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第1章 天災
第2話 入学式
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「そういえば紫音も時雨学園でよかったの?」
僕は疑問だった、最近引っ越したこの家からの距離的に通学できるところが超能力に特化している時雨学園しかなかったので、僕は入学したが紫音は中学なので2、3校選択肢があった。
「家から一番近いし、学校が綺麗、そして制服が可愛い これほどいい学校が他にはないよ~」
僕ら兄妹は能力がない、超能力に特化した時雨学園に紫音も入学するのは不安だっただが本人が入学を望むならそれでいい。
そんな会話をしているうちに学校へ着いた。
「私はこっちだからもう行くね お兄ちゃん!!行ってきます~」
「いってらっしゃい」
紫音がそういい、中等部の校舎へ行った。
紫音を送った後に僕は高等部の校舎へ向かった、教室へ入り自分の席を確認し着席した。
席順は窓側の一番後ろ、中学の頃に仲良かった友達はこの学校に進学しなっかったから入学式の前に周りの人に話しかけてみる。
(とりあえず隣の席の人でも話すか)
「初めまして、城ヶ崎晴翔です。 これからよろしく」
「……」
(無視された、生まれてから15年こんなにも悲しいことが他にあっただろうか?)
そんなことを考えていたら、彼女は耳に手を持っていった。
髪に隠れていて見えなかったが、ワイヤレスイヤホンつけていたのだった。
「何か言いましたか?」
「あー えっと自己紹介をと思って」
「音楽を聴いていて聞こえなくて、ごめんなさい もう一度言ってもらっていいですか?」
(聞こえてなっただけで本当のよかった、てっきり無視されていると思ってた)
「城ヶ崎陽翔っていいます よろしく」
「私は如月佳澄です よろしく城ヶ崎君」
「陽翔でいいよ 城ヶ崎って言いづらいし」
「なら私も佳澄でいいですよ」
「そう? なら佳澄、よろしく!!」
そんな会話をいている内に時間になり、入学式がはじまった。
学校の設備、校則などの説明などがあり生徒会長の話の時間となった、だが演台に立ったのは別な人だった。
1年の生徒が誰? ホームページの人じゃなくない? とガヤガヤ話しているなかで彼女が話し出した。
「生徒会の晃です。この度はご入学おめでとう御会います、会長は昨日危険度3(サード)に政府から通達が来て手続き等で残念ですが入学式に参加できませんでした、変わって私がご挨拶します」
3(サード)と聞いて1年どころか体育館全員が驚きを隠せなかった。
それもそのはずこの巨大都市アヴァロンでは軍に対抗できる人間を危険度で分けられる。
ほとんどの人間が、0(能力なし&あっても怪我をしない程度)、1(能力あり、怪我をするが殺せないくらい、能力か体術使いはほとんどここ)、2(余裕で殺せるほど、100人に1人くらい存在する)、3(上層部、軍を壊滅できる可能性がある、数人存在するとは言われている)
「陽翔君、危険度3って軍の上層部の人と対等と言われてるあの……」
佳澄が震えながら話した。
「幻だと思っていたが、まさか会長さんが3(サード)だとは思わなかったな…」
佳澄と話していると晃さんの話が終わりそうになっていた。
「これで話を終わります 最後に一応忠告ですが今日の夜…… いや、なんでもありません。」
(ん? 何だこの間は…… まあいいか……)
そんなことを考えているうちに入学式が終わった。
入学式が終わり、解散となった。
高等部は明日にいろいろあるみたいで中等部よりも早く終わった。
(どうせ帰っても夕方まで暇だからとりあえず飯でも食べに行こう)
(だが誘う相手がいない、佳澄はいい人そうだが、今日友達になったばかりの女の子をご飯に誘うのは、どうなんだ?)
「1人でコンビニでもいって買うか」
ため息をついて独り言をいっていると突然話しかけられた
「君 俺の後ろの席の城ヶ崎君だよね初めまして」
金髪で高身長にアイドル系の整った顔
誰?と思ったが入学式まで前の席が空いていていたからそこの席の方だとわかった。
「あ~ 初めまして城ヶ崎陽翔っていいます よろしくお願いします」
「俺は新宮司雅也 こっちは西條迅」
こっち?と一瞬目を疑ったが目線を下に持っていったら小柄な少女がいた、僕も確かに小柄だがそれ以上だ。
(でも待て迅だ、男じゃね?)
「失礼かもしれないけど 迅さんて男?」
やっぱりその質問くるかみたいな顔をしていた
「よく間違えられるけど、僕は男だよ! 隣のクラスだけどこれからよろしく~」
金髪イケメンと男の娘系の銀髪美少年、優しそうだし、仲良くできうそうだ。
(これから昼ごはんを食べに行こうと思っていたのでちょういいから誘ってみよう)
「あのさ雅也、迅 一緒にお昼行かない?」
「いいね ついでにカラオケとかもいこ」
「雅也くん 昨日も行ったじゃん」
(昨日も行ったのかよカラオケ好きすぎだろ……)
「いいじゃん迅 いこうぜ陽翔もいくぞ」
「うん 行くこ!!」
こんな高校生のノリで進みご飯を食べ、カラオケ、服屋、ゲーセンに行ったら気づけば夕方の5時頃になっていた。
楽しんでいたら紫音から帰りが遅いと連絡が来た。
「わり、僕妹のご飯作りに帰らないといけないから帰るね 今日は1日ありがとう!」
「明日からもよろしくな 陽翔」
「バイバイ陽くん 楽しかった~」
二人に手を振り僕は帰った
「妹思いのいい、兄なんだな……」
「雅也くんも兄弟いたら兄弟想いになるとおもうよ」
「うるさい まあ陽翔にあえて能力の話はしなかったがとんでもない魔力量だけど ”流れ”が見えなかったから能力なし、もち腐れの感じもするが……」
「僕は魔力がなくて、わからないからだけど2(セカンド)的にはそう思う?」
「ああ 陽翔がもしあったらと思うと3とも渡り合えるくらいには、まあいいやつだから明日から楽しみだ」
「うん 僕から陽翔くんに、宿題は写させない言っとく」
「それは言わなくていい」
帰ったら紫音がエプロンを巻いていた。
「遅くなってごめん」
「私がお兄ちゃんの分作ろうと思ったのに材料がなくて…… 私そんなにお金持っていないからどうしようと思ってた……」
紫音が申し訳なさそうに言った
(中学生の小遣いから飯代出すのは流石に無理あるし、そもそもちょっと早く帰ればよかったな)
「紫音、外食しながら明日のご飯、買いに行くか」
目を光らせ紫音が抱きついてきた。
(幸せ~じゃない!! 理性を保て僕!!)
「お兄ちゃん 好き~」
(こんな純粋に育って僕は嬉しい、シスコンでもなんでも言ってくれ……)
「あ、ありがとう…… タクシーで行くか」
「うん!!」
タクシーを呼び、レストランで食事を済ませ銭湯に行き、スーパーに寄っていたら、いつの間にか閉店時間になっていた。
会計を済ませ店を出たら、近くで工事現場の人がいたから話しかけてみた。
「すみません、この先で何かありました?」
「坊や、今のところは何もないけど上司からこの辺を通行止めとの指示が」
通してくれなさそうに、作業着を来た人はいった。
「この道の先に家があるので通ってもいいですかね?」
「ダメだね、危ないから、他の道を通ってくれ」
(まじかよ…… 遠回りするとなると1時間以上かかる、20分で家に着くのに1時間かかるのは馬鹿らしい)
「わかりました、遠回りします」
そういい、僕は紫音を連れてきた道を戻った
遠回りすると見せかけ家の塀を紫音をおぶり、登って進んだ。
「ここの道は誰にもバレることはないだろ」
「お兄ちゃん…… ごめん、眠いから寝るね、おやすみ~」
あくびをした後、紫音は寝てしまった。
時計を見ると10時近くだった。
(今は10時前か… ファミレスで食べた後に、銭湯にも入ったから、流石に眠くもなるよな……)
あと10分くらいで着くところでなにやら声が聞こえた。
やべ軍にばれたと思った瞬間、衝撃の言葉を聞いた。
「城ヶ崎博士、大人しくそいつを渡し、投降せよ!!」
突然のことすぎて状況が理解できなかった。
だが両親が軍に追われているとわかり、僕は声の聞こえるところへ行った。
僕は疑問だった、最近引っ越したこの家からの距離的に通学できるところが超能力に特化している時雨学園しかなかったので、僕は入学したが紫音は中学なので2、3校選択肢があった。
「家から一番近いし、学校が綺麗、そして制服が可愛い これほどいい学校が他にはないよ~」
僕ら兄妹は能力がない、超能力に特化した時雨学園に紫音も入学するのは不安だっただが本人が入学を望むならそれでいい。
そんな会話をしているうちに学校へ着いた。
「私はこっちだからもう行くね お兄ちゃん!!行ってきます~」
「いってらっしゃい」
紫音がそういい、中等部の校舎へ行った。
紫音を送った後に僕は高等部の校舎へ向かった、教室へ入り自分の席を確認し着席した。
席順は窓側の一番後ろ、中学の頃に仲良かった友達はこの学校に進学しなっかったから入学式の前に周りの人に話しかけてみる。
(とりあえず隣の席の人でも話すか)
「初めまして、城ヶ崎晴翔です。 これからよろしく」
「……」
(無視された、生まれてから15年こんなにも悲しいことが他にあっただろうか?)
そんなことを考えていたら、彼女は耳に手を持っていった。
髪に隠れていて見えなかったが、ワイヤレスイヤホンつけていたのだった。
「何か言いましたか?」
「あー えっと自己紹介をと思って」
「音楽を聴いていて聞こえなくて、ごめんなさい もう一度言ってもらっていいですか?」
(聞こえてなっただけで本当のよかった、てっきり無視されていると思ってた)
「城ヶ崎陽翔っていいます よろしく」
「私は如月佳澄です よろしく城ヶ崎君」
「陽翔でいいよ 城ヶ崎って言いづらいし」
「なら私も佳澄でいいですよ」
「そう? なら佳澄、よろしく!!」
そんな会話をいている内に時間になり、入学式がはじまった。
学校の設備、校則などの説明などがあり生徒会長の話の時間となった、だが演台に立ったのは別な人だった。
1年の生徒が誰? ホームページの人じゃなくない? とガヤガヤ話しているなかで彼女が話し出した。
「生徒会の晃です。この度はご入学おめでとう御会います、会長は昨日危険度3(サード)に政府から通達が来て手続き等で残念ですが入学式に参加できませんでした、変わって私がご挨拶します」
3(サード)と聞いて1年どころか体育館全員が驚きを隠せなかった。
それもそのはずこの巨大都市アヴァロンでは軍に対抗できる人間を危険度で分けられる。
ほとんどの人間が、0(能力なし&あっても怪我をしない程度)、1(能力あり、怪我をするが殺せないくらい、能力か体術使いはほとんどここ)、2(余裕で殺せるほど、100人に1人くらい存在する)、3(上層部、軍を壊滅できる可能性がある、数人存在するとは言われている)
「陽翔君、危険度3って軍の上層部の人と対等と言われてるあの……」
佳澄が震えながら話した。
「幻だと思っていたが、まさか会長さんが3(サード)だとは思わなかったな…」
佳澄と話していると晃さんの話が終わりそうになっていた。
「これで話を終わります 最後に一応忠告ですが今日の夜…… いや、なんでもありません。」
(ん? 何だこの間は…… まあいいか……)
そんなことを考えているうちに入学式が終わった。
入学式が終わり、解散となった。
高等部は明日にいろいろあるみたいで中等部よりも早く終わった。
(どうせ帰っても夕方まで暇だからとりあえず飯でも食べに行こう)
(だが誘う相手がいない、佳澄はいい人そうだが、今日友達になったばかりの女の子をご飯に誘うのは、どうなんだ?)
「1人でコンビニでもいって買うか」
ため息をついて独り言をいっていると突然話しかけられた
「君 俺の後ろの席の城ヶ崎君だよね初めまして」
金髪で高身長にアイドル系の整った顔
誰?と思ったが入学式まで前の席が空いていていたからそこの席の方だとわかった。
「あ~ 初めまして城ヶ崎陽翔っていいます よろしくお願いします」
「俺は新宮司雅也 こっちは西條迅」
こっち?と一瞬目を疑ったが目線を下に持っていったら小柄な少女がいた、僕も確かに小柄だがそれ以上だ。
(でも待て迅だ、男じゃね?)
「失礼かもしれないけど 迅さんて男?」
やっぱりその質問くるかみたいな顔をしていた
「よく間違えられるけど、僕は男だよ! 隣のクラスだけどこれからよろしく~」
金髪イケメンと男の娘系の銀髪美少年、優しそうだし、仲良くできうそうだ。
(これから昼ごはんを食べに行こうと思っていたのでちょういいから誘ってみよう)
「あのさ雅也、迅 一緒にお昼行かない?」
「いいね ついでにカラオケとかもいこ」
「雅也くん 昨日も行ったじゃん」
(昨日も行ったのかよカラオケ好きすぎだろ……)
「いいじゃん迅 いこうぜ陽翔もいくぞ」
「うん 行くこ!!」
こんな高校生のノリで進みご飯を食べ、カラオケ、服屋、ゲーセンに行ったら気づけば夕方の5時頃になっていた。
楽しんでいたら紫音から帰りが遅いと連絡が来た。
「わり、僕妹のご飯作りに帰らないといけないから帰るね 今日は1日ありがとう!」
「明日からもよろしくな 陽翔」
「バイバイ陽くん 楽しかった~」
二人に手を振り僕は帰った
「妹思いのいい、兄なんだな……」
「雅也くんも兄弟いたら兄弟想いになるとおもうよ」
「うるさい まあ陽翔にあえて能力の話はしなかったがとんでもない魔力量だけど ”流れ”が見えなかったから能力なし、もち腐れの感じもするが……」
「僕は魔力がなくて、わからないからだけど2(セカンド)的にはそう思う?」
「ああ 陽翔がもしあったらと思うと3とも渡り合えるくらいには、まあいいやつだから明日から楽しみだ」
「うん 僕から陽翔くんに、宿題は写させない言っとく」
「それは言わなくていい」
帰ったら紫音がエプロンを巻いていた。
「遅くなってごめん」
「私がお兄ちゃんの分作ろうと思ったのに材料がなくて…… 私そんなにお金持っていないからどうしようと思ってた……」
紫音が申し訳なさそうに言った
(中学生の小遣いから飯代出すのは流石に無理あるし、そもそもちょっと早く帰ればよかったな)
「紫音、外食しながら明日のご飯、買いに行くか」
目を光らせ紫音が抱きついてきた。
(幸せ~じゃない!! 理性を保て僕!!)
「お兄ちゃん 好き~」
(こんな純粋に育って僕は嬉しい、シスコンでもなんでも言ってくれ……)
「あ、ありがとう…… タクシーで行くか」
「うん!!」
タクシーを呼び、レストランで食事を済ませ銭湯に行き、スーパーに寄っていたら、いつの間にか閉店時間になっていた。
会計を済ませ店を出たら、近くで工事現場の人がいたから話しかけてみた。
「すみません、この先で何かありました?」
「坊や、今のところは何もないけど上司からこの辺を通行止めとの指示が」
通してくれなさそうに、作業着を来た人はいった。
「この道の先に家があるので通ってもいいですかね?」
「ダメだね、危ないから、他の道を通ってくれ」
(まじかよ…… 遠回りするとなると1時間以上かかる、20分で家に着くのに1時間かかるのは馬鹿らしい)
「わかりました、遠回りします」
そういい、僕は紫音を連れてきた道を戻った
遠回りすると見せかけ家の塀を紫音をおぶり、登って進んだ。
「ここの道は誰にもバレることはないだろ」
「お兄ちゃん…… ごめん、眠いから寝るね、おやすみ~」
あくびをした後、紫音は寝てしまった。
時計を見ると10時近くだった。
(今は10時前か… ファミレスで食べた後に、銭湯にも入ったから、流石に眠くもなるよな……)
あと10分くらいで着くところでなにやら声が聞こえた。
やべ軍にばれたと思った瞬間、衝撃の言葉を聞いた。
「城ヶ崎博士、大人しくそいつを渡し、投降せよ!!」
突然のことすぎて状況が理解できなかった。
だが両親が軍に追われているとわかり、僕は声の聞こえるところへ行った。
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