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マナゲート内
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自分は元気な女の子に問答無用で【マナゲート】に投げ飛ばされた!と思ったら、見覚えがある部屋にいた。
8畳程のカーペットの敷かれた部屋に完全に閉められた窓、製図板にパソコン、冷蔵庫、壁一面にある本棚……
この部屋って、前世での実家の部屋?
いや、違う……本棚の本は知らないものばかりだし、パソコンだって知らない形だしかなりデカイ。
けど、雰囲気は似てるな。
何なんだ、この部屋は?
「問題なく【マナゲート】に入れたみたいっすね!」
「あ、さっきの女の子!」
自分をこの部屋に投げ飛ばした女の子がどこからか部屋に入ってきた。
「僕の名前はえっちゃんだよ、マスター」
「えっちゃん? いきなりえっちゃんって呼ぶのは……」
人見知りからしたら、知らない女の子をちゃんづけで呼ぶのはちょっと抵抗があるんだよなぁ。
しかも、女の子と言っても15歳くらいには見える女の子だから、尚更……
「えっちゃんはえっちゃんだから、気にしないでよ、マスター。それにさっちゃんから真名は言うなって言われてるからさ~」
「そっか……えっちゃんは仕方ないか。それで何で自分の事をマスターと呼ぶの? それにさっちゃんって誰? 自分も知ってる人なの?」
えっちゃんの話し方だと自分もさっちゃんとは面識がありそうだけど……
全く記憶に無い。
「さっちゃんも覚えてないんだね……なるほど、なるほど。これはかなり想定外かな……流石にテレちゃんは分かるよね?」
「テレちゃん? う~ん、前世で会った人なのかな?」
テレちゃん……若干、気持ちがザワつく感じがするけど、知らない人ばかりだな。
「まじかぁ~、テレちゃんも覚えてないのかぁ……あれ? 前世ってどんな前世?」
「……それは」
自分はえっちゃんに前世での社畜時代の話を簡単にした。
すると、えっちゃんはあからさまに渋い顔になる。
えっ?
そんな顔されると自分が悪いみたいに感じるのは気のせいか?
「大体分かったよ。それで僕の名前も秘密だったんだね……じゃあ!さっきまでの話は忘れて、【マナゲート】の説明をするね!」
「えっ!? いきなり!?」
えっちゃんは、話の流れをバッサリと切り、【マナゲート】の説明を開始した。
「はいはい! どんどん説明するからね! まず、この部屋は【マナゲート】内にあるマイルームと呼ばれる固有空間で、ある一定レベルの者だけが使える特別なもので、あそこにあるパソコンでアイテム管理、本棚で情報閲覧、そこにあるテレビで現実世界の監視、他にある部屋でトレーニングや休憩、研究なんかも出来るよ」
「それだけ聞くと凄いね、【マナゲート】……しかも時間経過がほとんど無いんでしょ?」
これは完全に精神と○の部屋の上位版みたいなやつだよね。
しかも肉体は老化しないとか、完璧すぎる。
これだけでも異世界がヌルゲーになりそうな気がする。
「あ~。普通ならそう思うよね? だけど残念! このマイルームにあるもの全てが精神力を消費するタイプでね、精神力が切れたら強制的に現実世界に戻されるのと、現実世界でかなりのペナルティが待ってるから、極力精神力切れはやらない方がいいよ」
「……分かりました」
まあ、分かってましたよ。
そんな都合の良いものなんて無いですよね……。
8畳程のカーペットの敷かれた部屋に完全に閉められた窓、製図板にパソコン、冷蔵庫、壁一面にある本棚……
この部屋って、前世での実家の部屋?
いや、違う……本棚の本は知らないものばかりだし、パソコンだって知らない形だしかなりデカイ。
けど、雰囲気は似てるな。
何なんだ、この部屋は?
「問題なく【マナゲート】に入れたみたいっすね!」
「あ、さっきの女の子!」
自分をこの部屋に投げ飛ばした女の子がどこからか部屋に入ってきた。
「僕の名前はえっちゃんだよ、マスター」
「えっちゃん? いきなりえっちゃんって呼ぶのは……」
人見知りからしたら、知らない女の子をちゃんづけで呼ぶのはちょっと抵抗があるんだよなぁ。
しかも、女の子と言っても15歳くらいには見える女の子だから、尚更……
「えっちゃんはえっちゃんだから、気にしないでよ、マスター。それにさっちゃんから真名は言うなって言われてるからさ~」
「そっか……えっちゃんは仕方ないか。それで何で自分の事をマスターと呼ぶの? それにさっちゃんって誰? 自分も知ってる人なの?」
えっちゃんの話し方だと自分もさっちゃんとは面識がありそうだけど……
全く記憶に無い。
「さっちゃんも覚えてないんだね……なるほど、なるほど。これはかなり想定外かな……流石にテレちゃんは分かるよね?」
「テレちゃん? う~ん、前世で会った人なのかな?」
テレちゃん……若干、気持ちがザワつく感じがするけど、知らない人ばかりだな。
「まじかぁ~、テレちゃんも覚えてないのかぁ……あれ? 前世ってどんな前世?」
「……それは」
自分はえっちゃんに前世での社畜時代の話を簡単にした。
すると、えっちゃんはあからさまに渋い顔になる。
えっ?
そんな顔されると自分が悪いみたいに感じるのは気のせいか?
「大体分かったよ。それで僕の名前も秘密だったんだね……じゃあ!さっきまでの話は忘れて、【マナゲート】の説明をするね!」
「えっ!? いきなり!?」
えっちゃんは、話の流れをバッサリと切り、【マナゲート】の説明を開始した。
「はいはい! どんどん説明するからね! まず、この部屋は【マナゲート】内にあるマイルームと呼ばれる固有空間で、ある一定レベルの者だけが使える特別なもので、あそこにあるパソコンでアイテム管理、本棚で情報閲覧、そこにあるテレビで現実世界の監視、他にある部屋でトレーニングや休憩、研究なんかも出来るよ」
「それだけ聞くと凄いね、【マナゲート】……しかも時間経過がほとんど無いんでしょ?」
これは完全に精神と○の部屋の上位版みたいなやつだよね。
しかも肉体は老化しないとか、完璧すぎる。
これだけでも異世界がヌルゲーになりそうな気がする。
「あ~。普通ならそう思うよね? だけど残念! このマイルームにあるもの全てが精神力を消費するタイプでね、精神力が切れたら強制的に現実世界に戻されるのと、現実世界でかなりのペナルティが待ってるから、極力精神力切れはやらない方がいいよ」
「……分かりました」
まあ、分かってましたよ。
そんな都合の良いものなんて無いですよね……。
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