133 / 219
第9章 勇者RENの冒険
第131話 入場 2
しおりを挟む「次の代表者は、闘いこそ全て! 闘神と呼ばれる男がやってきた! 阿修羅の国代表! ズール!」
そんな物騒な国があるのか。ん? 腕が6本あるぞ?
「さぁ、闘いの国インドーラから参戦してきました阿修羅、ズールが入場してきましたね!」
「えぇ、この阿修羅の国、インドーラは武力こそが全てです。その帝王たる男、ズール。この男が弱いわけがありません」
「因みにローファンさんはインドーラに行ったことはあるんですか?」
「えぇ、ありますよ。もう30000年ほど前になりますが、一度だけですね、インドーラが内戦続きで全滅しそうになったこことがありまして、その時の復興に行ったことがあるんです。しかし、彼らは力のない者には全く従わないんですね。で、派遣された天地たちが決闘することになったのですが、結局その時の天使は皆、半殺しの目にあって逃げて参りました。いやぁ、懐かしい思い出ですが、二度と行きたくないですねぇ」
「そ、それは行きたくないですねぇ……」
「次の代表者はなんと暗黒大陸から! デーモン族代表、イヴリス!」
次に入ってきたのは女の姿をしていた。静かに目をつぶったまま歩いて入ってくる。
その容姿は恐ろしいほどに整っており、絶世の美人であることには間違いない。
だが、悪魔か……。
「さぁ、続いての入場はデーモン族代表、イヴリス! この暗黒大陸も天使には入ることの出来ない悪魔の聖域。果たしてその実力やいかに!」
「はっきり言っておきましょう。今回のゴッズトーナメントのズバリ、優勝候補の一人ですね。そもそも悪魔というのは天使や神の手に負えない存在なんですね。悪魔と戦っているという神もいるにはいますが……、それは完全なデーモンになってしまう前の段階の話なんです。もう、デーモン化してしまった個体というのはもう、アンタッチャブルですよ。見てはいけません、聞いてはいけません、知ってはいけません。そういう存在のトップということですね」
「き、聞くだけでも相当にヤバそうな女が参戦してくれたんですね!」
おいおい、解説の二人ともビビって声が震えてるじゃないか。パッと見た目にはそんなに強くはなさそうだが、要注意ってことだな。
「次の代表者は! 岩山の国、ガンダーウルフからドワーフ族代表、バッジ!
お? ドワーフか……って! やたらズングリしたのがきたな! 樽を背負っているが……その中身は武器で埋まってるじゃないか!
「さぁ、ガンダーウルフからドワーフ代表、バッジが入場してきました! あの樽は……武器ですね! たくさんの武器が中に入っています!」
「バッジほど名の知れた鍛冶師はいないでしょう。なんといっても、現存する聖剣、魔剣の70パーセント位は彼の製作となっております! まさに聖魔剣ビルダーというわけですが、その彼自身もあらゆる武器を使うことに長けております。見て下さいリサさん! あの太い腕を!」
「確かに太いですねぇ! 彼の太ももよりも腕のほうが太く見えます!」
「そうです。彼は聖剣を作るだけではなく扱うことに関しても超一流なんです! そして、あの樽に入った武器が全てレジェンド級の武器であることは間違いありません!」
「……ゴクッ……、これは凄そうな男が来ましたね!」
「次の代表者! アヤカシの国代表、グレン!」
ん? 何だ? コイツ……。今までで一番魔力の量が少ない気がするな……。なんだってこんなのが代表なんだ?
「んー、アヤカシの国代表、グレンの入場ですね。えー、東国の並みいる妖怪達を破り、代表を獲得した猛者との情報が入ってきております。ローファンさんはどう思われますか?」
「えぇ、ぱっと見では、魔力も持っているように見えないのですが、あの刀がですね。まぁよく切れる、という話を聞いております。なんでも、現実の物体から実態を持たない霊体までなんでも切る事に関しては随一の力量とのことでした。東国の神もその実力は認めている所ですが、果たして、このトーナメントでどこまで通用するのか? 楽しみですね!」
「東国というのはローファンさんは行ったことがあるそうですが、いかがでしたか?」
「えぇ、昔の戦国時代と言われていた時ですね。今からもう3000年位まえでしょうか。東国は独特の文化があり、教養も高く、勤勉な人が多かったのを覚えています。中でも武術もかなり発達しており、気を使った独特の技法が存在しています。グレン氏もこの気を遣った武術を体得しているのではないでしょうか? 楽しみです!」
「それは楽しみですね! どんな闘いを見せてくれるのか! 期待しましょう!」
2
あなたにおすすめの小説
最弱無双は【スキルを創るスキル】だった⁈~レベルを犠牲に【スキルクリエイター】起動!!レベルが低くて使えないってどういうこと⁈~
華音 楓
ファンタジー
『ハロ~~~~~~~~!!地球の諸君!!僕は~~~~~~~~~~!!神…………デス!!』
たったこの一言から、すべてが始まった。
ある日突然、自称神の手によって世界に配られたスキルという名の才能。
そして自称神は、さらにダンジョンという名の迷宮を世界各地に出現させた。
それを期に、世界各国で作物は不作が発生し、地下資源などが枯渇。
ついにはダンジョンから齎される資源に依存せざるを得ない状況となってしまったのだった。
スキルとは祝福か、呪いか……
ダンジョン探索に命を懸ける人々の物語が今始まる!!
主人公【中村 剣斗】はそんな大災害に巻き込まれた一人であった。
ダンジョンはケントが勤めていた会社を飲み込み、その日のうちに無職となってしまう。
ケントは就職を諦め、【探索者】と呼ばれるダンジョンの資源回収を生業とする職業に就くことを決心する。
しかしケントに授けられたスキルは、【スキルクリエイター】という謎のスキル。
一応戦えはするものの、戦闘では役に立たづ、ついには訓練の際に組んだパーティーからも追い出されてしまう。
途方に暮れるケントは一人でも【探索者】としてやっていくことにした。
その後明かされる【スキルクリエイター】の秘密。
そして、世界存亡の危機。
全てがケントへと帰結するとき、物語が動き出した……
※登場する人物・団体・名称はすべて現実世界とは全く関係がありません。この物語はフィクションでありファンタジーです。
荷物持ちの代名詞『カード収納スキル』を極めたら異世界最強の運び屋になりました
夢幻の翼
ファンタジー
使い勝手が悪くて虐げられている『カード収納スキル』をメインスキルとして与えられた転生系主人公の成り上がり物語になります。
スキルがレベルアップする度に出来る事が増えて周りを巻き込んで世の中の発展に貢献します。
ハーレムものではなく正ヒロインとのイチャラブシーンもあるかも。
驚きあり感動ありニヤニヤありの物語、是非一読ください。
※カクヨムで先行配信をしています。
異世界で家をつくります~異世界転移したサラリーマン、念動力で街をつくってスローライフ~
ヘッドホン侍
ファンタジー
◆異世界転移したサラリーマンがサンドボックスゲームのような魔法を使って、家をつくったり街をつくったりしながら、マイペースなスローライフを送っていたらいつの間にか世界を救います◆
ーーブラック企業戦士のマコトは気が付くと異世界の森にいた。しかし、使える魔法といえば念動力のような魔法だけ。戦うことにはめっぽう向いてない。なんとか森でサバイバルしているうちに第一異世界人と出会う。それもちょうどモンスターに襲われているときに、女の子に助けられて。普通逆じゃないのー!と凹むマコトであったが、彼は知らない。守るにはめっぽう強い能力であったことを。
※「カクヨム」「小説家になろう」にも掲載しています。
ある日、俺の部屋にダンジョンの入り口が!? こうなったら配信者で天下を取ってやろう!
さかいおさむ
ファンタジー
ダンジョンが出現し【冒険者】という職業が出来た日本。
冒険者は探索だけではなく、【配信者】としてダンジョンでの冒険を配信するようになる。
底辺サラリーマンのアキラもダンジョン配信者の大ファンだ。
そんなある日、彼の部屋にダンジョンの入り口が現れた。
部屋にダンジョンの入り口が出来るという奇跡のおかげで、アキラも配信者になる。
ダンジョン配信オタクの美人がプロデューサーになり、アキラのダンジョン配信は人気が出てくる。
『アキラちゃんねる』は配信収益で一攫千金を狙う!
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
~最弱のスキルコレクター~ スキルを無限に獲得できるようになった元落ちこぼれは、レベル1のまま世界最強まで成り上がる
僧侶A
ファンタジー
沢山のスキルさえあれば、レベルが無くても最強になれる。
スキルは5つしか獲得できないのに、どのスキルも補正値は5%以下。
だからレベルを上げる以外に強くなる方法はない。
それなのにレベルが1から上がらない如月飛鳥は当然のように落ちこぼれた。
色々と試行錯誤をしたものの、強くなれる見込みがないため、探索者になるという目標を諦め一般人として生きる道を歩んでいた。
しかしある日、5つしか獲得できないはずのスキルをいくらでも獲得できることに気づく。
ここで如月飛鳥は考えた。いくらスキルの一つ一つが大したことが無くても、100個、200個と大量に集めたのならレベルを上げるのと同様に強くなれるのではないかと。
一つの光明を見出した主人公は、最強への道を一直線に突き進む。
土曜日以外は毎日投稿してます。
【改稿版】休憩スキルで異世界無双!チートを得た俺は異世界で無双し、王女と魔女を嫁にする。
ゆう
ファンタジー
剣と魔法の異世界に転生したクリス・レガード。
剣聖を輩出したことのあるレガード家において剣術スキルは必要不可欠だが12歳の儀式で手に入れたスキルは【休憩】だった。
しかしこのスキル、想像していた以上にチートだ。
休憩を使いスキルを強化、更に新しいスキルを獲得できてしまう…
そして強敵と相対する中、クリスは伝説のスキルである覇王を取得する。
ルミナス初代国王が有したスキルである覇王。
その覇王発現は王国の長い歴史の中で悲願だった。
それ以降、クリスを取り巻く環境は目まぐるしく変化していく……
※アルファポリスに投稿した作品の改稿版です。
ホットランキング最高位2位でした。
カクヨムにも別シナリオで掲載。
追放されたプログラマー、異世界をリブートせよ ~バグスキルで神システムを書き換える~
川合佑樹
ファンタジー
異世界に転生したプログラマーのリクは、神の適性判定で最弱の職業「ノービス」を与えられる。
地球でのプログラミング経験が活きず、仲間から「役立たず」と追放された彼は、戦闘中に不思議なコンソールを発見する。
それは世界の「ソースコード」を編集できるスキル「コードエディット」だった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる