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3章91番目の世界
47話 それから
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俺はあれから90か所の世界を救い、それに費やした年数は3万年だ。
その世界に着いて100年以内に救えた場所もあれば、1000年掛かった場所もあった。
何故かって?それは救う方法だ!
全世界の飢餓を救うとかだと簡単だった、スキルで栄養の高い植物を作り、それを広めたりすればすぐ救えた。
それから変な病気が萬栄していた世界では、空間を作るスキルと病気を治すスキルを使って隔離し、しばらく暮らしたら救えた。
しかし一番厄介なのが世界全土で戦争をしている世界だった、何処の国に参加して勝利しても救ったことにならなかった、そこは1000年以上かかったな。
そして今俺はある軍事施設に向かっている、なぜそこに向かっているかと言うと援軍としてだな、それも俺一人だけだ。
俺はこの世界で英雄だとか最強だと言われている、まあ他の世界でもそうだった、そして戦争の世界だから色々している、この世界の戦争はブラックボックスという箱との戦争なんだ。
分かると思うが奴らだと俺は睨んでいる、初めよりもかなり実体化してきた、初めは小さい菌だったのに個体として出現してきたんだ、そうなったのは80個目の世界の時かな?食べ物自体が奴らだったりしていた、そこからどんどん進化していったな。
そして驚きなのは全世界が奴らにやられていたわけではなかったことだ、俺はてっきりこの世界救済全てで奴らを倒して回ると思っていたんだ、その時が戦争の世界で大変だった時だな。
そしてこの世界では箱になって出てきた、まあ箱と言っても色々な形に変わる、始めは虫みたいだった、今は魚や動物みたいなのがほとんどだ、これがまた強いんだ!
そいつらと戦う為に俺は武器の核となるコアを500年前100年かけて世界各国の地中に埋め、研究させてとあるアーマーを作った。
他の世界で架空の兵器だったパワードアーマーだ、通称ティルバルアーマーと呼ばれている。
それを使って何とかそいつらと戦っている状態だ、まあそれ以外の兵器も使っているがあまり効果がないな。
この世界の人は魔力を持っていて魔法を使えるんだ、使える魔法は一人一人違う、そしてそれは遺伝だったり突然使えるようになる。
その者たちがアーマーを使うと俺の時と同じで威力が倍増するんだ、まあそんな感じだ。
おかげで劣勢だった戦争も互角にまで来ている、本当は俺が行けば簡単に倒せるのだが、それをやると多分救えない。
なので遠回りだがこうして施設に向かっているって訳だ。
その施設では最新のアーマーを着た少女たちが戦っていて、いつ戦闘になってもいいように備えている。
別にその子たちがずっと戦っているわけではない、10歳くらいからアーマーを装備して戦うと魔力が上がり、その子たちが大人になれば強い戦力が生まれる、繁殖は強制ではないがなるべく増えて欲しいな、まあそこは気長に待っているよ。
そして女性だけが乗れるわけではないので男性も使っているが、魔力の伸びやアーマーの扱いが圧倒的に女性が強いんだ、だから男の俺が行くと大抵歓迎されない、悲しいことにな。
それにパワードアーマーを着る前に戦闘スーツを着る事になるんだが、体に密着するからあまり変な目で見るとかなり非難される、俺は見てないんだが相手がそう言てくるんだ、だがそのスーツを着ないと生存率が下がるから仕方なく着てる者が多いな。
「今度のとこは俺に優しいといいな」
『無理と思います主』
「そうだよなーまあいつも通りやるさ」
俺の計画である魔法陣を世界各所に刻んでいる、それが終わればこの世界は救えるだろう、まあブラックボックスに世界の半分を占領されているからまだまだ先になるがこちら側の準備は出来た。
『主見えてきましたよ、ココル駅です』
「ああ、さて取り合えず『救済聴』」
【救済聴】
半径1km以内の助けを求める声を聞くことが出来る。
「う~ん、2人いるな」
『ずいぶん少ないですね』
俺は各地域に行くと支援をしたりしている、もちろん軍とは関係ない、色々しないと救えないと思っての行動だ。
「ここだな」
『ボロボロですね、教会でしょうか?』
教会だろうな、まあ良くある孤児を集めている施設かな?戦争中だから親がいない子供は多い、誰かが集めて救っているのだろう。
「ごめんくださーい、誰かいますかー」
「は、はい!ちょっと待ってください」
中から声が聞こえ、出てきたのは成人したばかりっぽい女の子だった。
「俺は軍の者なんだけど、何か困ったことは起きてないかな?」
「は?え・・・はい」
「うーん例えば食料とか」
「ど、どうしてそれを!?まさか軍が動いてくれたのですか?」
何か勘違いをしてしまったようだ、でも軍が動いてくれたと言ったが要請はしたのか?
「ごめんな、軍の者だけど君が言ってる事とは関係ないよ、俺が個人で来たんだ」
「そ、そうですか」
かなりショックだったようで下を向いてしまった、余程困ってるんだな。
「でも安心してくれ、これでも軍で上の立場なんだ、話を聞かせてくれれば力になるよ」
「ほ、ほんとですか!?あ、ありがとうございます」
「俺はジュントって言うんだよろしく」
「すみません名のらずに、私はケイラって言います、奥へどうぞ」
俺は家に入って事情を聞いた、まあ話は簡単だ、軍の食料自給が追い付かなくて配給が少ないらしい。
ここら辺は最前線だからな、軍の施設以外では足りなくなるだろうな。
その世界に着いて100年以内に救えた場所もあれば、1000年掛かった場所もあった。
何故かって?それは救う方法だ!
全世界の飢餓を救うとかだと簡単だった、スキルで栄養の高い植物を作り、それを広めたりすればすぐ救えた。
それから変な病気が萬栄していた世界では、空間を作るスキルと病気を治すスキルを使って隔離し、しばらく暮らしたら救えた。
しかし一番厄介なのが世界全土で戦争をしている世界だった、何処の国に参加して勝利しても救ったことにならなかった、そこは1000年以上かかったな。
そして今俺はある軍事施設に向かっている、なぜそこに向かっているかと言うと援軍としてだな、それも俺一人だけだ。
俺はこの世界で英雄だとか最強だと言われている、まあ他の世界でもそうだった、そして戦争の世界だから色々している、この世界の戦争はブラックボックスという箱との戦争なんだ。
分かると思うが奴らだと俺は睨んでいる、初めよりもかなり実体化してきた、初めは小さい菌だったのに個体として出現してきたんだ、そうなったのは80個目の世界の時かな?食べ物自体が奴らだったりしていた、そこからどんどん進化していったな。
そして驚きなのは全世界が奴らにやられていたわけではなかったことだ、俺はてっきりこの世界救済全てで奴らを倒して回ると思っていたんだ、その時が戦争の世界で大変だった時だな。
そしてこの世界では箱になって出てきた、まあ箱と言っても色々な形に変わる、始めは虫みたいだった、今は魚や動物みたいなのがほとんどだ、これがまた強いんだ!
そいつらと戦う為に俺は武器の核となるコアを500年前100年かけて世界各国の地中に埋め、研究させてとあるアーマーを作った。
他の世界で架空の兵器だったパワードアーマーだ、通称ティルバルアーマーと呼ばれている。
それを使って何とかそいつらと戦っている状態だ、まあそれ以外の兵器も使っているがあまり効果がないな。
この世界の人は魔力を持っていて魔法を使えるんだ、使える魔法は一人一人違う、そしてそれは遺伝だったり突然使えるようになる。
その者たちがアーマーを使うと俺の時と同じで威力が倍増するんだ、まあそんな感じだ。
おかげで劣勢だった戦争も互角にまで来ている、本当は俺が行けば簡単に倒せるのだが、それをやると多分救えない。
なので遠回りだがこうして施設に向かっているって訳だ。
その施設では最新のアーマーを着た少女たちが戦っていて、いつ戦闘になってもいいように備えている。
別にその子たちがずっと戦っているわけではない、10歳くらいからアーマーを装備して戦うと魔力が上がり、その子たちが大人になれば強い戦力が生まれる、繁殖は強制ではないがなるべく増えて欲しいな、まあそこは気長に待っているよ。
そして女性だけが乗れるわけではないので男性も使っているが、魔力の伸びやアーマーの扱いが圧倒的に女性が強いんだ、だから男の俺が行くと大抵歓迎されない、悲しいことにな。
それにパワードアーマーを着る前に戦闘スーツを着る事になるんだが、体に密着するからあまり変な目で見るとかなり非難される、俺は見てないんだが相手がそう言てくるんだ、だがそのスーツを着ないと生存率が下がるから仕方なく着てる者が多いな。
「今度のとこは俺に優しいといいな」
『無理と思います主』
「そうだよなーまあいつも通りやるさ」
俺の計画である魔法陣を世界各所に刻んでいる、それが終わればこの世界は救えるだろう、まあブラックボックスに世界の半分を占領されているからまだまだ先になるがこちら側の準備は出来た。
『主見えてきましたよ、ココル駅です』
「ああ、さて取り合えず『救済聴』」
【救済聴】
半径1km以内の助けを求める声を聞くことが出来る。
「う~ん、2人いるな」
『ずいぶん少ないですね』
俺は各地域に行くと支援をしたりしている、もちろん軍とは関係ない、色々しないと救えないと思っての行動だ。
「ここだな」
『ボロボロですね、教会でしょうか?』
教会だろうな、まあ良くある孤児を集めている施設かな?戦争中だから親がいない子供は多い、誰かが集めて救っているのだろう。
「ごめんくださーい、誰かいますかー」
「は、はい!ちょっと待ってください」
中から声が聞こえ、出てきたのは成人したばかりっぽい女の子だった。
「俺は軍の者なんだけど、何か困ったことは起きてないかな?」
「は?え・・・はい」
「うーん例えば食料とか」
「ど、どうしてそれを!?まさか軍が動いてくれたのですか?」
何か勘違いをしてしまったようだ、でも軍が動いてくれたと言ったが要請はしたのか?
「ごめんな、軍の者だけど君が言ってる事とは関係ないよ、俺が個人で来たんだ」
「そ、そうですか」
かなりショックだったようで下を向いてしまった、余程困ってるんだな。
「でも安心してくれ、これでも軍で上の立場なんだ、話を聞かせてくれれば力になるよ」
「ほ、ほんとですか!?あ、ありがとうございます」
「俺はジュントって言うんだよろしく」
「すみません名のらずに、私はケイラって言います、奥へどうぞ」
俺は家に入って事情を聞いた、まあ話は簡単だ、軍の食料自給が追い付かなくて配給が少ないらしい。
ここら辺は最前線だからな、軍の施設以外では足りなくなるだろうな。
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