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1章 開店
11杯目 3つの家族来店
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「きたにゃよメンヤ~」
大きなニャースラの声を聞き、俺とオーロラは通路の方に歩いたが、その後に続いたのがメイドたちだ。
道のサイドに並び「いらっしゃいませ~」っと頭を下げたから、大人たちはかなりビビってしまったな。
「ず、随分大人数になりましたねメンヤさん」
「調理する人数を増やしたんですよニーチェさん、さぁどうぞ」
「お、おい平気なのか?」
新しい親の4人は、ニーチェさんとシャードさんを引っ張り、殺されるんじゃないかと心配そうだが、ここで死ぬとしたら【食い倒れ】というモノだろう。
奥の部屋に入ると、厨房にメイドたちが入り追加の料理の準備に入った。
「さて、自己紹介をしましょうか、俺はここのマスターであるメンヤと言います、こちらのレイスはオーロラと言って、俺のサポートをしてくれます」
「どうも初めまして」
ふたりでペコリと頭をさげ、親4人はそれぞれ名前を教えてくれた。
そして、ここが食事屋である事を伝え、対価は金か情報と教えたんだ。
「金か」
「持ってないわね」
「心配ありませんよ、ニーチェさんから聞いてるかもしれませんが、情報が何よりも欲しいんです」
そういう事で、情報は後払いでまずは料理を食べましょうと、塩ラーメンをアイテムボックスから取り出しテーブルに並べ、チャーシューを特盛にしてテーブルに滑らせた。
水の入ったコップと水差しも出して、後はサイドメニューだが、親4人はかなり警戒しているよ。
「に、匂いは悪くない」
「そ、そうね」
「それが家のメイン食ですが、サイドメニューに餃子とチャーハンがあります」
「メンヤさん、餃子は貰いましたが、チャーハンとは」
ニーチェが不思議そうなので、テーブルにチャーハンを出したんだが、それを見て「げっ!」って顔された。
そして、その原因が他の種族の食べ物とニーチェから聞き、俺はウソっ!と思ったよ。
「なるほど、穀物はダメなのか、では餃子だけを出しますね」
「その方が良いわ・・・でもいい匂いだったわ」
「それはもう美味いんだぞニーチェ」
「そうなのね・・・メンヤさん、他にもあるのかしら?」
そう言って来たニーチェからメニュー表が欲しいと言われ、そう言えば無かったとスキルの画面を見たんだが、全てのラーメンが載っている表があり、俺は直ぐに出したよ。
しかし、ニーチェたちはそれを見ても読めない様で分かってもらえなかった。
「日本語になってるのか?」
「マスターそうではありませんわ、こちらの言葉になっていますわよ」
「そうか、元からどんな料理か分からないわけだな・・・じゃあ、これはどうだ?」
こうして俺が出した品は、小さな食品サンプルだ。
皆がジッと見て来て、尻尾を振って喜んでくれたよ。
「良かったですわねマスター」
「まだだぞオーロラ、形が分かっても味は分からない」
「そう言えばそうですわね」
そういう事で、結局俺たち側で調整するしかなく、それなら実物を食べてもらった方が早いと思い、親たちには餃子以外にも角煮を出したんだ。
コッテリとしてて美味しいと言ってくれたから、おまけで燻製肉の塊を出した。
「これって」
「そうだよニーチェ、これはまだ調理する前の状態で、加工品だ」
「つまり、族長の説得に使えって事かしら?」
「まぁそういう事だが、他にも必要なら食後のデザートの時に話そう」
まず食事を進めてもらってからにしたんだが、ニーチェさんは食事中ずっと気にしていたよ。
それでも、塩ラーメン3杯に餃子を5皿食べていたし、他の親たちも同じ感じだ。
「ふぇ~美味かった」
「ほんと、これは毎日でも良いわ」
「だから言ったみゃ~」
ニャートが親に説明したが、それはこの店の商品の一部だ。
本当はトンコツや味噌や醤油も勧めたいんだが、塩ラーメンが一番美味いし、みんなの舌に合うか分からないからちょっと勧めにくいんだ。
「これなら族長も納得するだろう?ケニーは慎重過ぎだ」
「いやいやシャード、これだけでは無理だ、先ほどの肉もそうだが、まだ足りない」
「ふむ、そうすると物理的でない何かが欲しいのかな?」
俺の質問は、どうやら的を射てた様で、ビックリさせてしまう事になった。
そこで提案されたのが、ニーチェと前に話した養殖という新たな生産方法で、アイスを出してその話に入ったんだ。
「つまり、ダンジョンのポイントがあれば、飼育する獲物は融通してもらえるんですね」
「そう言う事だニーチェ、エサの方も用意できるが、育てるのはあくまでもそちらだから、覚悟はしてほしいな」
「分かってるわメンヤさん、だから集落に設置できそうな場所は見て来たの」
ニーチェはなかなか出来る人で、文字とかは読めないけどそれは教育されてないだけで優秀だ。
集落の3ヵ所に広めの広場があり、平坦な場所は1ヵ所だったよ。
「どうして平坦でないといけないんだ?」
「シャード、君たちが飼育しようとしている動物は、飛べないが翼を持ってるから高くジャンプするんだ」
「傾斜があったら柵を飛び越えてしまうのか?」
「そう言う事だシャード、高い柵を作っても良いが、無い方が楽だろ」
それはそうだとシャードも納得して来て、まずはお試しで飼育出来る施設を提案し、このダンジョンの2階に作る事を話して見た。
その視察を族長に見てもらう流れを作ってもらい、ニーチェが説得する準備は出来た。
「ダメ出しとして、その動物を使った料理もあれば良いよな」
「「「「「え」」」」」
「餃子の様に、調理した品はとても美味いし、魅力的だろ?」
焼き鳥と卵焼きをテーブルに出し、俺は満面の笑顔だ。
簡単な品から始め、他にも色々作れるとみんなに伝えた。
「次を匂わせて誘うのねメンヤさん」
「相手が手ごわそうだからね、これくらいは用意するよニーチェ」
「そうね、ここに来てもらうには相当厄介よ」
ここにいる人達だけでも良いんだが、来てくれるなら宣伝代わりに手伝う事はやぶさかではない。
外に出れないんだから、俺の宣伝方法はそれだけしかないし、手伝うと言うよりも是非させてほしいくらいだ。
「難しい話が長いのにゃ~」
「そんな事より、バニラアイスお代わりみゃ~」
「もっと食べたいのニー」
子供たちはつまらなかった様で、アイスの追加を出して難しい話は終わり算数の授業を始めた。
子供たちはなかなか覚えが良くて、二桁の足し算と引き算は出来る様になったよ。
「凄いなニャースラ」
「当然なのにゃよメンヤ」
「だが、食べ過ぎも良くないから、今度はこっちを贈ろう」
「んにゃっ!?」
俺が出したのは、ソーセージが入ったピザ風クレープで、デザートにはならないがニャースラたちは喜んで食べてくれた。
また夜に来てくれる様に約束をして、ニャースラたちを見送ったが、夜の報告が楽しみになったよ。
「来てくれますかねマスター」
「ニーチェの表情から分かっただろオーロラ」
「そうですわね、負けない為の準備はされていましたわ」
そう、ニーチェはここに来る以外にも何かを成そうとしていて、俺にその手伝いをさせようとしている。
それが何なのかは分からないが、ラーメンを食べてくれて、俺の精進の手伝いをしてくれるのなら、利用されるくらい多めに見ても良いし、オーロラにもお仕置きはしない様に言い付けたんだ。
「ですがマスター」
「良いかオーロラ、お互い持ちつ持たれつという言葉がある様に、俺はラーメンさえ食べられればいいんだよ、ニーチェはその為の客で、それが終わらない限りは手伝ってあげてくれ」
「分かりましたわ、マスターがそうまで言うなら承知しましたわ」
納得してくれたオーロラは、ちょっと渋めの表情をしてきて今後が不安ではあるが、そんな未来に起きるか分からない事よりも、まずはポイント確認だ。
大きなニャースラの声を聞き、俺とオーロラは通路の方に歩いたが、その後に続いたのがメイドたちだ。
道のサイドに並び「いらっしゃいませ~」っと頭を下げたから、大人たちはかなりビビってしまったな。
「ず、随分大人数になりましたねメンヤさん」
「調理する人数を増やしたんですよニーチェさん、さぁどうぞ」
「お、おい平気なのか?」
新しい親の4人は、ニーチェさんとシャードさんを引っ張り、殺されるんじゃないかと心配そうだが、ここで死ぬとしたら【食い倒れ】というモノだろう。
奥の部屋に入ると、厨房にメイドたちが入り追加の料理の準備に入った。
「さて、自己紹介をしましょうか、俺はここのマスターであるメンヤと言います、こちらのレイスはオーロラと言って、俺のサポートをしてくれます」
「どうも初めまして」
ふたりでペコリと頭をさげ、親4人はそれぞれ名前を教えてくれた。
そして、ここが食事屋である事を伝え、対価は金か情報と教えたんだ。
「金か」
「持ってないわね」
「心配ありませんよ、ニーチェさんから聞いてるかもしれませんが、情報が何よりも欲しいんです」
そういう事で、情報は後払いでまずは料理を食べましょうと、塩ラーメンをアイテムボックスから取り出しテーブルに並べ、チャーシューを特盛にしてテーブルに滑らせた。
水の入ったコップと水差しも出して、後はサイドメニューだが、親4人はかなり警戒しているよ。
「に、匂いは悪くない」
「そ、そうね」
「それが家のメイン食ですが、サイドメニューに餃子とチャーハンがあります」
「メンヤさん、餃子は貰いましたが、チャーハンとは」
ニーチェが不思議そうなので、テーブルにチャーハンを出したんだが、それを見て「げっ!」って顔された。
そして、その原因が他の種族の食べ物とニーチェから聞き、俺はウソっ!と思ったよ。
「なるほど、穀物はダメなのか、では餃子だけを出しますね」
「その方が良いわ・・・でもいい匂いだったわ」
「それはもう美味いんだぞニーチェ」
「そうなのね・・・メンヤさん、他にもあるのかしら?」
そう言って来たニーチェからメニュー表が欲しいと言われ、そう言えば無かったとスキルの画面を見たんだが、全てのラーメンが載っている表があり、俺は直ぐに出したよ。
しかし、ニーチェたちはそれを見ても読めない様で分かってもらえなかった。
「日本語になってるのか?」
「マスターそうではありませんわ、こちらの言葉になっていますわよ」
「そうか、元からどんな料理か分からないわけだな・・・じゃあ、これはどうだ?」
こうして俺が出した品は、小さな食品サンプルだ。
皆がジッと見て来て、尻尾を振って喜んでくれたよ。
「良かったですわねマスター」
「まだだぞオーロラ、形が分かっても味は分からない」
「そう言えばそうですわね」
そういう事で、結局俺たち側で調整するしかなく、それなら実物を食べてもらった方が早いと思い、親たちには餃子以外にも角煮を出したんだ。
コッテリとしてて美味しいと言ってくれたから、おまけで燻製肉の塊を出した。
「これって」
「そうだよニーチェ、これはまだ調理する前の状態で、加工品だ」
「つまり、族長の説得に使えって事かしら?」
「まぁそういう事だが、他にも必要なら食後のデザートの時に話そう」
まず食事を進めてもらってからにしたんだが、ニーチェさんは食事中ずっと気にしていたよ。
それでも、塩ラーメン3杯に餃子を5皿食べていたし、他の親たちも同じ感じだ。
「ふぇ~美味かった」
「ほんと、これは毎日でも良いわ」
「だから言ったみゃ~」
ニャートが親に説明したが、それはこの店の商品の一部だ。
本当はトンコツや味噌や醤油も勧めたいんだが、塩ラーメンが一番美味いし、みんなの舌に合うか分からないからちょっと勧めにくいんだ。
「これなら族長も納得するだろう?ケニーは慎重過ぎだ」
「いやいやシャード、これだけでは無理だ、先ほどの肉もそうだが、まだ足りない」
「ふむ、そうすると物理的でない何かが欲しいのかな?」
俺の質問は、どうやら的を射てた様で、ビックリさせてしまう事になった。
そこで提案されたのが、ニーチェと前に話した養殖という新たな生産方法で、アイスを出してその話に入ったんだ。
「つまり、ダンジョンのポイントがあれば、飼育する獲物は融通してもらえるんですね」
「そう言う事だニーチェ、エサの方も用意できるが、育てるのはあくまでもそちらだから、覚悟はしてほしいな」
「分かってるわメンヤさん、だから集落に設置できそうな場所は見て来たの」
ニーチェはなかなか出来る人で、文字とかは読めないけどそれは教育されてないだけで優秀だ。
集落の3ヵ所に広めの広場があり、平坦な場所は1ヵ所だったよ。
「どうして平坦でないといけないんだ?」
「シャード、君たちが飼育しようとしている動物は、飛べないが翼を持ってるから高くジャンプするんだ」
「傾斜があったら柵を飛び越えてしまうのか?」
「そう言う事だシャード、高い柵を作っても良いが、無い方が楽だろ」
それはそうだとシャードも納得して来て、まずはお試しで飼育出来る施設を提案し、このダンジョンの2階に作る事を話して見た。
その視察を族長に見てもらう流れを作ってもらい、ニーチェが説得する準備は出来た。
「ダメ出しとして、その動物を使った料理もあれば良いよな」
「「「「「え」」」」」
「餃子の様に、調理した品はとても美味いし、魅力的だろ?」
焼き鳥と卵焼きをテーブルに出し、俺は満面の笑顔だ。
簡単な品から始め、他にも色々作れるとみんなに伝えた。
「次を匂わせて誘うのねメンヤさん」
「相手が手ごわそうだからね、これくらいは用意するよニーチェ」
「そうね、ここに来てもらうには相当厄介よ」
ここにいる人達だけでも良いんだが、来てくれるなら宣伝代わりに手伝う事はやぶさかではない。
外に出れないんだから、俺の宣伝方法はそれだけしかないし、手伝うと言うよりも是非させてほしいくらいだ。
「難しい話が長いのにゃ~」
「そんな事より、バニラアイスお代わりみゃ~」
「もっと食べたいのニー」
子供たちはつまらなかった様で、アイスの追加を出して難しい話は終わり算数の授業を始めた。
子供たちはなかなか覚えが良くて、二桁の足し算と引き算は出来る様になったよ。
「凄いなニャースラ」
「当然なのにゃよメンヤ」
「だが、食べ過ぎも良くないから、今度はこっちを贈ろう」
「んにゃっ!?」
俺が出したのは、ソーセージが入ったピザ風クレープで、デザートにはならないがニャースラたちは喜んで食べてくれた。
また夜に来てくれる様に約束をして、ニャースラたちを見送ったが、夜の報告が楽しみになったよ。
「来てくれますかねマスター」
「ニーチェの表情から分かっただろオーロラ」
「そうですわね、負けない為の準備はされていましたわ」
そう、ニーチェはここに来る以外にも何かを成そうとしていて、俺にその手伝いをさせようとしている。
それが何なのかは分からないが、ラーメンを食べてくれて、俺の精進の手伝いをしてくれるのなら、利用されるくらい多めに見ても良いし、オーロラにもお仕置きはしない様に言い付けたんだ。
「ですがマスター」
「良いかオーロラ、お互い持ちつ持たれつという言葉がある様に、俺はラーメンさえ食べられればいいんだよ、ニーチェはその為の客で、それが終わらない限りは手伝ってあげてくれ」
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