異世界召喚に巻き込まれたのでダンジョンマスターにしてもらいました

まったりー

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11章決戦

250話 ダンジョン村の案内前

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昼食をもう摂っていた俺たちは食堂に向かった、メルトとピリムが来るからだ、まあ来なくてもお茶をするだけなんだけどね。


メルト
「こんにちはですケイイチさん」

ピリム
「こんにちはなの父さま」

ケイイチ
「こんにちは、頑張ってるみたいだね」


そう言って二人を撫でた、喜んでいるね、うんうん。


メルト
「ケイイチさん今度またダンジョンに一緒に行ってください」

ピリム
「そうなの父さま、今度はサッツたちも一緒なの」


どうやらサッツたちと一緒に強くなりたいようで事前に言ってあるそうなのだ。


ケイイチ
「それは楽しそうだね、予定が決まったら言ってくれるかな、開けておくよ」


そう約束をして俺たちは冒険者ギルドに向かった、さて商人は誰が行くのだろうね。


ミキ
「使いの子が来るのがずいぶん早かったわね」


そうなのだメルトとピリムを待っている間に来たのだが、まだ3日しか経っていないいつもはもっと遅いのにだ。

そんなに交易を早くしたいのかな?


ケイイチ
「まあ、今後の話し合い程度だろうから平気だけど、イーレ達に連絡しないとな」


至高の村にいるイーレたちはダンジョンに入るので通信鬼を渡してある、そうしないとすぐに会えないかもしれないからだ。


ギルドに入るとフェートさんが待っていた。


フェート
「ケイイチさん待ってましたよ、どうぞ奥へ」


通路を歩いている間、ワイバーンの素材の話を聞かされました。

俺が肉を貰ったことを知っているのか美味しくないと説明をしてくれた、兎に角硬いらしい。


ミキ
「そんなに硬いってことは煮込んだら柔らかくなるんじゃないかしら?」


おお!確かにそうだね。


ケイイチ
「帰ったら試してみよう、ひょっとしたら美味しいかもしれないしね」

ミキ
「そうね楽しみだわ」

フェート
「け、ケイイチさん出来れば私もよろしいですか?」


おう!素材を見るだけじゃなく食べることも好きなのかな?


ケイイチ
「良いですけど、俺が知ってる料理は一晩煮込むので明日になりますよ?それに美味しいかどうかもわかりません、それでもいいんですか?」

フェート
「そ、それでも良いです、ぜひお願いします」


両手を掴まれて懇願されてしまった、すぐに了承しましたよ、はい。


(コンコン)

フェート
「ケイイチさんが見られましたギルドマスター」

ミーネル
「入って良いぞ」


中から返事が聞こえて入って顔ぶれを見た。

ダンとコウリョウさん、それとタカラさんと何故か美沙がいた。


ミーネル
「来たな、ここにいるメンバーが先発隊だ、安全で有益と分かったら商業ギルドの何人かを使って交易を始めるそうだ」

ケイイチ
「それは解りましたけど、どうしてミサまでいるのかな?魔道具屋も参戦するってことなのかい?」

美沙
「研究の為ですよケイイチさん」


なるほど、ダンジョンの中にある村だから何かしらの珍しい魔道具があると思っているのかもしれない。


ケイイチ
「分かりました、それで出発はいつですか?」

ミーネル
「そうだな、ケイイチたちが準備が整っているなら明日でもいいぞ」


おう!急すぎる、イーレたちに連絡をしてないよー。


ケイイチ
「ちょっと待ってくださいね、連れに連絡してみます」


俺は退出しイーレに連絡をしたら丁度ダンジョンから出たところだったらしい、ただヴェルたちには連絡をしていないから出発を明日の昼にしてもらおう。


ケイイチ
「待たせてごめん、明日の昼からでいいかな」

ミーネル
「ああ、いいぞこっちも急に呼び出したからな」


了承を貰ったので早々に話し合いが終わり俺たちは孤児院に向かいワイバーンの肉を煮込み始めた。


ミキ
「ほんとにどうなるか解らないわね、これ」

ケイイチ
「そうだね、ワイバーンの角煮だな、明日が楽しみだ」


煮込み始めてフェートさんに昼に食べることを伝えるためにもう一度ギルドに向かった。


ケイイチ
「まだいるかな」

ミキ
「どうでしょうね、でもリミって子かサティーに頼めば平気じゃない?」


まあ最悪マジックバックに残しておけば平気かな。

ギルドに入るとフェートさんはいなかった。


サティー
「あ、ケイイチさん、どうしたんですか?」

ケイイチ
「フェートさんに明日ワイバーンの肉をごちそうする約束をしたんだよ、フェートさんいるかな」


そう言うとサティーがなんだか怒り始めた。

う、まずいな、これはサティーも誘っておいた方がいいかもしれない。


ケイイチ
「さ、サティーもどうかな明日の昼なんだけど」

サティー
「え!?ほんとですか、喜んでいきます、フェートさんにも伝えておきますよ」

ケイイチ
「じゃあ他にも用意しておくね」

サティー
「嬉しいです、所でケイイチさんは羊の群れってPT知ってますか」


サッツたちだね、何だろうか?


ケイイチ
「ああ知ってるけど、そのPTがどうしたんだい?」

サティー
「その子たちがすごいんですよ、冒険者狩りをしていた4人組を捕まえてきたんです」


録画の奴らだね。


ケイイチ
「そうなんだ、すごい奴らだったのかな?」

サティー
「それはもう、数々の冒険者がやられてて凄く強かったんですよ、懸賞金も一人銀貨50枚でした」


なるほど、そいつらを倒したのかサッツたち、うんうん強くなってるんだね。

その後も俺たちと遠征をした人たちが、Bランクの査定をするかもとか言っていた。

獅子の意思はDだったがCに上がるらしい。



話を切り上げて孤児院に戻るとダンが待っていた。



ダンショウ
「ケイイチ遅いよ早く食事を食べようよ、今夜はデザートを食べなくちゃいけないんだからね」


そう言えば昨日は食べれなかったね、食事とお風呂を済ませ、その日はみんなに寝てもらいました・・・説得するのが大変でしたがワイバーンの肉を見てなくてはいけないと説得しました。
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