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第2章
2-10 手がかりを追って
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次の日の放課後。桜は雪月の地図を頼りに、池袋のとある路地付近に足を運んでいた。
確かに、この辺りは人通りも少なく、隠れるにはもってこいの場所だな。と、桜は一人納得する。普通、危険な事をしている友人を探すとなると、大通りよりこういった路地を先に探すのだが。桜は特に深く考えずに探し回っていたので、所謂『危険区域』と呼ばれるような場所は、そこまで調べていなかったりするのだ。
桜は早速路地を調べようと、躊躇なく足を踏み入れ、散策を開始した。路地はまだ夕方手前だというのに薄暗く、たまに通りがかる人の表情もどこか暗い。たまに笑みを浮かべている人もいるが、正直気持ちのいい笑みとは言い難かった。危険区域と噂されるだけあって、この辺り一帯にいる人間はまともな人はいないのだろう。と、桜は分析する。
その後も路地の隅々まで、なんならごみ箱の中まで、桜は翼を探した。しかし、いくら探しても翼の姿を捉えることはできず、桜は歯噛みする。というかそもそも、子供がこんな危険区域にいるということ自体なく、桜以外ここにいる人は全員大人だった。
探し始めて早一時間。これからどうしたものかと桜が立ち止まって考えていると、不意に聞き覚えのある声が背後から聞こえてきた。
「さ、桜ちゃんっ! こんなところで何してるの!?」
その声に桜が振り向くと、背後にはなんと戸倉が立っていたのだ。そのことに桜は目を丸くし、戸倉に駆け足で駆け寄った。
「えっ!? 戸倉さん!? 何でここに居るんですか!?」
「えっ。いや、それは今僕が聞いたんだけど……。まぁいいや。僕は桜ちゃんがこの路地へ入っていくのが見えたから、慌てて追いかけてきたんだよ。……探すのに時間かかっちゃったけど」
桜の質問返しに戸惑いながらも、戸倉は自分が路地に居る経緯を説明してくれた。
まさか戸倉さんに路地に入るところを見られていたなんて……。と、桜は内心焦りながらも、必死に言い訳を考える。
「あっと……。じ、実はちょっと野暮用が……なんて」
「え、こんな人気のない路地に野暮用……?」
「うっ。そ、そう……です。野暮用……です」
しかし、頭の悪い桜が咄嗟に良い言い訳を思いつくわけもなかった。桜は視線を泳がせながら、ぼかしたように適当な言い訳をする。そんな桜の言い訳に、戸倉は目を丸くした後、呆れたように軽くため息を吐く。
「もう……。わかったよ。聞かれたくないようだから、深くは聞かないでおくよ」
「あ、あははは……。すみません……」
戸倉から深く追求のなかったことに、桜は安堵する。しかし同時に申し訳なさも感じ、桜は戸倉に軽く謝罪した。
これ以上ここにいると、戸倉さんに余計な心配をかけてしまう。と、桜は考え、今日の探索を打ち切ろうと、路地を後にしようと歩き出そうとする。
「あ、待って、桜ちゃん。せっかく会えたんだし、ちょっとだけお話ししない?」
しかしその桜を、戸倉は咄嗟に引き留める。戸倉の静止の声で桜は立ち止まり、怪訝そうな顔をする。こんな路地で……? と、桜は不思議に思ったのだ。しかし、戸倉の人のよさそうな笑みを見て、自分の方がおかしいのか。と、瞬時に自分の中の疑問を振り払い、笑みを浮かべる。我ながら単純だと思うが、こんないい人が常識ないわけがない。と、桜は判断したのだ。
「勿論ですよ、戸倉さん! っていっても、何話しますか?」
「そうだね……あっ、じゃあ桜ちゃんの事が知りたいな。何でもいいから教えてもらえる?」
「え? 私ですか? うーん……。まず、勉強は苦手ですね。あ、でも運動は得意です。将来の夢はヒーローです!」
戸倉の質問に、桜は軽く首を傾げるが、すぐに明るく自分について語った。
質問の内容も特に変な事じゃないし、やっぱりさっきの考え過ぎだったんだな。と、桜は先ほど少しでも戸倉を疑ったことを恥じた。
「ヒーロー? 面白い夢だね。警察官にでもなるの?」
「いいえ! 弱きを助け、悪を倒すヒーローになりたいんです! 警察だと助けられない人とかもいるので。私はいろんな人を助けたいんです!」
「そっ、そっか。えぇと……それはすごい……ね?」
桜の返答に、戸倉は少し困ったように言葉を濁す。まぁ、普通に女子高生がヒーローになりたいと豪語していたら、戸惑うものなのだが。
「そ、そうだ。空ちゃんは、学校で桜ちゃんと一番仲がいいのかな?」
「え? うーん、別に私が一番ではないですよ? 空はみんなと仲がいいんですよ」
場の空気を変えるためか、戸倉は唐突に話題を変える。戸倉のそんな唐突な話題転換に、桜は少し戸惑ったがすぐに返答を返す。
確かに空とは仲がいいけど、一番とは違う気がするなぁ。まだ全然空の事知れてないし、もしかしたら他にもっと仲がいい子が出来たかもしれないし。と、桜は思い、自分が一番仲がいいとが言わなかったのだ。
そんな桜の答えに、戸倉は少しだけ考えるそぶりをする。しかしすぐにまた人のよさそうな笑みを浮かべて、次の質問を口にした。
「そっか。でも、仲良しグループの一人ではあるよね?」
「えっと……そう……ですね?」
だがその質問に桜は違和感を覚え、曖昧に返事を返した。
どうしてこんな質問をするんだろう……。と、桜は戸倉の言動に戸惑う。そして、桜は段々戸倉の人のよさそうな笑みが不気味に思えてきたのだ。
「そっかぁ。ねぇ、桜ちゃん。僕の事、信頼してくれてる?」
「えっ、あ、はい。勿論ですともっ! 空の大恩人ですし!」
一瞬、不気味だと思ったことがバレたのかと思い、桜は焦って返事をする。別に嘘はついていない。ほんの一瞬びっくりしちゃっただけだし。と、桜は心の中で言い訳する。
「ふふ、ありがとう。じゃあ、僕の目を見てくれる?」
桜の焦りなど露知らず。戸倉は妖艶な笑みを浮かべ、吸い込まれそうなほど青い瞳を桜へ向ける。桜は不思議に思いながらも、言われるがまま戸倉の目をじっと見つめた。
ほんとに綺麗な目をしているなぁ。と、桜は先程まで不気味に思っていたことも忘れ、戸倉の目に見とれていた。
────しかし次の瞬間。戸倉は、衝撃的な言葉を桜に投げかけたのだ。
「いい子だ……。では、今から僕は君の主だ。君は僕の事が好きになる。そして、嫉妬に狂って空ちゃんを虐める。いいね?」
まるで洗脳でもするかのように、戸倉は桜にそう言い放った。そして、自身の右手を桜の右頬に当て、目を覗き込み、顔を近づけたのだ。
────その瞬間、戸倉の怪しく光る青い目が、一層輝きを増した。
確かに、この辺りは人通りも少なく、隠れるにはもってこいの場所だな。と、桜は一人納得する。普通、危険な事をしている友人を探すとなると、大通りよりこういった路地を先に探すのだが。桜は特に深く考えずに探し回っていたので、所謂『危険区域』と呼ばれるような場所は、そこまで調べていなかったりするのだ。
桜は早速路地を調べようと、躊躇なく足を踏み入れ、散策を開始した。路地はまだ夕方手前だというのに薄暗く、たまに通りがかる人の表情もどこか暗い。たまに笑みを浮かべている人もいるが、正直気持ちのいい笑みとは言い難かった。危険区域と噂されるだけあって、この辺り一帯にいる人間はまともな人はいないのだろう。と、桜は分析する。
その後も路地の隅々まで、なんならごみ箱の中まで、桜は翼を探した。しかし、いくら探しても翼の姿を捉えることはできず、桜は歯噛みする。というかそもそも、子供がこんな危険区域にいるということ自体なく、桜以外ここにいる人は全員大人だった。
探し始めて早一時間。これからどうしたものかと桜が立ち止まって考えていると、不意に聞き覚えのある声が背後から聞こえてきた。
「さ、桜ちゃんっ! こんなところで何してるの!?」
その声に桜が振り向くと、背後にはなんと戸倉が立っていたのだ。そのことに桜は目を丸くし、戸倉に駆け足で駆け寄った。
「えっ!? 戸倉さん!? 何でここに居るんですか!?」
「えっ。いや、それは今僕が聞いたんだけど……。まぁいいや。僕は桜ちゃんがこの路地へ入っていくのが見えたから、慌てて追いかけてきたんだよ。……探すのに時間かかっちゃったけど」
桜の質問返しに戸惑いながらも、戸倉は自分が路地に居る経緯を説明してくれた。
まさか戸倉さんに路地に入るところを見られていたなんて……。と、桜は内心焦りながらも、必死に言い訳を考える。
「あっと……。じ、実はちょっと野暮用が……なんて」
「え、こんな人気のない路地に野暮用……?」
「うっ。そ、そう……です。野暮用……です」
しかし、頭の悪い桜が咄嗟に良い言い訳を思いつくわけもなかった。桜は視線を泳がせながら、ぼかしたように適当な言い訳をする。そんな桜の言い訳に、戸倉は目を丸くした後、呆れたように軽くため息を吐く。
「もう……。わかったよ。聞かれたくないようだから、深くは聞かないでおくよ」
「あ、あははは……。すみません……」
戸倉から深く追求のなかったことに、桜は安堵する。しかし同時に申し訳なさも感じ、桜は戸倉に軽く謝罪した。
これ以上ここにいると、戸倉さんに余計な心配をかけてしまう。と、桜は考え、今日の探索を打ち切ろうと、路地を後にしようと歩き出そうとする。
「あ、待って、桜ちゃん。せっかく会えたんだし、ちょっとだけお話ししない?」
しかしその桜を、戸倉は咄嗟に引き留める。戸倉の静止の声で桜は立ち止まり、怪訝そうな顔をする。こんな路地で……? と、桜は不思議に思ったのだ。しかし、戸倉の人のよさそうな笑みを見て、自分の方がおかしいのか。と、瞬時に自分の中の疑問を振り払い、笑みを浮かべる。我ながら単純だと思うが、こんないい人が常識ないわけがない。と、桜は判断したのだ。
「勿論ですよ、戸倉さん! っていっても、何話しますか?」
「そうだね……あっ、じゃあ桜ちゃんの事が知りたいな。何でもいいから教えてもらえる?」
「え? 私ですか? うーん……。まず、勉強は苦手ですね。あ、でも運動は得意です。将来の夢はヒーローです!」
戸倉の質問に、桜は軽く首を傾げるが、すぐに明るく自分について語った。
質問の内容も特に変な事じゃないし、やっぱりさっきの考え過ぎだったんだな。と、桜は先ほど少しでも戸倉を疑ったことを恥じた。
「ヒーロー? 面白い夢だね。警察官にでもなるの?」
「いいえ! 弱きを助け、悪を倒すヒーローになりたいんです! 警察だと助けられない人とかもいるので。私はいろんな人を助けたいんです!」
「そっ、そっか。えぇと……それはすごい……ね?」
桜の返答に、戸倉は少し困ったように言葉を濁す。まぁ、普通に女子高生がヒーローになりたいと豪語していたら、戸惑うものなのだが。
「そ、そうだ。空ちゃんは、学校で桜ちゃんと一番仲がいいのかな?」
「え? うーん、別に私が一番ではないですよ? 空はみんなと仲がいいんですよ」
場の空気を変えるためか、戸倉は唐突に話題を変える。戸倉のそんな唐突な話題転換に、桜は少し戸惑ったがすぐに返答を返す。
確かに空とは仲がいいけど、一番とは違う気がするなぁ。まだ全然空の事知れてないし、もしかしたら他にもっと仲がいい子が出来たかもしれないし。と、桜は思い、自分が一番仲がいいとが言わなかったのだ。
そんな桜の答えに、戸倉は少しだけ考えるそぶりをする。しかしすぐにまた人のよさそうな笑みを浮かべて、次の質問を口にした。
「そっか。でも、仲良しグループの一人ではあるよね?」
「えっと……そう……ですね?」
だがその質問に桜は違和感を覚え、曖昧に返事を返した。
どうしてこんな質問をするんだろう……。と、桜は戸倉の言動に戸惑う。そして、桜は段々戸倉の人のよさそうな笑みが不気味に思えてきたのだ。
「そっかぁ。ねぇ、桜ちゃん。僕の事、信頼してくれてる?」
「えっ、あ、はい。勿論ですともっ! 空の大恩人ですし!」
一瞬、不気味だと思ったことがバレたのかと思い、桜は焦って返事をする。別に嘘はついていない。ほんの一瞬びっくりしちゃっただけだし。と、桜は心の中で言い訳する。
「ふふ、ありがとう。じゃあ、僕の目を見てくれる?」
桜の焦りなど露知らず。戸倉は妖艶な笑みを浮かべ、吸い込まれそうなほど青い瞳を桜へ向ける。桜は不思議に思いながらも、言われるがまま戸倉の目をじっと見つめた。
ほんとに綺麗な目をしているなぁ。と、桜は先程まで不気味に思っていたことも忘れ、戸倉の目に見とれていた。
────しかし次の瞬間。戸倉は、衝撃的な言葉を桜に投げかけたのだ。
「いい子だ……。では、今から僕は君の主だ。君は僕の事が好きになる。そして、嫉妬に狂って空ちゃんを虐める。いいね?」
まるで洗脳でもするかのように、戸倉は桜にそう言い放った。そして、自身の右手を桜の右頬に当て、目を覗き込み、顔を近づけたのだ。
────その瞬間、戸倉の怪しく光る青い目が、一層輝きを増した。
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