまに会いたい。もう一度だけ」
そのとき、何かに気付いたパイパーが飛び回るのをやめて遠くを見た。
「……こらたまげた! やっぱウチがおらんと熟女どもはアカンなあ!」
メリーたちの後方から飛んできたのは真っ黒な翼を生やした天使だった。
「ほなダイヤさま、悪いんですけどあの力で熟女たちを助けてやってくださいな」
舞い降りた天使が魔王子ダイヤをメリーたちに寄せるとダイヤの全身が金色に光った。
「マリーさん、ボクを強く抱いてください。あなたの魔力を回復します」
ダイヤに言われたマリーはきょとんとしたが、嬉し涙を流しながらダイヤを抱きしめた。
「……ああ王子さま。夢のようです。魔力が体中から湧いてきます。もう死んでもいい」
マリーの体から青い炎のように魔力が湧き立ち、マリーは上空のパイパーをにらんだ。
「機械は水に弱いって体で覚えてね、お嬢さん!」
マリーの指先から細く鋭い水流が発射され、直撃を受けたパイパーは感電して落下した。
「……ほなウチはダイヤさまを連れてジェットさんとこに帰るで。冒険頼むわ」
黒い天使と化していたモモはダイヤを抱いて島から飛び去っていった。
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