異世界召喚に巻き込まれたのでダンジョンマスターにしてもらいました

まったりー

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4章召喚された者たち

61話 商談

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俺たちは商品を冒険者ギルドに卸して商業ギルドに売ることを話した。


ダンショウ
「なるほど、香りの良い石鹸と、髪専用のシャンプーという石鹸ですか」

ケイイチ
「はいそうなります、それでいくら位で販売しますか?俺は商人じゃないので解らないのです」


事前に調べてはいた、今までの石鹸が大銅貨1枚と銅貨50枚なのだ、言う必要はないし騙そうとしてくるかを試してみた。


ダンショウ
「こちらとしても試してみて、どれほどの違いがあるか確かめないことには、値段を付けかねますね、まあそちらのミレーネさんと、お嬢さんを見れば分かりますけどね」


確かに、二人は石鹸とシャンプーを使い始めたので髪が艶々している。


ケイイチ
「そうですね、では試供品としてミレーネさんに渡してあるので、後で貰ってください、それからそれとは別で、お二人に5つずつお譲りします、これからもよろしくってことで、更にこちらも一本ずつ、化粧水です、お風呂から上がったら顔に塗ってくださいね」


二人が驚いていた、こっちでは人にタダであげることをしないのかな?

化粧水を渡したのは、今後の商品にする予定なので事前の宣伝だ。

ミレーネさんが睨んできた、後で渡しますよ今日のお礼に。


ダンショウ
「・・・ではありがたくいただきます、値段の方はこちらで試してみてからなので、後日冒険者ギルドに使いを出して報告します、取り分は規定通りになりますので、ご了承ください」

ケイイチ
「分かりました、それでいいです」

ダンショウ
「いい商談でした、また何かありましたら是非、我々商業ギルドをよろしくお願いします」


俺たちはギルドマスターと握手をして外に出た。


ケイイチ
「ありがとうございましたミレーネさん、助かりました」

ミレーネ
「いえ、私は紹介しただけですから、お礼を言われるような事は何もしていませんよ」

ケイイチ
「あそこにいるだけでも効果がありますから十分ですよ、石鹸とシャンプーを使っている人は見れば分かりますからね、とてもお綺麗ですよ」

俺は笑顔で褒めた、ミレーネさんが真っ赤になってしまったが、社交辞令だし付き合ってもらったのだから、これ位いいよね。

それと化粧水もついでに渡した、これはお礼なのでくれぐれも他の人に見つからないようにと言っておいた。


ケイイチ
「では俺たちは孤児院に戻りますね、何かありましたら孤児院に連絡をください」


俺は挨拶をしてミレーネさんと別れ孤児院に帰った。
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