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電車ゲイ
はぁ~、毎日つまらん。
毎日家と職場の往復だけの生活、つまらん。
重い足を引きずりながら駅までの道を歩く。
すると、あまりにもゆっくりと歩きすぎたせいか、いつも乗る電車がすでに到着していて、発車のチャイムが鳴り始めているではないか!
さっきまで鉛のように重かった足も、瞬時に反応して、俺はギリギリで電車に乗ることができた。
ふ~、危うく遅刻するところだった。
それにしても、今朝はいつにも増して混んでいるなぁ。
あっ、そうか。いつもと乗車位置が違ってるからか。
俺はいつも、降車駅での乗り換えに便利な車両に乗っているのだが、今朝はギリギリだったので最後尾の車両に乗ることになってしまったのだった。
そうだった、この路線は最後尾がめっちゃ混むんだった。
年に一回か二回は窓が割れて電車が止まるほど混むのだった。そのうちドアが壊れて三面記事になりやしないかと心配になるくらい詰め込むので、なるべく最後尾には乗らないようにしていたのだが、今朝は仕方ない。
電車は駅に着くたびに、降りる人と乗り込む人とでごった返している。
まるで、電車が生きていて呼吸するかのごとくだ。
反対側のドアの人は大変だなぁ。駅に着くたびにドアが開いて、降りたり乗ったり忙しそうだ。
その点、俺のいるポジションは、途中に一駅しかドアが開かないから楽だ。
ただ、常に圧力がかかるというデメリットもあるが。
さて、もう少しで俺のいる側のドアが開く駅に到着する。
ここでいったん降りたら、下手したら二度と同じ列車には乗れなくなる危険性もある。
踏ん張らないと圧力で押し出されてしまうので、最大限の警戒が必要だ。
逆を言えば、この最大にして最後の難関を乗り切れば、降車駅までこちらのドアが開く事はなく安泰なのだ。
果たして、ついに列車はホームに滑り込んだ。
ドアが開く。絶対に降りないからな!
と、ドアが開いたその目の前に、好みのタイプどストライクのイケメンが立っていた。
トンネルを抜けるとそこは雪国だった的な感動すら覚えるイケメンだった。
すると、イケメンは俺と向き合うように乗り込んでくるではないか!
俺はイケメンが何とか乗り込めるように、懸命に後ろの客たちからかかる圧力に抗った。
イケメンが乗れるか乗れないかの瀬戸際だったその時、駅員が駆けつけて、そのイケメンを電車の中に押し込んだ。
おかげで俺はイケメンと向かい合って密着できることになった。
いいぞ、駅員!もっと押せ!!
そして、どうにかこうにかイケメンは電車に乗ることができ、俺はイケメンと合法的に体を密着させることができて至福の一時を味わうことができるのであった。
ところが、大事件はこの後に起きた!!
あまりにも詰め込まれすぎて、俺とイケメンの手が触れ合う。
でも、仕方ないよね、混んでいるんだから、手が触れ合うのは不可抗力だよね。
はぁ、イケメンと手繋ぎしてるイメージができて幸せ。
が、するとイケメンの手がモゾモゾしている。
そうだよね、ノンケがいくら混雑しているからって、男と手なんか触れ合いたくないよね。
しかし、ここで予想外の事が起きる。
イケメンが俺の手を握ってきたのだった。
え?
マジ?
現実?
この手、本当に目の前のイケメンの手?
俺が拒絶しないとわかると、イケメンはさらに大胆に指を絡ませてくる。
いいのか?これは乗っかっていいのか?
はーい、喜んで~。
俺も自分からイケメンの指に指を絡ませる。
どれくらい手を繋いでいただろう?
まるで彼氏と手を繋いで通勤しているような錯覚を感じた。
すると、今度はイケメンが手を離した。
あれ?どうしたんだろう?
えっ?えっーーーーー!?
なんと、イケメンが俺のデリケートゾーンに手を伸ばしてきたのだ。
すいませーん、このイケメン、痴漢でーす!
そこから先は、めくるめく展開。あまりにも大胆すぎてR指定ではないこの作品では書けません。
ここから先、何が起きたかはご想像にお任せします。
俺は、こんなことしているイケメンが、いったいどんな顔をしているのか興味本位で見てみた。
すると、まるで何事も無いかの如くシレッとしてる。
下はこんなにも大胆なのに、涼しい顔をしている。
すると、イケメンが俺のことを見て、視線が合った時、微笑んできた。
うわっ!イケメンは笑顔も最高にイケメンだった。俺は直視出来ずに思わず視線を逸らしてしまった。
降車駅まで時間にして20分前後だと思う。
めくるめく展開に、俺は、俺は…このイケメンに惚れていた。
そしてついに降車駅に着くと、イケメンは最後に強く手を握ってきて人波の中へと姿を消して行った。
あゝ、また会えるかなぁ。会いたいなぁ。
その日はそんな事ばかり考えて、仕事もプライベートも何も手につかなかった。
翌日、俺はイケメンが乗ってきた駅で降りて、あのイケメンがやって来ないかと待ち伏せしていた。
電車を10本くらい見送った時だった。
駅員が話しかけてきた。
「あの、先ほどから電車に乗らないですけど、どうかされましたか?」
「え…あ、ちょっと風に当たりたくて」
まさか痴漢イケメンを待っているとは言えまい。
「何かご心配ごとなどありましたら、いつでもお声がけくださいね」
はあ、お気遣いありがとうございます。
あれ?これってもしかしてだけど、自殺志願者と間違われていやしないか?
そりゃそうか、側から見たらただの不審者だよね。もうやめよう、こんなことは。
それ以来、毎日同じ乗車位置から電車に乗ったが、あの日以来、イケメンが再び現れることは無かった。
それにしても、あのイケメンは、どうして俺が同じゲイだと分かったのだろう?
毎日家と職場の往復だけの生活、つまらん。
重い足を引きずりながら駅までの道を歩く。
すると、あまりにもゆっくりと歩きすぎたせいか、いつも乗る電車がすでに到着していて、発車のチャイムが鳴り始めているではないか!
さっきまで鉛のように重かった足も、瞬時に反応して、俺はギリギリで電車に乗ることができた。
ふ~、危うく遅刻するところだった。
それにしても、今朝はいつにも増して混んでいるなぁ。
あっ、そうか。いつもと乗車位置が違ってるからか。
俺はいつも、降車駅での乗り換えに便利な車両に乗っているのだが、今朝はギリギリだったので最後尾の車両に乗ることになってしまったのだった。
そうだった、この路線は最後尾がめっちゃ混むんだった。
年に一回か二回は窓が割れて電車が止まるほど混むのだった。そのうちドアが壊れて三面記事になりやしないかと心配になるくらい詰め込むので、なるべく最後尾には乗らないようにしていたのだが、今朝は仕方ない。
電車は駅に着くたびに、降りる人と乗り込む人とでごった返している。
まるで、電車が生きていて呼吸するかのごとくだ。
反対側のドアの人は大変だなぁ。駅に着くたびにドアが開いて、降りたり乗ったり忙しそうだ。
その点、俺のいるポジションは、途中に一駅しかドアが開かないから楽だ。
ただ、常に圧力がかかるというデメリットもあるが。
さて、もう少しで俺のいる側のドアが開く駅に到着する。
ここでいったん降りたら、下手したら二度と同じ列車には乗れなくなる危険性もある。
踏ん張らないと圧力で押し出されてしまうので、最大限の警戒が必要だ。
逆を言えば、この最大にして最後の難関を乗り切れば、降車駅までこちらのドアが開く事はなく安泰なのだ。
果たして、ついに列車はホームに滑り込んだ。
ドアが開く。絶対に降りないからな!
と、ドアが開いたその目の前に、好みのタイプどストライクのイケメンが立っていた。
トンネルを抜けるとそこは雪国だった的な感動すら覚えるイケメンだった。
すると、イケメンは俺と向き合うように乗り込んでくるではないか!
俺はイケメンが何とか乗り込めるように、懸命に後ろの客たちからかかる圧力に抗った。
イケメンが乗れるか乗れないかの瀬戸際だったその時、駅員が駆けつけて、そのイケメンを電車の中に押し込んだ。
おかげで俺はイケメンと向かい合って密着できることになった。
いいぞ、駅員!もっと押せ!!
そして、どうにかこうにかイケメンは電車に乗ることができ、俺はイケメンと合法的に体を密着させることができて至福の一時を味わうことができるのであった。
ところが、大事件はこの後に起きた!!
あまりにも詰め込まれすぎて、俺とイケメンの手が触れ合う。
でも、仕方ないよね、混んでいるんだから、手が触れ合うのは不可抗力だよね。
はぁ、イケメンと手繋ぎしてるイメージができて幸せ。
が、するとイケメンの手がモゾモゾしている。
そうだよね、ノンケがいくら混雑しているからって、男と手なんか触れ合いたくないよね。
しかし、ここで予想外の事が起きる。
イケメンが俺の手を握ってきたのだった。
え?
マジ?
現実?
この手、本当に目の前のイケメンの手?
俺が拒絶しないとわかると、イケメンはさらに大胆に指を絡ませてくる。
いいのか?これは乗っかっていいのか?
はーい、喜んで~。
俺も自分からイケメンの指に指を絡ませる。
どれくらい手を繋いでいただろう?
まるで彼氏と手を繋いで通勤しているような錯覚を感じた。
すると、今度はイケメンが手を離した。
あれ?どうしたんだろう?
えっ?えっーーーーー!?
なんと、イケメンが俺のデリケートゾーンに手を伸ばしてきたのだ。
すいませーん、このイケメン、痴漢でーす!
そこから先は、めくるめく展開。あまりにも大胆すぎてR指定ではないこの作品では書けません。
ここから先、何が起きたかはご想像にお任せします。
俺は、こんなことしているイケメンが、いったいどんな顔をしているのか興味本位で見てみた。
すると、まるで何事も無いかの如くシレッとしてる。
下はこんなにも大胆なのに、涼しい顔をしている。
すると、イケメンが俺のことを見て、視線が合った時、微笑んできた。
うわっ!イケメンは笑顔も最高にイケメンだった。俺は直視出来ずに思わず視線を逸らしてしまった。
降車駅まで時間にして20分前後だと思う。
めくるめく展開に、俺は、俺は…このイケメンに惚れていた。
そしてついに降車駅に着くと、イケメンは最後に強く手を握ってきて人波の中へと姿を消して行った。
あゝ、また会えるかなぁ。会いたいなぁ。
その日はそんな事ばかり考えて、仕事もプライベートも何も手につかなかった。
翌日、俺はイケメンが乗ってきた駅で降りて、あのイケメンがやって来ないかと待ち伏せしていた。
電車を10本くらい見送った時だった。
駅員が話しかけてきた。
「あの、先ほどから電車に乗らないですけど、どうかされましたか?」
「え…あ、ちょっと風に当たりたくて」
まさか痴漢イケメンを待っているとは言えまい。
「何かご心配ごとなどありましたら、いつでもお声がけくださいね」
はあ、お気遣いありがとうございます。
あれ?これってもしかしてだけど、自殺志願者と間違われていやしないか?
そりゃそうか、側から見たらただの不審者だよね。もうやめよう、こんなことは。
それ以来、毎日同じ乗車位置から電車に乗ったが、あの日以来、イケメンが再び現れることは無かった。
それにしても、あのイケメンは、どうして俺が同じゲイだと分かったのだろう?
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