長いタイトル、くそ喰らえ。

mimikan

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ハンターになりましょう。3

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ヨウタは自分にそう言い聞かせ、震えそうになる体を無理やり鎮めた。

​ヨウタは念話でアヤハに助けを求める。

「アヤハ、怖いよ。幾重にも視線を感じる。どこに敵がいるか分からない」

『あらあら、大丈夫よ、落ち着いて。敵じゃないわ。あなたが単純にモテているのよ』

「こんなにも大勢に?頼む、いっそ敵であってくれ。僕、さっきから震えが止まらないんだよ。こんなの初めてだ」

『武者震いとはさすがね。今の状況を身体が喜んでいるのね』

「マジ勘弁してよ!誤解されるようなこと言わないでくれよ」

​アヤハとの会話でわずかに気が紛れ、ヨウタは身体を洗い始める。

『早くしないと、時間切れになるわよ。さっきアイから連絡が来たわ。明日、貴族側で集まりがあるみたい。おそらく何かアクションがあると思うから、今日中に目星をつけたいわ』

「分かったよ。急ぐね」


​ヨウタが身体を洗っていると、隣にいかにも体育会系な、大柄で筋肉質な男が座ってきた。

「おう、少年。ここは初めてか?気持ちは分かる。気持ちは分かるぞ。でもな、そんなに他人のイチモツをジロジロ見るもんじゃねぇぜ」

30代くらいの男は、親しげに話しかけてきた。

​「いや、そんなつもりはなくてですね」

ヨウタは首をぶんぶんと振る。

「男の内太ももを見てました」なんてキモい事も言えるはずもなく、どう言い訳するか焦る。

変な勘違いをされていることに、泣きそうになった。

​すると、今度は反対側に、太った40代くらいのハゲた男が座ってきた。

「抜け駆けとはずるいじゃないの、マル!みんな狙っていたのに、ずるいじゃないの♡」

男は完全にオネエ口調で、ヨウタはさらに震え上がった。

「私はジュンコ。ここではなかなかのベテランなの。なんでも聞いてね♡」

ジュンコと名乗る男は、一人で楽しそうにしゃべり続けた。

​ヨウタは、この「熱血の湯」が、本物の交流場であることを悟った。

そして、その中で完全に「獲物」として見られていることに気づき、恐怖と羞恥でパニック寸前だった。

念話の向こう側で、アヤハがクスクス笑っているのが聞こえる。

ヨウタはそれを無視して、必死に頭を働かせる。

隣に座った「マル」と名乗る男は、暗黙のルールについて話し始めたが、ヨウタの耳には全く入ってこない。


「それで、ストレートに聞くが、どういうのがタイプなんだ?ここにいる奴なら、どういうタイプかは大体説明できるぞ」

「いや、その、タイプとかは……」

ヨウタは言葉を濁すが、マルの謎の親切さに囲まれ、抜け出せそうにない。尊厳と使命、羞恥が入り混じった感情がこみ上げ、吐き気を抑えながら泣き顔で答えた。

「僕は……足フェチで、うぇっ。その、強そうな人……筋肉質で、タトゥーもおしゃれで好きなんです……うっぐ、あと、スキンヘッド」

今、この瞬間に「ハゲ好き足フェチゲイ」が爆誕した。


念話越しに、アヤハが腹を抱えて爆笑しているのが手に取るようにわかる。この先、一生このネタでいじられる未来しか見えない。

「ほぅ、タトゥー好きとは珍しいな。普通は自分で好きなものを入れるだろうが、入れている人が好きとはな。分かった」

マルは親切に、一人ひとりを指差しながら説明してくれる。ヨウタの視界が涙で滲む中、一人の男が目に入った。

年齢は30代後半。髪の毛はなく、ツルツルのスキンヘッドだ。足にタトゥーも入っているように見える。

どうやら、風呂から出て更衣室に向かっているようだ。

ヨウタはチャンスだと思い、その男を追いかけようとする。

その時、腕を掴まれた。マルだ。

「あいつは辞めとけ。あいつは良くない噂を耳にする。何人も酷い目に遭わされてきたみたいだ」

マルはそう言い、少し目線を下げ、恥じらいながら続けた。

「その、俺じゃダメかな?優しくするから……」

ヨウタの「大和」が恐怖でぶるぶると震えている。

そのすぐ横で、ジュンコも自分の足にあるタトゥーを見せつけてきた。
「私もあなたのタイプに入るんじゃないかしら?ちょっとぽっちゃりしてるけど……」

ジュンコは上目遣いでヨウタに問いかける。

ヨウタの「大和」は恐怖のあまり、体内にめり込んでいく。

逃げ込み速度が早くもはや痛みすら感じている。

「それは、その、難しいというか……」

パニックに陥ったヨウタは、言葉をうまく紡げない。

「優しいのね。どちらかを選ぶことができないのね」

ジュンコは勝手な解釈を始める。

「それなら、3人で……」

マルが言い終わらないうちに、「嫌だぁぁ!すいませんっ!!!」と叫び、ヨウタは腕を振り払った。
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