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第二章 一週間で光を探せ
新たな力と新たな出会い。
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今はまだ午前。ノルンの捜索を諦めてから、俺達はある特訓をしていた。皆さんご存知、「魔法」でございます。
潜在能力と魔法はどうも違うらしく、潜在能力は自然に覚醒することに対して、魔法は特訓のような練習が必要らしいのだ。俺は、
「なんの魔法を練習するんだ?」
と、単純かつ純粋な疑問をアルテミアに訊ねてみた。すると、
「まずは、風属性の下級魔法、〈ウィンド〉ね」
ウィンドは風属性の潜在能力、風神の能力があって、初めて使えるらしい。風属性の生物は必ず風神の能力を持っているのだが、人間には俺しか風神の能力を持っていないので、アルテミアにとっては下級魔法でも、一般的に考えれば上級魔法以上に、そもそも習得できない魔法だろう。
「ちょっとやってみるわね……〈ウィンド〉」
アルテミアがウィンドを唱えると、彼女の前に小さな旋風が巻き起こり、風が擦れる音が耳に届いた。
「という具合ね」
十分凄いのだが、アルテミアにとっては下級魔法らしいので、彼女は へへん! 的な顔はしなかった。
「ハルトはもう風神の能力を覚醒させているから、習得はすぐね。イメージはとにかく『風を起こす!』っていう感じ。やってみて!」
アルテミアは俺にウィンドを唱えるよう、誘導した。俺は先ほどのアルテミアを思い出し、『風を起こす』ことを強くイメージした。
頭から、胸から、足から。全身からパワーが漲る感じがした。刹那、
「〈ウィンド〉!!!」
全力で唱えた。
俺の目の前で風が起こり、地面に転がっていた風を巻き上げ、大きな風の集まりになり、その集まりは徐々にアルテミアに近づいていき…………
ま、まずい。展開がベタすぎる。
俺の放った風はアルテミアのロングスカートを巻き上げた。俺は、ロングスカートを巻き上げるくらいの自らの力を確認すると同時に、アルテミアの極上の赤面を目の当たりにした。
「は……ハルト……」
アルテミアは怒ることなく、ただただ、恥辱を噛みしめていた。
「ご……ごめん! アルテミア。そんなつもりは無かったんだ! 本当に!!」
俺は全身全霊、謝罪した。
「よ……よかったよ! ウィンド!」
この状況で俺の魔法を褒めてくださるアルテミア様。
彼女は寛大です……!
という訳で、俺は特に特訓もせず、ウィンドを習得した。
……すると突然、俺らの様子を見ていた女性が
「貴方……魔法の習得がとても早いですね……。名前はなんというのですか?」
と、話しかけてきた。彼女は青色の瞳に肩甲骨くらいまで伸ばした青色の髪をしていた。そして、アルテミアと同じような、白い服に、ロングスカート……アルテミアは緑色のアクセントだが、彼女は青色のアクセントが刺してあった。
俺はアルテミアと目を合わせ、怪しいかどうか、心で会話したが、
「風見ハルトです。で、こちらが……」
「アルテミアです」
と、名前だけ紹介した。その女性は笑顔を見せ、
「私はディーネです。お二人とも、良いお名前ですね」
彼女が名前を言ったあと、アルテミアの顔は少し濁った。
「ディーネ……さん? ってもしかして……」
アルテミアは彼女……ディーネに訊いた。
俺はと言うと ? という顔をしていたと思う。
「私は水の妖精です。アルテミア様のような、柱妖精ではありませんが、私も大妖精としてあなた方に巡り会えたこととても嬉しく思っています。是非、行動を共にさせて頂けないでしょうか?」
ディーネが、パーティーに加わった。
潜在能力と魔法はどうも違うらしく、潜在能力は自然に覚醒することに対して、魔法は特訓のような練習が必要らしいのだ。俺は、
「なんの魔法を練習するんだ?」
と、単純かつ純粋な疑問をアルテミアに訊ねてみた。すると、
「まずは、風属性の下級魔法、〈ウィンド〉ね」
ウィンドは風属性の潜在能力、風神の能力があって、初めて使えるらしい。風属性の生物は必ず風神の能力を持っているのだが、人間には俺しか風神の能力を持っていないので、アルテミアにとっては下級魔法でも、一般的に考えれば上級魔法以上に、そもそも習得できない魔法だろう。
「ちょっとやってみるわね……〈ウィンド〉」
アルテミアがウィンドを唱えると、彼女の前に小さな旋風が巻き起こり、風が擦れる音が耳に届いた。
「という具合ね」
十分凄いのだが、アルテミアにとっては下級魔法らしいので、彼女は へへん! 的な顔はしなかった。
「ハルトはもう風神の能力を覚醒させているから、習得はすぐね。イメージはとにかく『風を起こす!』っていう感じ。やってみて!」
アルテミアは俺にウィンドを唱えるよう、誘導した。俺は先ほどのアルテミアを思い出し、『風を起こす』ことを強くイメージした。
頭から、胸から、足から。全身からパワーが漲る感じがした。刹那、
「〈ウィンド〉!!!」
全力で唱えた。
俺の目の前で風が起こり、地面に転がっていた風を巻き上げ、大きな風の集まりになり、その集まりは徐々にアルテミアに近づいていき…………
ま、まずい。展開がベタすぎる。
俺の放った風はアルテミアのロングスカートを巻き上げた。俺は、ロングスカートを巻き上げるくらいの自らの力を確認すると同時に、アルテミアの極上の赤面を目の当たりにした。
「は……ハルト……」
アルテミアは怒ることなく、ただただ、恥辱を噛みしめていた。
「ご……ごめん! アルテミア。そんなつもりは無かったんだ! 本当に!!」
俺は全身全霊、謝罪した。
「よ……よかったよ! ウィンド!」
この状況で俺の魔法を褒めてくださるアルテミア様。
彼女は寛大です……!
という訳で、俺は特に特訓もせず、ウィンドを習得した。
……すると突然、俺らの様子を見ていた女性が
「貴方……魔法の習得がとても早いですね……。名前はなんというのですか?」
と、話しかけてきた。彼女は青色の瞳に肩甲骨くらいまで伸ばした青色の髪をしていた。そして、アルテミアと同じような、白い服に、ロングスカート……アルテミアは緑色のアクセントだが、彼女は青色のアクセントが刺してあった。
俺はアルテミアと目を合わせ、怪しいかどうか、心で会話したが、
「風見ハルトです。で、こちらが……」
「アルテミアです」
と、名前だけ紹介した。その女性は笑顔を見せ、
「私はディーネです。お二人とも、良いお名前ですね」
彼女が名前を言ったあと、アルテミアの顔は少し濁った。
「ディーネ……さん? ってもしかして……」
アルテミアは彼女……ディーネに訊いた。
俺はと言うと ? という顔をしていたと思う。
「私は水の妖精です。アルテミア様のような、柱妖精ではありませんが、私も大妖精としてあなた方に巡り会えたこととても嬉しく思っています。是非、行動を共にさせて頂けないでしょうか?」
ディーネが、パーティーに加わった。
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