レベルアップに魅せられすぎた男の異世界探求記(旧題カンスト厨の異世界探検記)

荻野

文字の大きさ
134 / 219
第9章 勇者RENの冒険

第132話 入場 3

しおりを挟む


「さぁ、次の代表者は、機械人形メタルドールの国から、やってきた、ミリィ!」

 ん? メタルドール? 聞き慣れない言葉だが……、要するにロボットということなのか? どこからどう見てみ人間にしか見えないぞ?

 やってきたのはメイド服を着たお嬢さんといったところだ。しかもやたら可愛い。

 あれがメタルドール……、うぅむ、歩き姿は人間そのものだ。あれがロボットだとは……。

「造られた精神、造られた身体、そして、造られた強さは果たしていかほどなのか! ローファンさんはどう見ますか?」

「えぇ、この機械人形の国というのはですね、大陸の端っこにある島なのですが、その昔、大賢者と呼ばれた者が住んでおりまして、そこに科学者なる者達を集めてお掃除や生活の世話などのお手伝いのために創り出したのが最初のメタルドールだったそうです。そこに、栄愛エイアイと言う革新的な魔術装置を開発したそうなんですよ。これが自動で発達し、自ら考えて行動するという、まさに魂の開発となったわけですね! しかし、それが発達しすぎて、人間達を邪魔な者と判断したようで、全て片付けてしまったそうです」

「むむ? では、彼女は大賢者を超える力を持っている、そういうことでしょうか?」

「それは間違いないでしょうね。一体どういう攻撃手段を持っているのか? 全く想像もつきません! 彼女の試合を期待して待ちましょう!」

「得体が知れないわけですね。これは期待してしまいます!」



「次の代表者は……、古代の大森林より、森の妖精ドライアド代表! グリーナ!」

 ドライアド……、森の妖精がこんな所に来るとは……。

「さぁ、普段は森から出ることのない森の妖精、ドライアド! 初めて見る方も多いのではないでしょうか? 果たして彼女の望みとは? この闘いに身を投じてしまった彼女を待つのは生か死か? ローファンさんはどう見ますか?」

「いやぁ~、私も永い間生きておりますが、ドライアドを見るのは初めてなんですよねぇ! なんせ、森から出てきませんから! 古代の大森林はゴーレムやらドラゴンやら兎に角強いモンスターの宝庫なんです! 中心部に辿り着いた天使なんて一人もいないですからね! ただ、古代の大森林を管理する神から、植物を自在に操る事が出来ると情報をいただいております!」

「お? それは楽しみですねぇ! 初めて見る植物を操作するスキルということでしょうか! 果たしてこのトーナメントで通じるのか?」



「次の代表者は……、蛇の国代表! ニュート!」

 ……、アイツか……。

 思わず握り込む手がより力を増し、ギリギリと音を立てる。

「さぁ、お次の代表者は蛇の国から、スネークマンの参加です。一見、普通の蛇人に見えますが……、ローファンさん。これは一体?」

「えぇとですね。彼の棲む蛇の国というのはですね、ヒュドラがとにかく多く棲息しているんですね。その辺の雑魚がもう小さいヒュドラですから! 兎に角レベルは高いですよ! しかも彼らの得意とするのはなんといっても毒と酸ですね! あまりの濃厚な毒に全ての物質を溶かすといわれる強烈な酸を吐き出すのが得意なんですよ! いやぁ、近づきたくないですね!」

「え? ……、そんなに凄い種族だったんですか?」

「もちろん! 蛇の国はヒュドラを倒せないと近づけないんですが、以前、天使達が調査に行ったときはほとんどの者が毒殺されてしまいましたからねぇ……、ロクに調査されていないんですよ。天使達にとって未踏の地の一つですね!」

「えー、私も調査を依頼されたらすぐに逃げたいと思います!」



「次の代表者は! 巨人族の国代表! ギガース!」

 地響きがズシーン、ズシーンと鳴り響き、地面が揺れる。

 デカい! あんな奴が代表なのか!

 見上げるほどの大きさは10メル以上ありそうだ。こんなデカい奴がいたのか!

「さぁ、巨人族代表のギガースですが、ホントに大きいですね!」

「えぇ、まさか彼が来てくれるとは思いませんでした! この巨人族ですが、ドラゴン族の天敵と言って差し支えないでしょう! いつもケンカしてますからね! 私の生まれる前からずっとドラゴンとケンカしていて、未だに決着が着いていないそうです! その実力は言うまでも無く”強い”の一言に尽きます! 大地の魔法や鉄球のついた棍棒、モーニングスターを振り回すんですが、そのサイズたるや、恐ろしいものがありますよ!」

「ドラゴン族とケンカって……、それは強さに期待できそうですね」

「はい、最早伝説となっているドラゴン VS ジャイアントのケンカですが、一応、ドラゴンが勝つ時代もあればジャイアントが勝つ時代もあるとのことで、果たして、今代の勝負、結果がどうなるのか? 私も非常に楽しみにしております!」


しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

最弱無双は【スキルを創るスキル】だった⁈~レベルを犠牲に【スキルクリエイター】起動!!レベルが低くて使えないってどういうこと⁈~

華音 楓
ファンタジー
『ハロ~~~~~~~~!!地球の諸君!!僕は~~~~~~~~~~!!神…………デス!!』 たったこの一言から、すべてが始まった。 ある日突然、自称神の手によって世界に配られたスキルという名の才能。 そして自称神は、さらにダンジョンという名の迷宮を世界各地に出現させた。 それを期に、世界各国で作物は不作が発生し、地下資源などが枯渇。 ついにはダンジョンから齎される資源に依存せざるを得ない状況となってしまったのだった。 スキルとは祝福か、呪いか…… ダンジョン探索に命を懸ける人々の物語が今始まる!! 主人公【中村 剣斗】はそんな大災害に巻き込まれた一人であった。 ダンジョンはケントが勤めていた会社を飲み込み、その日のうちに無職となってしまう。 ケントは就職を諦め、【探索者】と呼ばれるダンジョンの資源回収を生業とする職業に就くことを決心する。 しかしケントに授けられたスキルは、【スキルクリエイター】という謎のスキル。 一応戦えはするものの、戦闘では役に立たづ、ついには訓練の際に組んだパーティーからも追い出されてしまう。 途方に暮れるケントは一人でも【探索者】としてやっていくことにした。 その後明かされる【スキルクリエイター】の秘密。 そして、世界存亡の危機。 全てがケントへと帰結するとき、物語が動き出した…… ※登場する人物・団体・名称はすべて現実世界とは全く関係がありません。この物語はフィクションでありファンタジーです。

荷物持ちの代名詞『カード収納スキル』を極めたら異世界最強の運び屋になりました

夢幻の翼
ファンタジー
使い勝手が悪くて虐げられている『カード収納スキル』をメインスキルとして与えられた転生系主人公の成り上がり物語になります。 スキルがレベルアップする度に出来る事が増えて周りを巻き込んで世の中の発展に貢献します。 ハーレムものではなく正ヒロインとのイチャラブシーンもあるかも。 驚きあり感動ありニヤニヤありの物語、是非一読ください。 ※カクヨムで先行配信をしています。

ある日、俺の部屋にダンジョンの入り口が!? こうなったら配信者で天下を取ってやろう!

さかいおさむ
ファンタジー
ダンジョンが出現し【冒険者】という職業が出来た日本。 冒険者は探索だけではなく、【配信者】としてダンジョンでの冒険を配信するようになる。 底辺サラリーマンのアキラもダンジョン配信者の大ファンだ。 そんなある日、彼の部屋にダンジョンの入り口が現れた。  部屋にダンジョンの入り口が出来るという奇跡のおかげで、アキラも配信者になる。 ダンジョン配信オタクの美人がプロデューサーになり、アキラのダンジョン配信は人気が出てくる。 『アキラちゃんねる』は配信収益で一攫千金を狙う!

無尽蔵の魔力で世界を救います~現実世界からやって来た俺は神より魔力が多いらしい~

甲賀流
ファンタジー
なんの特徴もない高校生の高橋 春陽はある時、異世界への繋がるダンジョンに迷い込んだ。なんだ……空気中に星屑みたいなのがキラキラしてるけど?これが全て魔力だって? そしてダンジョンを突破した先には広大な異世界があり、この世界全ての魔力を行使して神や魔族に挑んでいく。

異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜

KeyBow
ファンタジー
 間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。  何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。  召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!  しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・  いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。  その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。  上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。  またぺったんこですか?・・・

~最弱のスキルコレクター~ スキルを無限に獲得できるようになった元落ちこぼれは、レベル1のまま世界最強まで成り上がる

僧侶A
ファンタジー
沢山のスキルさえあれば、レベルが無くても最強になれる。 スキルは5つしか獲得できないのに、どのスキルも補正値は5%以下。 だからレベルを上げる以外に強くなる方法はない。 それなのにレベルが1から上がらない如月飛鳥は当然のように落ちこぼれた。 色々と試行錯誤をしたものの、強くなれる見込みがないため、探索者になるという目標を諦め一般人として生きる道を歩んでいた。 しかしある日、5つしか獲得できないはずのスキルをいくらでも獲得できることに気づく。 ここで如月飛鳥は考えた。いくらスキルの一つ一つが大したことが無くても、100個、200個と大量に集めたのならレベルを上げるのと同様に強くなれるのではないかと。 一つの光明を見出した主人公は、最強への道を一直線に突き進む。 土曜日以外は毎日投稿してます。

【改稿版】休憩スキルで異世界無双!チートを得た俺は異世界で無双し、王女と魔女を嫁にする。

ゆう
ファンタジー
剣と魔法の異世界に転生したクリス・レガード。 剣聖を輩出したことのあるレガード家において剣術スキルは必要不可欠だが12歳の儀式で手に入れたスキルは【休憩】だった。 しかしこのスキル、想像していた以上にチートだ。 休憩を使いスキルを強化、更に新しいスキルを獲得できてしまう… そして強敵と相対する中、クリスは伝説のスキルである覇王を取得する。 ルミナス初代国王が有したスキルである覇王。 その覇王発現は王国の長い歴史の中で悲願だった。 それ以降、クリスを取り巻く環境は目まぐるしく変化していく…… ※アルファポリスに投稿した作品の改稿版です。 ホットランキング最高位2位でした。 カクヨムにも別シナリオで掲載。

異世界で家をつくります~異世界転移したサラリーマン、念動力で街をつくってスローライフ~

ヘッドホン侍
ファンタジー
◆異世界転移したサラリーマンがサンドボックスゲームのような魔法を使って、家をつくったり街をつくったりしながら、マイペースなスローライフを送っていたらいつの間にか世界を救います◆ ーーブラック企業戦士のマコトは気が付くと異世界の森にいた。しかし、使える魔法といえば念動力のような魔法だけ。戦うことにはめっぽう向いてない。なんとか森でサバイバルしているうちに第一異世界人と出会う。それもちょうどモンスターに襲われているときに、女の子に助けられて。普通逆じゃないのー!と凹むマコトであったが、彼は知らない。守るにはめっぽう強い能力であったことを。 ※「カクヨム」「小説家になろう」にも掲載しています。

処理中です...