異世界召喚に巻き込まれたのでダンジョンマスターにしてもらいました

まったりー

文字の大きさ
130 / 380
8章最終層の探索

130話 騒ぎになりました

しおりを挟む
サッツ
「ほんとにあの時は有難うございました」

ケイイチ
「いやいや、あの時は冒険者同士、情報を交換しただけだろ、俺もいい情報を聞けて助かったしさ」

シーリュ
「相変わらずだなーケイイチさんは」

アイリ
「そうだねー、それにしてもすごい装備だねー」


う、3人がすごい興味深々な目で見てきたな。


ケイイチ
「ああ、これは素材を手に入れたから、ちょっと知り合いに作って貰ったんだ」

サッツ
「素材ってミスリルですよね、どこで手に入れたんですか?」

ケイイチ
「あのダンジョンで素材は手に入ったよ、確かレア種のモンスターで41階辺りだったかな」

サッツ
「41階って、今他の冒険者は31階から39階を探索してますよ」

ケイイチ
「そうなのかい?」

サッツ
「ええ、なんでも宝箱から付与が付いた武具が出るってことで、今は探索よりもそっちを優先してます」

シーリュ
「そうそう、31階から出るモンスターが硬いやつらでさ、普通の鉄装備じゃ歯が立たないってみんな愚痴ってるんだぜ」


俺は二日に一度ダンジョンの録画を見ているので大体の事は知っている、倒せない訳ではないが苦労してたね。


ケイイチ
「そうなんだ、なるほどねー」

サッツ
「ええ、あれではしばらく装備が整うまで探索は進まないでしょうね」

ケイイチ
「装備は重要だからね、安全を考えるならその方がいいね、サッツたちはよくダンジョンに行ってるのかい?」


探索者が増え上層の録画はほとんど見ていないが、サッツたちは PT名で登録されているので、ダンジョンに来たらみんなで見ている、ミキが観たくてしょうがないみたいなんだよねー。


シーリュ
「ああ、4日前に帰ってきたんでそろそろまた行こうか話してたとこさ、な」

アイリ
「うん、私たちは明日村に行くギルドの依頼を受けたの、今日はその打ち合わせー」

ケイイチ
「そうか明日の依頼を受けたんだね、ならまた一緒だね」


3人が顔を見合った後、俺をキラキラした目で見てきた。


サッツ
「またご一緒できるんですね、また素材の話聞かせてください」

シーリュ
「ダンジョンの話、楽しみだぜー」

アイリ
「うん、料理楽しみー」


それぞれ違っていたが楽しみにしてくれるんならいいかな。




そんな話で盛り上がっているとフェートさんが代金を持ってきてくれた。


フェート
「お待たせしましたケイイチさん、ミスリルリザードの皮の代金大銀貨5枚です」


それを聞いて周りが騒めき、サッツたち3人が驚いて見てきた。


ケイイチ
「あ、ありがとうございますフェートさん」


そんな大きな声で言わないでくださいよフェートさん。

フェートさんがニコニコしながら代金を机の上に置いたので俺は受け取って鞄にしまった。


サッツ
「ほ、ほんとにミスリルリザードを倒したんですか?」

ケイイチ
「ん?そうだよ」

シーリュ
「ちなみにさ何階?」


うーん周りに聞こえないようにしないと騒ぎになるかな。


俺は3人を手招きして近くに誘い、耳元で話した。


ケイイチ
「60階のボスだったんだよ」


そう3人に言うとまた3人は顔を見合ってこっちを見た。


サッツ・シーリュ・アイリ
「「「明日はよろしくお願いします」」」

っとすごい勢いで頭を下げて一礼してきたよ。


それを見た周りはまた騒ぎ出した、俺たちは3人に別れの挨拶をしてギルドから出た。




俺たちが出たあと、何だかギルド内が騒がしいが俺たちは急いでその場を離れたよ。
しおりを挟む
感想 302

あなたにおすすめの小説

14歳までレベル1..なので1ルークなんて言われていました。だけど何でかスキルが自由に得られるので製作系スキルで楽して暮らしたいと思います

カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕はルーク 普通の人は15歳までに3~5レベルになるはずなのに僕は14歳で1のまま、なので村の同い年のジグとザグにはいじめられてました。 だけど15歳の恩恵の儀で自分のスキルカードを得て人生が一転していきました。 洗濯しか取り柄のなかった僕が何とか楽して暮らしていきます。 ------ この子のおかげで作家デビューできました ありがとうルーク、いつか日の目を見れればいいのですが

墓守の荷物持ち 遺体を回収したら世界が変わりました

カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕の名前はアレア・バリスタ ポーターとしてパーティーメンバーと一緒にダンジョンに潜っていた いつも通りの階層まで潜るといつもとは違う魔物とあってしまう その魔物は僕らでは勝てない魔物、逃げるために必死に走った だけど仲間に裏切られてしまった 生き残るのに必死なのはわかるけど、僕をおとりにするなんてひどい そんな僕は何とか生き残ってあることに気づくこととなりました

異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜

KeyBow
ファンタジー
 間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。  何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。  召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!  しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・  いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。  その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。  上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。  またぺったんこですか?・・・

凡人がおまけ召喚されてしまった件

根鳥 泰造
ファンタジー
 勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。  仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。  それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。  異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。  最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。  だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。  祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。

~唯一王の成り上がり~ 外れスキル「精霊王」の俺、パーティーを首になった瞬間スキルが開花、Sランク冒険者へと成り上がり、英雄となる

静内燕
ファンタジー
【カクヨムコン最終選考進出】 【複数サイトでランキング入り】 追放された主人公フライがその能力を覚醒させ、成り上がりっていく物語 主人公フライ。 仲間たちがスキルを開花させ、パーティーがSランクまで昇華していく中、彼が与えられたスキルは「精霊王」という伝説上の生き物にしか対象にできない使用用途が限られた外れスキルだった。 フライはダンジョンの案内役や、料理、周囲の加護、荷物持ちなど、あらゆる雑用を喜んでこなしていた。 外れスキルの自分でも、仲間達の役に立てるからと。 しかしその奮闘ぶりは、恵まれたスキルを持つ仲間たちからは認められず、毎日のように不当な扱いを受ける日々。 そしてとうとうダンジョンの中でパーティーからの追放を宣告されてしまう。 「お前みたいなゴミの変わりはいくらでもいる」 最後のクエストのダンジョンの主は、今までと比較にならないほど強く、歯が立たない敵だった。 仲間たちは我先に逃亡、残ったのはフライ一人だけ。 そこでダンジョンの主は告げる、あなたのスキルを待っていた。と──。 そして不遇だったスキルがようやく開花し、最強の冒険者へとのし上がっていく。 一方、裏方で支えていたフライがいなくなったパーティーたちが没落していく物語。 イラスト 卯月凪沙様より

異世界に転移した僕、外れスキルだと思っていた【互換】と【HP100】の組み合わせで最強になる

名無し
ファンタジー
突如、異世界へと召喚された来栖海翔。自分以外にも転移してきた者たちが数百人おり、神父と召喚士から並ぶように指示されてスキルを付与されるが、それはいずれもパッとしなさそうな【互換】と【HP100】という二つのスキルだった。召喚士から外れ認定され、当たりスキル持ちの右列ではなく、外れスキル持ちの左列のほうに並ばされる来栖。だが、それらは組み合わせることによって最強のスキルとなるものであり、来栖は何もない状態から見る見る成り上がっていくことになる。

異世界ビルメン~清掃スキルで召喚された俺、役立たずと蔑まれ投獄されたが、実は光の女神の使徒でした~

松永 恭
ファンタジー
三十三歳のビルメン、白石恭真(しらいし きょうま)。 異世界に召喚されたが、与えられたスキルは「清掃」。 「役立たず」と蔑まれ、牢獄に放り込まれる。 だがモップひと振りで汚れも瘴気も消す“浄化スキル”は規格外。 牢獄を光で満たした結果、強制釈放されることに。 やがて彼は知らされる。 その力は偶然ではなく、光の女神に選ばれし“使徒”の証だと――。 金髪エルフやクセ者たちと繰り広げる、 戦闘より掃除が多い異世界ライフ。 ──これは、汚れと戦いながら世界を救う、 笑えて、ときにシリアスなおじさん清掃員の奮闘記である。

スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~

深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】 異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!

処理中です...