長いタイトル、くそ喰らえ。

mimikan

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責任の行方4

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ゴウキはトイレから戻り、ミナトは吐き気を抑え、ようやく体調を回復させた。

血と嘔吐物で汚れた部屋で、一同は、崩れた雰囲気を無理やり仕切り直した。

「さて、仕切り直しだ」

ミナトは、黒光りする大剣を背中に収め、二人に告げた。

「アイの調査の結果、これから俺たちは、ギルが属していた犯罪組織の解体に向かう。
二人は辛い目にあったが、これからは力を合わせて頑張ってほしい」

彼は、真面目な顔に戻り、励ましの言葉を贈る。

「神がいるかは分からないけど、越えられない困難や苦難はないと俺は思っている」

ミナトはシズクに目を向けた。

「シズクの体調も良くなってきたが、無理はするなよ。ポーションはおまけしてやる。ありがたく使えよ!」

そして、まるで全てが終わったかのように、手を振った。

「君たちならやっていける。じゃあな!」

ミナトはそう言って、傍らに立つゴウキの肩をパンッと叩いた。

「行くぞ、ゴウキ」

二人が部屋を出ようとしたその時、おい、と低く、しかし有無を言わせない声が響いた。

ミナトの服の裾が、クロエによって力強く引っ張られる。彼女の瞳には、まだ涙の跡があるが、そこには揺るぎない怒りと決意が宿っていた。

「まさか、ポーション数本で終わりにしようとしてないよな?適当にいい感じにして終わらせに来てないよな?」

クロエは、血の付いた床と、破壊された周囲を見渡す。

「こっちは家を壊され、職を失い、組織から命を狙われている。お前らの『アカシックレコード』だの『シフト』だの話は全く分からなかったが、これだけは分かる」

彼女はミナトとゴウキを睨みつけた。

「こんな状態にしたのはお前らだ。責任は取ってもらう」

ゴウキとミナトは、顔を見合わせた。ゴウキの豪快な笑顔は消え、ミナトのクールな表情も崩れた。

アイ「…………何も言い返せませんね」

アイが、最も正論である事実を事務的に述べた。

クロエは、ミナトが反論できないことを確信し、皮肉めいた言葉を付け加えた。

「それに、美人姉妹と一緒とか、お前らにとって得でしかないだろ?」

ゴウキとミナトの脳裏に、副団長ミサキがブチギレるシーンが鮮明に浮かんだ。真面目なミサキ(副団長)に、姉妹を巻き込んだらと知られたら、怒られるのは火を見るよりも明らかだ。

しかし、クロエの言葉は正論であり、彼らに言い訳の余地はなかった。

ゴウキは諦めたように、深く息を吐き出し、ミナトも静かに頷いた。

「……ガハハ。分かったよ。腹括る」

ゴウキは、一転して真剣な表情に戻り、二人を見据えた。

「だが、条件がある」
「俺たちは、この街の犯罪組織を潰す。その為に、俺たちと一緒に強くなれ」

シズクとクロエは、お互いを見合った。家も職も奪われ、もう後には引けない。

組織に追われる日々を送るよりも、彼らと行く方が、わずかにでも未来があると本能的に感じた。

「捨てるものはもう何もない」と言わんばかりに、クロエとシズクは力強く頷いた。

シズク:「私たちを、連れて行ってください」
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