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第二章 一週間で光を探せ
失う。
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小鳥の鳴き声で目を覚ました。
隣にはアルテミアが無防備にも寝ている。女なんだからそのくらいはガードをだな……。
俺が心の中でボヤいていると、アルテミアは目を開き、こちらを見てきた。
「ああ、おはよう。」
と、こちらから挨拶をすると、
「んー……おはよう、ハルト」
と、無邪気な返事が帰ってきた。
なんと無垢で純粋なのか…
天使のようなアルテミアの寝起きに少々心を奪われていた。可愛いなぁ、心の中ではこちらも純粋で返した。
「あれ……?ノルンは?」
純粋無垢少女アルテミアの言葉で現実に戻った。
そういえば、ノルンが昨晩からいなくなった。ノルンがいない、という状況になっていたことだけは覚えているのだが、どうもその後が思い出せない。…寝てしまったのか?
「アルテミア、昨日の夜、ノルンがいない事に気づ いたか?」
「いや、今気づいたけど……」
――何かがおかしい。
そこで、アルテミアに魔法をかけてもらって思い出して見よう。という考えを実行することにした。
「アルテミア、記憶魔法かけてくれるか?」
「分かったわ……〈ルーメン〉」
俺は何も思い出せなかった。
俺の無力を心底悔やんだが、何者かに記憶を消されたという仮説を立てることにより、俺の後悔は疑いへと変わった。
「何も……思い出せない。……アルテミア、俺になにかしたか?」
純粋無垢少女に聞くのは野暮だった。
「ううん。何もしてない。私がなにかしたら、契約の規則に従って、ちゃんと伝えるよ」
心の底から真実だと誓えるほど、真面目な顔をして答えた。
じゃあ……昨日の夜に一体何があったんだ……?
謎解き臭が部屋中に立ち込めた。
「よし!アルテミア。今日は謎解きだ!」
俺は勢いだけで発言した。
「まあ、ノルンは私に協力してくれた恩人だし、捜さないわけには行かないわね!」
アルテミアも勢い十分だ。
まずは、聞き込みだ。
チェックアウトも迫ってきたことだし、まずはフロントのお姉さんに聞くことにした。俺達は部屋の片付けを手速くこなし、普通の服に着替え、部屋を後にした。
「あの……チェックアウト、お願いします。」
「はい、ご利用ありがとうございました。」
フロントの女性はにこやかに大人の笑顔を振り撒いたが、俺がフロントだったら、絶対ににやけている状況だろう。隣のアルテミアも少々恥ずかしそうだった。俺はにやけた。
「あ、昨日の夜……」
俺はにやけ顔を通常の顔に戻し、聞き込みを思い出した。
「昨日の夜、1人の女の子が出ていきませんでしたか?」
アルテミアが俺の発言を食い気味にして話した。
「いえ……見ていないですね……」
フロントの女性は悩ましい顔をしてみせた。
「たしか、昨日はすぐに鍵を閉めてしまったはずですので……外には出られないはずですが……」
宿は静かだったので、中にはもういないと踏んでいたが、中にいるかもという可能性も浮上してきた。
「いえ、さっき宿中捜したのですが、どこにもいませんでした。」
流石大妖精アルテミア。仕事早すぎる。
俺達は宿を後にした。
「お役に立てず、申し訳ございません。」という言葉が、より一層謎と行動範囲を深めた。
俺達はルミナス中聞き回った。
結局はノルンの情報は一つも手に入らなかったが、この町の人々が優しい人々だってことがよく分かった。仲良くなった人も沢山。
「さて……どうするかー……」
俺は途方に暮れた、という思いを言葉で表現した。
すると、アルテミアは、
「仕方ないわね…ノルンを捜すのはここでやめておきましょうか……」
「えっ?でも……」
「そのうち会えるよ……きっと」
俺はアルテミアの言葉がどんな意図を持っているのか気になったが、考えてみれば、俺達は聞き込み尽くした。心が折れるのも当然だ。そこからかはわからないが、今思えばノルンはただの案内人のような気もしてきた。俺達の契約の媒を担ってくれたことはとても有難いが、再開できたとき、見放した謝罪とともに感謝を伝えよう。
俺達は妥協を余儀なくされ、ノルンを失った。
隣にはアルテミアが無防備にも寝ている。女なんだからそのくらいはガードをだな……。
俺が心の中でボヤいていると、アルテミアは目を開き、こちらを見てきた。
「ああ、おはよう。」
と、こちらから挨拶をすると、
「んー……おはよう、ハルト」
と、無邪気な返事が帰ってきた。
なんと無垢で純粋なのか…
天使のようなアルテミアの寝起きに少々心を奪われていた。可愛いなぁ、心の中ではこちらも純粋で返した。
「あれ……?ノルンは?」
純粋無垢少女アルテミアの言葉で現実に戻った。
そういえば、ノルンが昨晩からいなくなった。ノルンがいない、という状況になっていたことだけは覚えているのだが、どうもその後が思い出せない。…寝てしまったのか?
「アルテミア、昨日の夜、ノルンがいない事に気づ いたか?」
「いや、今気づいたけど……」
――何かがおかしい。
そこで、アルテミアに魔法をかけてもらって思い出して見よう。という考えを実行することにした。
「アルテミア、記憶魔法かけてくれるか?」
「分かったわ……〈ルーメン〉」
俺は何も思い出せなかった。
俺の無力を心底悔やんだが、何者かに記憶を消されたという仮説を立てることにより、俺の後悔は疑いへと変わった。
「何も……思い出せない。……アルテミア、俺になにかしたか?」
純粋無垢少女に聞くのは野暮だった。
「ううん。何もしてない。私がなにかしたら、契約の規則に従って、ちゃんと伝えるよ」
心の底から真実だと誓えるほど、真面目な顔をして答えた。
じゃあ……昨日の夜に一体何があったんだ……?
謎解き臭が部屋中に立ち込めた。
「よし!アルテミア。今日は謎解きだ!」
俺は勢いだけで発言した。
「まあ、ノルンは私に協力してくれた恩人だし、捜さないわけには行かないわね!」
アルテミアも勢い十分だ。
まずは、聞き込みだ。
チェックアウトも迫ってきたことだし、まずはフロントのお姉さんに聞くことにした。俺達は部屋の片付けを手速くこなし、普通の服に着替え、部屋を後にした。
「あの……チェックアウト、お願いします。」
「はい、ご利用ありがとうございました。」
フロントの女性はにこやかに大人の笑顔を振り撒いたが、俺がフロントだったら、絶対ににやけている状況だろう。隣のアルテミアも少々恥ずかしそうだった。俺はにやけた。
「あ、昨日の夜……」
俺はにやけ顔を通常の顔に戻し、聞き込みを思い出した。
「昨日の夜、1人の女の子が出ていきませんでしたか?」
アルテミアが俺の発言を食い気味にして話した。
「いえ……見ていないですね……」
フロントの女性は悩ましい顔をしてみせた。
「たしか、昨日はすぐに鍵を閉めてしまったはずですので……外には出られないはずですが……」
宿は静かだったので、中にはもういないと踏んでいたが、中にいるかもという可能性も浮上してきた。
「いえ、さっき宿中捜したのですが、どこにもいませんでした。」
流石大妖精アルテミア。仕事早すぎる。
俺達は宿を後にした。
「お役に立てず、申し訳ございません。」という言葉が、より一層謎と行動範囲を深めた。
俺達はルミナス中聞き回った。
結局はノルンの情報は一つも手に入らなかったが、この町の人々が優しい人々だってことがよく分かった。仲良くなった人も沢山。
「さて……どうするかー……」
俺は途方に暮れた、という思いを言葉で表現した。
すると、アルテミアは、
「仕方ないわね…ノルンを捜すのはここでやめておきましょうか……」
「えっ?でも……」
「そのうち会えるよ……きっと」
俺はアルテミアの言葉がどんな意図を持っているのか気になったが、考えてみれば、俺達は聞き込み尽くした。心が折れるのも当然だ。そこからかはわからないが、今思えばノルンはただの案内人のような気もしてきた。俺達の契約の媒を担ってくれたことはとても有難いが、再開できたとき、見放した謝罪とともに感謝を伝えよう。
俺達は妥協を余儀なくされ、ノルンを失った。
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