僕と精霊

一般人

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暗躍する狂気編 5月2日〜5月10日

第30話 共鳴❗️

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「くっ...!」
地面に落ちたウリエラは肩を痛めている。

「ウリエラさん!」
「マツリちゃん速くウリエラさんの所へ...」
「先輩、今は喋らないで下さい。傷が広がります」
マツリはウリエラの方へ走る

『ハイジョ、ハイジョ』
マシンは腕の機関銃をウリエラに向ける。
「やめなさい、このポンコツ‼️」
マツリがマシンの前に立つ
『ジジッ...ターゲットタイショウガイコウゲキチュウシ』

「エンジェルアロー‼️」
無数の光の矢が隙を見せたマシンに直撃する。

「大丈夫ですか、ウリエラ」
ガブリラが空から声をかける
「この通りですよ、ガブリラ」
ジャンとパンプも駆けつけた

『ジジッ..ターゲットカクニンハイジョ』
マシンには傷一つ付いていない
「おいジャン、あの魔獣から魔力を感じないぞ」
パンプは怪しんでいる
「アレは魔獣ではありません!気をつけてください!シュン先輩もアイツにやられました」
マツリがジャン達に伝える

「何だって!?シュン兄が!パンプすぐに治療を」
「おう」
パンプはヒーリングジュエルをシュンの方へ飛ばす

「もう、グースのように犠牲者を増やしてたまるか❗️いくぞパンプ❗️」
「いくぞ❗️」
二人の姿が精霊石が輝きと共に変わり始める

 ジャンは魔銃をショットガンのような形状に変え、魔力を込める。
「チャージ」
魔銃から凄まじい魔力が溢れ出す。

「あ、アレがヌシクラスを倒したという、なんという魔力なの!?」
ウリエラが驚きながらも興奮している。
「ええ、アレはなかなか勉強になりそう」
ガブリラは冷静に見ている。
「アレがジャンさん!?魔法軍の人は凄いなぁ~」
マツリは感心している

『ピー..マリョクケンチ..ケイソクフノウ..キケンキケン...タダチニテッタイスル』
マシンのジェットで逃げようとする。

「逃がすかこの野郎」
パンプがマシンをその太い腕で掴み、思いっきり握る。

グギィィーー
握りつぶされるマシンの音が鳴り響く

『ジェッ..ジョットノ..ノ..フル...パワ..ワー』
マシンのジェットから激しく炎が吹き出す。
「アチチチッ!」
パンプは思い切りマシンを地面に叩きつける

 マシンの足が地面に埋まる。
「よくやったパンプ、がトドメをさす」
ジャンがマシンに近づき魔銃を構える。

「ジャンさんの口調が変わっている」
「精神的にも変化が現れるようですね」
ガブリラは冷静に分析している。

「消えな」
ジャンが引き金を引くと凄まじい密度の細い光線が無数に魔銃から放たれる。

 光線はマシンの体を貫くと頭だけ脱出をする。
「追え」
ジャンはそう言うとシュン達の方へ歩いた。

 ジャンとパンプはすぐに元の姿に戻った。
「シュン兄大丈夫ー」
ジャンは走り出す。
「ああ、それにしてもジャンお前強くなったな、昔は泣き虫のチビだったのに」
「いつの話だよもう」
シュンは笑う

「私も心配してくれると嬉しいんですけどね」
ウリエラがガブリラに背負われながら言う

「うわぁ、ごめんウリエラさん、パンプ治療をお願い」
「分かった」



同時刻 某国 研究所

ウィィーン!
マシンの頭部が研究所に帰還する。
「よく帰って来たぞBHRよ」
一人の研究員がマシンからデータを回収しようとするマシンを追っていたジャンの光線が飛んでくる。
「うわぁぁぁぁーーーーー‼️」
研究所で大爆発が起こる。

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